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ドイツグルメ紀行(ホテルの朝食)・・・黒パンの魅力にはまる [海外旅行]

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(黒パンとレバーペーストは相性が良い)

今回はインターネットのホテル予約サイトを通じての手配を主に利用しましたが、ホテル選びには、クチコミ情報も参考にしました。

旅先のホテル選びのポイントは、脱日常空間でのんびり癒されるのが目的の国内旅行なら、大きな湯船の露天風呂とか優雅な懐石料理など夕食メニューにこだわる私ですが、海外では立地の利便性と朝食が期待できそうなホテルを選ぶことが多いです。
一日の観光が気分良くスタートできるように、朝食はしっかり食べたいし、限られた日中の時間を観光や美術館巡りなどで有効に使うため、ランチは軽めにすることが多いので、朝食は重点ポイントです。

今回のドイツ旅行では5都市のホテルに泊まりましたが、鉄道による移動が多い個人旅行だったので、利便性の良い立地の4ツ星以上のホテルをビュッフェ式の朝食付き料金で利用しました。

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ル・メリディアン・ミュンヘン

◆旅の出発点ミュンヘン。今回はスケジュールの都合でミュンヘン市内観光の時間はとれませんでした。翌朝の移動に便利なミュンヘン中央駅の南側にあるフレンチ感覚のホテル「ル・メリディアン」に宿泊。

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(香ばしいドイツパン。「ヴァイスヴルスト」も美味)

朝食の食堂は、ロビーとは中庭を挟み静かで上品なインテリア。入り口付近に和食のコーナーもあり、外人客が珍しそうにのぞき込んでいましたが、さすがに初日はスルー。

フランス系のホテルなのでどの料理も味付けが濃すぎず、良い感じでしたが、チーズ焼きのトマトはトマトが大きすぎ、焼き時間も少ないのでイマイチだったのが惜しい・・・

パンの種類も多かったのですが、最近東京でも人気上昇中のドイツパンを選択。炒ったカボチャの種などがのったヘルシーなパンは香ばしくて美味でした。
温かいプレートの中に、ミュンヘン名物の「ヴァイスヴルスト」を発見。子牛肉などの白いソーセージはゆでてあるので薄皮もさほど気になりません。それにしても、本場ミュンヘンのビアホールでこのソーセージでビールを飲みたかったなぁ。

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◆2泊目は、アルプスの麓の小さな町フッセン中央駅前にあるトレフホテル・ルイトポルトパーク」。可愛らしいピンク色の外観ですが、こちらはスキーリゾートにある伝統的なホテルという雰囲気でした。
(早朝の到着でしたが割り増し料金を取られずに済みました。)

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おかずやパンの種類は多くないけれど、個包装のラスクなどがあったので、おやつ用にゲット。
お茶のティーバッグが紅茶の他に様々なハーブティーなど豊富に用意されていたのがドイツ的。
(ドイツのスーパのお茶売り場に行くとあまりにもバラエティ豊かなハーブティーが揃っていて、選ぶのが大変)

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(アンティーク尽くしの「アイゼンフート」のロビー)

ロマンチック街道随一の観光地、ローテンブルクには若い女性からシニアまで日本人客があふれかえっていました。市庁舎前広場でスーツケースを押してホテルの地図を探していたら、日本人の観光案内スタッフが声をかけてくれたり、レストランにも日本語メニューが用意されている店があるほどです。

市の中心部、中世の貴族の館という趣の「ホテルレストラン・アイゼンフート」に宿泊
館内の至る所にアンティークな家具や調度品が置かれていて、中世にタイムスリップしたようなホテルです。日本人客の利用も多いので、日本のテレビ番組が見られるようになっていました。

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(食堂にもアンティークなインテリア)
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インスタントの「生みそ汁」がナイスな朝食)

朝食の食堂もアンティークなインテリアですが、ここにも日本食が用意されていました。
海外旅行に行くと、ふだんみそ汁好きではない娘が「おみそ汁」に飛びつくのがおかしいのですが、小袋の「生みそ汁」(マルコメ?)が美味しくてナイスなサービスでした。日本食コーナーの漬け物が変なカットで提供されていたことを考えると、インスタントのみそ汁の方が安心して飲めますね。
ライ麦入りの黒パンにとても合う、豊かな味わいのハム・ソーセージが充実していました。

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(ヒルトン・ドレスデンのロビー)
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(客室フロアのロビー)

◆鉄道による大移動で、旧東ドイツエリアにあるザクセンの古都・ドレスデンに到着。
フラウエン教会前広場に面し、ドレスデン城の「君主の行列」も目の前にあるという観光に便利な立地の「ヒルトン・ドレスデン」に宿泊

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(「ウエルカムフルーツ」の桃はヨーロッパ種?)

