来園4周年の上野パンダ、リーリーの熱い想いはシンシンに届くのか? [パンダ]
「今年こそ赤ちゃんパンダを」の期待が高まる上野動物園のパンダ、リーリー&シンシンですが、相性が良いといわれるこのカップルに“恋の季節”が訪れるのはいつでしょうか?
2011年に来園したリーリー&シンシンは、2012年に自然繁殖で出産に至ったものの赤ちゃんはまもなく死亡、翌年は“偽妊娠”、そして昨年は同居に至らずということで 、改めてパンダの繁殖の難しさを知らされました。
今年は、繁殖行動に備えた環境作りの準備が既に整い、パンダ舎の観覧通路の外側には目隠し用のフェンスが設置され、交尾する際に利用する放飼場にどちらか1頭が自由に出入りできるようになっています。
今年1月ごろからリーリーはシンシンの匂いに興味を示しているものの、シンシンには変化が見られないようです。
最近のリーリー&シンシンの様子を写真でご紹介します。
リーリーは昨年12月から引き続き高層櫓生活。
リーリーが最上階に登っているのを私が最近見たのはお昼寝の時くらいですが、どうやらこの場所から隣の放飼場が見えるらしい。
園児や児童・生徒の団体が発する「パンダコール」が苦手なシンシンは、フラッシュや騒音を避けて櫓の下に潜ってしまうことも多いのですが、リラックスした様子で笑顔でお食事中。
機嫌よく過ごし、食欲旺盛で、起きている間は殆ど食べ続けているシンシンの様子はとても落ち着いていて、発情はまだまだ?
一方、“恋の季節”に備えて心身共に準備が整っているらしいリーリーは、リラックスした中でも 若干そわそわしているように見えます。
時折、シンシンへ熱い思いを馳せているように思える表情も、、、
そんな中、3月6日の午後のパンダ舎です。
午後3時半を過ぎてもシンシンさんは衰えぬ食欲を見せてご機嫌な様子でまだまだお食事中。
リーリー君は早々と食事を済ませて放飼場をうろうろ歩きながらお隣のシンシンさんを覗いていますが、シンシンさんはガン無視?
すると、シンシンさんの様子がどうしても気になってしようがないリーリー君、いきなり櫓の横にある高い木に登りはじめました。
大柄なリーリー君の体重は約130キロ。
重みで枝が折れてしまうのではと心配するお客様も。
どうやら高層櫓の最上階よりも高い地点に到達した模様。
身体の向きを変えて、隣のシンシンさんの姿を生で観察している様子。
リーリー君が樹上に滞在したのはほんのわずかな時間。
慎重にルートを模索しながら木から降リてきます。
大きな体でなんとか木の近くにある高層櫓の柱にしがみついて櫓に移動することに成功。
いつものように後ろ向きで櫓から降りてきました。
高い木の上に登って、シンシンの姿を生で確認して満足したのか、リーリーの木登りは1-2分で終了しましたが、3月8日の午後にも木に登ったそうです。
さて、“恋の季節”到来にはまだまだ温度差がみられるこのカップル。
リーリーの熱い想いがシンシンに届く日はいつ?
加油!比力!
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