B.ミュンヘンのスタジアムに流れた“You’ll never walk alone” [サッカー]
3月5日に開幕したばかりのサッカーJリーグは、大地震後3月中のすべての公式戦を中止していましたが、4月23日に再開することが発表されました。計画停電の長期化に考慮し、4月中のナイター実施はせず、関連施設が被災したチームについてはスケジュールを含めて詳細はこれから調整とこのと。
ナビスコ杯の試合方式を変更し、休止期間中に中止となる試合は7月中の消化をめざすということですが、日本代表の南米選手権出場の予定があるため日本協会との協議も必要です。
Jリーグでは、チームとしての活動休止期間中、多くのチームの外国人監督やコーチ、選手たちは一時帰国しましたが、震災の影響がない地域のチーム同士でチャリティマッチを開催し、自主トレの合間に選手たちが義捐金の街頭募金やチャリティ・オークションなどに協力する姿が連日報道されています。
日本代表強化のために3月下旬に予定されていた二試合も中止となり、3月29日に大阪の長居スタジアムで日本代表とJリーグ選抜によるチャリティマッチを開催に変更。欧州でプレーする代表選手たちが続々帰国していますが、Jリーグ選抜には44歳の現役最年長Jリーガー・三浦カズ選手も出場予定。
サッカーというスポーツは、世界中に普及しており、時には大きな自然災害に見舞われる国がでてきます。昨年日本でも、南米ハイチの大地震復興に協力するサッカーイベントが開催され、私も競技場まで行きました。
(FCバルセロナの選手からもメッセージが届いた)
極東の島国・日本で起きた未曽有の大災害に対して、欧州各国のサッカー界からはスペインのFCバルセロナやレアル・マドリーなどから早々と心温まる応援メッセージが届き、先週欧州で開催された試合会場では、日本人選手在籍の有無にかかわらず試合開始前のスタジアムで黙祷し、選手はユニホームに喪章をつけてプレーする映像が届きました。
その中で、現地時間3月15日にミュンヘンで開催された、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、B.ミュンヘン対インテル・ミラノの試合会場では、ホームのバイエルンがまさかの逆転負けで敗退した直後、インテル所属の長友選手が掲げた応援メッセージを書き込んだ日の丸の背景に“You’ll never walk alone”の歌声が流れました。
元々この歌はプレミアリーグ・リバプールのホームで歌われていたのですが、長友が日本で所属していたFC東京のホーム味の素スタジアムでも歌われています。
ドイツと日本サッカー交流の歴史は古く、今も多くの日本人選手がドイツ国内リーグでプレーしていますが、この日会場で流れたのは味の素スタジアムバージョンということですから長友選手を意識して流されたに違いありません。B.ミュンヘンは、親善試合のために何度も来日していますが、リーグ戦終了後の7月にチャリティマッチ開催の計画も伝えられています。
こんなうれしい話題もある中で、日本プロ野球機構の迷走ぶりには耳を疑いたくなります。開幕日やナイトゲーム開催を巡るコミッショナーやセ・リーグチーム関係者のコメントからは、震災や原発事故による被害や計画停電で厳しい状況にある人々に対する配慮などが全くといってよいほど感じられないのです。経営環境が厳しいのはいずこも同じなのに、「野球をするのが我々の責務」と選手たちの困惑を無視するごり押しの姿勢で強行した場合、国民の共感が得られるものでしょうか。
B.ミュンヘン対インテル・ミラノの試合、
ジョージさんはライブでご覧だったのですか!?
いいな~~わたしも観たかった!!
ところで長友選手、インテルのレオ監督や
チームメートのサイン入りユニホーム持参で帰ってきましたね。
チャリティに出したいと言ってたけど、
あれはお宝になりますね!
それに引き換え、セリーグのオジサン達、
未だに馬鹿げたことを言ってますね・・・(;一_一)
by collet (2011-03-24 13:46)
colletさん、プロ野球、セ・パ同時開幕に落ち着きそうですね。やっぱり、消費者にあれだけ反対されたら”不買運動”になりかねません。
長友、インテルの人気者になりつつありますね。
私はいつもならCLの試合スカパー!で見るのですが(ライブじゃなくて再放送)、残念ながら地震や原発問題、計画停電の余波で情報収集に忙しくすっかり忘れてました。
あとからYou tubeで知りました(涙)
来週のチャリティマッチが楽しみです
by ジョージ (2011-03-24 19:05)
ブロガーおじさん、ご訪問&niceありがとうございます。
by ジョージ (2011-03-24 19:06)