パンダには雪が似合う!大雪の上野動物園はパンダ日和? [パンダ]
先週末東京地方は45年ぶりという大雪に見舞われました。
12月からことのほか寒さが厳しく感じられた割に積もるような雪が降らず、このまま春が来てしまうのかと思うような高温が続いた東京地方。しかし再び真冬並みの寒さが戻ってきたようです。
野生のパンダの生息区域は中国の奥地、冬には雪が降り積もるような山奥なので、飼育下のパンダにも、寒い冬でも快適に過ごせるDNAがあるようです。残念ながら実際には見ていないのですが、昨年も大雪が降った日に上野動物園のパンダたちは大はしゃぎしていたとか。
雪に弱いといわれる首都圏の交通網に怖気づいた私は、大雪から3日後、名残雪の中にいるパンダを見ただけにとどまり、“大雪パンダの観覧”が個人的課題になっていました。
そんなわけで今年の冬は、“雪の運動場で走り回るパンダ”を生で見たいとリベンジを狙っていた私は、2月8日(土)、冷たい北風に雪が舞う悪天候の上野動物園に出かけました。
出かける準備に手間取り、上野動物園に着いたのは12時半過ぎ。
未明から降っていた雪は足元がシャーベット状からはっきり積雪と認められるくらいになっていましたが、上野動物園は臨時閉園にはならず通常営業中でした。
パンダ舎の入り口はいつもと違うアプローチになっていましたが、中に進むと思ったよりパンダ舎はにぎわっています。
シンシンは雪の中で座って食事中のようですが、コンデジのレンズに溶けた雪の水滴がついてしまいはっきり見えません。
レンズをぬぐいながら撮影する手がかじかみ撮影した映像はぶれぶれ。
降りしきる雪の中何事もないかのように食欲旺盛のシンシン。
お客様はシンシンの姿に見入っていますが、隣にあるリーリーの運動場の前には人影がありません。
運動場の中にいるはずのリーリーの姿が見えません。
リーリーは何処に?
パンダ舎の警備員さんにお訊ねすると、木の陰でお昼寝中とのこと。
肉眼では見えなかったのですが、コンデジのズームで探すと、
雪の中に白黒模様がうっすら見えます。
角度を変えてみると、白い雪の中に黒い三角形のものが生えて?います。
目を凝らしてみるとどうやらリーリーの耳のようです。
午後1時半の餌交換にリーリーが起きてくることを期待して、ひとまずホッキョクグマのデアちゃんの様子を見に行くことしました。
ところが、北極圏に生息するホッキョクグマが雪の中を元気に走り回る姿を期待していたのですが、タイミング悪くこちらもお気に入りのポイントでお昼寝中でした。
南イタリア生まれで雪を見るのは上野に来てから初体験というデアちゃん、ふかふかの雪のベッドで気持ちよさそうに寝ており、あたたかそうな毛皮にうっすらと雪が積もっています。
すぐに起きだす気配がないので、雪があたらない屋内の観覧通路に行って様子を見ていると、
いきなりデアちゃんが上半身を起こしました。
寝ぼけ眼で不思議そうに観覧席を見上げています。
しかし、眠気には勝てなかったのかデアちゃんは再び夢の中へ。
雪の日仕様の防寒対策はしてきたのですが、久しぶりの寒さで耐寒の限界を感じ暖房がきいた食堂でホットドリンクでしばし休憩。
餌交換が終わったはずのパンダ舎に戻てみると、パンダさんたちは通常より早く1時半から室内展示に切り替わっていました。
パンダ舎でお会いしたパン友さんたちのお話によると、リーリーもシンシンも開園直後は雪の中で走りまわっていたようですが、私がついたときには雪の中に埋まっていたリーリーは結局3時間ぐらい昼寝をしていたそうです。
特別に最前列の観覧通路が開放され、いつもよりパンダさんとの距離が近い状況になっていました。
元気に営業中のシンシン
白目を見せた“変顔”のリーリー
おでこには長時間の昼寝の名残り?
とんがり頭に沿って、泥の汚れがクッキリ
しばらくパンダ舎で雪よけしてから再びホッキョクグマへ。
ホッキョクグマの展示場は、雪の中で活発に動く姿を期待してTVの取材クルーも待機し、先ほどよりお客様の数が増えています。東京では雪の日の動物園に行けるチャンスはめったにないからでしょうか小さなお子様連れのお客さまが結構いらっしゃるので驚きました。
デアちゃんは、プールに飛び込んだりしていましたが、走り回ることもなく退屈そうにしていました。
しかし雪と風が強くなり、2時半のおやつタイムまでとどまることは断念。
(後日、某TV番組内で、デアちゃんがおやつに投入された赤いポリタンクを押して歩いたり、タイヤで遊ぶ姿が紹介されていました)
人気撮影ポイントのパンダの椅子もカーテンを閉めて臨時休業。
再びパンダ舎に戻りますが、リーリーの展示室は観覧通路に雪が吹き込み気温も低下。
雪の中でも食欲旺盛で来園者に愛嬌をふりまいてくれたシンシンもさすがにお疲れモードでお昼寝タイムに突入。
短時間の滞在のつもりで出かけたのにパン友さんたちとの楽しいおしゃべりであっという間に時間がたっていました。
雪は相変わらず吹雪のような状態で降り続き、東京郊外にある多摩動物園は午後1時で臨時閉園。
上野動物園は都心にありますが、帰宅の足となる電車の運行状況も心配ですし、雪道で転倒してけがをしてもいけないので私は早めに撤収することにして動物園を後にしました。
自分の体力の限界に挑戦することは回避したため、期待したほどのハプニングには出会えませんでしたが、パン友さんたちのツイッターなどで色々な映像や情報を楽しむことができました。
特に、大雪で厳寒の中、開園から閉園まで滞在して、パンダズたちが雪の中で遊ぶ姿などめったに見られない映像をたくさん撮影され、ブログで公開してくださった「毎日パンダ」さんには大感謝です。
今年もどうぞよろしくパンダ・・・・上野動物園の人気者からの年賀状 [パンダ]
ご挨拶が遅れましたが本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は元旦に初詣をすませたあとは、上野動物園で初パンダ&初ゴリラ。動物たちへのお年玉プレゼント観覧など動物ウォッチング三昧のお正月でした。
≪リーリー:♂8歳≫
1月2日から絶賛営業中
お正月イベントの「獅子舞」のお囃子にちょっとビビッたけれどすぐ立ち直りました
新年初パンダ釣り:獲物を狙う鋭いまなざし
大きな竹の葉をくわえてご機嫌
今年もそろそろ繁殖期が近い兆しか?