アメリカ人好みの落ち着いたインテリアの部屋で、この旅で初めて用意されていた湯沸かしポットで温かいお茶をゆっくり飲みました。(湯沸かしポットを持参するのは面倒ですが、ヨーロッパのホテルは備え付けでないところも多い)
ヒルトンのサイトで会員登録し、ネット予約時にカード決済するプランを利用しましたが、レセプションの応対もホスピタリティがあり、今回宿泊したホテルで一番満足度が高いホテルでした。

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(レバー入りのソーセージやペーストが美味。
ライ麦入りなのにフランスパンのバゲットみたいな黒パンも)


朝食では、ハムやソーセージの中に、レバーペースト系のものもありました。卵料理のコーナーでは、好みのオムレツを焼いてくれるサービスもあるなど充実したメニューです。コーヒーもカフェオレやカプチーノも注文できるなど、文字通りアメリカン・ビュッフェ
それにしても、ドイツでは何処のホテルでも焼いたベーコンがかなり堅かったのは調理法でなくベーコンの原料や製法が違うのでしょうか?

ドイツパンというと、水分の多いずっしりした感触のパンが多いのですが、ライ麦入りなのにフランスパンのように軽い感触のパンもありました。

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(フラウエン教会広場に面したビストロ)

2泊目の朝、オムレツのオーダーをチャレンジしようと思っていたのに、食堂が混み合っていてフラウエン教会前広場に面したビストロの方に回されました。しかし、フレッシュオレンジジュースとあたたかいスープがおいしかったので良しとしましょう。

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(ベルリンのマスコット「熊」がホテル入り口の目印。
湯沸かしポットが大活躍)

最終目的地ドイツの首都ベルリンでは、どのエリアに泊まるのか悩みましたが、結局交通の利便性を優先して、旧西ベルリン地区のクーダムにある「クラウン・プラザ(ニュルンベルガー)」に決定。
日本の大手旅行会社ツアーも利用するホテルでしたが、ことのほか寒かったベルリンでは、部屋にあった湯沸かしポットがとても重宝しました。

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最後になってようやくいわゆる「ジャーマンポテト」を食べることができました
見た目は魚肉ソーセージのようなレバーペーストはイマイチ。ドレスデンで食べたのはホテルの特製だったのでしょうか。

プディングは珍しいので食べてみましたが、普通のパンの方が美味しいと思いました。

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食堂の中に「ウインターガーデン」という温室仕様の部屋がありました。
サボテンの鉢がたくさんありましたが、9月でもコート姿が目につくベルリンの冬はかなり寒そうです。

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(2泊目は黒パンやジャーマンポテトも山盛り?)

★★★5都市の朝食を総括★★★

温かいフードのメニューやチーズの種類がバラエティに富んでおり、2年前に比べてもドイツのホテルの朝食はレベルアップしているように感じました

定番のハム・ソーセージはもちろん多種類ありましたが、スモークサーモンもホースラディッシュのソースが添えられていたり、ブラックペッパーをまぶしてスモークしたタイプもあるなどコールドミールも充実。
10年くらい前に旅した時のイタリアのホテルよりもゴージャスな朝食でした。

ドイツ人のエネルギー源である黒パンはどこのホテルもそれなりにおいしくて、日本に帰ってからも自然に黒パンを物色してしまうほどです。ライ麦のパンでも酸味が強くないソフトなタイプがたくさんあることがわかりました。

“ドイツは食事がおいしくない”というのは過去のこと?



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浦和レッズ、アジアチャンピオン連覇に向けた厳しい戦いが始まった [サッカー]

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(ACL準々決勝・ホーム埼玉スタジアム、ゴール裏には赤白のコレオグラフィ)

昨年、初出場の
ACLで慣れないアジア各地で苦闘を積み重ねながらも12戦負けなしでアジアチャンピオンになり、12月のFCWCACミランとのガチンコ勝負を体験できた浦和レッズですが、今年のACLではグループステージが免除され、8チームで戦うノックアウト・ステージからの参戦となりました。

しかし、“今季のJリーグが大混戦になっている元凶は浦和レッズの不安定な守備”といわれるようなチーム状態で、レッズサポが枕を高くして寝られる日は来るのか?という日々の中迎えたACLの初戦。
アウエイのクウェートでは、0泊3日のチャーター便による応援ツアーなど熱いサポートも実らず2-3の敗戦。2試合トータルの結果で勝者が決まるとはいえ、負のアドバンテージは初体験です。

第二戦、レッズのホーム埼玉スタジアムでは引き分けも許されず、相手を1得点以下に押さえての勝利が準決勝進出に求められるシビアな条件となってしまいました。(2失点以上だと延長戦・PK戦にもつれるか、敗戦)
平日夜の開催にも拘わらず、前売りチケットも4万枚以上、レッズサポも気合いが入っています。

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キックオフまで1時間を切った。浦和美園駅にはレッズサポが続々降り立つ。
スタジアムへのシャトルバスには長蛇の列。
歩行者通路横のフェンスに延々続く、『一番星』のフラッグと”檄文”の貼り紙。

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ミニ屋台村で、夕食の調達
目新しいメニューに惹かれながらも、列が長かった「キーマカレー」の屋台へ。
購入の決め手は、『大盛り』ではなく、カレーにのせた『温泉卵』のシズルカット。
道すがら写真をとったりしていたので、スタジアム到着はキックオフ20分前になってしまった。

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”再びあの場所へ、共に闘おう”
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早々と試合の5日前に来日したクウェートのアルカディシアも、サポの人数は報道陣よりも少ない?

