SSブログ

サッカーW杯、お楽しみはこれからだ・・・ところで、日本代表がめざすサッカーは? [サッカー]

611日に南アW杯が開幕して以来、サッカーフリークは皆連日深夜から夜明け前のテレビ生中継を見て睡眠不足になっていましたが、ベスト8が決まりようやく2日間の休みになりました。

日本代表は、国民の熱い期待もむなしくパラグアイとPK戦までもつれた末に敗退してしまいました。

W
杯直前まで調子があがらず、国民の関心も薄かった日本代表ですが、チーム崩壊状態のカメルーンに勝利して勢いにのると、FWロッベンが怪我で欠場のオランダに惜敗し、DFのケアが出場停止のデンマーク戦でFK2発を決めてグループリーグ突破。

今大会では、審判のミス・ジャッジや不可解なカードに泣いたチームが多い中で、日本は滅多にないような幸運続きだったので、パラグアイ戦だって“絶対に勝つ!”という強い気持ちをもってリスクを冒して攻撃していたら、次はスペインと戦えたのに・・・などなど悔いは残ります。

20100630_1120-sports-reu-view-000[1].jpg
ハエがたかるように相手選手からボールを奪え!

3人の日本選手に囲まれるパラグアイのFWロケ・サンタクルス
Photo by スポナビサッカー)

パラグアイだって、南米予選で6得点をあげたFWカバニャスが1月に頭部を銃撃されて今大会は不出場だったのですから。(カバニャス不在で、最近数年は怪我が多く所属チームで思うような成績をあげていないロケ・サンタクルスの出番が増えたのは個人的にはうれしいことですが)


さて、私にとっては日本代表よりも心配のタネだったスペインが隣国ポルトガルとのイベリア半島対決を制して、無事に勝ち上がったのでやれやれです。

欧州CLや国内リーグ戦の疲労が回復せずコンディションが悪かったのか、初戦の対戦相手スイスの破壊的守備のおかげで調子を狂わされたのか、グループリーグで勝ち進むほど試合内容が悪くなっているなどと言われていたのがようやく立ち直ったようです。
ポルトガルのエース、
C.ロナウドが早々と姿を消してしまったのは残念ですが、華麗なパスサッカーのスペインが世界一になれるかどうか、お楽しみはこれからです2年前の欧州王者になったときのようなハッピーな結末を夢見ていますが・・・

今大会、ドゥンガ監督によって叩き込まれた規律ある守備で勝ち進むブラジルと、マラドーナ監督のお茶目なキャラが大人気のアルゼンチンの優勝争いになるのか、強いドイツが復活するのか。それとも?

ところで、日本代表が勝ち進むことでにわかサッカーファンが日本中に増殖した今大会ですが、本来
MFの本田をワントップに据え守備偏重の緊急シフトで戦うような現実路線を今後も継続するとは考えられません。


DSC04691のコピー.jpg
(日本を南ア大会に導いた中村俊輔はどこへ行く?)

岡田監督続投期待論も一部にあるようですが、予選期間の戦術理解&浸透作業はピッチの司令塔・中村俊輔に丸投げして結局本番では採用せず、本番でのチームのまとめ役は急遽招集した川口能活に丸投げ。サラリーマン社会なら結構ありそうなことですが、日本代表チームとしてはいかがなものでしょう。

日本代表の次期監督問題が近々話題になることと思いますが、日本サッカー協会は、日本代表の理想とすべきサッカースタイルと具体的目標を明示して監督選考をできるのか、こちらも目が離せません。


nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:スポーツ

南アW杯で 輝け!日本代表・阿部勇樹 [サッカー]

コピー阿部勇樹_0001.jpg
日本代表・阿部勇樹浦和レッズ):
今年の阿部ちゃんはとても良い表情で生き生きとサッカーしています。
恩師であるオシム氏は、親善試合のイングランド戦の阿部を絶賛。
by Urawa Reds Magazineより) 