≪シンシン:♀8歳≫
引き続きマイペースで絶好調
豪快な座りポーズに初めてのお客さんはドキドキ?
初パンダ釣り前も余裕の表情
色白の美パンダとして幼少時からスターでした
子宝に恵まれた台湾のカップルにあやかりたいわぁ。。。
冬こそ観覧日和のパンダさんたちには正月休みの混雑を避けて平日に会いに出かけるのがベストなのですが、日本で唯一群れで飼育されているゴリラファミリーのニューフェイスとして昨年春誕生したモモカちゃんにどうしても会いたい事情がありました。
≪上野の森で暮らす西ローランドゴリラ≫
ゴリラの群れのニューフェイス
モモカちゃん:♀2013年4月24日生まれ
お母さんの近くで一人で遊ぶ時もありますがまだ授乳中。母の腕の中で過ごすことが多い
しっかり者のお母さんは3回目の子育て中
モモコ:♀20歳
3頭のメスの中で子供がいるのはモモコだけ。群れの中で出産したモモカは翌日から群れの中で展示
血縁のない3頭のメスを統率する心優しいリーダーは、見事なシルバーバック
ハオコ:♂20歳
お父さんは姉娘のコモモと追いかけっこをして遊んだり、赤ちゃんのモモカをあやしたり子供たちへの目配りを忘れないイクメン
好奇心旺盛なお姉ちゃんは悩み多き年頃?
コモモ:4歳♀
妹のモモカちゃんともっともっと一緒に遊びたいコモモちゃん。
でもお母さんは、自分の目の届くところでしかモモカちゃんと遊ばせてくれない・・・・
そこでコモモは大胆な行動に出る・・・・
毎日ちょっとした事件が起こり目が離せない大事な時期に、なんと工事のためにゴリラの展示がしばらく中止に!
↓
http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=news&inst=ueno&link_num=22002
[おまけの映像]
上野動物園の動物たちからの年賀状
From:お客様からのお問い合わせを一番多くいただく、こども動物園
From:タケ密度、ダントツ一位の部屋
From:上野動物園 最北の地
From:冬眠ブースの中 ツキノワグマ ソウ&ウタ
このほかにも、
日本一古いサル山
下北のニホンザル一同
とか
東園メインストリート沿いの抜群の立地
陽当たり良好・エレベーター、体重計完備
モノレール東園駅より徒歩1分
(この差出人は誰でしょう?)
など、園内数か所に年賀状が掲出されていました。
1月13日まで掲出中なので、探してみてはいかがでしょう?
「オルセー美術館展2014」を前に『ゴッホと色彩の旅へ』 [私的美術紀行]
来年、2014年の夏、オルセー美術館から珠玉の絵画約80点が来日することになりました。
「オルセー美術館展」といえば2010年にポスト印象派の傑作絵画115点が来日して“空前絶後”と称されたばかりなのですが、今回は1874年の「第1回印象派展」開催から140年の記念展ということで、マネをはじめ、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌなど印象派の立役者となった画家たちの作品などが出展される予定。
来年は、「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」も予定されており、美術ファンにとっては続々発表されるラインナップに今から期待が膨らみます。
★展覧会チラシ(表):ゴッホ『種まく人』★
(1888年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
私にとっては年内の美術展鑑賞納め(?)として、国立新美術館で12月23日まで開催されている「印象派を超えて 点描の画家たち」展に行ってきました。
『夜のカフェテラス』や『アルルの跳ね橋』など油彩画89点、デッサン184点にも及ぶゴッホコレクショ ンをはじめ近・現代の名画が集められているオランダ中央部オッテルローのクレラー=ミュラー美術館の所蔵作品を中心とした展覧会です。
参考作品★ゴッホ『夜のカフェテラス』★
(1888年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
(Photo by「世界の美術館」)
絵はがき★ゴッホ『種まく人』★
(1888年6月17日~6月28日:クレラー=ミュラー美術館蔵)
さて、本展覧会の目玉作品はなんといってもゴッホの『種まく人』でしょう。
ゴッホはオランダ時代から敬愛するミレーの作品をモティーフにした『種まく人』を何度も描いています。アルルにやってきて初めての夏、1番目に描かれた本作品は何度も手直しされたことが知られていますが、背景に燦々と輝く大きな太陽と黄色の空、紫とオレンジで点描のように描かれた大地など画面一杯に広がる鮮やかな色彩がゴッホの自身の開放感を象徴しているように見えます。
参考作品・絵はがき★ゴッホ『種まく人』★
(1888年:ファン・ゴッホ美術館蔵);
2010年「ゴッホ展~こうして私はゴッホになった」に来日
しかし、同じ年の晩秋から冬にかけて制作された3番目の作品(2010年の「ゴッホ展~こうして私はゴッホになった」に来日)では、既に残照の色合いが濃くなり、ゴッホ自身の暗闇が近づいていることを暗示しているように見えます。
(「種まく人」と浮世絵の影響についてはこのブログの過去の記事でご紹介しています。)
絵はがき★ゴッホ『若い女の肖像』★