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入場前、緊張した表情のレッズ選手たち。
本日は、”絶対的守備力が求められる試合

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19時半キックオフ。
レッズのゴール裏は見事なコレオグラフィで盛り上げ、メイン指定席にもフラッグがはためいた。
会社から直行の娘も滑り込みセーフ。二人とも、昨年のACL優勝記念レプリカ着用で応援。

試合開始早々からレッズは相手陣内へ攻め込むも、エジミウソンのシュートはクロスバーに。

多くのチャンスは作れても、早く先取点が欲しいという焦りからか、ゴールに至らないレッズ。
数少ないながら決定的なチャンスをいきなり作ってしまうアルカディシア。
都築のファイセーブや相手のフィニッシュの精度が低く助けられる場面にハラハラ。

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30分:ポンテのCKを相手DFがクリアしたボールを、相馬がダイレクトでミドルシュート。
ゴールネットを揺らし、レッズ待望の先取点!
真っ赤なゴール裏も揺れた!
昨季無得点の相馬が大舞台で決めてくれた。

1-0とリードはしたが、息詰まる攻防で、飲食する余裕がないまま前半終了。

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ハーフタイム中にすっかり冷めてしまった「キーマカレー」で夕食タイム。
クウェートの王族衣装(?)みたいな方もベンチ入りのアルカディシア。

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後半開始前にもビッグ・フラッグで気合いを注入するレッズのゴール裏。

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後半8分:ポンテのFKを闘莉王が素晴らしい個人技、胸トラップからのシュートを決めて追加点
右足太股の肉離れをおしての強行出場が実った。

2-0となったので少し楽になったとはいえ、前の試合ではセットプレーから3点とられてしまったしたたかな相手。不用意なファウルなどは厳禁・・・
アルカディシアは選手交代などで打開策を探るが、レッズは全員高度な守備意識を保って必死に耐える。
レッズはマークがきつくシュートがゴールに結びつかなかった高原→永井に交代。(守備の強化策?)
キャプテン山田暢久も涼しい気温に助けられ運動量豊富で守備にも貢献。

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本日の入場者は41,790人

後半30分過ぎからは、レッズ選手も足が止まりがちになり、ポンテ→鈴木啓太。
本日のポンテは、疲れのせいかミスも多かったが、2得点を演出。やっぱり”腐ってもポンテ”。
どんなに大金を積まれても、中東のチームに引き抜かれないことを切に願う。

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ゴールポストやクロスバーにも助けられ、最後は、都築がつまらないカードを頂戴してしまうシーンがあったものの2-0でタイムアップ

アルカディシアはピッチに倒れ込む選手も。
レッズは苦しい戦いを乗り超えて、準決勝進出を決めた


準決勝の相手は同じJリーグで優勝を争っているガンバ大阪と決定
両チームとも遠い中東への10月遠征を避けられたので、W杯最終予選が同時行するスケジュール的には良かったが、手の内を知り尽くした相手だけにやりにくさも・・・
しかし、ここまで来たら、もうACLで優勝するしかない!

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埼玉スタジアムには、レッズサポの勝利の歌がいつまでも・・・







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ドイツグルメ紀行(郷土料理)・・・ドイツ料理にも『餃子』があった [海外旅行]

ドイツの食文化はビアホールのイメージが強すぎ、ドイツ料理といっても、ソーセージとザウワークラウトにジャガイモ料理くらいしか思いつかない人も多いかもしれません。でも、今回2度目のドイツ旅行を終えた私は、ドイツの郷土料理もなかなか奧が深いと思うようになりました。各地方の分権化が進んでいるドイツは、食文化にも郷土色があらわれているようです。

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(マウルタッシェのスープ)

ロマンチック街道の南端で、オーストリア国境にも近いアルプスの麓フッセンにある『シュヴァーベン料理』のレストラン「ツム・シュヴァーネン」で、郷土料理を色々楽しみました。

バイエルン州の南側の地域は、パスタ料理が充実しているというので楽しみにしていましたが、餃子とよく似た料理を発見。「マウルタッシェのスープ」は、ラザニアのように板状に伸ばした生地に挽肉を包んだものですが、見た目や食感はラビオリというか餃子にそっくりでした。今回はスープ入りなので「水餃子」風です。
そういえば、以前レッズサポ仲間と一緒に、シュツットガルト出身であるギド・ブッフバルト(元浦和レッズ監督)と中華料理店で会食したとき、“ドイツにも餃子のような料理がある”という話を聞いたことを思い出しました。その時はどんな料理なのかイメージできなかったのですが・・・

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ゲーゼッシュバッツェンは、濃厚なチーズソースをからめたパスタ料理。
フライドオニオンがトッピングしてあります。
できたてのあつあつが美味でしたがもう少しジューシーな方が好みかも。

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にんにくのスープ」、「焼きソーセージの盛り合わせ」、付け合わせの「野菜サラダ

焼きソーセージの下に敷かれたザウワークラウトが予想外に美味しかったです。
変なたとえかもしれませんが、中華料理店でおいしいザーサイ料理に出会ったような気分ですね。

野菜サラダの、大根の酢漬けのようなものがさっぱりしていて美味しかったのですが、ラディッシュの一種でしょうか。

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ローテンブルクの街並み)
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(マウルタッシェ)

ロマンチック街道のハイライト、中世の街・ローテンブルクでは、マルクト広場に面したカフェレストランでもう一度「マウルタッシェ」を注文。フランケン地方の挽肉料理と日本語メニューにありましたが、こちらは焼き餃子風でした。