サッカーW杯日本代表が、大方の予想を裏切るうれしいサプライズで決勝トーナメントに進出、明日ベスト8をかけてパラグアイと対戦します。

パラグアイは激戦区の南米予選を3位通過して、4大会連続8回目の出場ということでなかなか手強い相手です。日本が初出場したフランス大会では攻撃的GKのチラベルトが強烈な印象を残しています。

今回のメンバーでビッグネームの選手といえば、イケメンFWのロケ・サンタクルス(マンチェスターC所属)くらいしか思いつきませんが、日本代表長谷部の所属するヴォルフスブルクのサンタナもパラグアイ代表です。キリンカップなどの親善試合ではお馴染みの国とはいえ、そういう親善試合ではヨーロッパで活躍する選手は来日しないことが多いので、あまり参考になりません。

今年のW杯で欧州の強豪国が苦戦する中、南米は全チームがグループリーグを突破し、ウルグアイとアルゼンチンは準々決勝に進出。かつては堅い守備を誇ったイタリアの凋落ぶりにはがっかりさせられましたが、これまであまり守備にはこだわらないと思われていた南米勢は、超攻撃的サッカーと思われるチリも含めていずれもしっかり守備していました。

日本は、コンディションのあがらない中村俊輔をあきらめて、松井と本田を起用したことから生まれた得点による勝利ですが、これまでの3試合で、2失点だけだったのも大きな勝因。

相手チームの有力選手を徹底的にマークして好きにプレーさせなかったのは、ゲームキャプテンの長谷部誠と最終ラインの前でアンカーとして頑張った阿部勇樹の功績といえるでしょう。

コピーDSC05379.JPG
(09.10.3対ジェフ戦で愛息を抱いて入場)
コピーDSC05387.JPG
見事にゴールを決めて勝利に貢献。
ヒーローインタビューの阿部ちゃん

代表でも勝利インタビューで阿部ちゃんの笑顔が見たい!)

特に、これまで日本代表の常連でありながら主力になりきれなかった阿部が
3試合とも先発フル出場して良い仕事をしたのでレッズサポとして日本代表を応援する私は大満足。これからの試合でも、クレバーなふたりのプレーに注目です。

アジア地区最終予選で無失点だったオーストラリアがあっけなく敗退し、韓国も散ってしまい、アジア勢で残るのは日本だけという状況なので、今後のアジア枠確保の観点からも日本代表にはどうしても勝利して欲しい!

デンマーク戦では、本田と遠藤のFKが見事に決まって決勝トーナメントの切符を手にいれたわけですが、パラグアイ戦でも、素晴らしいゴールが生まれる瞬間を期待したいと思います。


nice!(4)  コメント(3) 
共通テーマ:スポーツ

オルセー美術館展でモネ、セザンヌ、ゴッホの名作を鑑賞・・・作品の世界を旅した思い出 [私的美術紀行]

オルセー_0001のコピー.jpg

オルセー_0002のコピー.jpg
オルセー美術館展2010」出品の名画
by 展覧会クリアファイルより

5月のボストン美術館展に引き続き国立新美術館の「オルセー美術館展2010―ポスト印象派展」を鑑賞してきました

日本では1996年以降、大規模な「オルセー美術館展」が3度開催されているし、私も娘もパリのオルセーも見学してお馴染みの作品が多いのですが、今回は過去最大規模の115点が来日。そのうち60点が初来日、モネ5点、セザンヌ8点、ゴッホ7点、ゴーギャン9という組み合わせの貸し出しは最初にして最後というふれこみです。

ポスト印象派の画家たちが活躍した1880年代半ばから20世紀初めまでの近代絵画が最も輝いた時代の熱気が伝わるような作品が展示されています。
今回も“この作品を見ているはずだが記憶がない”作品との出会いが結構ありましたが、お馴染みの作品でも自分が実際に作品ゆかりの場所を訪ねた後で再び鑑賞すると作品や画家との距離が近づいたような気分になります

