上野のパンダも女子優勢で家庭円満? [パンダ]
(白浜の双子姉弟・梅浜&永浜:2011.2.19撮影)
とうとう待ちに待ったパンダが中国・四川省の奥地からの長旅を無事に終えて上野にやってきました。
先週末は、南紀白浜のアドベンチャーワールドで『パンダ三昧』の時間を過ごして帰京したら、来日するパンダの報道があふれかえっていてまさに“パンダ漬けウイーク”でした。
(2005年白浜生まれの幸浜は昨年、中国・成都に旅立った。成都にいる兄の雄浜と秋浜は既にパパになっている。次は幸浜も?)
(幸浜のメモリアルボード:白浜アドベンチャーワールド)
出発前にケージに入れられて“喜んで送り出そう”と書かれたトラックに比力と仙女が積み込まれる映像を見ていたら、昨年、白浜・アドベンチャーワールドの幸浜が日本から中国に旅だった時のことを思い出しました。
アドベンでは深夜の出発式に大勢のファンが駆けつけ、幸浜の成都についてからの様子が知りたくて、中国メディアなどのネットサーフィンをした方もたくさんいらっしゃいました。その幸浜も今では成都のパンダ繁殖研究基地の環境にすっかりなじみ、今年の繁殖プログラム要員に選ばれたともききました。
幸浜を送り出した時、日本の飼育関係者の方や幸浜を愛する人たちが味わった別離の寂しさと同じ思いを中国の方々も味わわれたと思うと、来日したパンダさんたちが幸せに暮らせるような環境を創ってあげなければいけないと改めて感じました。
★ウイーンの動物園で暮らすフランツとシシイのレリーフ★
臥龍生まれでいつも仲良く寄り添っている評判のカップル。
2007年8月に生まれた福龍は、既に中国に帰国。
2010年8月、再び自然交配による赤ちゃんが生まれた。
上野動物園の比力と仙女は幸浜と同じ2005年生まれの5歳。人間でいえば20歳くらいというので一日も早い2世誕生を期待する向きもありますが、そもそもパンダは絶滅危惧種になるほど環境に敏感で繁殖の難しい動物。新居で暮らすといってもウイーンのカップルのようにいつでも仲の良いパンダは例外で、基本は単独飼育と思われます。
報道によると、上野に到着した直後の比力と仙女の様子は対照的で、雄の比力が落ち着かない様子で一睡もできなかったのに、雌の仙女は与えられた竹を完食してから朝までぐっすりと眠ったそうです。
★白浜2008年生まれの双子姉弟・梅浜&永浜★
生まれたときからずっと体重でリードしている姉梅浜と、
弟永浜の力関係は、2006年生まれの愛浜&明浜と同じく
”上司と部下”?
(2011.2.19撮影)
白浜の3組の双子たちも女子の方が物怖じせず、どっしり構えていて(体重も勝っていますが)、一緒にいると“女社長と秘書”などと連想してしまいそう・・・
★丸顔美女の梅浜はモデルポーズが得意?★
上野のカップルも余計なストレスを与えないように、まずは、体調を整えて春休み中の一般公開から少しずつ上野動物園の環境に慣れてくれるといいなと思います。
★「パンダ育児日記」★
比力や仙女など2005年臥龍生まれのパンダたちの写真もたくさんあります。
てのひらに載るほど小さな身体で生まれたパンダの赤ちゃんがどのように成長していくのか、この本を読んでパンダのことをよく知れば、きっとパンダの愛らしさのとりこになる?
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