パンダも、ウイーンでは宮殿内の豪邸に住んでいた [パンダ]
(シェーンブルン宮殿) (07.10モニター画面のパンダの母子)
(ウイーンのパンダ舎)
音楽の都ウイーンのシェーンブルン宮殿の中に、仲良しパンダファミリーが住んでいます。
その昔マリーアントワネットも住んでいたシェーンブルン宮殿は、ハプスブルク家の夏の離宮ですが、広大な敷地の一角に動物園があります。
パンダが大好きな私と娘は、美術館巡りを早めに切り上げてシェーンブルン動物園に急ぎました。
もともとは、皇帝が自分の子供たちのために作った動物園ですが、5年くらい前に欧州初のパンダが中国からやってきました。
彼らはいつも寄り添っている仲良しパンダとして知られていますが、2007年8月23日、赤ちゃんが生まれたのです。赤ちゃんの泣き声で飼育員がパンダの出産に気づいたとき、双子の片方は残念ながら死んでいたそうですが、もう1頭の赤ちゃんパンダはお母さんパンダの腕の中ですくすく育っています。
私たちが訪れた10月中旬は、赤ちゃんの一般公開には早すぎる時期だったのでモニター画面の中の赤ちゃんとの対面でした。パンダのお母さんは赤ちゃんが小さい間はずーっと自分で抱っこしながら育てるので、人間のお母さんよりも愛情深いかもしれません。
パンダの育児はお母さんだけなので、お父さんパンダは一人で気ままにくつろいでいましたが、いつも一緒にいる奥さんが赤ちゃんにかかりっきりなのでちょっと寂しそうでした。
(ウイーンのパンダ運動場) (南紀白浜のパンダ運動場)
それにしても、ウイーンの動物園のパンダファミリーのマイホームは、広い庭付きの一戸建て。建物のカラーも宮殿と同じ色調になっています。さらに、パンダのストレスを考慮してプライバシーを守るための、木立もしっかり確保されているといううらやましいような環境です。公開時間中にも、パンダは茂みの中に隠れてしまいなかなか出てこないこともあるわけです。
南紀・白浜も上野動物園に比べれば恵まれていますが、展示が主目的の作りです。
パンダの飼育環境にも、お国柄が反映されている感じですね。
今回の赤ちゃんは飼育されているパンダには珍しく自然交配で生まれたのですが、中国との契約で赤ちゃんの保有権も命名権も中国にあります。
ネットでチェックしてみたら、生後5ヶ月になった赤ちゃんパンダは「Fu Long」と命名され、お母さんの「Yang Yang」とともに元気な姿の写真がありました。まるで、お母さんにキスするような仕草の写真もありましたが、大きく元気に育っているので安心しました。
(AFP BBニュース)http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2344242/2576533
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