南紀白浜、アドベンのパンダファミリーとホッキョクグマの赤ちゃんに癒される [パンダ]
アドベンの看板娘、パンダの優浜(♀1歳7か月)
ぬいぐるみみたい、ホッキョクグマの赤ちゃん(♂4か月)
先日、1年3か月ぶりに南紀白浜に出かけました。
今回もアドベンチャーワールドのパンダファミリーに会うための旅ですが、昨年11月に生まれたホッキョクグマの赤ちゃん(人工哺育中:まだお名前がないので、クマちゃんとよびます)に会うのがとても楽しみでした。
ホッキョクグマの赤ちゃんは飼育が難しく、人工哺育で1年以上育ったのは日本国内ではわずか2例のみ(いずれもメス)。800グラムに満たない体重で生まれた赤ちゃんも1歳時には100キロまで成長してしまうので、ぬいぐるみのように愛らしい期間は短いのです。
クマちゃんのお姉ちゃんの時は、生後111日目に屋外運動場デビューしていたので、あわよくばお散歩する姿をみたいと思っていたのですが、少し発育が遅れている?との情報も。
クマちゃんがいるお部屋の隣に貼ってあるパネルの写真は2009年生まれの姉・ミライちゃん。
お姉ちゃんは生後70日で歩きはじめた・・・
訪問時、クマちゃんはあんよの練習中。
前肢を使ってのほふく前進、もしくはうさぎ跳びのような移動の合間に、数歩だけおぼつかないながらあんよという状況でした。
クマちゃんのミルクタイムは一日2回公開されていますが、今しか見られないかわいい姿をひと目みたいお客様でいつも黒山のひとだかり。哺乳瓶でミルクを飲んだ後は離乳食を食べさせてもらいます。
まだ上手にお座りできない。
うつぶせの寝食いのような体勢からお皿に顔を突っ込む。
食後の運動にはボール遊び。
ボール扱いはなかなか上手ですが。。。
後ろ肢をふんばって立ち上がろうと一所懸命のクマちゃん。
「頑張れ!クマちゃん」
残念!
つかまり立ちも後ろ肢のふんばりがきかず、すぐ両足が「またわり」状態に。
でも、好奇心旺盛で、パネルの向こう側が気になる・・・
クマちゃんは何度もつかまり立ちの自主練を繰り返していましたが、特訓の効果でしょうか、連休中にアドベンからのTV中継を見ていたら、少しずつあんよが上手になっている様子。
人工哺育のホッキョクグマは成功事例が少ないので飼育員さんも手探り状態のようですが、遅ればせながらようやく歩き出したので飼育員さんも一安心でしょう。
(左♀梅浜&♂永浜:2012年12月撮影)
前回の訪問時、直前に双子の愛浜と明浜が中国へ旅立ってしまいお別れができずちょっと残念と思っていたら、年明け早々には、梅浜と永浜の双子までも中国へ旅立ちのニュースがありショックでした。
しかし、成都を訪問したパン友さんからアドベン育ちのパンダたちの中国での新生活の様子を知らせていただく機会が最近増え、近況がわかるようになったことは喜ばしい限りです。
さて、いつ行ってもまちがいなく和ませてくれるアドベンのパンダファミリーは現在5頭。
子パンダたちはあれからどのくらい成長したでしょうか。
<前回の訪問、2012年12月の写真>
海浜♂&陽浜♀(左)(当時2歳4か月)
♀優浜(当時4か月)
<優浜>
1歳7か月になった優浜は、木の上がお気に入りスポット。
まだミルクをもらっていますが脱赤ちゃんパンダ。
飼育員さんが呼んでも知らんぷりと見せかけて、
↓
自分の意志で降てきてミルクをもらう。
マイペースをアピールする優浜。
<♂海浜&♀陽浜>
3歳7か月となった双子ですが、最近は別々の部屋で展示されるように。
大人のパンダに少しずつ近づくのはうれしいようでもあり、一抹の寂しさも・・・
(左・海浜、右・陽浜)
昨年完成したパンダの新展示場は、屋外運動場だけでなく、展示室も観覧通路との間にガラスがないので、写真が撮りやすいだけでなく匂いや鳴き声、食事中にタケなどをかみ砕く音もよく聞こえます。
<海浜♂>
赤ちゃんの頃は『良ママ命』で、いつもママを追いかけまわしていましたが、陽ちゃんのことが大好き。
ツアーから帰ってくる陽ちゃんをドアの前で待ち伏せしたりも・・・
寝食いが好きなので、パンダ座りができない?疑惑も。
<陽浜>
赤ちゃんの頃は一人遊びを好み、ミルクを飲むのも超マイペース。
海くんとのプロレスが激しくなり、完全別居の時期も近い?
最近、早めの発情傾向が見られることもあり、訪問時は別展示。
<永明パパ&良ママ>
今年22歳になる永明は、中国に旅立った8頭を含めて11頭の白浜生まれのパンダのお父さん。
昔は「おてんば娘・暴れん坊」というイメージの強かった良浜も、3回の出産・子育てを経験し今やベテランママです。
南紀白浜の温暖な気候に恵まれて、今年もまた新しい命が誕生することを期待しています。
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