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青梅・吉野梅郷、多摩川の渓流沿い欲張りウォーキングを楽しもう! [街あるき]

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2月下旬から3月中旬は、日本全国梅の花のほのかな香りに包まれる季節です。 花見というと、桜が真っ先に思い浮かびますが、山の斜面を利用した梅郷もなかなか素晴らしいものであることを東京都・青梅市の吉野梅郷で実感しました。

昨年は、南紀白浜にパンダの赤ちゃんを見に行ったついでに南部の梅林公園(写真)に行きましたが、数年前に行った青梅吉野梅郷地区は、多摩川の渓流沿いに美術館・記念館、日本酒の酒蔵があるなど見所が多く、個人的満足指数は青梅が上です。 奥多摩地区は東京都にありながらハイキングやウォーキングを楽しみながら自然が満喫できる場所。
土休日の朝夕の中央線・青梅線はリュック姿の中高年の姿が目につきます。

JR「新宿」駅から立川経由で1時間半、青梅線の「御嶽」駅で下車して、徒歩で寄り道しながら「日向和田」駅までの1日コースがオススメです。
JR「御嶽」駅から青梅街道、「御岳橋」をわたった徒歩3分のところに“多摩をこよなく愛した日本画の巨匠”河合玉堂の作品がみられる「玉堂美術館」があります。(入館料:500円) 玉堂の自然の中に生きる人間を描いた優しい日本画に安らぎを感じ、美術館の前を流れる多摩川の流れや奥多摩の風景を見ながらゆったりとした時間の流れを感じるひとときを過ごしました。

多摩川沿いの小径を散策しながらJR「沢井」駅の方に向かいます。 濡れた落ち葉で滑ったりすることもあるので、パンプスなどヒールの靴はNGです。 多摩川沿いにある「小澤酒造」(http://www.sawanoi-sake.com/)は、秩父古生層から湧き出る石清水を仕込み水に使った、清酒「澤乃井」でお馴染み。澤乃井直営である「きき酒処」もあり、左党には外せないスポットですが、本日のコースはまだまだ先が長いので飲みすぎには注意。梅林での花見酒用の小瓶を買う人の姿もちらほら。ここには石清水豆腐などが食べられる食事どころもあります。

健脚の方は、小澤酒造の庭を横切り多摩川に架かる釣り橋を渡った先の高台に建つ「寒山寺」からの眺めが楽しめます。 散策コースから吉野街道にでると「櫛かんざし美術館」がありますが、今回は「吉川英治記念館」見学のため先を急ぎました。吉野街道はトラックの交通量が多いので注意が必要です。
「吉川英治記念館」(http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/)(入館料:500円)には文豪・吉川英治の代表作「宮本武蔵」や「新・平家物語」などの掲載雑誌や自筆原稿などの資料が展示されています。

文豪の足跡に触れたら再び吉野街道を歩き、「梅の公園」を目指します。 途中、地元農家の梅園などが点在するので紅梅・白梅の香りを感じながらのウォーキングです。近くでとれる生のわさびや野菜の直売所もあったりしますので退屈しません。
JR青梅線「日向和田」駅から「二俣尾」駅までの多摩川南側に東西4キロにわたって広がる「吉野梅郷」は、地元農家の各梅園が点在し、老木・若木合わせて2万5千本の梅が紅白の花をつける関東有数の梅郷。(→タチカワオンラインhttp://www.tachikawaonline.jp/ その中心地にある「青梅市・梅の公園」は、山の斜面を利用した約4、5ヘクタールの自然公園に120種、1500本の紅梅・白梅が競うように咲き誇っています。公園内はスロープ状になっていますが結構アップダウンがあるのでいい運動になります。今年は3月末まで「吉野梅まつり」開催中です。

梅の花を目で鼻で満喫しながらのウォーキングを存分に楽しんだら、帰路に就きます。 JR「日向和田」駅に向かう途中に吉川英治ゆかりの和菓子店として有名な「紅梅苑」があり、自家梅林でとれた梅を使った上品な味わいのお菓子をおみやげに買ったり、甘味や食事が楽しめます。 帰りの時刻によっては上りの電車がとても混むので要注意です。キップ売り場に並んでいる内に電車に乗り遅れないよう、あらかじめ「SUICA」や「PASMO」のチャージをお忘れなく。

この「吉野梅郷」など、関東近県の楽しいウォーキングコースを60箇所紹介した「新ウォーキングマップ 関東という本があります。    編集者がウォーキングコースを実際に歩き、時間と歩数をカウントし、アップダウン情報もある実用ガイドブックなので、お出かけ前のウォーキングコースプランをたてるのに役立ちます。
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