黒柳徹子さんゆかりのパンダは、ウイーンの”ロイヤル・パンダファミリー”になっていた [パンダ]
(黒柳徹子さんの初代「里子パンダ」、今はウイーンの宮殿に暮らしています)
(広い庭付きの一戸建てのパンダ舎。プライバシーも配慮され、ストレスなし?)
(徹子さんの初代里子パンダ「フランツ」)
(愛妻は、産室で子育て中。単独行動はちょっと寂しげ?:2007年10月撮影)
パンダ大好きの私は、元祖“パンダ博士”黒柳徹子さんが名誉会長をつとめる「日本パンダ保護協会」の会員になっています。
会員には、中国・四川省「パンダ保護研究センター」で飼育されているパンダの里親になっていて、里親まつりやパンダ幼稚園の入園式に参加するために臥龍や碧峰峡基地まで行かれた方も多く、協会の役員の方々を含めて“パンダに熱い思いを持つ人”の集まりです。
(徹子さんの里子パンダが雅安で昨年出産し、かわいい”初孫”ができた?)
先日開催された協会主催の親睦会に出席し、“パン友”さんたちとの交流を深めてきました。
昨年の親睦会では、上野動物園にパンダが初めてやってきた当時の飼育課長だった中川志郎さんと、なかなか面白い掛け合いトークを聴かせてくださった徹子さんですが、今回は「徹子の部屋」の収録などの合間を縫っての短時間のご出席でした。
当日の「徹子の部屋」の収録では、ゲストのノーベル賞受賞者・益川先生のお話しがあまりに面白く、収録後もお話が尽きなかったために親睦会場への到着が遅れたようでした。益川先生と徹子さんの間にどんなやりとりがあったのか、テレビのオン・エアが楽しみです。
徹子さんは、初代の里子パンダだった「豆々」が、自分の知らない間にウイーンの動物園でハプスブルク帝国の皇帝夫妻の名前で呼ばれるロイヤル・パンダファミリーになっていたことをいつもの早口で報告されたのですが、なんと私は、そうとは知らずに2007年の中欧旅行で徹子さんの初代里子パンダに会いに行っていたのです。
(世界遺産・シェーンブルン宮殿)
(シェーンブルン動物園の看板は、仲良しパンダカップル)
(パンダ舎の案内板のフランツ(左)とシシィ:
中国名は「Long Hui」と{Yang Yang」)
ウイーンの観光名所、世界遺産「シェーンブルン宮殿」の広大な敷地の一角にある「シェーンブルン動物園」は、マリー・アントワネットの父が子供たちのために世界中から珍しい動物を集めたのが始まりと言われていますが、パンダは7年くらい前に欧州初のパンダとして中国からやってきました。
いつもパートナーと寄り添っている“仲良しパンダ”として有名なカップルのオーストリアでの愛称は、「フランツ・ヨーゼフ」、と「シシィ(皇妃エリザベート)」。ミュージカル「エリザベート」でもお馴染みのハプスブルク帝国の皇帝夫妻の名前が付けられています。
(パンダ舎の前には母子のモニター画面)
(お母さんパンダは赤ちゃんを抱っこして育てる)
仲良しパンダカップルの間には、自然交配により2007年8月23日、双子の赤ちゃんが誕生。生まれた直後に1頭は死亡しましたが、元気に育った男の子は「フーロン」と命名されました。中国との契約で赤ちゃんの保有権も命名権も中国にありますが、皇帝夫妻の長男、「皇太子ルドルフ」は若くして心中してしまうという悲劇の主人公なので、同じ名前は付けないでしょう。
(パンダ舎の入り口:パンダが「お静かに!」とお願い)
(赤ちゃん誕生の経緯を記した案内ボード)
私と娘が訪れた、2007年10月当時、フーロンは、シシィの腕の中で大事に抱っこされていたため、モニターでの対面だけでした。その後、フーロンと命名されたことなど折々の成長をニュース映像で見ていたのですが、直近のニュースで、特製のバースデーケーキで2歳の誕生日を祝ってもらったフーロンが、今年11月に『臥龍』に帰されるという記事を発見しました。
2歳で親元から離されて、見知らぬ土地へ行くというのは、ちょっとかわいそうな気もしますが、自然交配によって誕生した元気なオスは、繁殖プロジェクトを進めている『臥龍』にとって貴重な遺伝子を持っていることでしょう。
個人的には、以前私も里親サポーターのひとりになっていた「苺ちゃん(中国名:湘宜)か、四川大地震の犠牲になってしまった“美人パンダ”毛毛さんの子供たち(愛称QQちゃんと妹の文雨)がいつの日かウイーン生まれのフーロンと仲良しカップルになってくれるとうれしいですが・・・
(これって自分の知り合いの子供同士を結びつけたがる、仲人根性?)