絵はがきモネのコピー.jpg
★モネ「睡蓮の池、緑の調和」★
:1899年 
by 絵はがき

印象主義の代表者モネ1899年頃から睡蓮の池をテーマにした作品を描いています。

初めは池に架けられた日本風の緑の太鼓橋や柳の木などをモチーフに描いていましたが、20世紀にはいると周辺の景色は減少。(パリ・オランジュリー美術館を飾る最晩年の睡蓮は、朝から夕刻へ、光と色を変化させる水面が映す世界が巨大な画面一杯に広がっています。)

コピーDSC00282.JPG
7月初めのジヴェルニー

ジヴェルニーのモネの家と庭園は、春から秋にかけて公開されており、初夏には睡蓮の花が咲きます。私が訪れた季節、睡蓮の花は殆ど終わっていましたが、モネが造園した池の周りの緑は絵画の世界そのままでした。

コピーDSC00267.jpg
モネの家

家の鎧戸や階段、ベンチも太鼓橋と同じ鮮やかな緑色。睡蓮の池をゆっくり散策し、モネの浮世絵コレクションが飾られた旧宅の室内を見学しました。寝室や食堂もそのまま保存されていてモネの私生活を垣間見ることができます。

セザンヌのコピー.jpg
( セザンヌサント=ヴィクトワール山」★
:(1890年頃)
by 絵はがき

南フランスのエクス=アン=プロヴァンスに生まれ育ったセザンヌは、エクスの北東に堂々と聳えるサント=ヴィクトワール山をテーマにした作品をいくつも描いています。パリという都会の空気になじめなかったセザンヌにとって、ゴツゴツした岩肌を見せた無骨な山の、素朴で堅固で力強い姿はセザンヌの精神的支柱だったのではないかといわれています。

DSC00830のコピー.JPG
(故郷南仏を拠点にしたセザンヌのアトリエ近くから臨むサント=ヴィクトワール山
写真撮影の未熟さから山はほんの少ししかはいりませんでした)

静物画を得意としたセザンヌの作品に以前はあまり興味がなかったのですが、南仏旅行の折にセザンヌのアトリエを見学しました。画家の生前と同じように保存されたアトリエには、静物画を描くための果物が置かれ、部屋の隅には背の高いセザンヌが愛用していたベージュのコートが掛けられていました。

水浴のコピー.jpg
セザンヌ「水浴の男たち」★
:(
1890
年頃)by 絵はがき)

水浴する人物のモチーフはセザンヌが繰り返し描いていますが、この作品は、セザンヌがいかに構築的な画面構成を重視したかをうかがわせる1点といわれています。

★モデルとして辛抱強く同じポーズをとることが取り柄だった(?)セザンヌ夫人、オルタンスの肖像画も出展されています。

ゴッホ絵はがきのコピー.jpg
ゴッホ
馬車、アルル郊外のロマのキャンプ」★
:(
1888
年) by絵はがき)

修正DSC00859のコピー.JPG
アルルの跳ね橋

アルルにユートピアを夢見たゴッホの
有名な作品「アルルの跳ね橋」に描かれたラングロワ橋は現存しませんが、近くに似たような橋が復元され、観光名所になっています。

夏の季節、橋の近くの草むらにはこの作品のようにキャンピングカーがいくつもとまっていました。
ガイドさんの話では、ドイツ人が多いというオートキャンパーたちは自国から食糧などを積み込んでくるので、地元の人々からはあまり歓迎されていないのだとか。

ゴッホの絵画は南仏アルルの光によって「生命の黄色」が生まれたといわれますが、ロマの馬車を描いたこの作品の色遣いはもう少し穏やかです。

絵はがきアルルのコピー.jpg

( ゴッホ星降る夜」★
:(
1888年)by絵はがき)

ローヌ河畔の夜景を描いた作品ですが、実際には北の方角に見えるはずの北斗七星が輝いていることから必ずしも実景に忠実な描写ではなくいくつかの実景を組み合わせたものといわれています。

DSC00860のコピー.JPG
「円形闘技場」からみたアルルの街
奥の方にローヌ川が見える)

