隅田川&東京湾クルーズ、新しいランドマーク・スカイツリーとゲートブリッジがある風景 [街あるき]
★吾妻橋付近から見た「東京スカイツリー」★
★「東京ゲートブリッジ」の真下を通過した★
東京の下町エリアに住むようになってから、隅田川・荒川・江戸川などの水辺は私にとって日常風景になりました。今では、整備された水辺のテラスが散歩コースになったりしていますが、私が移り住んで来た頃は夏になると異臭に悩まされた思い出があります。
先日、神田川水系の環境問題に長年取り組んでいる知人に誘われて、東京の水辺の新しい楽しみ方を探るクルーズに参加してきました。両国を発着点に貸し切り水上バスで「東京スカイツリー」と「東京ゲートブリッジ」というふたつのランドマークを巡る趣向ですが、「神田川ネットワーク」の会員諸氏による見どころガイドもありました。
★東京水辺ライン「両国乗り場」★
★「あじさい号」(定員140人)に乗船★
首都圏にも台風の接近が心配された週末でしたが、参加者の心がけがよいのか天候に恵まれ、波もおだやかで視界良好の船出。
隅田川は『橋の展覧会場』といわれるほど多様な姿の橋がありますが、大潮の満潮時と重なるということで橋桁の低い区間はキャビンからの観光になりました。
まずは「言問橋」付近まで隅田川を遡りますが、右岸サイドの席を確保できなかったので、「東京スカイツリー」の写真撮影は、折り返すまでお預けでした。
★「東京スカイツリー」★
★2012お花見時期の隅田川を通行する水上バス★
★「鏡ツリー」の名所★
もう少し上流の「言問橋」を越えたあたりからは、アサヒビール本社ビルの側面に美しく輝く「鏡ツリー」が撮影できる。(「隅田公園」の浅草側が撮影しやすい)
★両国駅を出て鉄橋にさしかかる総武線とスカイツリー★
★「永代橋」★
関東大震災の復興事業で架けられた重量感のある「永代橋」は、ライトアップされた姿が美しいのでTVドラマなどにしばしば登場。
「永代橋」から先は、屋上デッキに出て川風を身体いっぱいに受けながらのクルージング。
橋桁の低い箇所を通過するときは、スタッフの指示で身をかがめて橋をくぐるのもなかなか楽しい
★「勝ちどき橋」遠景★
隅田川で一番下流の橋は、多数の汽船・帆船が往来できるよう“跳開橋”だったが、交通量の増加などにより昭和45年から開かない橋になっている
★ビルの谷間の「東京タワー」★
★伊豆七島方面に就航の「さるびあ丸」★
★「レインボーブリッジ」遠景★
このあたりの風景は、TVや映画の「踊る大捜査線」シリーズでもお馴染み。
★「東京タワー」と東京湾遠景★
★「東京スカイツリー」と東京湾遠景★
★中央防波堤埋立地★
風力発電の風車もみえるが、この土地の所有権を巡って23区内で対立しているとか
★本日のハイライト、「東京ゲートブリッジ」★
初めて見たときは、恐竜が舞い降りたかと思うような風景にビックリしたが、旅情をかき立てるこの風景にもなじみつつある
★真下から見上げる「東京ゲートブリッジ」
歩行者専用路もあるが、思ったよりスリムな橋に見える
★「東京ゲートブリッジ」上空を通過する飛行機★
このクルーズには、橋の設計関係者も同行して、「東京ゲートブリッジ」建設に関する詳細解説があり、参加者のおじさまたちは興味深そうに説明に耳を傾けていた。
大型船も通過するこの橋は、羽田空港に近く高さ制限があるため、斜張橋や吊り橋でなく、トラス構造が採用されたとのこと。
★若洲地区のフェリー埠頭公園★
巨大な動物のモニュメントのように見え、参加者のお子さんは大喜び・・・
近づいてよく見ると
↓
★フェリー埠頭のクレーン★
東京湾には、日本の海を守る大事な任務を遂行している海上保安庁の巡視船も停泊していました。
領土問題のニュースでも注目されていますが、TVや映画の「海猿」シリーズ人気で志願者が増えたとか。
★海上保安庁の巡視船★
★お台場のランドマーク「フジテレビ」★
映画「踊る大捜査線」の最新作を見ると、台場地区の最近15年間の変貌ぶりがよくわかる
★夕暮れ間近の「レインボーブリッジ」★
さて、楽しかったクルーズも終わりに近づき、この先は橋桁が低い橋が多いのでキャビンに戻ります。
そういえば、ライトアップされたレインボーブリッジは、TVの定点カメラ画面でもお馴染みの風景ですが、「東京ゲートブリッジ」の夜景はどんななのか聞くのを忘れました。
出発地点の両国に戻って、ツアーは終了しましたが、東京には、江戸時代は物資の輸送に活躍していたであろう運河がたくさんあることが実感できました。
船上からの散歩も楽しかったのですが、次は隅田川下流や運河の水辺テラスを散策してみるのも楽しそうだなと思いながら帰途につきました。
このツアーに誘ってくださった「神田川ネットワーク」の大松騏一さんに感謝です。