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大晦日のルーブル、『モナリザ』と再会 [海外旅行]

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(ルーブル美術館:ピラミッドの下にメイン入り口がある)

10年ぶりのルーブル美術館です。

前回は、初ルーブルだったので、絵画に関してはかなり時間をかけて鑑賞しましたが、今回は、もう一度見たい作品に限定して鑑賞する計画でした。

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日の火曜日が休館日だったので、大晦日に行く羽目になってしまいましたが、悪い予感が的中。
ガラスのピラミッド下のチケット売り場は、最後尾もわからないほどの人の波です。列に並びながら手元のガイドブックをチェックすると、“行列を作らずに入場できる、穴場の入り口”がカルーゼル凱旋門の近くにあるとの記述を発見。

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(穴場?
「ライオンの門」)

地上に出て、カルーゼル凱旋門左手の庭園内にあるライオンの門Porte des Lions”へ向かいます。
さすがにこの日は、かなりの行列ができていましたが、なんとかチケットを買って美術館に入場。
年間800万人が訪れる”世界最大の美術館“ルーブルの来館者の7割が真っ先に目指すという『モナリザの間』を私たちも目指すことにしました。

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(『受胎告知』)
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(『美しき女庭師』:ラファエロ)

途中、スペイン絵画、イタリア絵画の部屋をさくっと見ましたが、とにかく半端じゃない大混雑・・・
やっと、お目当ての『モナリザの間』に到着しましたが、展示変えして鑑賞しやすい広い部屋にしたというのに大変なことになっていました。

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(ラッシュ時の混雑には、『モナリザ』もびっくり?)

ルーブルの写真撮影はフラッシュをたかなければ許可されているので、名画の前は、なんとか自前のカメラに収めようとするおびただしい数のカメラが頭上に差し出され、モナリザじゃなく、前の人の頭しか写りません。やっと最前列に出られた瞬間、シャッターを切る間もないまま警備員に”move!”と言われつまみだされてしまいました。

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(やっと会えた!『モナリザの微笑』)

もう一度後ろから並び直して再チャレンジです。

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(『カナの婚宴』:ヴェロネーゼ)

この部屋には、ルーブル最大の絵画『カナの婚宴』が『モナリザの微笑』の向かい側にあるのですが、ヴェロネーゼの大作の前に立ち止まる人が少ないのは残念です。

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(『サモトラケのニケ』)

あまりの混雑に、ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」や「ミロのヴィーナス」を探すのはあきらめ、フェルメールの展示室を探しました。

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(ルーブルにフェルメールの作品は2点)

この日のルーブルには珍しく静かなフェルメールの展示室にようやくたどり着くと、2点の絵画のうち『天文学者』は、残念ながらアトランタの美術館に貸し出し中のようでした。

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(『レースを編む女』:フェルメール)

でも、原寸が24×21センチという『レースを編む女』と再会できたのでやれやれです。
特製の額縁に入れられたこの小品は、洋服やタペストリーなどの布地や糸の質感の違いが丹念に描かれており、フェルメールのファンには見逃せない傑作だと思います。

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(カルーゼル凱旋門)

広いルーブル美術館内を2時間あまりのスピード見学で切り上げた私たちは、カルーゼル凱旋門の横を通り、凍てつくような寒さの中、チュイルリー公園を抜けて次の目的地へのメトロ駅に向かいました。

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公園内のカフェではシナモン入りの「Vin Chaud」の看板がでていました。ドイツではグリュー・ワインがおなじみですが、フランスでもこの季節には、カフェなどであつあつの赤ワインが飲めます。でも、風邪薬を飲んでいる私は残念ながらアルコールはパス。
Vin Chaud」は、最近日本でもメニューにのせているカフェを見つけたのでまたの機会に楽しむことに致しましょう。



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