オルセー_0005のコピー.jpg
( 
ゴッホアルルのゴッホの寝室」★
(1889
) by 絵はがき)

ゴッホは今回出品された作品と同じテーマで3枚描いていますが、これはサンレミで制作された3作目。

ゴッホ展チラシのコピー.jpg
(今秋のゴッホ展チラシ)


今秋同じ国立新美術館で開催される「ゴッホ展」では
1888年に描かれた作品が出品され、アルルで借りた「黄色い家」の寝室を会場内に再現する予定なので見比べてみるのも面白いかもしれません
(サンレミで制作されたもう一つのレプリカはシカゴ美術館にあります)

<ココに注目!>
オルセーの作品では壁の肖像画は自画像と女性の肖像画ですが、ゴーギャンがアルルに到着する直前に描いた
1作目では、詩人ウジェーヌ・ボシュと友人の兵士でした。

クレラミュラー美術館夜のカフェのコピー.jpg

クレラー=ミュラー美術館蔵の
★ゴッホ夜のカフェ・テラス」★
:(1888年)
by 週刊「世界の美術館」2009.2.5号)

コピーDSC00869.jpg

アルルでは、ゴッホの絵をを再現した『カフェ・ファン・ゴッホ』にも行ってみました。アルルの中心であるフォーロム広場にあり夜の観光名所として賑わっていますが、夏のアルルの空が真っ暗になるのは
9時過ぎなので夕食後にお出かけください。


◆「オルセー美術館展」鑑賞の前に有地京子先生の名画解説講座を受講して知識を深めると、美術展が10倍楽しめる!
講座の日時など詳細はこちらをクリックしてください。


※国立新美術館開催日程
◆「オルセー美術館展2010」:2010816日(月)まで開催中
◆没後120年「ゴッホ展」:2010101日(金)~1220日(月)



nice!(2)  コメント(0) 

W杯グルプリーグ、最後に登場したスペインがまさかの黒星スタート・・・ [サッカー]



W杯のコピー.jpg
W杯でもビジャとトーレスの笑顔が見たい!
by Footballista

W杯など大きな大会で優勝候補の本命が初戦で躓くというのは珍しくないかもしれませんが、2008年に欧州王者となり、W杯予選も10戦全勝で通過したスペインがスイスから1ゴールも奪えずに黒星スタートになるなんてことだけは考えたくなかった・・・・・・。

この試合、スイスは「堅守速攻」に徹し、数少ない得点機をモノにしたのに対して、スペインは細かいパスをつなげて数多のシュートを放ちながらも決定的なチャンスを外し続けた のですから明らかに負け試合パターン。

スペインの選手は怪我あけの
F.トーレスやイニエスタに限らずスイスの選手よりもコンディションが良くないように思えました。スペイン代表はバルサの選手が主力ということもあり、4月末の欧州CLでバルサがインテルに屈した試合をもう一度見ているような気分でした。

W杯南ア大会_0001のコピー.jpg
今年こそは本大会で優勝争いを!
by Footballista


2008
年の欧州選手権で”華麗なパスサッカーのスペイン”が王者となり、その後の2年間で221敗と勝利を積み重ね、このW杯でもスペインの黄金期を確信していたのに心配です。

たしかにこの試合、GKのベナーリオ(ヴォルフスブルクでは、日本代表長谷部のチームメイト)を始めとするスイスの選手たちが強靱な精神力に支えられ、最後まで集中力を保っていたことは賞賛に値します。
でも、スペインはこれまでスイスとの
18回の対戦で1度も負けていないことから“油断”があったのでしょうか。“受けて立つ”ような試合の入り方のスペインは結局最後まで自分たちのペースで試合をコントロールできなかったように感じました。

スイスのヒッツフェルト監督は、過去にドルトムントとバイエルンを率いて欧州CL優勝に導いた名将。
大柄なDF陣を中心にゴール前を大人数で守る様子を“大型バスを停めてゴールを守る”と表現した人がいますが、美しいサッカーではないけれど勝つためのサッカーに徹してもぎとった勝利でしょう。