私的『パリで過ごす大人の休日ガイド』(その2)・・・時の流れを忘れ [海外旅行]
★ダニエル・ヴィダルのヒット曲「Les Champs-Elyse'es」は
日本では「オーシャンゼリゼ」としてお馴染み★
★パリでは、デパートやブティック、飲食店は日曜定休の店が多いので要注意です。
第一日曜は、ルーヴルやオルセー、オランジュリーなどの美術館は無料で入館できますが混み合いがち。(ピカソ美術館は2011年まで改装工事中)★
★★おしゃれなブティックやカフェ、アクセサリーや雑貨のお店があるマレ地区は、日曜日もあいている店が多いのでおすすめです。ウインドーのディスプレイを眺めるだけでもパリのエスプリを感じます。
ユダヤ人街のファラフェル店などエスニックな飲食店もあります★★
★「レ・フィロゾフ」:マレ地区の中心にあるパリらしい木造の店構えのカフェ。カフェ価格でビストロ級の味が楽しめるので昼どきはいつも満員★
★「ヴォージュ広場」:1612年にアンリ4世の命で造られたパリ最古の広場。
北の「王の館」、南の「王妃の館」など四方を建物に囲まれた美しい広場の木陰でひとやすみ★
★★ルノワールや、ユトリロの時代の下町情緒が残るモンマルトル界隈を散策★★
★「サクレ・クール大聖堂」:ロマネスク・ビザンチン様式のエキゾチックな外観の白亜の寺院。
海抜130メートルの丘の上からはパリ市内が一望できます。このあたりは観光客の人気スポットですが、スリの被害もパリで一番?★
★モンマルトルの坂道と階段:多くの芸術家たちに愛された街をゆっくり散策。
季節の野菜や果物が並ぶ八百屋、肉屋の店頭ではローストされているチキンの丸焼きのおいしそうな香りが漂い庶民の暮らしをかいま見ることができます。
映画「アメリ」の主人公が働いていたカフェ「カフェ・ドゥ・ムーラン」は、今や観光名所。この界隈は、フランス映画には欠かせないロケーション地区です★
★「オ・ラパン・アジル」:今もワイン用に栽培されているパリで唯一の葡萄畑の前の一軒家は、1875年開業のシャンソニエ。
ここは20世紀初めユトリロ、ピカソ、モディリアーニらが常連だった店。今も毎夜昔ながらのシャンソン・ショーを見ることができます。名物の店伝統のサクランボ酒はレトロな味わい★
★★エッフェル塔を間近に感じる一日★★
★「ケ・ブランリー美術館」:フランスが帝国主義の時代に植民地で収集した遺産を元に2006年にオープンした原始文明の美術館。
アジア、オセアニア、アフリカ、南北アメリカのプリミティブ・アートを、原始林をイメージしたような薄暗い館内で展示。
エッフェル塔を間近に見ることができるカフェは、美術館利用者でなくても入れます。開放感一杯のテラス席でエッフェル塔を堪能しながら軽食やお茶を★
★「ルモワン」:エッフェル塔が間近に見えるサン・ドミニック通りにあるボルドー生まれのカヌレ専門店は、わざわざ足を運ぶ価値あり。カヌレは日持ちするので日本へのおみやげにもぴったり。
パリジャンに人気のビストロ「レ・ココット」も「ルモワン」と同じサン・ドミニク通りにあります。★
★セーヌ河岸(アルマ橋):アルマ橋のたもとにある『自由の炎』の記念碑は、ダイアナ元妃が事故死をとげた現場のすぐ上にあるため今では故ダイアナ元妃のモニュメントにもなっています。★
★「アンヴァリッド」:黄金のドームの地下聖堂にナポレオンの眠る棺があります★
★近くのセーヌ川に架かる「アレクサンドル三世橋」は、見事な彫刻でパリ一番の橋といわれます。
グラン・パレ、プチ・パレ側からこの橋越しに見る「アンヴァリッド」の全景はパリを代表する景観★
Bon Voyage!
