「上野動物園パンダ復活記念 チャリティ写真展」、上野広小路で開催中 [パンダ]
(日本パンダ保護協会会員が中国で撮影したパンダ)
上野動物園のパンダが一般公開されてからもうすぐ2カ月になりますが、連日押し寄せる大勢の観覧者の視線と歓声にも慣れ、季節の大きな竹の子を賞味するなどリーリーとシンシンは食欲旺盛で、地震のショックも感じられないほど日々健やかに過ごしているようで何よりです。
(上野動物園のリーリー♂:
2011.4.20撮影)
(上野動物園のシンシン♀:
2011.4.20撮影)
パンダが繁殖可能となるチャンスは1年間にほんの数日という中で、皆が心待ちにしている赤ちゃん誕生はどうやら来年以降に持ち越しのようですが、まだ若い2頭は互いに相手の存在を気にするなど相性がよさそうなので長い目で期待したいと思います。
上野動物園パンダ復活記念&保護活動呼びかけのための写真展が、現在上野公園近くのギャラリーカフェで開催中です。
日本パンダ保護協会(名誉会長は黒柳徹子さん)の田中光常会長をはじめ会員の皆さんが中国や日本で撮影した可愛いパンダたちの写真がたくさん展示されているというので早速会場にお邪魔してきました。
(会場は上野広小路・鈴乃屋本店2F「めぐり」:
エレベーターをおりたらと案内ボードにしたがって売場の奥の方へ)
(可愛いパンダグッズが出迎えてくれます)
(店内の壁一杯にパンダさんの写真が並んでいます:
上野動物園の2頭が中国で、比力、仙女と呼ばれていた頃の写真も)
(日本パンダ保護協会では、会員・里親を募集中)
(店内はすっかりパンダ仕様になっています)
★会場の「めぐり」は、有機栽培の産地直送の野菜や安全な食材を使ったごはん、こだわりの国内産原料を使った甘味などが食べられるお店です。
スタッフの愛情がこめられた『家庭の食卓』メニューで”節電疲れ”を吹っ飛ばしましょう★
(特別メニューの「パンダカレー」をいただきました:
ネパールの緑豆を使ったカレーに黒米入り玄米ご飯というヘルシーメニュー)
(上野のリーリーとシンシンをイメージした
「パンダアイス」)
(会場では、パンダ保護協会の書籍やカレンダーも購入できます)
◆上野動物園パンダ復活記念写真展◆
会期:5月27日(金)~6月18日(土)
会場:オーガニックフード・和カフェ・ギャラリー
美味一服「めぐり」
台東区上野1-20-11 鈴乃屋本店2F
(TEL:03-3834-5154)
(上野・松坂屋向いのビルです)
JR「御徒町駅」北口より徒歩3分
東京メトロ銀座線「上野広小路駅」A4出口すぐ右
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」A4出口すぐ右
開催時間:10時~20時(LOは19時)、写真展は入場無料、飲食代は実費
動物園のパンダさんを訪ねる際には、写真展にもぜひお立ち寄りください。
フィレンツェ名画散歩・・・・ウフィツィの次は、メディチ家宮殿内のピッティ美術館へ [私的美術紀行]
(ボーボリ庭園からピッティ宮殿を見下ろす)
メディチ一族が贅を尽くして作り上げ、ルネサンスの巨匠が育った“芸術の都”として、日本人にも大人気のフィレンツェには、ウフィツィ美術館の他にも見所がたくさんあります。
(フィレンツェを流れるアルノ川)
花の女神フローラがその名の由来とされるフィレンツェ、1999年の初訪問時は念願だったウフィツィに加えて、アカデミア、サンマルコ修道院の3カ所を見学しました。
(フィレンツエの地図:
Photo by 講談社「世界の美術館」)
2004年7月、2度目のフィレンツェ訪問時に見学したアルノ川左岸の「ピッティ宮殿美術館」は、オススメ名画鑑賞スポットのひとつです。メディチ家歴代当主の壮大なコレクションが絢爛豪華な装飾の宮殿内の壁一杯に展示されているのはまさに圧巻です。