(1890年6月後半~7月前半:クレラー=ミュラー美術館蔵)
背景の色は元は赤だったのがはげ落ちてオレンジ色になった。
モデルは不詳だが日本の少女の風貌にも見えるこの肖像画は、ゴッホが拳銃自殺を図ったとされる7月27日のわずか数週間前の作品。
同じように日本人風に描かれた『ムスメの肖像』(ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)と比べると、少女の表情の暗さが際だつ。
今回の展覧会は、印象派の感覚的な筆触分割には飽きたらず、科学的な知識をもとに独自の点描技法を開拓した新印象派の代表的な画家であるスーラ、シニャック、ゴッホ、モンドリアンなどの作品が「分割主義」というコンセプトで並べられています。
純粋色の点で描く「色を分割する」という新たな発想には、20世紀の抽象絵画の萌芽が秘められており、美術史を体現するような展示でした。
ここでは、私自身が最近鑑賞した作品との関連という意味で興味深かった作品をいくつかご紹介します。
<展覧会チラシ(裏)>
★左上スーラ『ポール=アン=ベッサンの日曜日』★
(1888年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
★右上ゴッホ『自画像』★
(1887年4月~6月:クレラー=ミュラー美術館蔵)
下段
★左ゴッホ『麦束のある月の出の風景』★
(1889年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
★ゴッホ『レストランの内部』★
(1887年夏:クレラー=ミュラー美術館蔵)
1888年の夏、28歳のスーラはノルマンディー地方の漁港の風景を様々な方向から描いています。
展覧会のチラシ裏面で大きく扱われているスーラの『ポール=アン=ベッサンの日曜日』という作品と同じ年に描かれた作品が2010年に来日しています。
参考作品★スーラ『ポール=アン=ベッサンの外港、満潮』★
(1888年:オルセー美術館蔵);
2010年「オルセー美術館展2010」に来日
(Photo by 展覧会チラシ)
絵はがき★スーラ『グラヴリーヌの水路、海を臨む』★
(1890年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
スーラは、理論に基づいた点描技法を創造し、その実践だけでなく技法の紹介にも務めたシニャックらとともに「新印象派」とよばれました。点描技法はパリを訪れていたゴッホやゴーギャンたちにも影響を及ぼしますが、多作志向で制作時間の短いゴッホは、スーラたちのような点描技法は自分には実践できないと語っていたとか。
スーラが31歳の若さで亡くなったあとは、シニャックが唯一の指導者となりますが、シニャックは色彩表現を強く打ち出すために筆触の単位を次第に大きくし、当初の点描からモザイクのような印象の作風になっていきました。
絵はがき★シニャック『マルセイユ港の入口』★
(1898年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
13年後、同じテーマで描かれた作品。
参考作品★シニャック『マルセイユ港の入口』★
(1911年:オルセー美術館蔵)
(Photo by 展覧会チラシ)
参考作品★ドニ『セザンヌ礼賛』★
(1900年:オルセー美術館蔵)
;2010年「オルセー美術館展2010」に来日
(Photo by 西洋絵画史WHO'S WHO)
19世紀最後の年に描かれたこの大作は、ナビ派の画家たちによるセザンヌとルドンへの賛辞をあらわしている。
前回のオルセー美術館展には、ナビ派の代表的画家のドニの代表作『セザンヌ礼賛』が来日していますが、本展覧会には、ドニの描いた宗教的なテーマの作品が展示されていました。
絵はがき★ドニ『カトリックの秘蹟』★
(1891年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
絵はがき★ドニ『病院での夕暮れの祈り』★
(1890年:クレラー=ミュラー美術館蔵)
写真はありませんがこの展覧会には、「分割主義」の究極の既結ともいうべき幾何学的抽象画のモンドリアンの代表作品や、ジャワ生まれのオランダ人画家であるヤン・トーロップなどふだん滅多にに見られない画家の作品も展示されていました。
《2014年の美術展速報》
オルセー美術館展~印象派の誕生
2014.7.9~10.20
国立新美術館
ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展
2014.6.28~9.15
世田谷美術館
美しい海に浮かぶ「しまなみ海道」とふんわり・やわらかタオルの街・今治 [日本探訪]
今治市糸山公園・来島海峡展望台からの眺望
「しまなみ海道」の橋と島の魅力をじっくり楽しむにはサイクリングが一番。
車は橋の上では駐停車禁止でも、橋に併設されている「自転車歩行者専用道路」ならゆっくりその景色を楽しめる。
来島海峡大橋のたもとには、しまなみ海道サイクリングのためのレンタサイクルターミナルもある。
バリィさん(左)としまねっこ
ローソン等で貯めたポイントでGETしたお皿
※当該エリア以外のお皿はお取り寄せポイントが必要なので、松山市内のローソンで交換
「しまなみ海道」の玄関口、愛媛県・今治市といえば「ゆるきゃらグランプリ2012」でグランプリを獲得したバリィさんが有名ですが、実は日本を代表するタオルの産地。
