W杯グルプリーグ、最後に登場したスペインがまさかの黒星スタート・・・ [サッカー]
(W杯でもビジャとトーレスの笑顔が見たい!
:by Footballista)
W杯など大きな大会で優勝候補の本命が初戦で躓くというのは珍しくないかもしれませんが、2008年に欧州王者となり、W杯予選も10戦全勝で通過したスペインがスイスから1ゴールも奪えずに黒星スタートになるなんてことだけは考えたくなかった・・・・・・。
この試合、スイスは「堅守速攻」に徹し、数少ない得点機をモノにしたのに対して、スペインは細かいパスをつなげて数多のシュートを放ちながらも決定的なチャンスを外し続けた のですから明らかに負け試合パターン。
スペインの選手は怪我あけのF.トーレスやイニエスタに限らずスイスの選手よりもコンディションが良くないように思えました。スペイン代表はバルサの選手が主力ということもあり、4月末の欧州CLでバルサがインテルに屈した試合をもう一度見ているような気分でした。
(今年こそは本大会で優勝争いを!
:by Footballista)
2008年の欧州選手権で”華麗なパスサッカーのスペイン”が王者となり、その後の2年間で22勝1敗と勝利を積み重ね、このW杯でもスペインの黄金期を確信していたのに心配です。
たしかにこの試合、GKのベナーリオ(ヴォルフスブルクでは、日本代表長谷部のチームメイト)を始めとするスイスの選手たちが強靱な精神力に支えられ、最後まで集中力を保っていたことは賞賛に値します。
でも、スペインはこれまでスイスとの18回の対戦で1度も負けていないことから“油断”があったのでしょうか。“受けて立つ”ような試合の入り方のスペインは結局最後まで自分たちのペースで試合をコントロールできなかったように感じました。
スイスのヒッツフェルト監督は、過去にドルトムントとバイエルンを率いて欧州CL優勝に導いた名将。
大柄なDF陣を中心にゴール前を大人数で守る様子を“大型バスを停めてゴールを守る”と表現した人がいますが、美しいサッカーではないけれど勝つためのサッカーに徹してもぎとった勝利でしょう。
(強力な攻撃陣が揃っているオランダも守備は?
:by Footballista)
しかしこの試合には、日本がオランダと戦う時のヒントもたくさんあったのではないでしょうか?
個の力だけで戦おうとするとスイス戦のスペインのようになってしまいます。カメルーン戦の日本はチームが一つになって戦ったことで勝利を呼び込めたように、“攻撃サッカー”のオランダにもきっとどこかに日本がつけいる隙は見つけられるはず。
そして、初戦で躓いたスペインが次のホンジュラス戦では強いスペインに戻ることを願っています。
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