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サッカーW杯最終予選、日本代表戦に足りないものは? [サッカー]

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(サッカーW杯最終予選:日本対オーストラリア戦。
公式入場者数は65,571人)


2月11日夜横浜国際競技場で行われた、2010年サッカーW杯南アフリカ大会・アジア最終予選の日本対オーストラリア戦をスタジアムまで応援に行きましたが結果は0-0のスコアレスドロー試合の2日前に来日し、コンディションも万全ではないオーストラリアの『負けないサッカー』を崩すことが最後までできませんでした。

またもホームで勝ちきれず、スタジアム参戦した6万人を超える日本代表サポーターの多くは“不完全燃焼”の深夜帰宅となったのでは・・・

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(腰痛から回復した小さなエースも、ゴールが遠かった・・・)
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(試合前のウォーミングアップ中、指示を出す”ピッチの指揮官”)
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(選手入場時:ブルーのボードと日の丸のコレオグラフィで応援)
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(日本代表、真のベストメンバーとは?)
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(中村俊輔のFKも決まらず・・・)

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(俊輔とヤットがいるとパスは回るが・・・
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(”第三の男”長谷部もゴールを決めきれず・・・)

たしかに、チャンスの形はたくさん作れたので、昨年10月のウズベキスタン戦よりは前進していると見る向きもありますが、勝ち点2を失ったことに変わりはないので、楽観的になれない私と娘です。

最近の日本代表は、相手に合わせてしまう戦い方が多く、自分たちのスタイルが確立していないという声も聞かれますが、イメージを共有できるようになってきたので次回は期待できるのでしょうか?

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(試合終了後、長谷部は豪主将・ニールと健闘をたたえ合う)
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(ゴール裏のサポーターへあいさつ:
なぜか一人だけユニホーム姿の闘莉王。
岡田監督から「味方を信じて、バランスを崩して攻めあがるな」と指示されたとか)


10月のウズベキスタン戦では、“スタジアムが一番沸いたのは、和田アキ子の君が代斉唱?”などと揶揄された不甲斐ない試合振りに、試合終了時にはスタンドから大ブーイングが起きましたが、昨夜のスタジアムではブーイングがほとんど聞こえなかったのは不思議といえば不思議。“ホームでまさかの引き分け”に免疫ができてしまったのか、それともあと一歩でゴールという惜しいシーンで場内が沸くような得点機が何度かあったことでガス抜きされてしまったのか?

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(GK都築は、ベテラン楢崎・川口の怪我で大事な試合に出番がきた)

私は、前回ドイツ大会最終予選、2005年2月9日の北朝鮮戦も埼玉スタジアム参戦でしたが、試合終了間際のスタジアム全体を包むぴーんと張り詰めたような空気を今もはっきりと覚えています。ロスタイムに大黒の劇的決勝ゴールがあって、息詰まるような雰囲気だったスタジアムはピッチ上もスタンドも歓喜の雄たけびに包まれました。
あの頃も、ジーコ監督にまかせておいてよいのかという議論はありましたが、少なくともスタジアムまで応援に駆けつけたサポーターは、日本の勝利を信じて選手たちと一丸となって応援していたのではないでしょうか?

果たして昨夜スタジアムまで駆けつけたサポーターは、自分自身も含めてどうだったのか?
私たちはアウエイ側ゴール裏2階スタンドにいたので、ホーム側ゴール裏の空気はよくわかりませんでしたが、スタジアム全体としては、“ホームで痛恨のドロー”という悔しさよりも、“強敵オーストラリアに負けないでよかった”という安堵感が漂っていたように感じられました。

この試合を前に、メディアは、ドイツ大会のオーストラリア戦で、“日本が先制しながら試合終了直前の6分間に3失点という悲劇を演じてしまった因縁の相手”にリベンジなるか?と煽っていたようにみえました。代表選手の多くがヨーロッパ各国のリーグで活躍している強いオーストラリアに、日本が勝てる可能性はかなり低い?というネガティブな報道もあったようです。

決して簡単に勝たしてくれる相手ではないとは私も思っていましたが、昨夜のオーストラリア代表は、素人目にはあまり怖さが感じられず点を取られる気はしませんでした。残念だったのは、前の方に同じようなタイプの選手を起用した日本代表にも点が取れる予感がしなかったことです。
 “ブンデスリーガでUEFAカップを経験している長谷部も、昨夜のオーストラリアは、そんなに強いとは思わなかった”と報じられていますが、“強いオーストラリア”の幻影に惑わされていた?

また今大会、アジア最終予選は、A・Bグループそれぞれ2位以内で本大会出場が決定するというレギュレーションも心理的に変な余裕を生む要因になっているかもしれません。日本とオーストラリア以外の国はW杯出場経験がなくFIFAランキングも日本より低い、バーレーン、ウズベキスタン、カタールと同組になって幸運と思われていたのに始まってみれば予想外の展開も。

現在日本は、オーストラリアに次ぐ2位をキープしていますが、3月28日のホーム、バーレーン戦の結果次第では大混戦になる可能性があります。
私と娘は、埼玉スタジアムで応援するべく既にチケットを入手済みですが、次回は、いい意味の緊張感みなぎるスタジアムで声の限り日本代表を応援したいものです。

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(2007年ACL決勝戦の埼玉スタジアム。
レッズサポの声援は、周辺地区まで地鳴りのように響いたとか)


2007年のACL決勝戦、地鳴りのような声援に包まれた埼玉スタジアムで浦和レッズが優勝した時は、ペットボトルに移し変えて持参した赤ワインで、サポ仲間と勝利の乾杯をすることができました。

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(温めたグリューワインは寒いスタジアムにぴったり)

昨夜の横浜国際競技場は冷え込みが予想されたため、私は、温めたグリューワインを携帯ポットにいれて持参しました。あつあつのグリューワインは冬のサッカースタジアムにぴったりの飲み物ですが、日本のスタジアムではみかけないので自前で調達しました。

ところで、G大阪のホームである万博競技場では、スタジアムに入場後も、場外の屋台で食料調達が可能なシステムでしたが、昨年10月の埼玉スタジアム、ウズベキスタン戦では場外屋台の行列に並ぶ時間を惜しんでスタジアムに直行した私は、見事に(?)スタジアム売店のお弁当調達に失敗し、空腹と戦いながら応援するはめになりました。
日本サッカー協会も観客に対するサービスを色々模索しているようですが、スタジアム内で販売するフードやドリンクにももう少し購入者目線に立った配慮や工夫をして欲しいものです。

最終予選は6月17日のアウエイオーストラリア戦まで、ハラハラどきどきが続くのでしょうか・・・

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fukug

さぞかし帰り道が遠く、寒く感じたことと思います。
御苦労さまでした。

私も引き分けで、まあいいかと思ってしまった一人です。
勝てなくてブーイングすべき試合でしたね。選手たちも
もう少し強引にいくべきだったと反省しているようです。

俊輔が長友を叱ったという報道を見て、いいぞと思い
ました。こういうムードがチーム全体にあるようです。
バーレーン戦はやってくれるでしょう。
あと少しの速さ、うまさ、強さ、強引さを身につけるには、
まだ時間がかかりそうですが、辛抱強く待つことにします。

試合見ながらホットワイン、いいですね。
私も試してみます。

by fukug (2009-02-13 11:05) 

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