SSブログ

パリのクリスマス、今年はどんなイルミネーション? [海外旅行]

3370126
凱旋門:大晦日のカウントダウンは観光客に大人気)

今年も、パリ・シャンゼリゼ通りのクリスマス・イルミネーションが点灯した様子をテレビのニュース映像で見ました。

幅約
100メートル、長さ2キロの大通りのイルミネーションは、一昨年から環境にやさしいブルー系のLEDランプになりましたが、今年は不況で沈みがちな気分を明るくということで、ピンク色を加えたとか。

昨年は年末・年始の日本を脱出してパリに出かけ「紅白歌合戦」も見なかった私ですが、今年はクリスマス前後がライブ三昧(くるり、平井堅、ミスチル)になるので正月はおとなしくしているつもりです。

3370127
ギャラリー・ラファイエット
店内の吹き抜けには巨大なクリスマスツリー)

クリスマス商戦が終わるとすぐに正月商戦に切り替わる日本と異なり、パリでは、クリスマスの飾りは新年を迎えてもしばらくはそのままです。(シャンゼリゼ通りのイルミネーションも来年110日まで毎晩点灯の予定)

そんなわけで、一足早くクリスマス気分を味わいたくて、最新のパリの写真ではありませんが前回のクリスマス・イルミネーションの様子をご紹介します。

まずは、足下が凍てつく寒さの、夜のシャンゼリゼ大通りをコンコルド方面に

3370128

3370210
シャンゼリゼ大通り:
元々は、アンリ4世の王妃マリー・ド・メディシスのために作られた、
チュイルリー公園からの散歩道
だった)

3370129

3370131
シャンゼリゼ大通りのロン・ポワン:
ロン・ポワンを過ぎるとシャンゼリゼも店が少なくなり緑が多くなる)

3370130
モンテーニュ大通り:
シャネル、ディオール、ヴィトンなどが並ぶブランドストリート)

お店が少なくなって人通りも減ったので、もと来た道を凱旋門に向かって引き返します。

3370138

3370139
(ビストロ「ラルザス」:24時間オープンのアルザス料理専門店)

3370140
マカロンでお馴染みの「ラデユレ」:
シャンゼリゼ店は観光客が多い)

3370141
(カフェ&レストラン「フーケッツ」:
世界中の映画人が集まるという超有名店は、歴史的建造物に指定されている)

3370142
(「ルイ・ヴィトン本店」:
ウインドーを眺めるだけでもパリを感じるディスプレー)

夜の散歩はほどほどにしてホテルに帰らないと風邪を引いてしまいそうに寒い冬のパリです。

3370143
シャンゼリゼ大通りの「セフォラ」:
日本で買えないセフォラ・ブランドの化粧品は女性へのおみやげにぴったり)

3370144
サンジェルマン・デ・プレ界
ブランドショップや「ラデユレ」など有名カフェが多い人気エリア)
3370145

3370146
サンジェルマン・デ・プレ教会前のクリスマス市:
ドイツのクリスマス市は大規模で有名ですが、パリでもこじんまりと?)

キリスト教国のフランスでは、クリスマスは年間最大のイベントです。
普段、デパートではソルド(バーゲン)の時しか買い物しないという人もクリスマスだけは別。何度も下見をしてから買うのでクリスマス時期のデパートは買い物客で大混雑になります。


3370147
(「プランタン・パリ高島屋」:
趣向を凝らしたウインドー・ディスプレーが毎年話題になります。)

3370148
(「ギャラリー・ラファイエット」:
イルミネーションの派手さでいえば断然ラファイエット)

3370149
(「ギャラリー・ラファイエット」の入り口)
3370151
(「ギャラリー・ラファイエット」:
店内の吹き抜けには巨大なクリスマスツリー。
上層に行かないと全容がわかりません)

3370154
(オペラ座近くのコーマルタン通り
3370153
(マドレーヌ寺院の近く)
3370152
(高級宝石店が広場を囲む「ヴァンドーム広場」:
まるでキャンドルライトのようなライトアップ)

次はいつパリに行けるかわかりませんが、いつもエッフェル塔を見るとパリに来ていることを実感してうれしくなります。

写真を見て、せめて気分だけでもパリのクリスマスを・・・


3370155
(冬のパリ、夜明けは遅く、午前8時でもまだ夜明け前)






nice!(3)  コメント(0) 

クロアチア・スロヴェニア ハイライト観光ツアー② [海外旅行]

3292178
★”アドリア海の真珠”ドブロヴニク★
3292179
スカンピ(手長海老)のグリル
”アドリア海の恵み”シーフードの代表★

さて、長靴型のイタリアとアドリア海を挟んで向かい合うクロアチアは、数字の7を裏返したような細長い形状の国土です。

ツアー専用バスは、内陸部に位置するプリトヴィッツェから一気に南下して紺碧の海に赤い瓦屋根のコントラストが美しいアドリア海沿岸のダルマチア地方にでました。

ここからは、古代から中世の歴史的な建物や遺跡の世界遺産巡りの旅が始まります。

クロアチアのアドリア海沿岸はオーストリア統治時代から発達したビーチリゾートとして大型のクルージング客船も寄港し、ヨーロッパ中から観光客が集まる人気エリア。国内の鉄道路線は主に貨物輸送手段で、国内の移動はクロアチア航空の国内線も就航していますがバスでの移動が中心です。


◆シベニクのランドマーク『聖ヤコブ大聖堂』◆

3292180
★アドリア海沿岸の楽しみは、紺碧の海とシーフード★

3292181
★『聖ヤコブ大聖堂』:シベニクの世界遺産★
15-16世紀、北イタリア、ダルマチア、トスカーナの3つのエリアの文化的交流が盛んだった頃100年かけて建築。初めゴシック様式で建築が進められたが途中からルネッサンス様式へ移行。