明治時代からタオルの生産が始まった今治市には現在約120社のタオル業者が集まっているそうで、国内生産の約6割が今治産とか。しかし、安い輸入物に押され、最盛期の2割程度しかないともききました。
職人の技術が紡ぐ最高の使い心地に魅せられて、数年前から我が家で使うフェイスタオルはほぼ100%が今治ブランドになっています。
松山市内や道後温泉でも今治ブランドのタオル製品が売られていましたが、今治のタオルが一同に集まる「テクポート今治」(→http://www.imabari-texport.com/)
で、吸水性がすぐれ柔らかな肌ざわりのタオル製品を買い求めてきました。
佐藤可士和氏がデザインしたロゴデザインはかなり知られるようになりましたが、最近はデザイン性の高いモノが続々登場しているようです。
今治タオル公式総合案内サイト(→http://www.imabaritowel.jp/)
肌触りが違う!今治のバスタオルとミニタオル
ふんわりやわらかな肌触りを長く保つためにはお洗濯にも細心の注意が必要。
お気に入りのタオルは優しく扱ってあげたい・・・・
数年前からオーガニックコットンの「今治マフラー」を愛用。
「歩く」というコンセプトを軸に作られたタオルマフラーは寒がりで汗かきの私の必需品。
軽くて嵩張らないし、春夏の強い紫外線からは天然のUVカット効果に守られ、寒い時はやさしくチクチクしない風合いで首を守ってくれるスグレモノ。
今回買い求めたダブルフェイスのマフラーは、松山城の下にある「ルブリュマツヤマ」で入手。
最終日、夜便の飛行機に乗るまで時間があったので、JR松山駅から特急列車に乗って今治へ。
瀬戸内海を間近に見たいと思い、今治駅からタクシーに乗って、「しまなみ海道」の入口「来島海峡大橋」が見える糸山公園の展望台まで案内してもらいました。
「来島海峡」は、日本三大急潮流に数えられる。
貨物船やフェリーなど大小様々の船が行き交い、時間によっては橋の上から渦潮が見えることも。
今治と大島を結ぶ「来島海峡大橋」は、全長約4キロと「しまなみ海道」最長であると共に橋桁も最大の65メートル。
遠くに造船所のドック。
今治には、船の建造量日本一の会社もある。
タオルのショッピングの後は、ネタが新鮮でお手ごろ価格の回転寿司で地物を中心に軽い昼食。
特に今回初めて出会った季節の魚「ナゴヤフグ」は歯触りが良くとても美味でした。
今治の滞在は短時間でしたが、瀬戸内海の魅力をちょっとだけ体験しました。
もしまた訪れる機会があれば、島巡りのサイクリングは体力的にちょっと無理ですが、「しまなみ海道」のドライブを楽しみたいと思いながら松山に戻りました。
明星「瀬戸内今治塩ラーメン」
帰京後、自宅に買い置きしてあったカップ麺を食べました。
スープに使用している「伯方の塩」は、「しまなみ海道」の途中にある伯方島の特産品。
礒の香りがほのかなスープがとても美味しかったので、もう一度食べたいカップ麺。
愛媛県は海の恵みが一杯。。。
松山で“瀬戸内の海ご飯”を満喫・・・・ひゅうが飯にはまりそう [日本探訪]
瀬戸内しまなみ海道・来島海峡大橋
海峡の潮の流れが速いことが、美味しい魚がたべられることと関係あるらしい。
娘と一緒に2泊3日で松山方面の旅にでかけました。
私は以前仕事で松山に行ったことがありますが、道後温泉以外の観光は今回が初めてです。
いで湯と城と文学の街・松山で海鮮グルメを楽しみ、ゆるキャラグランプリでお馴染みバリィさんの地元今治まで足を延ばし、風光明媚な「しまなみ海道」をちょっとだけ覗き、今治ブランドの最新デザインのタオルをチェックしました。
まずは、松山市中心地にそびえたつ松山城へ。
ロープウエイで8合目まで登り、広い公園を抜けて天守閣まで徒歩10分。城内は階段も多いので歩きやすい格好ででかけます。
松平15万石・松山城
武将・加藤義明が1602年から築城を開始し、4半世紀をかけて完成。
勝山の山頂に本丸、中腹に二の丸、ふもとに三の丸を配した連邦式平山城。
現在の天守閣は1854年に再建された建物で、重要文化財に指定されている。
天守閣から松山市内をのぞむ
松山は、正岡子規をはじめ多くの俳人の出身地で、夏目漱石や司馬遼太郎など著名な文学者と縁が深い。
ゆるきゃらグランプリ・バリィさんは県内どこにでも進出
愛媛みかんの専門店
歩き食べもできる「ちゅうちゅうゼリー」、種類も豊富で味の違いが楽しめる!
初日は、中心街のホテルに宿泊し、市内電車で道後温泉の見学にでかけました。
明治の香り“坊ちゃん列車”
小説「坊ちゃん」に登場した小型蒸気機関車を復元。
現在は環境に配慮したディーゼルエンジンを採用。
(道後温泉駅)
車内はクラシカルな木目調。
乗務員も昔の制服姿で、走行中随所で観光案内。
《重要文化財・道後温泉本館》
アニメ「千と千尋の神隠し」のモデルのひとつといわれる3000年の歴史がある名湯は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」にも登場。館内には漱石が通ったという「坊っちゃんの間」がある。
市内電車で松山市街にもどり、クチコミで知った瀬戸内の「海ご飯」が美味しい居酒屋さんに出撃!
冷たい生ビールと一緒に地物中心の新鮮なお魚料理をいただきました。
★釣りあじのたたき★
網で獲ったあじとはひと味ちがうおいしさ!
