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オシムさん、おめでとう!・・・・ボスニア・ヘルツェゴビナ初のW杯出場 [サッカー]

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★ボスニアの民族融和の象徴・スタリ・モスト

モスタル名物・飛び込みパフォーマンスが有名な石橋の周辺一帯は世界遺産。
橋は1993年、ボスニア紛争時に破壊されたが、ユネスコや民間からの援助で往時のままに復元され、2004年に完成。
緑の美しい渓谷を流れるネトレヴァ川はクロアチア領を経由してアドリア海に注ぐ。
(Photo by 「るるぶ」)


2014年のW杯ブラジル大会は12月の組み合わせ抽選会を前に、各大陸最終予選による出場国が次々と決まっています。1015日欧州各地で開催された予選試合でボスニア・ヘルツェゴビナはイビシェビッチのゴールで1-0とリトアニアに勝利し、初のW杯出場を決めました

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(Photo by 「スポーツナビ」)

旧ユーゴスラビアから独立し、内戦や民族対立など幾多の困難を乗り越え悲願のW杯出場なったボスニア・ヘルツェゴビナは日本代表監督時代多くのサッカーファンに支持され、今も敬愛されているオシム氏の祖国です。

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悲願のW杯出場決定にオシム氏の目には涙
(Photo by 「スポーツナビ」)


旧ユーゴスラビアとして最後の代表監督を務めたオシム氏は、「日本がW杯で優勝する以上に意義があるもので、W杯出場によって、国内の多くの問題が解決できる」と語ったそうですが、ムスリム人、セルビア人、クロアチア人の3民族による闘争に明け暮れたボスニアはいまだ経済的困難にあえいでいる状況。祖国サッカー協会のまとめ役として尽力したオシム氏には心からの祝福をおくりたいと思います。


ボスニア・ヘルツェゴビナ

1992年に旧ユーゴスラビア連邦から独立。ボスニア紛争を経て、1995年にボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の連合国家となりました。

クロアチアをアドリア海沿いに南下する道路は、途中わずか9キロだけボスニア・ヘルツェゴビナ領を通ることになります。
私も2009年のクロアチア旅行で、ドブロヴニクに向かう途中、ボスニア領のネウムという町で休憩しました。世界遺産のスタリ・モストがあるモスタルには、ドブロヴニクから日帰りツアーで行くこともできます。

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☆アドリア海に面した町・ネウム☆
(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

クロアチア旅行では色々なところで内戦の傷跡を見ました。
アドリア海の真珠と謳われる世界遺産のドブロヴニク旧市街では、再び平和が訪れたことに感謝する気持ちで観光した思い出があります。

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ボスニア・ヘルツェゴビナは2010
W杯南ア大会の予選で全勝のスペインに次ぐ2位でプレーオフに進出。
この時の
2トップ、ジェコとミシモビッチは日本代表の長谷部が当時所属していたヴォルフスブルク(独)の同僚。ゴールを量産してブンデスリーグ初優勝に貢献するなど週末のTV中継でお馴染みのプレーヤーだったので、私も陰ながら応援していたのにポルトガルに負けてしまいがっかりでした。続く2012年の欧州大会予選でもまたしてもプレーオフでポルトガルに粉砕されるという悲運。


ようやく手にしたW杯の切符ですが、2011年からはマンC(英)で活躍するジェコが長身から繰り出す豪快なゴールを来年の本大会で見るのが楽しみです


ところで、今季王座奪還をめざしている我らが浦和レッズのミハイル・ペトロビッチ(ミシャ)監督と中心選手としてチームを支える大黒柱、阿部勇樹と鈴木啓太はいずれもオシム氏の薫陶を受けているのです

阿部勇樹はジェフの監督に就任したオシム氏によって21歳の若さで主将に任命されたことがプロ選手として大きく成長するきっかけとなり、鈴木啓太はオシム氏が日本代表監督時代にA代表初選出。以後オシムジャパンの全試合に先発するなど重用され、2007年は日本一多忙なサッカー選手という経験をしています。
そして旧ユーゴスラビア出身(現国籍はオーストリア)のミシャ監督は、指導者としてオーストリアのシュトゥラム・グラーツ在籍時にトップチームの監督だったオシム氏から多大な影響を受けたといわれています。

2007
年のアジア・チャンピオン以降優勝から遠ざかっている浦和レッズは、今季3冠を狙っていたのですが、過密日程の影響もあり天皇杯は3回戦で敗退。リーグ戦は残り5試合の段階で2位につけており、ナビスコカップは112日に聖地・国立競技場で柏レイソルとの決勝戦。
浦和レッズがふたつの栄冠を手にして、彼らが師と仰ぐオシム氏にうれしい報告ができることを心から願っています




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