3292182
★路地でみかけた
ルルドのマリア様』★


古都トロギールは、旧市街全体が世界遺産◆

石畳の路地が入り組んだ小島に造られた城塞都市は、紀元前385年頃にギリシャの植民地として建設されました。

3292185
★トロギールの住宅街★

3292183
★旧市街にある『聖ロヴロ大聖堂』の鐘楼から見た広場★

3292184
★城門の脇には、門限に遅れた人が夜明かしするための小屋★

3292186
★野菜や果物、ドライフルーツなどが並ぶトロギールの市場★


スプリットは、古代ローマ皇帝の宮殿跡に今も人々が生活する

ローマ皇帝ディオクレティアヌスが300年頃に造った宮殿は、帝国の衰退に伴って廃墟となっていましたが、7世紀、宮殿北方に住んでいた人々がスラヴ系民族の襲撃で街を追われ、この地に住み着くようになったといわれています。
人々は、宮殿の建物や壁、床などの石材を利用して自分たちの家を造り、1700年たった今も城壁の中には600人くらいの人が古代遺跡の中に暮らす町という不思議な光景が見られます。

3292187
★アドリア海最大の港町スプリット★
新市街には、高層ホテルの建設も進められている

3292188
3292189
★スプリットの世界遺産「ディオクレティアヌス宮殿」★
古代遺跡の一部を利用した住居には、テレビのアンテナも見える。

3292192
★スプリット旧市街の青空市場★


クロアチア南端のドブロヴニクは、 城壁に囲まれた“アドリア海の真珠”◆

3295206
★ドブロヴニク沖合にはクルージング船が停泊★

3292193
★旧市街に入る『ピレ門』★
かつては日没になると、木製の跳ね橋の鎖は巻き上げられ、門は堅く閉じられていた。
16世紀頃現在の形になった城壁の上は一周約2キロの遊歩道になっている。

3292194
★ドブロヴニクの旧港★
現在は観光ボートの発着所とレストランなどになっている。

スプリットから陸路でドブロヴニクに向かう途中、ボスニア・ヘルツェコヴィナ領のネウムを通り抜けなければなりません。ドブロヴニクは“クロアチアの飛び地”です。なぜこんな領土になったのか?それはクロアチアという国の成り立ちの歴史よるもの。

ドブロヴニクは、7世紀に西ローマ帝国の崩壊で移り住んできたローマ人の末裔の避難所として誕生した「ラグーサ共和国」に異民族であったスラヴ人が平和的に移り住んでいた都市国家で、クロアチアの他の都市とは別の国でした。
ヴェネツィア共和国の支配を受けたりしながらも、ネウムを緩衝地帯として小国としての自治を維持していましたが、1808年にナポレオン率いるフランス帝国に服従して消滅し、その後オーストリアの支配下になり、旧ユーゴスラヴィアの領土となったのは1918年という複雑な歴史を持っています。


3292195
★ドブロヴニクに今も残る1991年の内戦の傷跡★

1991年12月6日。旧ユーゴ連邦軍による砲弾がこの街に浴びせられました。
旧市街の多くの建物が破壊され、たくさんの市民が犠牲になりました。現在街はすっかり修復されていますが、旧市街の北側にそびえるスルジ山のロープウェイはまだ復旧していませんでした。(まもなく開通予定)

ピレ門の傍らには、砲撃の被害状況を示す地図がありました。

3292196
★ドブロヴニクの青空市場★
ドライフルーツのイチジクは観光客にも人気の特産品。

3292197
★ドブロヴニクの青空市場★
伝統的なレース編み、ラベンダーのポプリやアロマオイルなどもおみやげに人気。

クロアチアで訪れた町にはどこでも青空市場がありました。新鮮な野菜や果物、イチジクなどのドライフルーツやナッツ類、蜂蜜などの特産品と一緒に観光客用の土産品も並んでいました。


◆美しい古都、クロアチアの首都ザグレブ◆

3292211
3292212

クロアチアの首都ザグレブは、1094年に司教区が置かれた古都で、オーストリア・ハンガリー時代のハプスブルク家の面影が随所に残っている緑の多い美しい街並です。
馬車の音が聞こえてきそうな石畳の街にはガス灯もあり、中世にタイムスリップしたような気分になります。

3292214
★屋根のモザイクの紋章が印象的な『聖マルコ教会』★

3292215
★二つの鐘楼が天高くそびえる『聖母被昇天大聖堂』

32922223292223
★欧州で最も美しい墓地、『ミロゴイ墓地』


今回のツアーでは、ザグレブ観光はわずか数時間のみだったのですが、ぜひ再訪して自分の足でゆっくり歩いてみたいと思う魅力的な町でした。
私の大好きなラベンダーなどのハーブはクロアチアの特産品。自然派化粧品やハーブティなども充実している町中ショッピングも楽しそうです。

3292213
★アドリア海沿岸の市場で買ったラベンダーのポプリ★

アドリア海沿岸の各都市の周遊は、パッケージツアーが楽ですが、欧州各地から飛行機を乗り継いで行けるザグレブなら個人旅行でのんびり散策したり買い物するのがベターです。
プリトヴィッツェ湖畔国立公園への直行バスの発着もあるので、次回は、個人旅行で・・・






nice!(0)  コメント(2) 

クロアチア・スロヴェニア ハイライト観光ツアー① [海外旅行]


3277791
★クロアチア・プリトヴィッツェ湖群国立公園★
3277774
★スロヴェニア・ブレッド湖★

1010日から足かけ9日間で、クロアチア・スロヴェニアのハイライト観光をしてきました。

観光資源に恵まれた人口数百万人の両国は、ヨーロッパの西と東の狭間に位置し、文化的にも歴史的にもユニークな特徴があるといわれています。

1990
年代の初めまで旧ユーゴスラビア連邦の一部だったクロアチアとスロヴェニアは、その長い歴史を通じて自らの国家をもったことが殆どなく、内陸部はオーストリア・ハンガリー領として、沿岸部はヴェネツィア共和国の影響下で多くの年月を過ごしてきたそうです。
ガイドブックによると、狭い国土に住み民族的にはスラブ系でありながら、クロアチアとスロヴェニアには、スラブ的な要素に加え、ゲルマン的な要素、ハンガリー的な要素、イタリア的な要素などが溶け合っていると書いてありました。
短い期間の駆け足パッケージツアーですが、街並みや郷土料理などからこれらの要素を、どのように感じるのか?
極東の島国で、他国からの侵略や欧州列強の影響を受けることが少なかった日本で育った私にとって、これが今回の旅における興味深いテーマのひとつでした。

32777643277765
(ウイーンで乗り継いだクラーゲンフルト行きの飛行機は、座席列2×2の小型プロペラ機)

