イタリアの凋落と黄金期のスペイン・・・サッカーコンフェデ杯 [サッカー]
ACミランに高額の移籍金をのこして、来季はレアルマドリードへ移籍するブラジル代表カカが、試合前にイタリア選手とハグする写真がイタリアの未来を暗示?
2010年開催予定のサッカーW杯南アフリカ大会の前哨戦として開催中のコンフェデ杯で、2006W杯覇者イタリアの1次リーグ敗退が決まりました。ブラジルとの試合、イタリアは堅守のはずの守備が崩壊し前半だけで3失点、これは1957年以来の出来事とか。もはやイタリアサッカーの代名詞だった「カテナチオ」の面影なしです。イタリア代表が帰国したらどんな歓迎(?)を受けるのでしょうか。
6大陸の王者と前回W杯の覇者イタリア、そして開催国である南アフリカの8カ国で戦われた1次リーグで、2008欧州チャンピオンのスペインは3戦全勝で準決勝に進みました。スペイン代表は世界新記録となる国際Aマッチ15連勝、かつ35戦無敗のタイ記録も達成。以前のスペイン代表は、“予選大会では『無敵艦隊』を誇りながらも本番になると弱い”などと揶揄されたのですが、最近は本大会でも力を発揮するようになってきました。しかも若い選手も多く世代交代がうまくいっているようです。
欧州のクラブチームNo.1を決めるUEFA CLでもスペインのFCバルセロナが優勝し、ベスト4の残りはすべて英国のプレミア勢でした。イタリアのセリエAが欧州最高峰リーグといわれた時代は過去のものとなってしまったようです。
英国プレミアリーグは“外国人選手が増え過ぎてイングランド代表の強化につながっていない”という声があるのに対して、スペインは国内リーグも代表チームも強いという黄金の時代。
私は、創造性にあふれたパスサッカーで魅了するスペインサッカーが大好きです。小柄な選手が多いので親近感があり、日本代表もこんなサッカーができたら・・・などと、つい夢見る癖があります。
C.ロナウド、マンUからレアルヘ移籍
(07.7さいたまシティカップ:対レッズ戦
”またぎ”フェイントで魅せてくれた)
(08.12 FCWC:マンUが優勝)
カカ、ACミランからレアルヘ移籍
(07.12 FCWC:対レッズ戦
カカは一瞬のうちにDFを置き去りにした)
(07.12 FCWC:ACミランが優勝、カカがMVP)
現在、シーズン前の移籍市場が活発な欧州ですが、スペインのレアルマドリードは、再び“銀河系軍団”を志向するのか、常識外れの大型補強で話題になっています。マンUからC.ロナウド、ACミランからカカを既に獲得しましたが、まだまだ大物の移籍を画策中?
FIFA WCなどで来日したとき、華麗なプレーに魅せられたこの2人が同じチームでプレーすることになるとは思いませんでした。またまた、スペイン旅行に行く目的が増えてしまいました。
でも、もしかすると、来夏は、豪華メンバーによるレアルのアジア(資金稼ぎ)ツアーがある?
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