★活たこ&ちぎりじゃこ天★
さっと湯通ししたたこ、吸盤の歯ごたえが絶品。
愛媛のソウルフード「じゃこ天」がこんなに美味しいモノだったとは・・・
★日帰りカツオのたたき★
さっぱりしていて全く生臭くないカツオ。
★鯛のパリパリサラダ★
切り身をうすく伸ばして唐揚げにできるのは水温が高い時期だけとか。
★南予活鯛めし★
(ひゅうが飯)
真鯛の刺身をたれに浸して熱いご飯の上にのせ、たれと卵黄を絡めて食べる“豪華な卵かけご飯”。
初めて味わった宇和島風の鯛めし。
(松山を中心とする中予エリアでは、お米の上に鯛を載せて炊き込む「鯛めし」が一般的)
お値段もリーズナブルなお店だったので娘共々大満足し、腹ごなしに大街道を散策しながらホテルまで戻りました。
居酒屋の女将さんのお話では、地物の魚が美味しい場所は、松山の他には富山とのこと。
娘は、次のグルメ旅のターゲットは富山といいますが、招待してくれたら喜んでお相伴するのですがどうなりますやら。。。
上野のホッキョクグマ・デアちゃん、水中で泳ぐのびやかな姿と可愛いお尻に注目 [お気に入り]
(前回の記事の続きです)
(上野動物園のホッキョクグマ・デアちゃん:♀4歳:
イタリア生まれのお転婆娘は、都会の真ん中に作られた氷を模した運動場で一人暮らし)
東京地方も例年より長くて厳しい酷暑の夏となった2013年。
9月になっても猛暑が続くさなか、デアちゃんの展示施設の一部に不具合があったようで保守点検のためプールが使えず土の展示場で過ごす日々が続きました。
狭い運動場ではすぐに飽きてしまうのか、プールの方を覗いたり、ウロウロしたり見ているとちょっと切ないときもありました。
<デアちゃんに思わぬ試練?
残暑なのにプールに入れない日々>
2013年9月撮影
デア「プールに飛び込みたいな」
小さいけれども一応プールがあります。
でもどろんこデアちゃんがはいるとすぐこんな状態に。
狭いながらも楽しい我が家と思うことにしよう・・・
(観覧通路の小窓から覗くと目の前にデアちゃんがいます)
小窓からオヤツが降ってきました。
(可愛いお尻・・・)
ボール遊びをしている姿はやっぱり子どもですが、太い前足はアザラシも一撃で倒してしまう。
大きな骨付き肉にかぶりつく肉食系女子デアちゃん
大きな骨付き肉は食べるのに時間がかかり、退屈しのぎにもってこいのおもちゃ?
来園当初、イタリアのスタッフからデアちゃんの好物だときいていた馬肉を与えてもなかなか食べようとしなかった時、デアちゃんがイタリア生まれということで、飼育員さんが試しに馬肉にオリーブ油を振りかけて与えてみたところ喜んで食べたとか。さすがラテン娘ですね。
小さいプールが泥水になった頃、上方から恵みのシャワーが降ってきました
デア「お肉大好きだけど、やっぱ退屈だぁ」
雨模様の芝生でゴロゴロしていたのか茶色っぽいデアちゃん
おや、脱ぎ捨てられたシロクマの着ぐるみ発見?
大あくびのデアちゃん・・・
乙女のシャワータイムを覗き見?
やっとシャワータイムでほっと一息
リラックスしすぎたのか、温泉から上がってきたおばあさんみたいに見えます。
(デアちゃん、ゴメン!)
そうこうしている内にようやく収納タイム。
気持ちがはやるのか前のめりの体勢で
かわいい肉球を見せ、あっという間に退出。
観測史上最も暑い10月でしたが、デアちゃんは待望のプールに毎日入れるようになり、快適な生活が戻ってきました。
<水中のデアちゃん、のびやかでダイナミックに泳ぐ>
2013.10月~11月撮影
「水と氷の回廊」にはプールの中を見ることができる様々な窓があり、水中でのデアちゃんの様子を間近に観察できます。
窓の前で水中ターン
足の裏は肉球以外は毛がびっしりはえているから、氷の上でも滑らない
<オヤツタイムはデアちゃんのエクササイズ>
2013.10月~11月撮影
飼育員さんが30分ほど時間をかけて投入する餌を追いかけて、デアちゃんが素早い動きで運動場を移動したりプールに飛び込むオヤツタイムは、観覧者に人気がありますが、実はホッキョクグマの強制トレーニングタイムにもなっています。
野生下のホッキョクグマは餌を求めて長距離移動する生活ですが、狭い運動場の飼育下では運動不足になりがち。
ホッキョクグマの主食は馬肉ですが、鶏肉、卵、魚などの魚肉類の他、リンゴ、サツマイモなどの果物や野菜も食べています。オヤツタイムで投入されるものはその日によって違うそうですが、うすくスライスしたクマ用ソーセージや、リンゴやサツマイモ、軽く干した魚など投げやすい餌をよく見ます。
クマ用ビスケットもあるようですが、食パンなどを投入することもあります。
飼育員さんの投入する餌に素早く反応
「氷の海」に開けられた穴から顔を出し、身軽によじ登る
容器を振って中からオヤツを取り出そうと真剣なデアちゃん
<水中でくつろぐ?デアちゃん>
2013年10月~11月撮影
プールの中には階段があります
「露天風呂を楽しむデアちゃん」
水中はこんな感じになってました。
鋭い爪の前足には小さな水かきがついてます。
<デアちゃんのプライベート?豆知識>
2013年10月~11月撮影
長い首:水面から顔を出したり、雪の中に首を突っ込むのに便利
小さな耳:体温を逃しません
毛が濡れるとほっそり見える。
毛の中は空洞で断熱効果に加えて泳ぐときの浮力になる。