◆抜けるような青空の下、緑豊かなスロヴェニアの自然を満喫◆

3277775
★”アルプスの瞳”と呼ばれる、エメラルドグリーンに輝くブレッド湖★
聖母被昇天教会」のあるブレッド島には手こぎボートで渡る


3277767
3277768
ブレッド湖の水面から130メートルのがけの上にそびえ立つブレッド城★
3277769
3277772
★ブレッド城からの湖畔の眺めは素晴らしい★
ハプスブルク家統治下の17世紀からリゾート地だった湖畔には鉄道も敷かれていた
3277773
★ユリアンアルプスの山々が湖面に映し出される★
湖面に浮かぶ手こぎボートは、ハプスブルク家から許された20家族のみが営業

3277776
3277777
★時空を超えた自然の驚異、
欧州最大級の鍾乳洞「ポストイナ鍾乳洞」★
鍾乳石が1ミリ成長するのに10~30年かかるといわれる


“干ばつに悩む森に16の湖を作った女王の涙”の伝説、今回は女王の気まぐれが嵐を呼んだ?◆

3277792
★エメラルドグリーンに輝く石灰湖★


3277790
★公園のシンボル プリトヴィッツェ滝★
約78メートルの高さから流れ落ち、ヴェリキ・スラップ(大滝)の愛称で親しまれる国内最大の滝

さて、今回の旅の最大の楽しみは、“水が生んだ宝石”とも呼ばれ、エメラルドグリーンの大小16の湖と92カ所の滝をもつ「プリトヴィッツェ湖群国立公園」の3時間のハイキングでした。

世界遺産に登録されている公園内は、最上流の湖から一番下の湖までの高低差を無数の滝に結ばれながら16の湖が階段状につながっています


3277788

ブナやモミの原生林の中にある湖はボードウォークが整備され、広い園内は電動バスやボートでも移動できるので、エメラルドグリーンに輝く石灰湖や滝の間を犬と一緒の散歩を楽しみながら歩く人も多いと聞いていました。

実は、この美しい国立公園も90年代はじめのクロアチア内戦時には、戦場となって一時はユネスコの危機遺産に登録された歴史があります。しかし、今は、元通りの美しい景観を取り戻し世界中から観光客が訪れています。


3277785
3277787

この日だけは雨が降らないことを祈っていたのに、現地に到着すると無情の雨。おまけに、私たちがハイキング出発前に公園近くのレストランで昼食をとっていると、いきなり竜巻のような突風が吹き、木の葉が舞いあがり、霰までが落ちてきました。このままではハイキングは中止?と心配しましたが、風が収まりなんとか雨中のハイキングを決行。現地の英語ガイドと一緒に添乗員さんと20代から60+代まで25人のツアー参加者が、雨合羽を着たり傘をさして歩き出しました。

3277799
★ボートで園内最大の湖、コジャック湖を遊覧?★

一足早い紅葉を楽しむことはできましたが、気温がどんどん下がる中、足下が滑らぬように気遣い、傘をさしながらのハイキングでは写真撮影もままならず、グループからはぐれそうになる方も。結局、約半数の方はコースの途中で予定を切り上げて添乗員さんと共にホテルに向かうことになりました。

しかし、私はもちろん初志貫徹、残った仲間と一緒に現地の英語ガイドに引率されて予定のコースを歩きました。時折雷鳴が聞こえるためかガイドさんは先を急ぐ様子で、歩く合間に立ち止まって写真撮影していると取り残されそうになります。さすがにこの状況で歩いている他のグループには出逢いません。

3277798
山の湖の天気は変わりやすい
時折雷鳴が遠くから聞こえたり、みぞれ混じりの雨で気温が低下

夕方になって気温はさらに下がり、みぞれ混じりの天気に。手袋で温めながら撮影していた私のデジカメも低温でバッテリーがダウンしましたが、エコバス利用で無事出口にたどり着くことができました。

わずか3時間程度ですが、プリトヴィッツェの魅力を満喫するはずの『お手軽ハイキング』は、悪天候のために思わぬ『山歩き修行』になってしまいました

それでも、次回は雪解け水で滝の水量が豊富だという新緑の季節に再度チャレンジしたいと思う“懲りない”私です。





nice!(1)  コメント(0) 

私的『パリで過ごす大人の休日ガイド』(その2)・・・時の流れを忘れ [海外旅行]

3096634

ダニエル・ヴィダルのヒット曲「Les Champs-Elyse'es」は
日本では「オーシャンゼリゼ」としてお馴染み


3096635
30966363096638
3096637

パリでは、デパートやブティック、飲食店は日曜定休の店が多いので要注意です。
第一日曜は、ルーヴルオルセーオランジュリーなどの美術館は無料で入館できますが混み合いがち。(ピカソ美術館は2011年まで改装工事中)


おしゃれなブティックやカフェ、アクセサリーや雑貨のお店があるマレ地区は、日曜日もあいている店が多いのでおすすめです。ウインドーのディスプレイを眺めるだけでもパリのエスプリを感じます。
ユダヤ人街のファラフェル店などエスニックな飲食店もあります


3096639
30966403096641

★「レ・フィロゾフ」:マレ地区の中心にあるパリらしい木造の店構えのカフェ。カフェ価格でビストロ級の味が楽しめるので昼どきはいつも満員★

3096642

★「ヴォージュ広場」:
1612年にアンリ4世の命で造られたパリ最古の広場。
北の「王の館」、南の「王妃の館」など四方を建物に囲まれた美しい広場の木陰でひとやすみ★


ルノワールや、ユトリロの時代の下町情緒が残るモンマルトル界隈を散策

3096643
3096644

★「サクレ・クール大聖堂」:ロマネスク・ビザンチン様式のエキゾチックな外観の白亜の寺院。
海抜
130メートルの丘の上からはパリ市内が一望できます。このあたりは観光客の人気スポットですが、スリの被害もパリで一番?★

3096645
3096651

モンマルトルの坂道と階段:多くの芸術家たちに愛された街をゆっくり散策。
季節の野菜や果物が並ぶ八百屋、肉屋の店頭ではローストされているチキンの丸焼きのおいしそうな香りが漂い庶民の暮らしをかいま見ることができます。

