”情熱の国”スペイン紀行・・・アンダルシアとアートの散歩道 [海外旅行]
★花の小径(コルドバ)★
アンダルシアを象徴するおなじみの風景はほんの数十メートルの短い小径
私にとっては12年ぶりとなるスペイン周遊旅行に行ってきました。
7泊9日でスペインの東南エリアを慌ただしく駆けめぐるツアーでしたが、情熱と哀愁、イスラムとカトリック、過去と未来が交錯するスペインはやはりエキサイティングな魅力あふれる素晴らしいデスティネーションでした。
★イスラムの栄華と荘厳なカトリック様式が融合した「メスキータ」(コルドバ)★
★イベリア半島を約800年間支配したイスラム教徒、最後の砦だった「アルハンブラ宮殿」(グラナダ)★
グループツアーなので時間はそんなに長くとれませんでしたが、プラド美術館や各地のピカソ美術館などで自分が見たかった名画を間近で鑑賞することができ、アンダルシア地方の“世界一美しい白い村”を散策するなど充実した旅になったことを感謝しなければなりません。
★アンダルシアの“世界一美しい白い村”(フリヒリアナ)★
★地中海リゾートのコスタ・デル・ソル地方★
★スペインが生んだ天才画家・ピカソ生誕の地マラガとピカソ最晩年の作品★
★ラマンチャの男「ドン・キホーテ」はスペインのヒーロー★
(巨人と間違えた丘の上の風車)
★”世界遺産の古都”トレドは3つの宗教文化が混在する要塞都市★
★奇才ガウディが設計した「サグラダ・ファミリア」は、没後100年近くたった今なお建設工事中★
★2010サッカーW杯で優勝したスペイン代表チームは、カタルーニャ地方を本拠とするFCバルセロナのサッカーをベースに、競合チームの選手たちを融合させたチーム作りで初の栄冠★
(FCバルセロナの本拠地カンプノウ:記者席から)
その昔「ピレネーを越えるとそこはアフリカ」と言われ、西ヨーロッパ諸国の中でも今なお地方色がすべてに色濃く残るスペインの魅力は周遊してこそわかるといいます。
EUに加盟し、ユーロを採用したことで物価が高くなったと言われるスペインですが、食べることに関しては安くておいしいものがたくさんあるのでとても豊かな気分になれます。できることならもっとじっくり時間をかけて各地の郷土料理を味わってみたいものだと思いました。スペインでも特に料理がおいしいといわれ、パリでもブームになっているバスク料理を食べる機会がなかったのがちょっと心残りです。
★スペイン料理は皆で賑やかに、色々味わいたい!★
(バレンシア名物、魚介のパエージャ)
(大勢で取り分けて食べるのが楽しいタパス料理)
悲喜こもごものパンダファミリー [パンダ]
(白浜の良浜は2度目の双子の子育て中)
南紀白浜のアドベンチャーワールドでは、先月生まれたばかりの双子のパンダがすくすくと成長し、早くも一般公開になったといううれしいニュースがある一方、神戸市立王子動物園の14歳になるオスパンダ「興興」が9月9日に突然死亡したという悲しい知らせがありました。
★神戸市立王子動物園では「興興」への献花台を設置
(http://ojizoo.jp/)
中国から繁殖研究目的で借り受け、王子動物園で飼育されている「興興」は、2002年に先代の「興興」にかわって来日し、先頃メスの「旦旦」と共に5年間の契約延長が発表されたばかりでした。
このパンダカップルですが、2007年は受胎するも出産に至らず、翌2008年は出産に成功したものの赤ちゃんは生後4日で死亡するというこれまで不運続きでした。今年こそという期待をこめて人工授精を試みようという矢先に亡くなってしまい本当に可哀相です。
「興興」の死因はまだ不明のことですが、心より哀悼の辞を捧げたいと思います。
(天国の「興興」くん、
一度でいいから会いたかったよ!)
実は、「旦旦」にとって最初の相手とされた先代の「興興」は、オスとして来日したのですが、中国へ帰国してから完全なメスになるための治療を受け出産に成功しているという数奇な運命のパンダ。
「旦旦」は再婚相手の「興興」とはよほど相性が悪いらしく自然交配は無理ということでこの数年何度か人工授精が行われていたそうです。人間でも、男運が悪い女性というのがいますが、母になる日を心待ちにしていたであろう「旦旦」には女性の一人として同情してしまいます。
本日は、スペイン・マドリードでも先日双子のパンダが誕生といううれしいニュースと悲しい知らせが一緒に流れたことからパンダ好きにとっては忘れられない一日になりそうです。
☆☆明日から1週間ほどスペイン旅行に行ってきます☆☆
マドリードの動物園には行く時間がありませんが、スペインにもかわいいパンダグッズがあるでしょうか・・・