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「ロールキャベツ」には、丸ごとのジャガイモがついてボリューム満点。
どちらも味付けもそれほど濃すぎないし、野菜が沢山食べられるので、長旅の疲れを癒す優しい郷土料理です。

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(ドレスデン「コーゼルパレイ」)

古都ドレスデンで、美術館巡りの合間に食べたランチ。
フラウエン教会の隣にあるカフェ「コーゼルパレイ」は、1763年にアウグスト強王が愛人コーゼル伯爵夫人の息子のために建てたというバロック様式の宮殿内にあります。

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仔牛のシチュー入りパイ

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きのことブロッコリーのチーズグラタン

テラス席では、食後に大きなグラスに入ったパフェやケーキを食べている人が多かったのですが、ビール飲んだらお腹がいっぱい。

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ドイツ旅行最後の食事はミュンヘン空港でのランチ。
ミュンヘンに本店があるデリカテッセンの名門「ケーファーで食べたヴィーナー・シュニッツェルはウイーンで食べたものより美味しかったと思います。付け合わせは酸味がきいたジャーマンポテト。飛行機に乗る前の食事だったので、私はノンアルコールビールを注文。でも、やっぱり普通のビールの方が美味しかった・・・



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ドイツ・ブンデスリーガ観戦記:元浦和レッズの長谷部誠をベルリンで応援 [サッカー]

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(ベルリン:オリンピアシュタディオン)
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(ヴォルフスブルク背番号13:長谷部誠)

今回のドイツ旅行、最後のお楽しみイベントはベルリンでのサッカー観戦。

サッカーフリークで、Jリーグでは浦和レッズ大好きの私と娘は年間30試合以上スタジアムで応援しますが、現日本代表でもある元レッズの長谷部誠選手が所属するドイツ・ブンデスリーガの試合が行われるスタジアムまで遠征してきました。

長谷部選手がドイツのヴォルフスブルクに移籍した時から、自分たちも海外遠征のチャンスを狙っていたのですが、たまたま夏休み旅行として企画したドイツ旅行の最後に立ち寄るベルリンで、ヘルタ・ベルリンとのアウエイゲームがあると判明。熱狂的なサッカーファンが多いドイツですが、いわゆるフーリガン問題は少なく、女性だけのサッカー観戦も特に問題なさそう。
ベルリンはオリンピック競技場という大きなスタジアムで交通の便も良く、チケットも人気チームのバイエルン戦以外は当日購入も可能ということが事前の情報収集でわかりました。

試合のチケットは、ベルリン到着後、オイローパ・センター内のヘルタ・ベルリンのファンショップ簡単に購入できました。熱狂的なサポーターの席は避け、センター付近の両方のチームを見やすい指定席を勧められました。(30ユーロで買いましたが、日本からチケットの手配を業者に依頼すると万単位の手数料がかかります)

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(ベルリン名物:カリーブルスト)

試合当日、午後2時過ぎのベルリン・ツォー駅周辺は、試合前の腹ごしらえなど、ヘルタ・サポの姿が目につきます。瓶ビール片手に気合いを入れるグループも。(リサイクル大国のドイツでは缶よりも、小瓶ビールがポピュラーなので、歩きながら瓶ビールのラッパ飲み多し)
私たちも、ベルリン名物「カリーブルスト」のファストフード店へ。焼いたソーセージを輪切りにし、たっぷりのトマトケチャップをかけてからカレーパウダーをまぶした、「カリーブルスト」は山盛りのフライドポテトと共に“ビールの友”みたいな食べ物です。(しかし、コーラで我慢)

Uバーンの駅ホームはヘルタのレプリカ姿があふれかえっていました。やはり男性が多いですが、女性と子供だけのグループもいてちょっと安心。
ドイツ人は体格がよいのに、小ぶりな車輌なので両側の座席に着席しただけでも、車内は窮屈。本来は飲食禁止のUバーン車内ですが、瓶ビールのラッパ飲みや、応援歌を合唱(?)するなどサポは勝手に気分を盛り上げています。

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ツォー駅から10数分で、スタジアム最寄り駅「オリンピア・シュタディオン」に到着。駅からスタジアムへ通じる道は両側が林ですが埼玉スタジアムと違い駅から遠くありません。

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スタジアム正面駐車場の手前で、マッチデー・プログラムの売り子を発見。ドイツ語は読めないけれど本日の観戦記念に一冊購入(2ユーロ)

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スタジムまでの道は、焼きソーセージなど飲食の屋台やレプリカ・ユニなどのファン・グッズ売店が並んでいます。投げると危険な瓶や缶はスタジアムに持ち込めないので、途中で捨てられたものをデポジット金目当てに回収している人たちがいました。

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入場ゲートはバーコードを通すとゲートが開く仕組みです。ゲートを入ると、W杯と同じくきちんとしたボディチェックがあります。女性には女性の係員が対応。

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1936年のベルリン・オリンピックでメイン会場となった「オリンピア・シュタディオン」は、堂々とした石造り。ヒトラー政権下の第三帝国時代に作られたものとして現存する数少ない建造物の一つですが、旧西ドイツ時代の1974年W杯の会場にもなっています。2006年のW杯では決勝戦の会場とするための改築工事が行われ、現在の収容人員は7万4000人。