映画「アメリ」の主人公が働いていたカフェ「カフェ・ドゥ・ムーラン」は、今や観光名所。この界隈は、フランス映画には欠かせないロケーション地区です★

3096652
オ・ラパン・アジル」:今もワイン用に栽培されているパリで唯一の葡萄畑の前の一軒家は、1875年開業のシャンソニエ。
ここは
20世紀初めユトリロ、ピカソ、モディリアーニらが常連だった店。今も毎夜昔ながらのシャンソン・ショーを見ることができます。名物の店伝統のサクランボ酒はレトロな味わい★

エッフェル塔を間近に感じる一日

3096653
30966543096655

★「ケ・ブランリー美術館」:フランスが帝国主義の時代に植民地で収集した遺産を元に2006年にオープンした原始文明の美術館。
アジア、オセアニア、アフリカ、南北アメリカのプリミティブ・アートを、原始林をイメージしたような薄暗い館内で展示。
エッフェル塔を間近に見ることができるカフェは、美術館利用者でなくても入れます。開放感一杯のテラス席でエッフェル塔を堪能しながら軽食やお茶を★
30966563096657
3096658

ルモワン」:エッフェル塔が間近に見えるサン・ドミニック通りにあるボルドー生まれのカヌレ専門店は、わざわざ足を運ぶ価値あり。カヌレは日持ちするので日本へのおみやげにもぴったり。
パリジャンに人気のビストロレ・ココット」も「ルモワン」と同じサン・ドミニク通りにあります。★


3096659
30966603096661

セーヌ河岸(アルマ橋):アルマ橋のたもとにある『自由の炎』の記念碑は、ダイアナ元妃が事故死をとげた現場のすぐ上にあるため今ではダイアナ元妃のモニュメントにもなっています。

3096662

★「アンヴァリッド」:黄金のドームの地下聖堂にナポレオンの眠る棺があります★

3099010

★近くのセーヌ川に架かる「アレクサンドル三世橋」は、見事な彫刻でパリ一番の橋といわれます。
グラン・パレ、プチ・パレ側からこの橋越しに見る「アンヴァリッド」の全景はパリを代表する景観★

3099009

Bon Voyage!


nice!(0)  コメント(0) 

私的『パリで過ごす大人の休日』ガイド(その1)・・・やっぱりパリが好き [海外旅行]

3075754307575530818023075784
パリのランドマーク、エッフェル塔に再会すると、思わず「ただいま!帰ってきたよ!」と言ってみたくなります

リタイア生活になる前に夢見ていたことで実現できていないことは多々ありますが、なかでも『海外ロングステイ』はこの先も私には縁がなさそうです。パリが好きで、娘と一緒にこれまで4回パリを訪れた私ですが、一回の滞在期間はせいぜい4-5日。パリの市内だけでなく、日帰りのバスツアーなどに出かけたりしているので、まだまだ行ったことのないエリアも多いのに、お気に入りスポットには何度でも行きたくなってしまいます。

もし、夏の終わりに『2週間のパリの休日』があったら、どう過ごすか?
“初めてのパリ滞在で一通りの観光スポットは見学済み”という前提で、ひとつのテーマについて1-2日かけて、じっくりパリおよびその周辺エリアを楽しむプランを考えてみました。

2006年にリニューアルなったオランジュリー美術館の「睡蓮の間」でパノラマ展示を堪能し、モネが晩年を過ごしたセーヌ河畔の町ジヴェルニーへ。日本情緒漂う「水の庭」でモネの感じた光と風をイメージしながらキャンバスの中を散策するひとときを。時間があればパリで他の美術館にも足を運びたい


3075759
3075769
モネの絵画と実際の風景

30757563075757
3081800

★チュイルリー庭園に築かれたオランジュリー美術館」:自然光を生かし弧を描いた壁面に展示されている連作「睡蓮」をベンチに腰掛けてゆっくり鑑賞。
地下展示室のギヨーム・コレクションもルノワール、ゴーギャン、セザンヌなどの作品が並びなかなか見応えがあります★

30757683075767
30818013075770

モネの庭ジヴェルニー)」:(昨年7月のブログでご紹介)パリから約1時間、ガイド付きバスツアーもあり★

オルセー美術館」:絵画・彫刻・写真などフランスの19世紀芸術の殿堂。日本でも何度も美術展が開催されているのでお馴染みの作品もありますが、広々とした展示室でモネの作品などをゆっくり鑑賞。レベル2(中階)のル・レストラン、1900年に造られたホテルレストランの面影がのこるインテリアを楽しみながら伝統的フレンチを。予約不可のランチはいつも行列ですが、ティータイムもあります★

★「マルモッタン・クロード・モネ美術館」:時間があれば、ブーローニュの森に近い閑静な住宅街の美術館へ。“印象派”の名前の元となった「印象・日の出」(モネ)が展示されています★


中世に建築された大聖堂で、ゴシック建築とステンドグラスの魅力を満喫する

30757713075772

ノートルダム大聖堂」:(1163年に着工し、最終的に1345年に竣工)3つのバラ窓で有名。12世紀ゴシック建築の最高峰ですが、正面と背面の印象は異なります★

3075773

サント・シャペル」:(1248年建立)上下2層の礼拝堂があるが、特に王家や特権階級の人々だけが利用した上層の礼拝堂は壁がないほどのステンドグラスに囲まれ宝石箱のような繊細な美しさ★

30757743075775

シャルトルのノートルダム大聖堂」:パリから約1時間。ガイド付きツアーもあり。大聖堂を見学した後は、聖母への巡礼者が集う中世の町をゆっくり散策したい。
(現在の建物は12-13世紀に建てられた部分が中心)ロダンが“フランスのアクロポリス”と呼んで絶賛した堂々たる姿は、フランスで最も美しいゴシック建築のひとつ。三方の最上部にある聖書を物語るステンドグラスのバラ窓が美しい。特に“シャルトルのブルー”と呼ばれる透明感あふれる深い色調に注目★


3075776
★大聖堂の裏手のウール河畔を散策★

パリで最も知的で洗練されたエリアといわれる“サン・ジェルマン・デ・プレ”~“カルチェ・ラタン”地区で人気のビストロ&カフェそしてパリジェンヌ好みのスイーツ三昧

30757773075778
30757803075781
サン・ジェルマン・デ・プレ界隈のカフェ&スイーツ:「カフェ・ドゥ・マゴ」、「ラデュレ」、「KUSUMI TEA」、ショコラティエ「パトリック・ロジェ」★