寒さが厳しくなるこれからの季節、外出するのはおっくうになりがちですが、パンダやホッキョクグマにとっては快適な環境。
上野動物園を訪れてパンダのリーリーやシンシンの愛らしい仕草に癒され、ホッキョクグマのデアちゃんのダイナミックな飛び込みや泳ぎを見るのが楽しみです。
《オマケの映像》
生後3ヵ月のホッキョクグマの赤ちゃん
(2010年1月アドベンチャー・ワールドで撮影)
愛しのラテン娘デアちゃん・・・上野のホッキョクグマ、来園から1年半過ぎました [お気に入り]
上野動物園の人気動物であるホッキョクグマのための氷を模した運動場が初めてできたのは1902年。2011年10月、老朽化していた施設が2年がかりの大規模な改修工事を経てリニューアルし、北極圏に生息する動物を展示する「ホッキョクグマとアザラシの海」がオープンしました。
私は2011年春のリーリーとシンシンの来園後、長らく足が遠のいていた上野動物園にパンダ観覧のため出かけるようになりましたが、最近、ホッキョクグマのデアちゃん(♀4歳)の展示エリアまで足を延ばすことが多くなりました。
ホッキョクグマなのに北国育ちではなく、アドリア海沿岸の動物園生まれというラテン娘・デアちゃんは血気盛んなお年頃というか、まだお転婆娘真っ盛り。
折からの「シロクマカフェ」ブームも相まって、ホッキョクグマの観察も楽しいライフワークになりそうです。
赤ちゃん時代の記録がないので「デアちゃんの成長アルバム」といえるほどの外見的変化がみられませんが、私がデアちゃんに初めて会った2012年6月から最近までの写真をまとめてみました。
(写真が多いので2回にわけてご紹介)
<こんにちは、デアです>
2012年6月撮影
2008年12月2日 イタリアのファサーノ・サファリ生まれ
デア(Dea)はイタリア語で女神
両親のもとで順調に成長し、デアの2頭の兄妹も他の動物園に移動。
<日本の暑い夏を初体験>
2012.7~8月撮影
北極圏の氷壁と氷原を模し、海辺の臨場感あふれる運動場ですが、照り返しがまぶしい・・・
うだる暑さに喘ぎながらもなぜかプールにはいらない。
ちっとも動こうとしないデアちゃんに、観覧者から「デア、思い切ってプールへ飛び込め!」の声が飛びますが・・・
次の訪問時は水辺にいましたが、豪快なダイビング姿は見られず残念。
上野動物園の真夏のイベント告知ポスターにイラストで参加。
<待ってました!寒い冬は大好きな季節>
2012年12月~2013年1月撮影
プールでお気に入りの赤いブイと遊ぶ
運動場の下に設けられた「水と氷の回廊」からはプールの中が見えます。
1月、強風下の降雪で上野動物園は雪の重みで木の枝が折れるなどで閉園時間が早まるほどでしたが、待望の降雪に寒さを好む動物たちは大はしゃぎ・・・
翌日も大量の残雪処理に追われる職員さんは大変でしたが、パンダたちも残雪を楽しんでいました。
「冬のクマたち」と題したキーパーズトークでホッキョクグマの習性等についてもお勉強しました。
飼育員さんのお話では、雪が降った日、デアちゃんも、雪の中を嬉しそうに走り回っていたとのこと。
<デアちゃん来園から1年、2度目の春>
2013.3月~4月撮影
桜の満開宣言で、上野公園は平日でも花見客で大混雑。
園内は静かにお花見が出来る穴場?
春眠暁を覚えず・・・
デアちゃんはお客さんを観察中?
<日本の夏も2回目、猛暑を楽しむ余裕?>
2013年7月~8月撮影
お気に入り?【真っ黒デアちゃん】
運動場の上の芝生でゴロゴロして真っ黒になったデアちゃん
(頭が撮影できず残念!)
プールに飛び込んでシロクマに戻る
「真夏の夜の動物園」のイベント開催で延長営業
デア「今日はいつもよりお客様が多いみたい・・・」
ゾウの運動場の中には老若男女が溢れてました。
デアちゃんは運動場の日陰で休憩中
(その2に続きます)
オシムさん、おめでとう!・・・・ボスニア・ヘルツェゴビナ初のW杯出場 [サッカー]
★ボスニアの民族融和の象徴・スタリ・モスト★
モスタル名物・飛び込みパフォーマンスが有名な石橋の周辺一帯は世界遺産。
橋は1993年、ボスニア紛争時に破壊されたが、ユネスコや民間からの援助で往時のままに復元され、2004年に完成。
緑の美しい渓谷を流れるネトレヴァ川はクロアチア領を経由してアドリア海に注ぐ。
(Photo by 「るるぶ」)
2014年のW杯ブラジル大会は12月の組み合わせ抽選会を前に、各大陸最終予選による出場国が次々と決まっています。10月15日欧州各地で開催された予選試合でボスニア・ヘルツェゴビナはイビシェビッチのゴールで1-0とリトアニアに勝利し、初のW杯出場を決めました。
(Photo by 「スポーツナビ」)
旧ユーゴスラビアから独立し、内戦や民族対立など幾多の困難を乗り越え悲願のW杯出場なったボスニア・ヘルツェゴビナは日本代表監督時代多くのサッカーファンに支持され、今も敬愛されているオシム氏の祖国です。
悲願のW杯出場決定にオシム氏の目には涙
(Photo by 「スポーツナビ」)
旧ユーゴスラビアとして最後の代表監督を務めたオシム氏は、「日本がW杯で優勝する以上に意義があるもので、W杯出場によって、国内の多くの問題が解決できる」と語ったそうですが、ムスリム人、セルビア人、クロアチア人の3民族による闘争に明け暮れたボスニアはいまだ経済的困難にあえいでいる状況。祖国サッカー協会のまとめ役として尽力したオシム氏には心からの祝福をおくりたいと思います。