ピッティ宮殿は巨大博物館となっていて、15-17世紀ヨーロッパ絵画を展示する(パラティーナ)美術館の他に、近代美術館、宝物や衣装などの博物館もありますが、16世紀半ばにコジモ1世が妻エレオノーラのために造成した「ボーボリ庭園」の見学は外せません。
(「ボーボリ庭園:
「円形劇場」と名付けられた場所から望む)
(「バッカスの噴水」(複製):
コジモ1世のお気に入りの小人をモデルにした彫刻)
イタリア式庭園の原型のひとつとされる広大な庭には、彫像や噴水を配した幾何学的な庭園、円形劇場、並木道、人工洞窟グロッタなどがあり、数百もの大理石彫像が点在しています。私と娘は夏の暑い日盛りに庭園を見学したしたのでボーボリの丘を一回りしてくるだけで汗みずくになってしまいました。
連続した3室で構成されたグロッタはローマ時代の庭園洋式で、夏の太陽を避けるための設備でもあるそうですが、精神を空想へと誘う夢の空間として機能していたとか。ほの暗い壁面は異教の神々に彩られたユートピアを再現したのだそうですが、私にとっては「グロテスク」*としか思えない不思議な場所でした。
*本来は「洞窟の中で発見された装飾」という意味
(ピッティ美術館内部:
Photo by 講談社「世界の美術館」)
さて、「ピッティ宮殿」の2階にある「パラティーナ美術館」の絵画作品ですが、「ヴィーナスの間」、「アポロの間」などギリシャ神話の神々の名がついた8室に展示されています。いずれの部屋も名画が所狭しと飾られていますが、様式や年代、作者別などの系統だった分類はされていないのでお目当ての作品を探し出すのはちょっと苦労しました。
数多の名画の中から、私の印象に残った作品をいくつかご紹介します。
★「小椅子の聖母」★
ラファエロ、1514年頃?
(Photo by 講談社「世界の美術館」)
多忙なローマ時代の宗教画。高貴な「聖なるマリア」像から脱皮して、人間的なマリアを描いたといわれる。
トンド(円形画)のなかに愛らしい聖母子とヨハネがうまくおさめるため、マリアの膝の形は本来無理なポーズ。
日本画家の下村観山が、日本絵具で模写した1903年の作品が横浜美術館にある。
★「大公の聖母」★
ラファエロ、1504~1506年頃
(Photo by 小学館「週刊美術館」)
フィレンツェ時代の作品。教会の絵はがきやパンフレットにも使われるほど定番となった聖母子像。
西欧絵画で聖母が玉座から降りて立たせた聖母は革新的だった。
★「ラ・ヴェラータ(ヴェールの女)」★
ラファエロ、1515-1516年頃
(絵はがき)
右手の表情が貞節をあらわすこの作品のモデルは諸説あるが、ラファエロの恋人?
2001年に東京で開催された「イタリア・ルネサンス~宮廷と都市の文化展」に出品され、ポスターなどにも使われた。
★「眠るアモール」★
カラヴァッジョ、1608年
(Photo by 東京書籍「イタリア・ルネサンスの巨匠たち」)
ローマで殺人を犯し逃亡中のマルタ島時代、フィレンツェ出身の騎士フランチェスコ・デッランテアのために描かれた小品。
愛の神アモールが眠るということは情熱が抑えられて理性が起きることを示し、騎士にふさわしい禁欲の美学を表す。
逆光の中で眠る幼児は、死んだ赤ん坊をモデルにしたといわれる。
★「悔悛するマグダラのマリア」★
ティツィアーノ、1530-1533年頃
(Photo by 講談社「世界の美術館」)
40代になったばかりのティツィアーノがウルビーノ公のために描いた作品。
敬虔な場面をヴェネツィア派の巨匠は、輝くような長い髪だけで身体を覆うという官能的なポーズで描いた。
上気した頬とうつろな瞳。神に祈りを捧げた後の法悦の表情がリアル。
★「悔悛するマグダラのマリア」★
ティツィアーノ、1565年頃?