30757823075783

★「サンシュルピス教会」:映画「ダヴィンチ・コード」で有名になりましたが、フランスで最大規模を誇るパイプオルガンのケースも圧巻★

3081809

★マカロンで有名な「ピエール・エルメ」はサン・シュルピス広場のすぐ近く★

3075785

★「リュクサンブール公園」:公園の片隅にアメリカに贈られた自由の女神像のレプリカがあります。1年に1回だけ発売されるこの公園で採れたハチミツは即日完売の大人気とか★

3075786

★リュクサンブール公園にほど近い
ヴォージラール通りには、日本人パティシエ「Sadaharu AOKI」の店も。日本にも進出していますが、パリの1号店で、パリっこのチョイスをチェック。抹茶ロールはパリでも定着★

3075787

★オデオンの人気ビストロ「
Comptoir:ランチは予約不可で、並べば必ず入店できるのでフランス語が苦手でも敷居が低い?★

3075788
3075789

★?!メニューはすべてフランス語?!
ガイドブックを頼りに、しばしメニューと格闘・・・
なんとか無事に、好みの料理が運ばれてきました★






nice!(0)  コメント(0) 

フランスの「美しい村」で作られる伝統菓子・・・アニスキャンディ [海外旅行]

2522575
(アニスキャンディの缶)

先日ご紹介した「ガレット・デ・ロワ」「カヌレ」はもともとフランスの修道院で作られていたお菓子がその後一般に普及したものですが、小さな缶入りのアニスキャンディもまた、修道院生まれのお菓子です。

14世紀にフランス・ブルゴーニュ地方のディジョンにあるフラヴィニー修道院で作られるようになったのですが、フランス革命後は、フラヴィニー名物としてトゥルバ社が14世紀の伝統的製法を守りながら製造販売しています。

2522576
(缶入りのアニスキャンディ:ローズとリコリス。
ボンボンは、一見ミント菓子に似ているが味は個性的?)


美しいデザインの缶に入った白いボンボンには、独特の香りをもち、お菓子やリキュールの香りづけなどにも使われるセリ科のハーブ、アニスの実が入っています。
アニスはもっとも古いハーブのひとつで、古代エジプト時代から利用されてきたそうですが、リコリス(甘草・かんぞう)によく似た少し甘めの味と香りがあります。

252257725225782522579
(缶のデザインは最近リニューアル。
アンティークな雰囲気がなくなってしまい残念)


オリジナルのアニスキャンディの他に、ミント、ローズ、バイオレット、リコリス、ジャスミン、オレンジ、シナモンなど何種類ものフレーバーがあります。私はまだ食べたことがないのですが、オリジナルのアニスキャンディはやみつきになる人と、嫌いな人に評価が分かれるとか。

私自身は、ローズとリコリスが結構好みですが、ミント以外は、ミント味はしないので見た目と味にギャップを感じるかも知れません。

25225802522582
(同じミント味の新旧パッケージ:
右側が旧デザイン)


元々は結婚式の時に男性から女性に送られたキャンディといわれ、パッケージにその絵が描かれていたのですが、最近、缶のデザインがリニューアルされました。個人的には、以前のアンティーク風イラストの方が好みなのですが、新しいデザインでは、“フラヴィニー”という地名がブランドのように強調されています。

ところで、この“フラヴィニー”という町は、
2001年に日本でも公開された映画「ショコラ」の撮影地としても知られているようです。

私がアニスキャンディを初めて知ったのは、20038月にオンエアされた「あつあつボンジュール」というテレビ番組
映画を見て、その舞台となったフランスの片田舎と思われる古い町の風景がとても気になっていたのですが、番組のおかげで撮影場所が判明しただけでなく、アニスキャンディというロマンチックな雰囲気の伝統菓子があることもわかりました。

映画「ショコラ」は、 “因習にこり固まった” フランスのある村に突然やってきて、美味で不思議な効果をもつショコラを作るヴィアンヌが主人公。おいしいショコラによって閉鎖的な村人の心を少しずつ動かしていくかと思われていたのに、ジョニー・デップ演じる魅力的な流れ者と出会ったことからヴィアンヌに思いがけないできごとが・・・
スクリーンの中から、ヴィアンヌが作るスパイシーなショコラの香りが漂ってくるようなファンタジック・ロマンでした。


フジテレビHPのバックナンバー記事「愛のアニスキャンディー」から引用すると・・・

中世の面影を色濃く残す町・フラヴィニー
映画・ショコラの撮影地としても知られるこの小さな町には、古くから作られてきた白いボンボン、アニスキャンディーが今も作られています。

その昔、求婚相手に送られたといわれるアニスキャンディーは、子宝に恵まれるようにとの願いも込められたプレゼント。

その中には独特の香りを持ち、食後酒などにも使われるセリ科のハーブ、アニスの実が一粒入っています。
消化にいいとされるアニスの粒は時間をかけて、砂糖でコーティングされます。

最初に作ったのは、フランス革命当時にあった修道院。その後もフラヴィニーの名物として作られてきました。

修道院跡地に建つ工場は、アニス特有の香りで満たされています。
キャンディーは、この大きな釜の中でシロップを少しずつかけられながら丸くなります。
1週間かけてキャンディーに・・・
時間をかけて作るから、丸くて硬くなるアニスキャンディー。
それはフランスを代表する名物キャンディーなのです。

いにしえの恋人たちが、愛のあかしとして贈り物にしたアニスキャンディー。二つずつ口に入れ、その甘さと香りを楽しめば、その愛は永遠に続くことでしょう。“


実際のフラヴィニーは、人口わずか300人ほどと書いてありましたが、ブルゴーニュ地方に限らず、フランス各地にはフラヴィニーのように時が止まった様な小さな「美しい村」がたくさんあるようです
パリは大好きですが、いつの日か、フランスの「美しい村」を訪ねるスローな旅がしたいですね。


フランスの「美しい村」を訪ねて―パリから出かける小旅行 (角川oneテーマ21)

フランスの「美しい村」を訪ねて―パリから出かける小旅行 (角川oneテーマ21)

  • 作者: 辻 啓一
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 新書

nice!(2)  コメント(2) 