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私たちは、バックスタンドN1入り口からスタジアムへ。さすがに大きな陸上競技場です。私たちは35列目でしたが、試合の流れが見やすい席なのでヘルタカラーのブルーに染め上げられたトラックもさほど気になりません。
試合開始前のアップをする選手の中に背番号13の長谷部の姿を確認し一安心。
長谷部は1週間前に行われた日本代表のW杯最終予選に出場したはずですが、ドイツにいるとアジア予選の結果は全くニュースになりません。(ヨーロッパ予選の結果は何度もテレビで見ました)

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ホームチーム、ヘルタのゴール裏は、大きなゲーフラもなびき、それなりの人数で埋まっています。応援のチャントやコールもにぎやかですが、アウエイのヴォルフスブルクの応援席はこじんまり。
ヴォルフスブルクは、現レッズのポンテや元レッズのマリッチが在籍したことのあるチームですが、彼らが“レッズのサポーターはアウエイ・ゲームでも大挙して応援に駆けつけてくれる”と、大感激したことも納得です。

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スタメン発表。アウエイ側は名前のみ紹介されますが、長谷部は先発出場。当然、ホームのヘルタは選手一人一人の映像つきでMCが会場の雰囲気を盛り上げるように紹介します。

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入場直前の選手の映像がスクリーンで見られるのもお馴染みの風景ですが、大型スクリーンは場内に一つだけ。これもJリーグと同じように子供たちと手をつないだ選手が入場。

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午後三時半の試合開始1分、ヴォルフスブルク最初のセットプレーで、リカルド・コスタがあっけなくゴールを決めてしまい、応援歌を歌っていたヘルタのゴール裏は一瞬沈黙。

長谷部はボランチの位置から再三、攻撃にも参加。シュートを放つもゴールを大きく外しました。この日は、天気に恵まれ、暑くもなく寒くもない絶好の観戦日和でした。

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ヘルタのマスコットの熊、背番号92「Herthinho」はトラックを歩き回って好きな場所で観戦
応援のコールやチャントは、Jリーグでも聞き慣れたものが多いのですがドイツ語はまったく聞き取れません。

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メインスタンドの正面2階に記者席。アウエイ側のゴール裏あたりは、オリンピックの聖火台なのか緩衝地帯になっているようです。1-0のまま前半終了
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ハーフタイム中は外の売店でビールや食べ物を買う人、トイレや喫煙所に向かう人で混雑。

バックスタンドにもVIPのための特別ルームがありましたが、ファンサービスの一環でしょうか。

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後半気づいたら、ヴォルフスブルクの7番Josue’が交代したらしく、長谷部の守備位置が後ろ目に変更。57分、ヘルタのカチャレがゴールし同点に。大型ビジョンには「TOR!」の文字が躍り、リプレーだけでなく、選手の顔写真も。ヘルタゴール裏が急に元気になり声援が大きくなりました。


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流れがヘルタに行っているような時間帯が続きますが、悉くゴールを外しまくる新加入のブラジル人FW(ブラジル代表?)をマガト監督は交代させる気配がありません。控え選手がゴールラインのすぐ外側でアップするのは、Jリーグではあり得ない光景。

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本日の入場者のカウント表示がスクリーンに映し出され38,921人と発表されました。入場ゲートを通るときバーコードリーダーで読み込むので数字は正確と思われます。
ヘルタの試合でこのスタジムが満員になるのは、人気チームのバイエルン戦くらいとか。

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長谷部が守備に追われ、攻撃参加出来ない状況の中、マガト監督の選手交代策も実を結ばず引き分けかなと思い始めた85分、ヘルタのシセロが逆転ゴールしかし、ヴォルフスブルクの敗色濃厚と思われたロスタイムにリーターが同点ゴール!喜ぶヴォルフスブルクナインを横目にさっさと席を立つヘルタファンも。まもなく試合終了の笛が鳴り、2-2のドローという結果に終わりました。
長谷部は代表・バーレン戦の疲れも見せず、90分間フル出場したのでまあよしとしましょう。チームの主軸選手として機能しているようでうれしい限りです。

ヴォルフスブルクはアウエイで勝ち点1を得たものの、たしか4試合勝利なし。ブラジル人FWがチームにフィットしない悩みは何処も同じです。

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クールなのかヴォルフスブルク・ナインは、遠路応援に来てくれたサポーター席まで挨拶に行かず、遠くからの感謝の拍手でひきあげてしまいました。

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目前の勝利を逃したこともあり、ヘルタサポは、試合終了後の撤収も素早いようです。私たちがスタジアムの外で記念撮影していたら、通りかかったドイツ人男性が「初めての観戦か?」などと英語で話しかけてきて、デジカメのシャッターを押してくれました。

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帰りを急ぐ人たちの中に、メッセージトレーナーを着た人たちを発見。ヘルタ・サポはクールと聞いていましたが、今季から採用された縦縞の新ユニのレプリカ着用率が結構高いのはベルリン市民の経済力の高さの現れでしょうか。屋台で帰宅前の腹ごしらえができるも埼玉スタジアムと同じです。日中の最高気温が20度前後という初秋のベルリンの夕暮れ時は、ジャンパーやコートがないと寒いですが、ドイツ人は寒くてもビールが大好き。ということで林の中へ消える(?)男性多し。