W杯南ア大会_0002のコピー.jpg
(強力な攻撃陣が揃っているオランダも守備は?
by Footballista

しかしこの試合には、日本がオランダと戦う時のヒントもたくさんあったのではないでしょうか?
個の力だけで戦おうとするとスイス戦のスペインのようになってしまいます。カメルーン戦の日本はチームが一つになって戦ったことで勝利を呼び込めたように、“攻撃サッカー”のオランダにもきっとどこかに日本がつけいる隙は見つけられるはず

そして、初戦で躓いたスペインが次のホンジュラス戦では強いスペインに戻ることを願っています。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

”ビッグマウス”本田は、W杯日本代表の救世主となれるか? [サッカー]



DSC06054のコピー.jpg

サッカー
W杯南ア大会カメルーン戦で日本代表が8年ぶりに勝利しました

直前の練習試合で初めて試した、本来MFの本田圭佑を1トップに、MF松井大輔と大久保嘉人のトライアングルで攻撃する思い切った布陣が功を奏してもぎとった1点を全員守備で守りきった勝利です。

現在ロシアリーグでプレーしている本田は日頃の言動から“ビッグマウス”という異名がありますが、長年フランスリーグでプレーしていて、アフリカ出身選手の動きにも熟知した松井とのコンビが見せた力強い突破は今後の試合でも得点が期待できそうです。

昨年6月世界最速でW杯出場を決めたあと、日本代表が強化されたようには感じられず、“グループリーグ敗退は決定的”と思われていた日本代表。南アの治安問題に加え、代表人気がいまいちということで、現地観戦&応援ツアーもW杯便乗商戦も盛り上がらないまま開幕を迎えていました。

コピーDSC03264.JPG
(日本代表の新ゲームキャプテン・長谷部誠)

コピーDSC04233.JPG
ポリバレントなプレーヤーとして日本代表を支える阿部勇樹

W
杯は純粋にサッカーファンとして楽しめる見所の多い大会なので、私は毎晩深夜までテレビの前に釘付けの日々ですが、日本代表にはレッズサポとして長年応援している長谷部誠阿部勇樹がいるのでやはり力が入ります。

コピーDSC03982.JPG
(昨季ドイツブンデスリーガで優勝した
ヴォルフスブルクは多国籍軍団

小柄なキャプテン・ジョズエはブラジル代表
:TVの画像より)

特に最近日本代表のゲームキャプテンを任されている長谷部は、昨季はドイツブンデスリーガの優勝に中心選手として貢献するなどめざましい成長ぶりで頼もしい限りです。

まだグループリーグの第一試合に勝利しただけなので決勝トーナメントに進出できるかどうかはわかりませんが、“カメルーン戦に惨敗するようなら3連敗”という最悪のシナリオも想定されていたので、日本が初戦を良い形で終えられたことに安堵しました。

DSC06051のコピー.jpg

さて次の対戦相手は、デンマークの守備のほころびにつけこんで2-0で勝利したオランダです。
さいたまスーパーアリーナで開催されるパブリック・ビューイングのチケットを娘が入手してきたので次のオランダ戦は大画面で応援することになり、応援用のシャツも準備しました。

昨年9月の親善試合ではタレント揃いのオランダを前半無得点でおさえながら結局0-3で負けた日本ですが、カメルーン戦勝利の勢いで、オランダにも引き分け以上の結果が出せるでしょうか・・・・・・

強いチームにも勝つサッカーの基本は『堅守速攻』だと思いますが、今大会の公式使用球の扱いが思った以上に厄介だとメディアでも話題になっています。冬季でもあり昼と夜の温度差が大きい南アですが、各会場の標高による気圧の違いでボールの飛び方も異なるとか。
公式球のおかげでGKのボールの扱いは今大会の隠れた見所になりますが、カメルーン戦でもボールの飛距離が予想以上に伸びたのか、日本のGK川島が目測を誤ったように見えるシーンがありました。オランダの正GKとして長らく君臨していたファン・デル・サールが代表を引退しているし、オランダの弱点はDFとも言われているので日本はオランダの守備の乱れを誘発するような動きをしてほしいものです