大晦日のルーブル、『モナリザ』と再会 [海外旅行]

24927262492723
(ルーブル美術館:ピラミッドの下にメイン入り口がある)

10年ぶりのルーブル美術館です。

前回は、初ルーブルだったので、絵画に関してはかなり時間をかけて鑑賞しましたが、今回は、もう一度見たい作品に限定して鑑賞する計画でした。

30
日の火曜日が休館日だったので、大晦日に行く羽目になってしまいましたが、悪い予感が的中。
ガラスのピラミッド下のチケット売り場は、最後尾もわからないほどの人の波です。列に並びながら手元のガイドブックをチェックすると、“行列を作らずに入場できる、穴場の入り口”がカルーゼル凱旋門の近くにあるとの記述を発見。

24927242492725
(穴場?
「ライオンの門」)

地上に出て、カルーゼル凱旋門左手の庭園内にあるライオンの門Porte des Lions”へ向かいます。
さすがにこの日は、かなりの行列ができていましたが、なんとかチケットを買って美術館に入場。
年間800万人が訪れる”世界最大の美術館“ルーブルの来館者の7割が真っ先に目指すという『モナリザの間』を私たちも目指すことにしました。

2492727
(『受胎告知』)
2492728
2492735
(『美しき女庭師』:ラファエロ)

途中、スペイン絵画、イタリア絵画の部屋をさくっと見ましたが、とにかく半端じゃない大混雑・・・
やっと、お目当ての『モナリザの間』に到着しましたが、展示変えして鑑賞しやすい広い部屋にしたというのに大変なことになっていました。

24927362492737
(ラッシュ時の混雑には、『モナリザ』もびっくり?)

ルーブルの写真撮影はフラッシュをたかなければ許可されているので、名画の前は、なんとか自前のカメラに収めようとするおびただしい数のカメラが頭上に差し出され、モナリザじゃなく、前の人の頭しか写りません。やっと最前列に出られた瞬間、シャッターを切る間もないまま警備員に”move!”と言われつまみだされてしまいました。

2492738
(やっと会えた!『モナリザの微笑』)

もう一度後ろから並び直して再チャレンジです。

2492739
(『カナの婚宴』:ヴェロネーゼ)

この部屋には、ルーブル最大の絵画『カナの婚宴』が『モナリザの微笑』の向かい側にあるのですが、ヴェロネーゼの大作の前に立ち止まる人が少ないのは残念です。

2492740
(『サモトラケのニケ』)

あまりの混雑に、ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」や「ミロのヴィーナス」を探すのはあきらめ、フェルメールの展示室を探しました。

24927432492741
(ルーブルにフェルメールの作品は2点)

この日のルーブルには珍しく静かなフェルメールの展示室にようやくたどり着くと、2点の絵画のうち『天文学者』は、残念ながらアトランタの美術館に貸し出し中のようでした。

2492742
(『レースを編む女』:フェルメール)

でも、原寸が24×21センチという『レースを編む女』と再会できたのでやれやれです。
特製の額縁に入れられたこの小品は、洋服やタペストリーなどの布地や糸の質感の違いが丹念に描かれており、フェルメールのファンには見逃せない傑作だと思います。

2492745
(カルーゼル凱旋門)

広いルーブル美術館内を2時間あまりのスピード見学で切り上げた私たちは、カルーゼル凱旋門の横を通り、凍てつくような寒さの中、チュイルリー公園を抜けて次の目的地へのメトロ駅に向かいました。

24927462492754

公園内のカフェではシナモン入りの「Vin Chaud」の看板がでていました。ドイツではグリュー・ワインがおなじみですが、フランスでもこの季節には、カフェなどであつあつの赤ワインが飲めます。でも、風邪薬を飲んでいる私は残念ながらアルコールはパス。
Vin Chaud」は、最近日本でもメニューにのせているカフェを見つけたのでまたの機会に楽しむことに致しましょう。



nice!(0)  コメント(0) 

パリ、セーヌ川のほとりで、故ダイアナ元妃の記念碑を見つけました [海外旅行]

2484196
雲の中にエッフェル塔

2484194
ケ・ブランリー美術館

元日の朝もパリは厳しい冷え込みでしたが、2006年にセーヌ左岸のエッフェル塔そばにオープンした「ケ・ブランリー美術館」に行きました。

24841952484197
ケ・ブランリーは斬新な建物

アフリカとオセアニアのコレクションが充実している国立の美術館は、フランスの『植民地時代の遺産の活用』という課題の元に新設されましたが、展示方法を含めて新しい美術館のあり方を模索していると聞きました。

ヨーロッパ以外の4大陸、アフリカ・アジア・オセアニア・南北アメリカ大陸から集められた原始美術や少数民族のコレクションですが、日本関係の展示は驚くほど小さなスペースでした。(個人的には、日本を紹介するのに何故このアイテムなのか?など多々疑問あり)
民俗学にはあまり詳しくないし、年末からの風邪のせいで体調が良くなかった私と娘は、館内をさくっと鑑賞してから、テラス席からエッフェル塔がよく見えるというカフェで軽いランチを摂りました。
2484198

美術館のカフェ
2484206
2484207
カフェからの眺め

晴れていたら、とてもすばらしい景観のはずだったのですが、あいにくエッフェル塔の上部は雲の中。
このカフェは、美術館に関係なく利用できるので、天気の良い日にエッフェル塔をみながらのんびりしたいならイチオシの穴場です。そんなに寒くない時なら、屋外のテラス席が特におすすめですが、最高気温もマイナスになろうかという過酷な環境下では、外を希望するお客さんはいなかったようです。
入店待ちの列が長くなってきたので、私たちはカフェを出てセーヌ川にかかるアルマ橋を渡りました。

2460379
アルマ橋からみたエッフェル塔
2484208
故ダイアナ元妃の事故現場はこの下のトンネル
2484209
(「自由の炎」は、故ダイアナ元妃の記念碑にもなっている)

橋を渡りきったところの広場に金色の炎の形をしたモニュメントがあり、観光客が写真をとっています。なんだろう?と近づいてみると、故ダイアナ元妃の写真や、少し枯れかけた小さな花束がいくつもおかれていました。