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Uバーンの駅に向かう道はなぜか警官たちも一緒に並んで歩いていました。帰りの電車は便数が多いのか、思ったほど混雑せずにツォー駅まで無事帰着。

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ホテルに戻り、本日の観戦のために買ったヴォルフスブルクカラーのTシャツ姿に。レッズサポとしてなら日本国内何処に行っても赤い服で歩けますが、さすがにドイツでは控えめにパーカーの下に着用していました。


(追記)
ところで、試合開始前、スタジアムに流れた歌ですが、私には、ヴェルディのオペラ「ナブッコ」の“行け、我が思いよ、金色の翼に乗って”のように聞こえました。この歌の歌詞を考えると、祖国を二つに切り裂かれた歴史を持つベルリンにふさわしい歌ですが、イタリアでは第二の国歌ともいわれるほど有名な歌がベルリンのチームに採用されているのは不思議な気もします。

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ロマンチック街道からベルリンまで・・・ドイツの栄光と陰の歴史に触れた10日間 [海外旅行]

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(ベルリン・ブランデンブルク門)

9月6日から足かけ10日間のドイツ周遊旅行に行ってきました。
中世の物語を愛した王が建てた「白鳥城・ノイシュヴァンシュタイン城」を見学し、ドイツアルプスのふもとの小さな町フッセンからロマンチック街道をヨーロッパバスで北上。中世にタイムスリップしたような美しい街々を訪ねてから、鉄道を乗り継いでザクセンの古都ドレスデンへ。

ザクセン王の栄華の名残である膨大な展示品を誇る美術館では、第二次大戦で建物が被害にあい、戦後はソ連に絵画作品が持ち出されるなどの数多の苦難の歴史を乗り越えてきた珠玉の作品に出会い至福のひとときでした。

この旅の終着点は、東西に分断されていたドイツの象徴、ベルリン
統一ドイツが誕生してから20年近く経ちますが、新旧が混在するベルリンの町には、戦争の傷跡や悲惨さを忘れないためのモニュメントが至る所にありました。
10日間という短い期間にあまりにも多彩な刺激に出会い、にわか学習したため、私の頭の中はまだ混乱しています。

写真や情報を整理しながら、この旅で体験したことや感じたことなどを少しずつ書いていきたいと思います。

◆「ノイシュヴァンシュタイン城」からロマンチック街道(フッセン~ディンケンスビュール~ローテンブルク~ビュルツブルク、そしてジャガイモの付け合わせがたっぷりのドイツ料理)


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(ドイツは鉄道大国)

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◆ドレスデン(ライトアップの中に浮かぶ再建された「フラウエン教会」、黒パンがおいしかったホテルの朝食、“ザクセンの至宝”:ポーセリンとフェルメール)

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◆ベルリン(「新中央駅」、「ブランデンブルク門」の近くにある「“壁”の犠牲者慰霊碑」、新旧の「カイザーウィルヘルム記念教会」、「ベルリンの壁」跡、ポツダム庭園とサンスーシー宮殿、ソニーセンター)

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原村の「八ヶ岳農場」で、”料理心を刺激される”新鮮な野菜たちに出会いました [食べること]

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(「八ヶ岳農場」直売所)

信州・原村在住のフリーアナウンサー・小林節子さんは、東京からこの地に移り住むことになったきっかけとして、雄大な大自然と澄み切った空気、そして「八ヶ岳農場」の美味しい食べものに魅せられたと言っています。

昨年、私が初めて節子さんが主宰するリングリンク・ホールのイベントの手伝いに原村を訪れたとき、八ヶ岳中央農業実践大学校のキャンパス内にある「八ヶ岳農場」まで散歩に行ったのですが、ゆっくりする時間がなくて直売所は場所を確認した程度。

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今回は、私が泊めて頂いた直子さんが朝ご飯に出してくれるグリーンサラダの材料である高原野菜などがたくさん揃っている朝の時間帯に直売所に出かけてみました。
直売所では朝8時半から夕方5時半まで、その日の朝収穫した新鮮な野菜を販売していますが、冷蔵ケースなどは使っていないので他種類・少量陳列のようでした。大学校の学生さんたちが農場で栽培した野菜を中心に、「いきいき農業塾」の方々の野菜も売っています。

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◆サラダの食材になる高原野菜:普通のレタスの他に“シーザーズサラダには欠かせない”ロメインレタス、“我が家のサラダの定番”サニーレタス、“ベトナム風生春巻きなどの付け合わせに使うと見映えする”グリーンカールもありました。

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化学肥料を一切使わないトマトは色々な種類がありましたが、ケース買いは市価よりかなり安いようです。同行の友人たちは、クルマで東京まで帰るので、野菜好きの家族や孫たちのための買い出しツアーみたいに、両手いっぱいの野菜を抱えてクルマに乗り込みました。

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◆東京に着いてから自宅まで電車を乗り継ぐ私は、「ティンカーベル」と名付けられたミニトマトの小袋を買いました。最近、「アイコ」などのプラムのような形のミニトマトがマイブームです。
早速、翌朝の食卓のサラダに登場しました。

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◆人参も葉付きで新鮮なので、原村特産品のセロリやキュウリと一緒にスティックサラダやピクルスにすればワインなどお酒のおつまみによさそうですね。人参好きなら千切りにしてフレッシュ人参サラダでも。

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◆色とりどりのミニピーマンやズッキーニに心惹かれましたが、もうすぐ10日間ほど旅行に出かけるので今回は買うのを断念。ズッキーニは割安なので、ラタトゥーユとかに使うだけでなく、なすと一緒に編み目をつけたイタリア風焼き野菜にし、バルサミコソースをかければ沢山食べられます。
そういえば、前日買い物に行ったAコープでは、“ズッキーニを漬け物にもどうぞ”という貼り紙がありましたが、キュウリのようにぬか漬けにするのでしょうか?