ところで、優勝候補の一角にもあげられているイングランドが初戦のアメリカと1-1で引き分けることになったのはGKグリーン“痛恨のミスキャッチ”による失点。グリーンはウエストハム(リーグ17位)所属ですが、イングランド代表のGK3人はいずれも、プレミアリーグの中~下位チーム所属。日本との親善試合に出場したハートはバーミンガム(リーグ9位)、もうひとり39歳のジェイムズが所属するポーツマスはリーグ最下位で来季の2部落ちが決定。
一方運営資金が潤沢な上位4チームのGKはみな外国人選手ですが、W杯に出場可能なのは4位トッテナムのゴメス(ブラジル:正GKのセザールが怪我?)とリバプールのレイナ(スペイン:不動の正GKカシージャスが不調?)。イングランドには自国のGKが育ちにくい悩みがあるようです。

雨などコンディションの悪い日の試合では、キックの精度などボールを扱う基本技術の差が目立つといわれますが、未知数の公式球の扱いに勝利するGKはどの国でしょうか?
初戦に引き分けた南アフリカのGKは身体能力が高く、スーパーセーブを連発していましたが、カメルーン戦の川島もバーやポストを味方につけながらのスーパーセーブがいくつかありました。

コピーDSC03969.JPG
(長谷部のヴォルフスブルクの同僚FWグラフィチ(右)はブラジル代表GKベナーリオはスイス代表としてW杯で輝けるか
:TV画面より)

優勝候補の大本命ブラジル、スペインが登場する試合はもちろん注目ですが、日本は第二戦のオランダでも中村俊輔を先発から外すのか、FW本田&松井コンビは継続するのか?
しばらくはW杯中継のテレビ画面から目が離せません。


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:スポーツ

韓流ドラマ”IRIS(アイリス)”効果で、秋田の次はハンガリー旅行の人気上昇? [お気に入り]

DSC06010のコピー.JPG
回想シーンにも使われる田沢湖たつこ像の伝説
by TBS韓国ドラマ・アイリス)

IRISロケ地巡りツアー”という女性客が大挙して韓国から来日し、秋田県の田沢湖や乳頭温泉などがにぎわっているという韓国ドラマ「アイリス」が日本でもオンエアされています。

イ・ビョンホン演じる秘密組織の要員・ヒョンジュンが主役のアクションドラマは、ストーリーの展開があまりにも早くてちょっとぼんやりしているとよく分からなくなってしまいます。韓国ドラマ特有のつっこみどころも満載なので真剣に見過ぎると疲れるかもしれません。

自分が以前旅したことのある乳頭温泉やハンガリーがロケ地になっている“IRIS”、韓流ドラマ“へたれユーザー”の私は、ロケ地やキャストなど個人的興味を中心に楽しんでいます。

DSC00610のコピー.jpg

修正版DSC00612のコピー.jpg
乳頭温泉郷・鶴の湯温泉

秋田県・仙北市にある乳頭温泉郷・鶴の湯温泉は、ヒョンジュンとキム・テヒ演じるスンヒの温泉デートシーンの舞台。幹線道路から奥深い場所にある本陣・鶴の湯は、300年以上も続く秘湯ならではの趣のある茅葺き屋根の建物が並び時代劇の撮影場所に迷い込んだ気分です。
ドラマには雪景色の混浴露店風呂が出てきますが、6年前残雪の4月、時折小雪がちらつく中で、私と娘は女性用内湯(白湯)と露店風呂の日帰り入浴を楽しみました。

入浴後、駐車場横の「鶴の茶舎」で名物「山の芋鍋」を食べようとしたのですが、山芋団子が品切れになって時間がかかるというのであきらめました。「山の芋鍋」は、ドラマの撮影時、出演者やスタッフの昼食に提供されたとのこと。
同じ乳頭温泉にある「妙の湯」は、渓流に面した風情のある露店風呂がオススメ。どちらの温泉も機会があれば、宿泊してゆっくり温泉と名物料理を楽しみたい宿です。