(絵はがき)
ナポリ、カポディモンテ国立美術館所蔵で、前記2001年の東京に出品された作品は着衣で胸が隠されているが、マグダラのマリアの表情も泣き顔に見える。
80歳まで生きたティツアーノの晩年は悲劇的なまでに苦悩に満ちた日々で、彼の魂には常に絶望と死の感情があったといわれている。エルミタージュ美術館には、画家最晩年の1565年頃制作された“同タイトルでほぼ同じ衣装と構図”の作品があるので、同じ時期に描かれたのではないかと思われる。
◆おまけのフィレンツェ情報◆
フィレンツェでは、名物料理「Bistecca alla Fiorentina」(炭火で焼いたフィレンツェ風Tボーンステキ)を賞味するのもお忘れなく!
2人前で1キロぐらいとボリューム満点ですが、塩味だけのあっさりした牛肉はやわらかくて美味。トスカーナワインとよく合います。
このブログでも何度かご紹介している有地京子先生の春季美術セミナー「イタリア美術散歩」が先日終了しました。
私が初めて聞くようなとっておき情報が満載の楽しいセミナー、秋季は「パリ美術散歩」です。
どんな作品が紹介されるか今から楽しみです。
アンダルシアの地ビールとスペイン郷土料理で旅の思い出が蘇る [海外旅行]
(アンダルシアの小さな白い村「フリヒリアナ」)
スペインの食の魅力は地方色豊かな郷土料理にあるといいます。
私も過去2回のスペイン周遊ツアーで、パエーリャなど各地の郷土料理を少しは体験できましたが、東京にもスペイン料理を食べられるお店はたくさんあります。これまでは銀座近辺のお店に行くことが多かったのですが、先日、娘の誕生日祝いと母の日を兼ねて新宿のスペイン料理店「アマポーラ」に行ってきました。スペイン料理は小皿で供されるつまみの「タパス」で多彩なメニューが食べられるので少人数の外食にもぴったりです。
★パエリャはバレンシア名物として有名ですが、
カタロニア地方から地中海沿岸の郷土料理★
コース料理もありますが、この日娘と私がセレクトしたのは、「ハモン・セラーノ」、「小エビのガーリックオイル炒め」、「生ハム詰めマッシュルームの鉄板焼き」「スペイン産ホワイトアスパラガスのサラダ」、「海の幸いっぱいのパエリャ」と「イカ墨のパエリャ」、そして飲み物はスペイン産ビール。
(アルハンブラ宮殿・ライオンの中庭:
2010年訪問時は修復工事中)
★苦みが少なく飲みやすいアルハンブラ・ビール★
★土産用に現地スーパーで買い求めた缶入ビール:
宮殿のシンボル、ライオンの紋章が目印★
<スペイン料理の代表的なタパス>
★生ハム、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、
マッシュルームソテーなどは日本でもおなじみメニュー:
生ハムは安価なものから高級品まで種類が多い★
★プリプリ食感の「小エビのガーリックオイル炒め」:
写真は、コスタ・デル・ソルのレストランで食べた一品★
★ゆでたタコとジャガイモ、トルティージャ:
マドリードのバルで、スペイン到着直後の夜食★
★タコのガリシア風:
ゆでたタコに塩とオリーブオイルをかけた料理にパプリカを振るのがガリシア風。
個人的には、日本の蒸しダコの方が好みの食感★
★自家製アンチョビのオリーブオイル漬け:
写真はコスタ・デル・ソルで食べたもの。
日本ではあまり食べないのですが程よい塩味で大変美味★
★アンチョビ入りグリーンサラダ★
★カタロニア地方名物のパン・コン・トマテ:
パンにトマトとにんにくを擦りつけ、オリーブオイルと塩を振り
かけて食べるが、調理した状態で供する店もある★
★生ハム詰めマッシュルームの鉄板焼き:
2本の楊枝でカサをつまんで具を落とさないように食べる。
初めてのスペイン訪問時、マドリードのメゾン・デル・シャンピニオンの
カウンターで食べた熱々のシャンピニオンの味が今でも忘れられません。
昨年は時間がなくてお店に行けず残念!★
★マルチ・パエリャ:
ひとつの鍋でふたつの味が楽しめるので少人数でも安心★
★定番の「海の幸いっぱいのパエリャ」と
一度食べれば病みつきになる「イカ墨のパエリャ」
料理はハーフサイズで注文しましたが、大好きなパエーリャはたっぷり2人前にしたのでデザートはやめてコーヒーのみ。コースよりも割高になりましたが、旅の思い出につながる料理が食べられたのでお腹も心も満たされました。
帰宅してから、昨年のスペイン旅行の写真を見返したら、マドリードの昼食に出たパエリャも同じ組み合わせでした。きっとこの組み合わせは日本人の好みに合っているのでしょう。
スペイン旅行が日本人、特にシニア層の方々に人気がある要因のひとつに、魚介類のパエリャなど日本人の食べ慣れた味覚に近い食べ物があることも大きいと思います。ただし、スペイン流そのままだと、”お米が生煮え”というクレームがでるので、ツアーで利用するレストランには日本人好みの炊きあがりにしてもらっているそうです。
★マドリード CASA DE VALENCIA のパエリャ★
ところで、東日本大震災以降の自粛ムードもあって、ディナータイムの外食を控えている方が多いかもしれませんが、たまにはプチ贅沢のディナーを楽しんでリフレッシュするのも必要だと実感しました。
電力供給事情が好転せず、この夏も昨年のような猛暑になったらかなりの体力消耗が予想されます。
心身共に健やかに夏を迎える準備を今から心がけなければ・・・・
”悲劇の王妃”マリー・アントワネットの画家、ヴィジェ・ルブラン展 [私的美術紀行]
(マリー・アントワネットはウイーンに住む母へ
ヴィジェ・ルブランに描かせた肖像画を
『近況報告』として送った:絵はがき)
(絵はがき「フランス王妃マリー・アントワネット」:
2003年都美術館で開催の「ヴェルサイユ展」に出品された作品)
丸の内の「三菱一号館美術館」で開催されていた「マリー・アントワネットの画家 ヴィジェ=ルブラン展」に行ってきました。
この美術館は、三菱が東京・丸の内に1894年建設した初めての洋風事務所建築を復元建築したビルの中にあります。連休中の午後ということで、人出はそれなりにありましたがチケット購入に少し行列しただけで展示室はゆっくり鑑賞することができました。
(ヴェルサイユ宮殿)
マリー・アントワネットについては、数年前このブログでもご紹介していますが、14歳でハプスブルク家からフランス王家に嫁ぎ、華麗なヴェルサイユ宮殿で王妃という役割を演じ、最後はフランス革命の嵐の中、38歳の誕生日の半月前に断頭台に送られた“悲劇の王妃”です。
(落ち着いた色合いのシンプルなドレスを身にまとい、
自分の子どもたちに囲まれた34歳の王妃。
王太子は空のベビーベッドを指さし、1歳に満たない
王女がこの絵を制作中に亡くなったことをアピール
するなど”国民の母”というイメージを演出した作品:
Photo by週刊「世界の美術館」)
(絵はがき・ヴィジェ・ルブラン36歳の自画像:
キャンバスの中に描かれているひとり娘を連れて
ローマに亡命していた頃の作品)
その王妃と同じ年生まれの女性画家エリザベト・ヴィジェ・ルブラン(1755-1842)に出会った王妃は、音楽という共通の趣味を持つ親密な“お友だち”としてヴィジェを愛したといわれ、お抱え肖像画家として自身や周囲の女性たちの肖像画を数多く描かせています。
