”ビッグマウス”本田は、W杯日本代表の救世主となれるか? [サッカー]
サッカーW杯南ア大会カメルーン戦で日本代表が8年ぶりに勝利しました。
直前の練習試合で初めて試した、本来MFの本田圭佑を1トップに、MF松井大輔と大久保嘉人のトライアングルで攻撃する思い切った布陣が功を奏してもぎとった1点を全員守備で守りきった勝利です。
現在ロシアリーグでプレーしている本田は日頃の言動から“ビッグマウス”という異名がありますが、長年フランスリーグでプレーしていて、アフリカ出身選手の動きにも熟知した松井とのコンビが見せた力強い突破は今後の試合でも得点が期待できそうです。
昨年6月世界最速でW杯出場を決めたあと、日本代表が強化されたようには感じられず、“グループリーグ敗退は決定的”と思われていた日本代表。南アの治安問題に加え、代表人気がいまいちということで、現地観戦&応援ツアーもW杯便乗商戦も盛り上がらないまま開幕を迎えていました。
(日本代表の新ゲームキャプテン・長谷部誠)
(ポリバレントなプレーヤーとして日本代表を支える阿部勇樹)
W杯は純粋にサッカーファンとして楽しめる見所の多い大会なので、私は毎晩深夜までテレビの前に釘付けの日々ですが、日本代表にはレッズサポとして長年応援している長谷部誠や阿部勇樹がいるのでやはり力が入ります。
(昨季ドイツブンデスリーガで優勝した
ヴォルフスブルクは多国籍軍団。
小柄なキャプテン・ジョズエはブラジル代表
:TVの画像より)
特に最近日本代表のゲームキャプテンを任されている長谷部は、昨季はドイツブンデスリーガの優勝に中心選手として貢献するなどめざましい成長ぶりで頼もしい限りです。
まだグループリーグの第一試合に勝利しただけなので決勝トーナメントに進出できるかどうかはわかりませんが、“カメルーン戦に惨敗するようなら3連敗”という最悪のシナリオも想定されていたので、日本が初戦を良い形で終えられたことに安堵しました。
さて次の対戦相手は、デンマークの守備のほころびにつけこんで2-0で勝利したオランダです。
さいたまスーパーアリーナで開催されるパブリック・ビューイングのチケットを娘が入手してきたので次のオランダ戦は大画面で応援することになり、応援用のシャツも準備しました。
昨年9月の親善試合ではタレント揃いのオランダを前半無得点でおさえながら結局0-3で負けた日本ですが、カメルーン戦勝利の勢いで、オランダにも引き分け以上の結果が出せるでしょうか・・・・・・
強いチームにも勝つサッカーの基本は『堅守速攻』だと思いますが、今大会の公式使用球の扱いが思った以上に厄介だとメディアでも話題になっています。冬季でもあり昼と夜の温度差が大きい南アですが、各会場の標高による気圧の違いでボールの飛び方も異なるとか。
公式球のおかげでGKのボールの扱いは今大会の隠れた見所になりますが、カメルーン戦でもボールの飛距離が予想以上に伸びたのか、日本のGK川島が目測を誤ったように見えるシーンがありました。オランダの正GKとして長らく君臨していたファン・デル・サールが代表を引退しているし、オランダの弱点はDFとも言われているので日本はオランダの守備の乱れを誘発するような動きをしてほしいものです。
ところで、優勝候補の一角にもあげられているイングランドが初戦のアメリカと1-1で引き分けることになったのはGKグリーン“痛恨のミスキャッチ”による失点。グリーンはウエストハム(リーグ17位)所属ですが、イングランド代表のGK3人はいずれも、プレミアリーグの中~下位チーム所属。日本との親善試合に出場したハートはバーミンガム(リーグ9位)、もうひとり39歳のジェイムズが所属するポーツマスはリーグ最下位で来季の2部落ちが決定。
一方運営資金が潤沢な上位4チームのGKはみな外国人選手ですが、W杯に出場可能なのは4位トッテナムのゴメス(ブラジル:正GKのセザールが怪我?)とリバプールのレイナ(スペイン:不動の正GKカシージャスが不調?)。イングランドには自国のGKが育ちにくい悩みがあるようです。
雨などコンディションの悪い日の試合では、キックの精度などボールを扱う基本技術の差が目立つといわれますが、未知数の公式球の扱いに勝利するGKはどの国でしょうか?
初戦に引き分けた南アフリカのGKは身体能力が高く、スーパーセーブを連発していましたが、カメルーン戦の川島もバーやポストを味方につけながらのスーパーセーブがいくつかありました。
(長谷部のヴォルフスブルクの同僚FWグラフィチ(右)はブラジル代表、GKベナーリオはスイス代表としてW杯で輝けるか
:TV画面より)
優勝候補の大本命ブラジル、スペインが登場する試合はもちろん注目ですが、日本は第二戦のオランダでも中村俊輔を先発から外すのか、FW本田&松井コンビは継続するのか?
しばらくはW杯中継のテレビ画面から目が離せません。
長谷部はドイツに渡って立派に成長しましたよねぇ。
キャプテンとしてエトーと笑顔で握手している姿は感涙ものでした。
阿部勇樹にももちろん引き続き活躍してほしい!
オランダはCBの足が遅そうなので、そのあたりが狙い目!?
次も気持ちのこもった試合を見せてほしいですね。
by mikanpanda (2010-06-16 20:43)
mikanpandaさんと同じく、私もエトーと向き合ったマコに感慨深いものがありました。
試合後にエトーとユニホームの交換するのかな?と思ったけどどうだったのでしょうね。
この試合、阿部ちゃんが不用意にボールを奪われて危ない局面になったシーンもありましたが、インタビューに対するコメントがしっかりしてきたのがうれしい成長。
オランダ戦も、このふたりが中盤から攻撃の起点をつくることを期待しましょう!
by ジョージ (2010-06-17 11:28)