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”甲子園の熱い夏”が終わりました・・・興南の監督に日本サッカーも指導されたい? [サッカー]

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(Photo by NHK/閉会式TV中継より)

2010年夏の甲子園大会は、沖縄の興南高校13-1で神奈川の東海大相模高校を下して沖縄勢として初優勝を遂げました。興南は春夏連覇となりましたが、攻守のバランスがとれた素晴らしいチーム。

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(Photo by NHK/閉会式TV中継より)

6試合先発勝利し、783球を投げた島袋投手はあの松坂以来の春夏連覇という記録にふさわしい気持ちのこもったピッチングで連日わたしたちを魅せてくれました。

昨年の興南は春夏連続出場しながら共に1回戦で負けてしまったのに今年は春夏連覇とは、この1年の間にどんな改革があったのでしょうか。

高校野球では名伯楽といわれる指導者が何人も輩出していますが、興南の我喜屋監督42年前の甲子園で「興南旋風」を巻き起こして4強となったときの主将。当時の沖縄はまだ米軍統治下で甲子園へ出場するにもパスポートが必要だった時代です。興南高校卒業後社会人野球で活躍、北海道で社会人チームの指導者を経て、2007年から興南の監督に就任とのこと。新聞の報道によると、自らの経験をもとに、身体的能力は高くても精神的な強さに欠けた沖縄気質の意識改革に注力されたようです。

一瞬の判断の遅れがミスにつながるのは野球だけでなくサッカーも同じですが、「野球は約束事の多い競技だからいつでも何にでも気を配らない選手は試合でもミスをする」というのが我喜屋監督のポリシー。興南の強打の秘訣は「見るな。まず振れ!」。第1ストライクから振らせる指導は、意識改革としてもなかなか魅力的です。

ゴール前でもなかなかシュートを打たずに横パスしてしまったり、自分より有利な体勢の選手がゴール近くにいるのにエゴイストなのか無理矢理シュートしてその結果万年得点力不足に悩むサッカー日本代表チームにも参考になりそうな指導法かと。
(我らが浦和レッズも外国人選手が爆発した直近の湘南戦は別として、同じ症状・・・)

さて、猛暑の炎天下で試合が行われる甲子園は、例年よりもさらに苛酷な気象環境だったはず。選手はもちろん、スタンドで応援しているだけでも熱中症が心配になりますが、15日間の大会期間中総入場者数は844000人と、昨年より32000人の増加。サッカーフリークでふだん野球はあまり見ない私も甲子園大会のTV中継は結構見てしまいました。
高校野球』というのは日本人の郷土意識も刺激する特別なカテゴリーのスポーツですが、決勝戦まで休養日もない連戦という日程にも驚かされます

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杯中断後再開されたJリーグですが、夏休み期間のファミリー集客優先の過密日程と猛暑で選手たちは消耗しきっている様子。サッカーは、高校生でも大会期間中に休養日の設定が必要な競技ですが、野球は投手が連投疲れで打撃戦になったり、得点差が開く大味な試合になるくらいですむのでしょうか。

今年のW杯南ア大会で日本代表が予想外の好成績をあげた要因のひとつには高地における運動生理学など科学のサポートがあったと言われています。Jリーグが今後も集客優先で春夏制を継続するなら、真夏の連戦などが選手の肉体に及ぼす悪影響を軽減する科学的なサポートができないものかと素人は思うのですが・・・


ところでいきなり話が変わりますが、
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(阿部ちゃん、渡英しちゃうって本当ですか?)


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mikanpanda

高校野球の日程っていくらなんでも過密すぎですよねー。
せめて決勝戦前には一日ぐらい休養を与えてほしいもの。

阿部勇樹の移籍はほぼ決定的のようですね。
レッズとしては痛手だけれど、彼には本当にお世話になったので、その夢をかなえるためならば「ありがとう。いってらっしゃい」と送り出してあげたいです。
本音は行ってほしくないですけどね。(^0^;)

by mikanpanda (2010-08-23 18:50) 

ジョージ

mikanpandaさん、こんにちは。

毎日TVに釘付けだった甲子園大会が終わると、子供の頃は、夏休みの宿題の追い込みで大変でした。

私が興味のあるサッカー界は夏前からの宿題が山積み・・・

日本代表の次期監督問題は決定まで長期戦の様相。
9月初旬に予定されている親善試合、海外組に招集レターを出したそうですが、試合の目的が問われそうです。

我らがレッズ、優勝争いよりも降格争いに近づくまさかの低迷ぶりにやきもき・・・
阿部ちゃんには、色々助けてもらったのだから快く送り出してあげたいけれど、若手が全くと言っていいほど育成されていないチーム状況で複雑な思いもあります。

白浜のパンダは幸ちゃんを送り出したら、双子が誕生。
あちらは世代交代がうまくいっていますね。

by ジョージ (2010-08-24 14:43) 

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