インテルのモウリーニョ監督、執念のバルサ斬りで決勝進出・・・欧州サッカーCL [サッカー]
先週ミラノで行われた準決勝第1戦を1-3で失ったFCバルセロナは、第2戦のホームでは圧倒的に攻め、終了間際には怒濤の攻撃で逆転ゴールかと思われましたが直前にトゥーレがハンドの反則との判定で得点は取り消されてしまいました。
早い時間帯に退場者をだしたインテルは、1戦目のアドバンテージを守りきる失点をしない超守備的シフトを貫き通し、バルサのエース・メッシはこの試合でも輝きを取り戻すことは出来ませんでした。
偶然かもしれませんが決勝戦は、アイスランド火山噴火による航空路混乱の影響を受けなかったバイエルンとインテルの組み合わせになってしまいました。
昨季は、FCバルセロナが国内リーグ・国王杯とあわせて三冠を制し、“華麗なパスサッカーで強いチーム”がチャンピオンになる喜びを堪能できたのに、私的には決勝戦への興味が半減・・・・・・
インテルのモウリーニョ監督は、ホームの第1戦では、バルサのパスが通りにくいように芝生の水まきをやめさせ、アウエイの第2戦ではFWエトーやMFスナイデルにも殆どの時間を守備に費やすことを徹底させました。モウリーニョ監督の執念がつかみ取った勝利ともいえます。
15億円とも言われる高額年俸と過激な言動が話題になることも多い“優勝請負監督”のジョゼ・モウリーニョが、1996~2000年にかけてバルサで監督通訳をしていた当時、現バルサ監督のグァルディオラは中心選手として活躍していました。指導者として輝かしい実績をあげ、古巣バルサを破ってインテルを38年ぶりのファイナリストに導いたモウリーニョは、右手を突き上げピッチを駆け回っていました。
試合後、「私の人生で最も素晴らしい敗戦」とコメントしたモウリーニョは、バイエルンとの決勝戦に勝利してインテルに45年ぶりの欧州チャンピオンという栄光をもたらすことができるでしょうか?
さて南アW杯開幕まで1ヶ月余りとなり、日本代表応援モードに切り替えなければいけない時期なのですが、今回はなかなか盛り上がれそうな気がしません。W杯本大会で4強になることは最初から期待していませんが、予選リーグ突破はおろか、1勝も遠いのではという危惧がぬぐえません。
ユーロ2008の優勝とバルサのFCWC優勝で黄金期の到来を確信させたスペインサッカーですが、セスク・ファブレガス(アーセナル)やフェルナンド・トーレス(リバプール)、さらにはイニエスタ(FCバルセロナ)など代表主力選手の怪我が懸念材料です。
(06W杯日本対ブラジル戦のスタジアム:
テレビ解説者として取材中の福田正博氏)
前回のドイツ大会は現地まで応援に行きましたが、今回は”全試合生中継”のスカパー!観戦の予定。
ゆるりと応援することにしようと思う私です。
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