DSC00602のコピー.jpg

DSC00600のコピー.JPG
抱き返り渓谷:田沢湖からほど近い観光地。
JR東日本のキャンペーンポスターにも登場


※秋田への公式ツアーなどが既に発売されていますが、秋田県はロケ地を巡る旅マップを作成して観光客誘致に注力。


さて、もうひとつの主要海外ロケ地はハンガリー
DSC01811のコピー.jpg

ユーロ安が止まらないのは、ハンガリーの経済不安も一因と言われていますが、“ドナウの真珠”ブダペストは、ハプスブルク家栄華の名残とハンガリー民族の誇りを感じる美しい町です。


DSC05981のコピー.JPG
by TBS韓国ドラマ・アイリス)

ハンガリーのリゾート地バラトン湖に滞在していたヒョンジュンは、上司に呼び出されて北の要人暗殺という極秘任務を命ぜられます。

DSC05970のコピー.JPG
by TBS韓国ドラマ・アイリス)

DSC01560のコピー.jpg

レストランで食事するスンヒがおいしそうに食べていたハンガリー料理「グヤーシュ」は私も大好きです。でも、銀座にあったハンガリー料理店が閉店してしまったのは残念。

DSC01752のコピー.JPG
ブダの王宮

修正DSC01841のコピー.JPG
(英雄広場の大天使ガブリエル
DSC01844のコピー.JPG
ブダペストの美しい建物や街並み

恋人スンヒにも行く先を告げず向かったブダペストで要人暗殺に成功したヒョンジュンは、自らも負傷しながらヨーロッパ大陸初の地下鉄に乗って追っ手を逃れます。

DSC06040のコピー.JPG
by TBS韓国ドラマ・アイリス)

上司に救助を要請するも、要人暗殺の実行者として組織から切り捨てられた・・・
なんとかスンヒと再会できたヒョンジュンですが、ブダペスト西駅で追っ手に発見されて離ればなれに・・・
西駅には、元は王族たちが休憩したサロンという“世界一美しいマクドナルドの店舗”があるそうです。

DSC01862のコピー.jpg

DSC01863のコピー.jpg

DSC01864のコピー.jpg

私たちは、西駅ではなくブダペスト東駅を利用してウイーンに向かいましたが、こちらも歴史を感じる駅舎です。


ブダペストは、私が利用したようなウイーンやプラハとセットになった周遊ツアーが多数ありますが、ブダペスト以外のハンガリー観光は日本ではまだメジャーではありません


A27 地球の歩き方 ハンガリー 2009~2010

A27 地球の歩き方 ハンガリー 2009~2010

  • 作者: 地球の歩き方編集室
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/08/08
  • メディア: 単行本

バラトン湖は、“ハンガリーの海”と呼ばれる大きな湖で、夏のリゾートとなっていますが、湖畔の多くは蘆の茂る草原で自然保護区となっています。
湖の周囲には、温泉療養地のバラトンフュレド、高級リゾートのシォーフォクや貴族の館のある町ケストヘイドなどがあります。
中心部のバラトンフュレドはブダペスト南駅から急行で2時間強ですが、ハンガリーを代表する磁器・ヘレンド工場見学とセットになった観光ツアーもあるようです。


★また、ブダペストからのエクスカーションとしてオプショナルツアーも催行されているドナウベンド・センテンドレより奥にあるVAC(ヴァーツ)もロケ地になったとのことですが詳細はわかりません。

ヴァーツを観光できるかは不明ですが、ドナウベンドの名勝地を巡る観光ツアーもあるようです。

一般的なシニア女性にとって個人旅行で出かけるには、言葉の問題(ハンガリーの公用語はマジャール語)もあり難易度の高いハンガリー旅行。この秋に向けてロケ地巡りのツアーも企画されるのではないでしょうか。



nice!(4)  コメント(4) 
共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。