★フランス貴族に好まれた牧歌的な風景:
マリー・アントワネットも癒しの場としてヴェルサイユ宮殿敷地内に田舎風の「アモー」を造った。
★王妃愛用の木綿織物・モスリンを使った農夫的なイメージの「田園ルック」がヴェルサイユ宮廷の女性たちに大流行
(絵はがき・王妃の義妹、マダム・エリザベト)
(絵はがき・王妃お気に入りの取り巻き、
ポリニャック公爵夫人)
★ヴィジェは、王妃や王妃の友人たちが音楽を楽しむなどくつろいでる姿を肖像画を描くことができた
(絵はがき・クリュソル男爵夫人:
王妃の音楽教師・グルックの楽譜を手にしている)
ヴィジェが描く、華やかで最新流行のドレスをまとった肖像画は王妃やヴェルサイユ宮廷の女性たちを魅了し、ヴィジェはマリー・アントワネットのイメージを決定づけた重要な画家として知られています。
(ヴィジェ・ルブラン45歳の自画像:
展覧会チラシより)
フランス革命が起こると王妃の画家であるヴィジェは身の危険を感じ、ひとり娘を連れてイタリアに亡命、その後ロシアやオーストリアを転々と旅しました。行く先々でもヴィジェはフランス時代と同じようにモデルを喜ばせるような肖像画を描き続けました。特にロシアではエカテリーナ2世の寵遇を受け、パリ時代と同じようなアトリエを与えられ、貴族の肖像画を描いたそうです。
優美で愛らしいロココ的な作風の中に新古典主義を予感させるような自然で典雅な作風で人気を博したヴィジェは、イタリア亡命から12年後フランスに帰国し、87歳で亡くなるまで絵を描き続けました。
ヴィジェの卓越した技量や作品数の多さにもかかわらず、その回顧展はかつて一度だけアメリカで開催されたのみで、我が国はもちろんのこと、ヴィジェの祖国フランスでも開催されたことがないとのこと。『女性画家』という職業が、当時のフランスに於いて正当に評価されていなかったこともその理由のひとつにあると思われますが、ヴィジェを中心に18世紀の女性画家たちの作品を紹介した今回の展覧会は画期的な試みといえるかもしれません。
(フランス王妃マリー・レクジンスカは、
孫の嫁としてマリー・アントワネットがフランスに嫁ぐ2年前に亡くなっている:
Photo by「マリー・アントワネット38年の生涯」)
ヴィジェの最大のライバルだったというヴィジェより6歳年長のラビーユ・ギアールの作品も展示されていましたが、ヴィジェ以外で特に印象に残ったのは、フランス王ルイ15世の正室であるマリー・レクジンスカ王妃自らが描いた「ヴェルサイユ宮殿、中国風居室」という作品群です。
(麻雀の勝負)
(音楽のレッスン)
Photo by展覧会公式HPより
王侯貴族の女性のたしなみの一つとして父のポーランド王から絵の手ほどきを受け、絵画の基礎を数人の画家から学んでいたマリー・レクジンスカ王妃は、王の肖像画工房の画家たちの手を借りて完成させた中国趣味のパネルを、ヴェルサイユ宮殿内の王妃居住の一室に飾って楽しんでいたそうです。人物の表情などは西洋人風ですが、中国の民衆の生活ぶりを描いた風俗画という異国情緒は十分感じられる作品です。ヨーロッパの貴族たちに東洋趣味が流行していたとはいえ、まだ写真のなかった時代、王妃が一体どんなものを参考にこれらの絵を制作したのか知りたいところです。
ところで、王妃より7歳年下の夫であるルイ15世は、ブルボン王朝きっての美男子でしたが大変な艶福家として有名です。美しいだけでなく政治的な手腕もふるった寵姫ポンパドゥール夫人は、知性と教養溢れる女性として知られていますが、彼女も画家ブーシェに絵画を学んで作品を遺しているというのは興味深いことです。
