年末のパリでも「ラデュレ」の店頭には、マカロンを求める人の列ができていました [海外旅行]
(ボナパルト通りにある「ラデュレ」)
銀座・三越に「ラデユレ」のサロン・ド・テが昨年7月開店し、行列のできる銀座の新名所(?)となっていることはこのブログでもご紹介しましたが、昨年末訪れたパリでもマカロンなどのお菓子を求める人の行列ができていました。
私は「ラデュレ」のパリ市内にある店舗の中で、本店であるサンジェルマン・デ・プレのお店には行ったことがなかったので、今回、ボナパルト通りにある本店でお茶をして、日本で入手しにくい小物を買うのが楽しみでした。
(サンジェルマン・デ・プレで見たパリ名物「焼き栗売り」)
私たちが「ラデュレ」に行ったのは、12月29日の午後。
サンジェルマン・デ・プレ エリアには「レ・ドゥ・マゴ」や「カフェ・ドゥ・フロール」などの有名カフェや、「ルイ・ヴィトン」「C・ディオール」などのブランド店もたくさんあり、観光客だけでなく地元の人たちも家族連れで買い物にきていましたが、クリスマス休暇の流れで年末に休暇を取る人が多いのでしょうか。
(「ラデュレ」のディスプレイ)
クリスマス商戦が終わるとすぐにお正月モードに切り替わる日本と違って、どの店でも新年までクリスマス仕様のディスプレイやイルミネーションを続けるようで、「ラデュレ」のウインドウ・ディスプレイも、クリスマス仕様に美しく飾られていました。
(「ラデュレ」のサロン・ド・テ)
私たちは、まずサロン・ド・テの入店待ちの列に並びました。ランチタイムを過ぎているのでほどなく1Fのティールームに案内されましたが、オリエンタルな雰囲気漂うコロニアル様式というような不思議なインテリアでした。ガイドブックで見ていた“2Fのティールームは、貴族の館のような重厚なインテリア”という説明とのギャップにちょっと驚きました。
三越店でもお馴染みの分厚いメニューを見ながら何をオーダーするか?悩むことしばし・・・
どうやらフランス語に弱い私たちだけでなく、フランス人とおぼしき人たちもじっくり選定するようで、ギャルソンにせかされることはありませんでした。
(「ルリジューズ」)
悩んだ末に結局二人ともシュー生地を使ったフランス伝統菓子のルリジューズに決定。
私は、バイオレットクリーム、娘はバラのクリームにしましたが、両方味見した感想としては、バラの方が間違いのない美味しさかもしれません。
ボナペティ! とっておきのパリの旅 ~パリで見つけたおいしいものとかわいいもの~
- 作者: 小林 かなえ
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
そういえば、小林かなえさんの「とっておきのパリの旅」という本にも“今パリではマカロンとルリジューズがトレンド”と書いてあり、フランス人は伝統的な良さを活かして新しいスタイルで提案する料理やスイーツが好きとのこと。
1862年創業の「ラデュレ」も、マカロン・ボックスの季節限定品が登場したり、毎回選ぶ楽しみがありますが、ルリジューズはショッピングバッグのモチーフにも採用されており、マカロンと並ぶ「ラデュレ」の看板スイーツのひとつで、色々なフレーバーがあります。
私は、マリー・アントワネットと名付けられた紅茶を頼みましたが、娘に運ばれてきたお茶は頼んだ物とは違うバラのフレーバーの中国茶。オーダーを取りに来たギャルソンが目の前でメモをとらなかったので、やはり間違えた様です。結果的に注文したスイーツには良く合うフレーバーだったのでよしとしましたが、三越店でもオーダー間違いのお茶が来たことがありますし、この店は、複雑なフレーバーのお茶を提供する割には、正確さは追求しない主義なのでしょうか。
(「ラデュレ」の季節限定商品のチャーム)
私たちはお茶とスイーツでゆっくりくつろいだ後、お菓子モチーフの小物などがたくさん並べられた売り場でさくっとお買い物。日本人のスタッフがいたので、日本語でやりとりしながらクリスマス限定デザインのミニ・ショッピングバッグなどを買いました。
(「ラデュレ」のマカロン売り場)
最後に立ち寄ったマカロンなどの売り場では、お客さんの長い行列が1列に並んで移動していました。まず最初に容器などを決めてから商品を注文し、レジでお金と引き替えに商品を受け取る仕組みですが、三越店よりも回転がよいので短時間ですみました。この売り場ではマカロンやスイーツの他にコンフィチュールやシャンパンなども売っていました。
(「ラデュレ」のマカロンはやっぱりおいしい)
マカロンのボックスは本当に可愛いいデザインですが、今回はホテルでのお茶うけとしてミニマカロンを6個だけ買った(7.2ユーロ)ので、簡易な紙袋にいれてくれました。
(大晦日の「ラデュレ」は、店外まで人の列)
(シャンゼリゼ通りの「ラデュレ」は店舗が広い)
さて、パリ市内にある「ラデュレ」の他店舗についても、前を通りかかった時にチェックしましたが、店舗によってイルミネーションやディスプレイは異なっていました。
大晦日の夕方のマドレーヌ寺院近くのお店は店の外まで行列。元々利便性の良い場所にあるこのお店は、夕方になると仕事帰りにマカロンを求める人の行列が日常的にできていました。この店は地元客も多く、サロン・ド・テは手狭ですがいつも活気があります。
店舗が広いシャンゼリゼ通りのサロン・ド・テなら通りを行き交う人々を眺めながらのんびりお茶ができます。
(マカロンの巨匠?「ピエール・エルメ」の店も行列)
ニューイヤー・イブの日は、フランス人にとっても特別な日らしく、シャンパンやオードブル、スイーツを扱うお店はどこも大にぎわいでした。そしてうれしいことに地下鉄もフリーパスで乗車出来るのです。(正確にはわかりませんが、大晦日の夕方から、元日の午前中は改札口が開放されていました)
コメント 0