「食べられるアートの展覧会」・・・伊勢丹の『サロン・デュ・ショコラ』 [お気に入り]
(F.ジロット)
(J.P.エヴァン)
(C.フェルベール)
バレンタインデーを前に、新宿・伊勢丹で開催中の『サロン・デュ・ショコラ』に行ってきました。
パリで毎年開催される、パリ発・チョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ』の熱気をそのまま引き継ぐというイベントは、昨年も若い女性を中心にかなり話題になりましたが、私が行くのは今回が初めてです。
「ショコラとアート」をテーマに、15カ国、約60のブランド、ショコラティエ・パティシエ約40名が来場予定という大掛かりなイベントですが、まるで美術館のように展示されている作品は、“えっ、本当にチョコで作ったの?”と、目の保養というか、目を見張るものばかり。
(J.P.エヴァン)
実際に商品として売られているものはかなりお値段がはるので、事前にWEBカタログなどでチェックしていかないとどれを買うべきか相当悩みそうです。
私は、時間の都合で、ジャン・ポール・エヴァン氏とクリスティーヌ・フェルベールさんのブースを中心にみたのですが、究極のショコラ・アートは感動ものでした。
(J.P.エヴァン)
ジャン・ポール・エヴァン氏は、娘が2002年にパリみやげに買ってきて初めて知ったのですが、伊勢丹の地階に“厳重に温度管理された”お店ができたので、今では日本で一番有名なフランスのショコラティエかもしれません。
私は、4個入りのショコラを2箱と6個入りのマカロンを買いました。
小粒のマカロンはどれも中のクリームが一味ひねってありましたが、シンプルなビターチョコレートが一番おいしく感じました。
ちょっと気難しそうに見えますが、いかにもフランス人らしいムッシュー・エヴァンとのツーショット写真もGETできました。
(C.フェルベール)
コンフィチュールの妖精として知られるアルザスのクリスティーヌ・フェルベールさんが「ビジュー」をテーマに作り上げたショコラは、食べてしまうのがもったいない、繊細な金銀細工のようなショコラたちでした。
(砂糖細工のスミレの花はとても甘い香り)
1980年からアルザスの店でスイーツを作り続けるクリスティーヌさんのモットーは「季節のリズムと共に働くこと」とのことで、ショコラも夏には作らないそうです。クリスティーヌさんにもサインとツーショット写真をお願いしましたが、今回の「ビジュー」はかなりの自信作のようで、「そのうち銀座にショコラの宝石店を開かなきゃいけませんね」などとおっしゃっていました。
アルザスのコルマールにほど近い静かな村にある「メゾン・フェルベール」も、私が一度は訪れたい場所のひとつです。
(10名のショコラティエによる「セレクション・スペシャル」)
(ポップなアートV.D.ダネール)
そして今回別行動だった娘が購入したのは、フランスの人気ショコラティエ10名によるボンボンを集めた「セレクション・スペシャル」と、日本初登場の女性職人V・D・ダネールさんのポップだけれど和の雰囲気が感じられる女の子好みの色あいのオブジェのようなショコラでした。
こちらはパリ郊外のアトリエで手作業で色づけするため限定数量の販売とのこと。
娘も私も甘い宝石でお腹はいっぱいに満たされましたが、お財布は空っぽに・・・
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