私的『パリで過ごす大人の休日』ガイド(その1)・・・やっぱりパリが好き [海外旅行]
★パリのランドマーク、エッフェル塔に再会すると、思わず「ただいま!帰ってきたよ!」と言ってみたくなります★
リタイア生活になる前に夢見ていたことで実現できていないことは多々ありますが、なかでも『海外ロングステイ』はこの先も私には縁がなさそうです。パリが好きで、娘と一緒にこれまで4回パリを訪れた私ですが、一回の滞在期間はせいぜい4-5日。パリの市内だけでなく、日帰りのバスツアーなどに出かけたりしているので、まだまだ行ったことのないエリアも多いのに、お気に入りスポットには何度でも行きたくなってしまいます。
もし、夏の終わりに『2週間のパリの休日』があったら、どう過ごすか?
“初めてのパリ滞在で一通りの観光スポットは見学済み”という前提で、ひとつのテーマについて1-2日かけて、じっくりパリおよびその周辺エリアを楽しむプランを考えてみました。
★★2006年にリニューアルなったオランジュリー美術館の「睡蓮の間」でパノラマ展示を堪能し、モネが晩年を過ごしたセーヌ河畔の町ジヴェルニーへ。日本情緒漂う「水の庭」でモネの感じた光と風をイメージしながらキャンバスの中を散策するひとときを。時間があればパリで他の美術館にも足を運びたい★★
★モネの絵画と実際の風景★
★チュイルリー庭園に築かれた「オランジュリー美術館」:自然光を生かし弧を描いた壁面に展示されている連作「睡蓮」をベンチに腰掛けてゆっくり鑑賞。
地下展示室のギヨーム・コレクションもルノワール、ゴーギャン、セザンヌなどの作品が並びなかなか見応えがあります★
★「モネの庭(ジヴェルニー)」:(昨年7月のブログでご紹介)パリから約1時間、ガイド付きバスツアーもあり★
★「オルセー美術館」:絵画・彫刻・写真などフランスの19世紀芸術の殿堂。日本でも何度も美術展が開催されているのでお馴染みの作品もありますが、広々とした展示室でモネの作品などをゆっくり鑑賞。レベル2(中階)のル・レストラン、1900年に造られたホテルレストランの面影がのこるインテリアを楽しみながら伝統的フレンチを。予約不可のランチはいつも行列ですが、ティータイムもあります★
★「マルモッタン・クロード・モネ美術館」:時間があれば、ブーローニュの森に近い閑静な住宅街の美術館へ。“印象派”の名前の元となった「印象・日の出」(モネ)が展示されています★
★★中世に建築された大聖堂で、ゴシック建築とステンドグラスの魅力を満喫する★★
★「ノートルダム大聖堂」:(1163年に着工し、最終的に1345年に竣工)3つのバラ窓で有名。12世紀ゴシック建築の最高峰ですが、正面と背面の印象は異なります★
★「サント・シャペル」:(1248年建立)上下2層の礼拝堂があるが、特に王家や特権階級の人々だけが利用した上層の礼拝堂は壁がないほどのステンドグラスに囲まれ宝石箱のような繊細な美しさ★
★「シャルトルのノートルダム大聖堂」:パリから約1時間。ガイド付きツアーもあり。大聖堂を見学した後は、聖母への巡礼者が集う中世の町をゆっくり散策したい。
(現在の建物は12-13世紀に建てられた部分が中心)ロダンが“フランスのアクロポリス”と呼んで絶賛した堂々たる姿は、フランスで最も美しいゴシック建築のひとつ。三方の最上部にある聖書を物語るステンドグラスのバラ窓が美しい。特に“シャルトルのブルー”と呼ばれる透明感あふれる深い色調に注目★
★大聖堂の裏手のウール河畔を散策★
★★パリで最も知的で洗練されたエリアといわれる“サン・ジェルマン・デ・プレ”~“カルチェ・ラタン”地区で人気のビストロ&カフェそしてパリジェンヌ好みのスイーツ三昧★★
「
★サン・ジェルマン・デ・プレ界隈のカフェ&スイーツ:「カフェ・ドゥ・マゴ」、「ラデュレ」、「KUSUMI TEA」、ショコラティエ「パトリック・ロジェ」★
★「サンシュルピス教会」:映画「ダヴィンチ・コード」で有名になりましたが、フランスで最大規模を誇るパイプオルガンのケースも圧巻★
★マカロンで有名な「ピエール・エルメ」はサン・シュルピス広場のすぐ近く★
★「リュクサンブール公園」:公園の片隅にアメリカに贈られた自由の女神像のレプリカがあります。1年に1回だけ発売されるこの公園で採れたハチミツは即日完売の大人気とか★
★リュクサンブール公園にほど近いヴォージラール通りには、日本人パティシエ「Sadaharu AOKI」の店も。日本にも進出していますが、パリの1号店で、パリっこのチョイスをチェック。抹茶ロールはパリでも定着★
★オデオンの人気ビストロ「Comptoir」:ランチは予約不可で、並べば必ず入店できるのでフランス語が苦手でも敷居が低い?★
★?!メニューはすべてフランス語?!