★ボスニア・ヘルツェゴビナ★
1992年に旧ユーゴスラビア連邦から独立。ボスニア紛争を経て、1995年にボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の連合国家となりました。
クロアチアをアドリア海沿いに南下する道路は、途中わずか9キロだけボスニア・ヘルツェゴビナ領を通ることになります。
私も2009年のクロアチア旅行で、ドブロヴニクに向かう途中、ボスニア領のネウムという町で休憩しました。世界遺産のスタリ・モストがあるモスタルには、ドブロヴニクから日帰りツアーで行くこともできます。
☆アドリア海に面した町・ネウム☆
(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
クロアチア旅行では色々なところで内戦の傷跡を見ました。
アドリア海の真珠と謳われる世界遺産のドブロヴニク旧市街では、再び平和が訪れたことに感謝する気持ちで観光した思い出があります。
ボスニア・ヘルツェゴビナは2010年W杯南ア大会の予選で全勝のスペインに次ぐ2位でプレーオフに進出。
この時の2トップ、ジェコとミシモビッチは日本代表の長谷部が当時所属していたヴォルフスブルク(独)の同僚。ゴールを量産してブンデスリーグ初優勝に貢献するなど週末のTV中継でお馴染みのプレーヤーだったので、私も陰ながら応援していたのにポルトガルに負けてしまいがっかりでした。続く2012年の欧州大会予選でもまたしてもプレーオフでポルトガルに粉砕されるという悲運。
ようやく手にしたW杯の切符ですが、2011年からはマンC(英)で活躍するジェコが長身から繰り出す豪快なゴールを来年の本大会で見るのが楽しみです。
ところで、今季王座奪還をめざしている我らが浦和レッズのミハイル・ペトロビッチ(ミシャ)監督と中心選手としてチームを支える大黒柱、阿部勇樹と鈴木啓太はいずれもオシム氏の薫陶を受けているのです。
阿部勇樹はジェフの監督に就任したオシム氏によって21歳の若さで主将に任命されたことがプロ選手として大きく成長するきっかけとなり、鈴木啓太はオシム氏が日本代表監督時代にA代表初選出。以後オシムジャパンの全試合に先発するなど重用され、2007年は日本一多忙なサッカー選手という経験をしています。
そして旧ユーゴスラビア出身(現国籍はオーストリア)のミシャ監督は、指導者としてオーストリアのシュトゥラム・グラーツ在籍時にトップチームの監督だったオシム氏から多大な影響を受けたといわれています。
2007年のアジア・チャンピオン以降優勝から遠ざかっている浦和レッズは、今季3冠を狙っていたのですが、過密日程の影響もあり天皇杯は3回戦で敗退。リーグ戦は残り5試合の段階で2位につけており、ナビスコカップは11月2日に聖地・国立競技場で柏レイソルとの決勝戦。
浦和レッズがふたつの栄冠を手にして、彼らが師と仰ぐオシム氏にうれしい報告ができることを心から願っています。
「起きているパンダが見たい!」小さな孫連れで上野のパンダを楽しむ初心者ガイド [パンダ]
♂リーリー
♀シンシン
上野動物園には、オスのリーリーとメスのシンシン、共に8才のパンダがおり、パンダ舎は老若男女を問わず大人気。これからは動物園をゆっくり楽しむのに好適な季節なので、たまにはお孫さんと一緒にパンダを見に行こう かなと考える方も多いのでは。
10月は幼稚園や学校の遠足などの団体や海外からの観光客も多いので、平日でもかなり混雑する日があるようです。でも、せっかくパンダを見に行ったのに寝ていた・・・ということもままあります。
そこで、小さなお孫さんたちと一緒に上野動物園のパンダ観覧を楽しむコツを考えてみました。
パンダといえばタケを食べる可愛らしい姿をイメージしますが、パンダは「食べて~寝る」を繰り返す動物で、起きている時間は食べることにほとんどの時間を費やし、睡眠時間は1日に10~16時間といわれています。
この季節のパンダは、天候にもよりますが9時半の開園から午後3時頃までは屋外のふたつの展示場に1頭ずついます。(2頭が使う運動場は時々入れ替るのでボードで確認)
リーリー、木の股に置かれたニンジンを発見
シンシンはオヤツを求めてハンモックを捜索中
リーリーは隅っこで寝るのが大好き
展示場に姿が見えない時は一番奥の隅っこで昼寝中
パンダは雨の日でも屋外にいることが多い
リーリーは、高い木の枝に隠れて雨宿りしながら昼寝
パンダは満腹になると寝てしまうことが多いので、上野動物園では、こまめにエサを交換するようにして、開園中にパンダが起きている時間が長くなるような工夫をしています。朝食で満腹になってしまい開園直後から寝ていることもありますが、エサ交換の直後は起きている確率が高いので、この時間にパンダ舎へ行ってみましょう。
屋外展示場でのエサ交換は、午前11時半頃、午後1時半頃の2回。
午後3時頃には、室内に移動してのエサ交換になります。
屋外ではパンダが寝込んでいてエサ交換ができない場合もありますが、室内への移動する時間が多少ずれてもパンダは必ず起きます。
タケにはうるさいシンシンは慎重にタケ選び
飼育員にオヤツをおねだりするシンシン
昼寝から目覚めたけれどぼんやりしているシンシン
リーリーは池の縁に寄りかかって食べるのが好き?
