ボッティチェッリの「春」は饒舌?・・・名画に秘められたメッセージを読み解く楽しみ [私的美術紀行]

(古都フィレンツェの美術館巡りでルネッサンス絵画に開眼)
1998年のスペイン旅行で“美術館巡りの楽しさ”にめざめた私と娘は、翌年ルネッサンス絵画の宝庫であるイタリア周遊ツアーに参加しました。ローマ→フィレンツェ→ヴェネツィア→ミラノを10日間で巡る旅でしたが、自由時間も多く、各地で美術館の見学だけでなく、ブランドショッピングも十分楽しんだゴージャスな旅でした。当時イタリアの通貨リラは超インフレ状態で、カプチーノ1杯が5000リラ、フェラガモのネクタイは13万リラでしたが、日本円に換算すると現在よりも物価は安かったようです。
バチカン美術館で、ミケランジェロの「最後の審判」やラファエロの「アテネの学堂」などの名画を鑑賞したあとで、フィレンツェへ向かい、ウフィツィ美術館やアカデミア美術館、サン・マルコ美術館を訪ね数多くの名画を堪能しました。
その中で、ツアーで見学したウフィツィ美術館では、ルネッサンス絵画について現地のガイドさんが西洋美術史の知識が浅い私たちにもわかりやすく説明してくれたので短時間ながら充実した鑑賞ができました。

(ボッティチェッリ 「ヴィーナスの誕生」:
「芸術新潮」2001.3月号より)
天上のヴィーナスは、なぜステイタスが高いのか?

(ボッティチェッリ 「春(プリマヴェーラ)」:
「芸術新潮」2001.3月号より)
画面では右から左に時が流れる。
西風ゼフュロスがニンフクロリスを襲い、春の女神フローラに変身したクロリスは大地を花で満たしていく。
中央の(地上の)ヴィーナスは、4月の女神。
優美三美神が踊る左にいる5月の神ヘルメス(英語名はマーキュリー)が雲を追い払う。
特に、ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」と「春」は、その前の展示室でチマブーエやジオットの「荘厳の聖母」などの宗教画を沢山みたあとだっただけに、キリスト教の教えのもとでは長い間異教徒として退けられてきた古代の神々の艶やかな姿が印象に残っています。
さて、ボッティチェッリの「春(プリマヴェーラ)」ほど多種多様な解釈がなされる絵画もないと言われているそうです。この絵画には、ギリシャ神話や「新プラトン主義」の思想など色々な要素が盛り込まれており、様々な解釈が成り立つようで、しかも素人目にはどの解釈ももっともらしく思えるとか。
海中から現れた美しい女神の姿が有名な「ヴィーナスの誕生」も、ヴィーナス誕生の経緯に関する“ドロドロした”ギリシャ神話“を知ると、ヴィーナスに対する見方が変わってくるような気がします。
また、ボッティチェッリが描いた植物の描写は種の特定ができるほど正確だというのですが、ボッティチェッリは一体どこで哲学やギリシャ神話の物語および約束事を学んだのか、そしてどんな人物がブレーンだったのかなど絵の解釈や制作年代も含めて研究のタネは尽きないようです。
先日有地京子さん(「名画の秘めごと」の著者)の美術解説セミナーで、ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生」など、おなじみの名画の知られざる背景を色々聞かせていただきました。
(ジョルジョーネ「眠れるヴィーナス」:
ドレスデン美術館蔵
「週刊世界の美術館」09.12.10号より)
(ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」:
ウフィツィ美術館蔵
「週刊世界の美術館」09.12.10号より)
この2点のヴィーナス、共通項と相違点は?
このセミナーで、ヴェネツィア派のジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」は、それまでの絵画にみられた宗教画のような物語性を排除し、詩的な美しい風景の中に人間を描く革新をなしたことを知りました。
ジョルジョーネの作品はその後の風俗画や風景画の出発点になったとのことですが、私は2008年のドイツ旅行で訪れたドレスデン美術館で、「眠れるヴィーナス」の実物を鑑賞しています。
<ドレスデン美術館、その他の必見絵画>
(フェルメール「手紙を読む女」)
(フェルメール「取り持ち女」)
(絵はがき:ラファエロ「サンシストの聖母」)
私的にはフェルメールの二作品をみるのが主目的だったドレスデン美術館ですが、ラファエロの「サンシストの聖母」、ヤン・ファン・エイクの「三連祭壇画」などの宗教画、パルミジャニーノ、コレッジオ、レンブラント、ルーベンスなど特にイタリアおよびフランドルの名画が充実している美の殿堂。
(ドレスデン美術館(古典絵画館):
正面に「サンシストの聖母」のバナーが見える)
(ドレスデン、ツヴィンガー宮殿)
(ドレスデン、ポーセリン美術館)
旧東ドイツに属していたザクセンの古都ドレスデンには、他にも絢爛豪華な宝飾品を多数展示した「緑の円天井」や、マイセンなど陶磁器のポーセリン美術館もあり、ザクセン公国の栄華がしのばれる素晴らしい体験ができる街です。
最近は、ドレスデンがコースに組み込まれたパッケージツアーも増えていますが、エルベ川クルーズも楽しめるので、特にシニア層にオススメのデスティネーションです。
(古都ドレスデンは”エルベ河畔のフィレンツェ”と詠われる)
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