ガイドブックを頼りに、しばしメニューと格闘・・・
なんとか無事に、好みの料理が運ばれてきました★
HANABI・・・降り注ぐ『満天の星』 [お気に入り]
(信州・原村あたりは晴天率が高いエリア)
(八ヶ岳山麓の別荘:夜は、『満天の星』が見える)
関東地方は、とっくに梅雨明けしたはずなのに夏らしいすかっとした暑さが続きません。
八ヶ岳山麓の信州・原村あたりは晴天率が高くて湿度が低いエリアと言われているのに、この秋「八ヶ岳農場音楽祭」を計画している原村在住の小林節子さんのブログによると、夏休みに入っても梅雨のような日々が続き、農家の方々は虫が大量に発生するのではないかと頭を痛めているそうです。
(八ヶ岳山麓では、大化以前から神様に捧げる米を作っていた)
(4万発の花火の競演で有名な信州・諏訪湖:
「湖上花火大会」、今年は8月15日)
今年の夏は“北日本を中心に冷夏のおそれ”という情報もあり、八ヶ岳山麓に限らず、稲や野菜の生育状況が気になります。これから、夏らしい陽気になって太陽の恵みが十分得られることを願わずにはいられません。
さて、都内では隅田川の花火よりも人出が多い「江戸川区花火大会」に出かけて、不況気分を吹っ飛ばすような14000発の華やかな花火を堪能してきました。
花火見物には少し肌寒い夜でしたが、焼き鳥やビールを買って、新聞に折り込まれた『花火大会のプログラム』持参で会場近くの江戸川河川敷まで行きました。河川敷や土手周辺を埋め尽くした江戸川区側だけでも90万人という見物客は、感嘆の声をあげたり拍手しながら『満天の星』が降り注ぐような花火の美しさに大満足の様子でした。
常連の近隣エリアの家族連れやグループなどのほか、遠くから花火見物に駆けつける人も年々増えているようです。海外の花火大会を実際に見たことはないのですが、日本は花火による繊細な表現では最高の技術力を持っているのではないでしょうか。
花火のデジカメ撮影は初めてでしたが、一瞬の瞬きの間にも刻々と移り変わる花火の姿を映像としてとらえるのは難しく、私の未熟な撮影技術ではとてもその美しさを再現出来ないのが残念です。
私の好きなミスチルの「HANABI」という歌には、次のような一節があります。
“決して捕まえることの出来ない
花火のような光だったとして
もう一回 もう一回
もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
誰も皆悲しみを抱いている
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風がたった世界を
どれだけ愛することができるだろう?”
(作詞:桜井和寿)
打ち上げ地点にほど近いセンター会場は音楽つきで臨場感も増すのですが、帰り道が大混雑になるし、花火の破片が落ちてきて服が焦げる心配もあるので今回は少し“遠い花火”で妥協。それでも十分迫力がありました。でも、次回は、花火撮影のコツを少しは調べて、撮影に適した場所取りなどの準備をし、少しでも納得の出来る花火写真を撮ることにチャレンジしたいと思います。
“シャッターチャンスを逃す”ことの解決方法としては、動画撮影という手もありますが、幻想的な美しい映像にふさわしくない音声が周りから発せられるリスクという新たな問題が生じます。やっぱり花火撮影は一筋縄ではいかないのかもしれません。
お盆休みに向けて日本各地で予定されている花火大会が無事催行され、子供も大人も夜空を彩る花火に感動し、輝ける明日を夢見ることが出来ますように。