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◆なすも種類が豊富で、白なすもありました。珍しいけれどお味は?と思ったら、イタリア風網焼きにすると美味しいというネットの書き込みを発見。

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大阪の「泉州特産・水なす漬け」でお馴染みの水なすを野菜として売っているのを初めて見ました。泉州地域の気候と土壌でしか育たないと思っていましたが、原村でも栽培できるようです。
最近、サラダ感覚の浅漬けのなすをスーパーやコンビニでも見かけることが多くなりました。水なすや十全なす、巾着なすなど丸ごと漬けた“なすの浅漬け”は、ビールにとても合う夏の味覚です。

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ルバーブはグリーンの他にもありました

◆東京ではあまりみかけませんが、ジャムの材料になるルバーブも売っていました。昨年泊めて頂いたお宅で朝食のパンにルバーブジャムをつけて食べたのが初ルバーブでした。“赤いルバーブ、赤いジャムが出来ます”というボードがありました。こんな説明が書いてあるとうれしいですね。

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◆朝食の鮭のバター焼きに使われた『魚のハーブ』フェンネルも売っていました。名前は聞いたことがあっても野菜としてはあまりなじみのないハーブなので、説明ボードが欲しいところです。

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(カボチャ:「バターナッツ」)

◆テーブルクイーンカボチャの隣に「バターナッツ」というのがありました。初めて見たこの野菜は一体何?と思ってネットで調べたら、カボチャでした。ピーナツ色でひょうたんみたいな形のカボチャですが、プリンにするとおいしいとか。カボチャと一口に言っても色々あるものですね。

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◆「八ヶ岳農場」直売所のあちこちに、カボチャがオブジェのように飾られていました。そういえば、10月は、ハロウイーンの季節。自分で彫刻して庭などに置くような大きなカボチャも売っていましたが生産数量限定で早い者勝ち?

★★★「八ヶ岳農場」の直売所は、せっかく色々珍しい種類の野菜があって楽しいのですが、あまり馴染みがなく、どんな料理に使えばよいのかわからないとなかなか手が出ません。
最近はパソコンでネットを検索すると、珍しい食材でもレシピがみつかる便利な世の中ですが、対面販売の良さも見直されていますね。

そういえば、私がまだ新米主婦の頃、近所の八百屋のおじさんに調理法を教わることがよくありましたっけ。


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原村の小さなホール裏方日記:鈴木俊夫さんのギター演奏で『音楽の旅』を楽しみました [原村の小さなホール]

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八ヶ岳中央高原・原村のリングリンク・ホール、8月の音楽イベントは、鈴木俊夫さんのギター演奏会でした。鈴木さんがこのホールで演奏なさるのは今回がはじめてとのこと。

演奏会当日は、このホールのオーナーである小林節子さんの学生時代の仲間が集まる恒例の合宿と重なっていたので、いつもよりたくさんの仲間が東京方面から集まりました。
あいにくの雨模様にも拘わらず、予想を上回る大勢のお客様が演奏を聴きに来てくださいました。
特にホールの道案内の問い合わせ電話が多かったことから、初めてホールにお越し下さった方も多いようです。

演奏会告知チラシには、“「禁じられた遊び」「アルハンブラの想い出」「エリーゼのために」その他、クラシックから南米民謡まで色々と演奏します”と書いてありました。どんなプログラム構成なのか楽しみです。客席では、諏訪清陵高校ギター部の生徒さんたちが一番前の席に陣取って開演を待ちかねていました。

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螺旋階段をおりて登場した鈴木さんは、明かりを消したホールでスポットライトを浴びながら演奏を始める前にマイクを握って自己紹介をして下さいました。時折雨音も響くこの夜、ホール2階も埋め尽くした大勢のお客様による人いきれもあるのでしょうか、室内は湿気が多いようです。夏も涼しい原村のリングリンク・ホールには暖房設備しかないので温度や湿度の管理がうまくいかない日もあり、演奏者やお客様にご負担をおかけすることも・・・

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ギター曲の定番「愛のロマンス(禁じられた遊び)」から演奏会は始まりました。私には、若い頃この曲を弾きたくてギターを手にしたけれど、挫折したというほろ苦い想い出があります。

20代の頃、ブラジルで開催されたコンクールに出演したことがきっかけとなって、パラグアイとボリビア各地で演奏旅行をされた鈴木さんが演奏する南米の音楽を聴いていると、自然に体がリズムをとっていることに気づきました。鈴木さんはダンス音楽としてのギター演奏の第一人者だったということが、後になってわかりました。