美味しいタケに大満足のリーリー
毎日ではありませんが、午後4時前後にパンダの足腰を鍛えるための筋トレ(通称パンダ釣り)を実施。
展示場の上の方から釣り竿にさしたオヤツがおりてきますが、パンダの2足歩行を促すためにオヤツダが移動。
シンシンの2足歩行はかなりスムーズですが、体重約130キロのオスのリーリーがオヤツを追いかけてよちよち歩く姿に注目。
オヤツに釣られてガラスにへばりつくリーリーの真剣な表情
時には勢い余ってガラスにぶつかる
さて、真っ先にパンダ舎に行ったのにパンダさんたちがぐっすり寝てしまっている場合は、他の動物を先に見に行きましょう。
表門から近い東園にはパンダ以外にも、アジアゾウ、ホッキョクグマ、ゴリラなど、モノレールでも移動できる西園の方には、キリンやペンギンなど子どもに人気の動物がたくさんいます。
<ホッキョクグマのデアちゃん>
イタリア生まれのデアちゃんは4才のおてんばな女の子
オヤツの時間(午後2時半~3時頃):
飼育員さんが名前を呼びながら左右に投げてくる小さく切った肉や魚、ソーセージなどをデアちゃんは上手にキャッチ
プールに入れない日は土の運動場
骨付き肉にかぶりつくワイルドな姿を間近に見られることも
<ニシローランドゴリラの群れ>
今年の4月24日に、ニシローランドゴリラの群れに赤ちゃんが誕生し、モモカと名付けられた赤ちゃんはすくすく成長。母親のモモコの愛情溢れる子育てに癒されます。群れのボスである父親はイクメンですが、もうすぐ4才になる姉のコモモは妹に興味津々。コモモがなんとか妹を抱っこしたり、遊ぶチャンスを狙っている様子など見飽きません。
ゴリラは母子密着の子育て
移動時は子が母のお腹にしっかりしがみつく
もうすぐ4才になる姉のコモモは妹に興味津々
最近はモモカが母親の背中に乗る姿も
ゴリラは午後4時まで展示されますが、天候や体調により早めに室内に移動することもあります。
ゴリラの群れの活動が活発なのは開園直後から午前中といわれるので早めの観覧がお勧め。
また、西園にはうさぎや羊などもいる子ども動物園があり、休日にはふれあい体験などのイベントもあるようです。
(2013.3.22撮影)
上野動物園は午後5時敬閉園ですが入園できるのは午後4時まで。
動物によって展示されている時間が異なり、パンダ舎の最終観覧は午後4時45分。
入園したらまずは園内の案内図を入手しましょう!
★開園情報・展示時間やイベント情報などの詳細は公式サイトでご確認下さい★
上野動物園の公式サイト
↓
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
上野動物園のジャイアントパンダ情報サイト
http://www.ueno-panda.jp/
<運がよければこんなシーンがみられるかも>
アジアゾウの背中に乗る飼育員さん
上野動物園、パンダの次は『ゴリラの群れ観察』が面白そう [お気に入り]
ジャイアントパンダに魅せられて、最近、動物園通いが多くなった私ですが、パンダが寝てしまった時などに他の動物たちも見に行くようになりました。
最近のマイブームは何といってもニシローランドゴリラの群れのニューフェイス・モモカちゃんです。
上野動物園の情報誌「マンスリーどうぶつえん」9月号の特集は、「モモカ」の成長日記」です。
今年の4月24日の夕方、ニシローランドゴリラのモモコとハオコの間に新たに子どもが誕生。
モモコは、3回目の出産でしたが、今回は初めての試みで、個室ではなく群れの中での出産となりました。父親のハオコと3歳になる姉のコモモは、母子の後をついて回ったり、赤ちゃんを近くで眺めたり、指で触ってみたり、赤ちゃんに強い興味をもった様子だったそう。
出産の翌朝、授乳が確認でき、母子が群れの中で落ち着いていたので群れと一緒に放飼場で一般公開されました。
ゴリラの群れは、リーダーとなるオスを中心に血縁のないメスたちが集まって飼育されていますが、姉のコモモは、妹が生まれる前頃から母親に甘えることができなくなり、メスのトトと一緒に居ることが多くなったとのこと。
無事に誕生した赤ちゃんは、モモコの腕の中ですくすくと大きくなり、公募により5つの候補から来園者の投票で「モモカ」と名付けられました。
実は、私も、モモカちゃんの名付け親の一人ですが、私がモモカちゃんに逢ったのは、そのための投票に行った日が初めてでした。
(2013.6.9日撮影)
モモコは赤ちゃんを24時間密着して子育て。
移動するときは、赤ちゃんがしっかりしがみついて母親と一体化。
次にゴリラの展示場を訪ねたのは7月半ば。
まだ、モモカちゃんはずーっとお母さんと一緒でした。
(2913.7.17日撮影)
猛暑日が続いた今年の夏、ゴリラの展示場も観察しているだけで汗だくになる暑さでした。
モモカちゃんは、午後2時で展示終了のためなかなか逢う機会がなかったのですが、8月初旬頃になると、歯が4本生えてきて、母乳だけでなくモモコの食べこぼしや菜っぱを食べるようになりました。
(お母さんの腕の中のモモカちゃん)
(ひとりでお座りするモモカちゃん)
(そぉーっと手を伸ばすモモカちゃん)
(ひとりで立ち上がろうとするモモカちゃん)
(何度もトライし、ようやくつかまり立ちに成功)
少し前までは、母親とだけ行動していたモモカちゃんですが、最近では姉のコモモに抱っこされたり、だんだん行動範囲が広がっているそうです。
次に逢いに行く時は、どんな様子を見せてくれるかとても楽しみです。
ところで、上野のゴリラにはもうひとつの放飼場があります。
2頭のゴリラが交互に単独で展示されてうそうですが、こちらはまだほとんど観察できていません。
来園20年、40歳を越えているメスのピーコさんが敬老の日にちなみ表彰されています。
訪問時に展示されていたのがピーコさんなのか、オスのムサシさんなのかわかりませんが、次回はもう少しゆっくり観察したいなと思います。
(2013.9.12撮影)
ニシローランドゴリラについては、2012年11月号でも特集され、ゴリラたちのプロフィルや飼育の裏側情報もあります。
《オマケの情報》
上野動物園は「敬老週間」