1997
年の8月、パパラッチの追跡を受けていたダイアナ元妃の車が事故にあったのはこの広場の下のトンネル内道路だったのです。私がはじめてパリを訪れた時に、その現場をバスで通ったのですが、この広場のことは今まで気づきませんでした。
持ち歩いていたガイドブックをみて『自由の炎』という記念碑であることを知りました。
1989
年に、ニューヨークの『自由の女神像』の修復作業に対する感謝の記念にアメリカからフランスに寄贈されたものですが、金色の炎は、『自由の女神像』が世界を照らす松明部分のレプリカだったのですね。

ダイアナ元妃が事故死した悪夢の翌朝、“花束に覆い尽くされた『自由の炎』”をニュース映像でみたことを思い出しました。
事故のあった数日後、記念碑の広場は、ダイアナ元妃もファンだったという“20世紀の歌姫”マリア・カラス(ニューヨーク生まれ)の名前を取って「マリア・カラス広場」と命名されたとのこと。以来、仏米友好関係を象徴する『自由の炎』は、世界中から訪れるダイアナ元妃のファンによる花束が絶えないそうで、ダイアナ記念碑ともなっているそうです。
2484193
エルトン・ジョン

ところで、全くの偶然ですが、前夜ホテルの部屋で見ていたテレビの特番で、エルトン・ジョンが歌っているのを見かけました。故ダイアナ元妃と親交が深かったエルトン・ジョンが歌った「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」のシングルCDは、私も購入しましたが、全世界で3700万枚というシングル市場最大の枚数を売り上げがありました。
あの痛ましい事故の日から早くも10年以上が経過したのに、今でも訪れる人や花束が絶えない故ダイアナ妃。若くして急逝した美しい人のイメージは永遠に美しいまま・・・

nice!(0)  コメント(0) 

年末のパリでも「ラデュレ」の店頭には、マカロンを求める人の列ができていました [海外旅行]

2466639
(ボナパルト通りにある「ラデュレ」)

銀座・三越に「ラデユレ」のサロン・ド・テが昨年7月開店し、行列のできる銀座の新名所(?)となっていることはこのブログでもご紹しましたが、昨年末訪れたパリでもマカロンなどのお菓子を求める人の行列ができていました。

私は「ラデュレ」のパリ市内にある店舗の中で、本店であるサンジェルマン・デ・プレのお店には行ったことがなかったので、今回、ボナパルト通りにある本店でお茶をして、日本で入手しにくい小物を買うのが楽しみでした。

2466656
サンジェルマン・デ・プレで見たパリ名物「焼き栗売り」)

私たちが「ラデュレ」に行ったのは、12月29日の午後。
サンジェルマン・デ・プレ エリアには「レ・ドゥ・マゴ」や「カフェ・ドゥ・フロール」などの有名カフェや、「ルイ・ヴィトン」「C・ディオール」などのブランド店もたくさんあり、観光客だけでなく地元の人たちも家族連れで買い物にきていましたが、クリスマス休暇の流れで年末に休暇を取る人が多いのでしょうか。

2460395

2466640
(「ラデュレ」のディスプレイ)

クリスマス商戦が終わるとすぐにお正月モードに切り替わる日本と違って、どの店でも新年までクリスマス仕様のディスプレイやイルミネーションを続けるようで、「ラデュレ」のウインドウ・ディスプレイも、クリスマス仕様に美しく飾られていました。

2466641
24666422466643
(「ラデュレ」のサロン・ド・テ)

私たちは、まずサロン・ド・テの入店待ちの列に並びました。ランチタイムを過ぎているのでほどなく1Fのティールームに案内されましたが、オリエンタルな雰囲気漂うコロニアル様式というような不思議なインテリアでした。ガイドブックで見ていた“2Fのティールームは、貴族の館のような重厚なインテリア”という説明とのギャップにちょっと驚きました。
三越店でもお馴染みの分厚いメニューを見ながら何をオーダーするか?悩むことしばし・・・
どうやらフランス語に弱い私たちだけでなく、フランス人とおぼしき人たちもじっくり選定するようで、ギャルソンにせかされることはありませんでした。

24666442466649
(「ルリジューズ」)

悩んだ末に結局二人ともシュー生地を使ったフランス伝統菓子のルリジューズに決定。
私は、バイオレットクリーム、娘はバラのクリームにしましたが、両方味見した感想としては、バラの方が間違いのない美味しさかもしれません。


ボナペティ! とっておきのパリの旅 ~パリで見つけたおいしいものとかわいいもの~

ボナペティ! とっておきのパリの旅 ~パリで見つけたおいしいものとかわいいもの~

  • 作者: 小林 かなえ
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


そういえば、小林かなえさんの「とっておきのパリの旅」という本にも“今パリではマカロンとルリジューズがトレンド”と書いてあり、フランス人は伝統的な良さを活かして新しいスタイルで提案する料理やスイーツが好きとのこと。

1862年創業の「ラデュレ」も、マカロン・ボックスの季節限定品が登場したり、毎回選ぶ楽しみがありますが、ルリジューズはショッピングバッグのモチーフにも採用されており、マカロンと並ぶ「ラデュレ」の看板スイーツのひとつで、色々なフレーバーがあります。

私は、マリー・アントワネットと名付けられた紅茶を頼みましたが、娘に運ばれてきたお茶は頼んだ物とは違うバラのフレーバーの中国茶。オーダーを取りに来たギャルソンが目の前でメモをとらなかったので、やはり間違えた様です。結果的に注文したスイーツには良く合うフレーバーだったのでよしとしましたが、三越店でもオーダー間違いのお茶が来たことがありますし、この店は、複雑なフレーバーのお茶を提供する割には、正確さは追求しない主義なのでしょうか。

2466652
(「ラデュレ」の季節限定商品のチャーム)

私たちはお茶とスイーツでゆっくりくつろいだ後、お菓子モチーフの小物などがたくさん並べられた売り場でさくっとお買い物。日本人のスタッフがいたので、日本語でやりとりしながらクリスマス限定デザインのミニ・ショッピングバッグなどを買いました。

2466650
(「ラデュレ」のマカロン売り場)

最後に立ち寄ったマカロンなどの売り場では、お客さんの長い行列が1列に並んで移動していました。まず最初に容器などを決めてから商品を注文し、レジでお金と引き替えに商品を受け取る仕組みですが、三越店よりも回転がよいので短時間ですみました。この売り場ではマカロンやスイーツの他にコンフィチュールやシャンパンなども売っていました。