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鈴木さんは、ギター演奏会初心者にもわかりやすく解説しながら、独奏だけでなく、あらかじめ録音した自分の演奏との合奏などバラエティに富んだ選曲で客席を楽しませて下さいました。
スペインから始まった今回の『音楽の旅・南米編』では、パラグアイやボリビア、ブラジルの曲が演奏されました。アルゼンチンの音楽の中には、5月に藤村俊介さんのチェロ演奏で初めて聴いたピアソラの「リベルタンゴ」もありました。アルゼンチンといえば思い浮かぶのはやっぱりタンゴですね。
モーツアルトの「トルコ行進曲」や「エリーゼのために」というお馴染みのピアノ曲もギターで聴くのは新鮮でした。

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(スペイン・アルハンブラ宮殿)

しばしの休憩を挟んだ第二部では、いよいよスペインの名曲「アルハンブラの想い出」と「アランフェス協奏曲」の演奏。
10年前初めてのスペイン旅行で訪ねたアルハンブラ宮殿の光景が目に浮かびますが、本日使用のギターは、そのアルハンブラ宮殿の近くで求めた楽器とのことでした。

また、ギターの名曲「アランフェス協奏曲」は、“ギター版カラオケCD”のブルガリアのオーケストラとの共演。最近はこんな便利なものがあるのですね。私にとってはギターという楽器の奥深さを感じた演奏会でした。
客席から手拍子も飛び出すなど楽しく盛り上がった演奏会終了後、お客様との記念撮影に気軽に応じて下さった鈴木さんを横目にみながら、私は打ち上げの準備にキッチンへ直行。

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この夜も、私的定番のタイ風カレーを作りましたが、テーブルにはご近所から頂き物のトウモロコシや先輩たちの自慢料理も並びました。長年の仲間だけでなく一期一会の方たちとも親しくお話しでき、夜更けまで楽しい宴は続きました。
ギターとチェロは音域が近いそうですが、選曲が重なるということは、二重奏も出来るのでしょうか。

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翌朝、直子さん宅のテラスでモーニングコーヒーを飲んでいたら、同宿だった鈴木さんたちが朝の散歩から帰ってくる姿が見えました。
鈴木さんも、リングリンク・ホールお馴染みの演奏家の方たちのように、またいつかリングリンク・ホールへ演奏しに戻ってきて下さるとうれしいのですが・・・


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『幸せな朝ご飯』:信州原村での楽しみ [食べること]

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年数回の信州・原村生活での楽しみのひとつは、朝ご飯です。
原村生活といっても別荘があるわけではなく、先輩のホールで開催するイベントの手伝いや学生時代の仲間の集まりに参加する1泊か2泊の短い滞在。

夜は、毎度深夜までの大宴会のキッチン担当スタッフとして、女性同士(時には男性も混じって)皆でおしゃべりしながら楽しく料理作りしますが、早起き苦手で朝食の支度はできれば避けたい私は、先輩のご近所仲間のペンションにB&B(朝食付き宿泊)でお願いしています。

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主婦にとって旅に出たときの楽しみは、上げ膳据え膳の朝ご飯
特に原村は、高原野菜の生産地だから東京よりも新鮮でおいしい野菜が色々食べられるのです。

今回は2泊でしたが、他のお客様もお泊まりだった最初の朝は、いつもの洋風朝ご飯。前夜、ホールで素晴らしいギター演奏を聴かせてくださった方たちとおしゃべりしながら美味しく頂きました。

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(和食のテーブルセッティング:今朝のメニューは?)

さて、二日目の朝、食堂には私ひとりですが、テーブルセッティングがいつもと違う和風の雰囲気。
めかぶの酢の物や、なす、カボチャの煮物、お漬け物の小皿が並んでいます。
何が出てくるのかな?ちょっとわくわく・・・

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登場したのは、鮭のバター焼きとグリーンサラダの一皿

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そして、炊きたてのご飯と、本場の信州みそのおみそ汁。

地元の食材を豊富に使った健康によいと思われる組み合わせの豪華な朝ご飯です。

私一人のために誰かが朝ご飯を作ってくれるなんて贅沢すぎますが、どれも皆美味しくいただきました。
野菜の風味をしっかり楽しめる新鮮な高原野菜のグリーンサラダは、自宅で毎朝慌ただしく準備するサラダとは別物。たぶん高原のホテルのビュッフェのサラダよりもおいしいのでは・・・

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(5月のサラダ:可愛らしい「フットボールトマト」)

焼いた鮭の上に乗っていたのは、『魚のハーブ』といわれるフェンネル
料理を作ってくれた直子さんの説明によると、「八ヶ岳農場」に行ったら見事なフェンネルを売っていたので使ってみたそうです。

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フェンネル(和名はウイキョウ)というハーブの名前は知っていたけれど、収穫したままの姿をみたのは初めて。葉の部分を薬草に、種子はハーブティに使うまでは知っていましたが、ネットで検索したらずいぶんたくさんのレシピが紹介されていました。肥大化した株元はサラダなどに料理できるみたいですがまだ食べたことはありません。

フェンネルの栽培は、日本ではまだあまり盛んでないようですが、標高1300メートルにある八ヶ岳中央農業実践大学校「八ヶ岳農場」では、目新しいアイテムにも挑戦しているのでしょうか?


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