東西対抗?・・・・可愛いパンダ、美味しいパンダ [パンダ]
(上野のシンシン ♀5歳:
東日本大震災の時は、タケを食べている途中でした。
驚いて室内を走り回っていましたが、すぐに落ち着きを
取り戻しタケを食べ始めたそうです)
ゴールデンウイークというと“近場でもいいからどこかにお出かけしたい”モードになる人が多いみたいで、パンダ人気の上野動物園も連日大にぎわいのようです。
パンダ観覧の楽しみは、“ゆっくり時間をとってパンダの行動を観察すること”につきますが、混雑時はゆっくり観覧することはなかなかかなわないのが辛いところ。
(上野のリーリー ♂5歳:
食欲旺盛な若いパンダたちのために、屋外放飼場には
非常食用のタケが植えてあります)
パンダ観覧のみどころといえば、まずは“タケを食べている姿”でしょう。
パンダは前足の5本の指と親指の外側にある第六の指(最近の研究では第七の指も)を使って上手にタケを挟んで食べますが、上野動物園の2頭は、タケの茎をバリバリと豪快に食べます。
(南紀白浜の明浜 ♂4歳:
新鮮なタケがたくさん補給されご機嫌です)
(南紀白浜・梅浜&永浜の子パンダツインズ 2歳:
仲良くお食事中ですが、パンダは”寝食い”も大好き?)
南紀白浜でもタケノコの季節はおやつに若竹が与えられると聞きますが、リーリーやシンシンが育った四川省・臥龍では生後7カ月頃から柔らかい若竹を与えられていたので、葉っぱよりも茎が好き なのでしょうか。
(上野のシンシン:
食事の合間のリラックスタイム)
上野動物園のリーリーとシンシンは、これまで飼育されていた施設でもスターパンダだったので大勢の観客の熱い視線を浴びるのは慣れているようです。お腹が満たされると、大きな岩の上に身体を預けてリラックスタイム。そのままお昼寝に突入も?
(カメラ目線でポーズを取る南紀白浜・梅浜)
(南紀白浜の美少女パンダ・愛浜:
今年12月に5歳になる愛浜はそろそろ異性が気になるお年頃)
<上野、都内でみつけたパンダグッズ>
(新製品・パンダのクリームパン:
アンデルセン・上野店他都内で販売)
(日本で最初にパンダのいる街になった上野名物
「パンダ焼」)
(上野公園で期間限定販売の「パンダ飴」)
(上野松坂屋・さくらパンダの新製品)
(都内のお菓子屋さんもパンダ人気に便乗?)
待望久しかった“上野パンダ熱烈歓迎ムード”の東京では、動物園内売店だけでなく、上野周辺や都内中にもたくさんのパンダグッズやパンダメニューが登場。
<南紀白浜・アドベンでみつけたパンダグッズ>
(双子の赤ちゃんパンダをイメージしたパンケーキ)
(アドベン特製パンダ蒲鉾とコラーゲンのパンダ入りうどん)
(パンダ蒲鉾とパンダ海苔入り和歌山ラーメン:
南紀白浜空港・アドベン直営店)
(焼きたてパンダクッキーはお土産用に)
(パンダ柄のショッピングバッグ)
(ダブルクリップだってパンダになるのだ)
“パンダの街・南紀白浜”のアドベンチャーワールドには考えつく限り(?)のパンダグッズがあふれていますが、大人も喜ぶ実用的なお土産を見つけました。
(紀州銘菓のアドベン限定パッケージ:
今年は個別包装にも双子の赤ちゃんパンダ)
もちろん定番の紀州銘菓もパンダ仕様です。
私も『美味しいパンダ』や『可愛いパンダ』を自宅にお持ち帰りして日々癒されていています。
上野周辺のお店では、様々なパンダメニューが開発されているとききますがまだ時間がなくて、パンダのクリームパンしか食べていません。
もう少しパンダの観覧時間にゆとりができるようになったら、また上野動物園に出かけたいと思っています。どんな『美味しいパンダ』に巡り会えるか、上野に行く楽しみが増えました。