2466651
(「ラデュレ」のマカロンはやっぱりおいしい)

マカロンのボックスは本当に可愛いいデザインですが、今回はホテルでのお茶うけとしてミニマカロンを6個だけ買った(7.2ユーロ)ので、簡易な紙袋にいれてくれました。

2466653
(大晦日の「ラデュレ」は、店外まで人の列)
2466654
(シャンゼリゼ通りの「ラデュレ」は店舗が広い)


さて、パリ市内にある「ラデュレ」の他店舗についても、前を通りかかった時にチェックしましたが、店舗によってイルミネーションやディスプレイは異なっていました。
大晦日の夕方のマドレーヌ寺院近くのお店は店の外まで行列。元々利便性の良い場所にあるこのお店は、夕方になると仕事帰りにマカロンを求める人の行列が日常的にできていました。この店は地元客も多く、サロン・ド・テは手狭ですがいつも活気があります。
店舗が広いシャンゼリゼ通りのサロン・ド・テなら通りを行き交う人々を眺めながらのんびりお茶ができます。

2466657
(マカロンの巨匠?「ピエール・エルメ」の店も行列)

ニューイヤー・イブの日は、フランス人にとっても特別な日らしく、シャンパンやオードブル、スイーツを扱うお店はどこも大にぎわいでした。そしてうれしいことに地下鉄もフリーパスで乗車出来るのです。(正確にはわかりませんが、大晦日の夕方から、元日の午前中は改札口が開放されていました)


nice!(0)  コメント(0) 

ボルドー生まれの「カヌレ専門店・ルモワン」 [海外旅行]

24629542462953
(ボルドー生まれのフランス伝統菓子「カヌレ」)

日本でも、しばらく前に大ブームになった「カヌレ」というフランス・ボルドー生まれの焼き菓子があります。
『カヌレブーム』の時は、私もあちこちのお店で買ってきて食べ比べしていたのですが、この数年は、プランタン銀座店にあるブーランジェリー「ビゴの店」で、時々買うくらい。香ばしくキャラメル色に焦げた外観と、ラム酒の香りがするカスタード風味のもちもちした食感は好みなのですが、外側がぱりっとしていない不満がありました。

今回、年末年始のパリ旅行に際して、グルメスポット情報を整理していたら、パリ在住の友人のブログでも紹介されている「カヌレ専門店・Lemoine」のカヌレは外側がカリッとしているのが特徴とのこと。18世紀にボルドーで創業したルモワンは、ボルドー近辺に5店舗ありますが、パリに進出したのは、2006年。エッフェル塔近くにあるお店では、「カヌレ専門店」でありながら、日本では入手できない手作りのチョコレートやマロングラッセ、サン・マロのラファエル農園特製のコンフィチュールなども扱っているということで、私の好みにぴったりです。
最近日本にも進出した「ラデュレ」の本店と共に、「カヌレ専門店・Lemoine」は、私のパリでのショッピング・リストのトップになりました。

2462955
(ナポレオンが地下に眠る「アンヴァリッド」)
2460380
(「ルモワン」のあるサン・ドミニック通り。
この近辺には人気のビストロなども多い)

年中無休というお店には、毎日焼きたてのカヌレが店頭に並ぶというので、大晦日の午後、エッフェル塔やアンヴァリッドに近いパリ7区にあるお店に向かいました。

24629562462957
(「カヌレ専門店・ルモワン」)

サン・ドミニック通りに面したお店はシックな黒の外観で、ウインドウ・ディスプレイからもお菓子のセレクトショップ的な香りが漂ってきます。

2462958
24629622462963
(小さなブティックで作られたお菓子)

幸運にも店頭で私を出迎えてくれたのは、お店のオーナーで、月の半分ずつをボルドーと行き来しているというマダム・ルモワンご自身でした。「日本人ですか?」などととても気さくな応対でしたが、私の仏語力に問題があり、チョコレートの細かいオーダーはあきらめてボックス入りで求めることにしました。(私が行った時は不在でしたが、お店には、日本人スタッフも働いているそうです)

2462964
(とびきりのコンフィチュール)

果肉の含有率がとても高いと評判のラファエル農園のコンフィチュールは、真っ先にイチジクを探しましたが見あたらなかったので、レモンと3種のベリーにしました。本当はもっと沢山買いたかったけれど瓶入りなのでスーツケースの重量を考えて2個にし、マロン・グラッセを買いました。

2462966
(絶品の、ベベ・カヌレ)

そして、お目当てのカヌレですが、マダムがベベ・カヌレを試食させてくれました。外側のカリッとした食感が素晴らしく、これならいくつでも食べられそうな感じです。翌日になるとしっとりしてしまうけれど、美味しさは5日くらい日持ちするので15個入りにしました。胃袋に自信のある方には普通サイズをオススメしますが、私はスイーツ好きなのに甘い物でも別腹とはいかないので、ベベ・カヌレがぴったり。

買ってきたベベ・カヌレはホテルで早速いただきましたが、今まで食べていたカヌレとこの店のカヌレは別物・・・
カヌレは一つずつ焼き加減が違うようですが、どちらかといえばよく焼けて香ばしい物が私の好み。箱入りでなくバラで買うときは店頭でお好みを伝えれば好きな焼き加減のものが食べられるとのこと。

毎日店頭で焼くカヌレの製造個数には限りがありますが、帰国当日にお店に行けば、日本へのおみやげにもなるでしょう。私が買ったアイテムの他にもボルドーに近いバスク地方の焼き菓子など、他の店ではあまり置いていないようなお菓子が色々おいてあるお店なので時間があったらゆっくり品定めをしたいところでした。

2462965
(マダム・ルモワン)

帰り際に、マダムに写真撮影をお願いしたら「カヌレを持った方がいいわね」と快くポーズをとってくださいました。働き者でチャーミングなマダムとご主人は「ルモワン」の6代目ですが、7代目であるその息子さん達もパティシエとなっているそうです。

元々はボルドーの修道女たちが作っていたフランスの伝統菓子は、このようにして次の時代に受け継がれていくのだということが実感できるお店でした。
「ルモワン」については、最近はガイドブックやネット情報誌などでも取り上げられており、なかなかの名店であることが後からわかりました。


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。