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”旅人”中田英寿からのメッセージ、『なにかできること、ひとつ』 [サッカー]

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梅雨の晴れ間の好天に恵まれた6月7日(土)、横浜・日産スタジアムで行われたサッカーイベント
+1 FOOTBALL  MATCHに出かけました。

2年前のドイツW杯を最後にサッカー選手を引退、“旅人”になって世界中を旅してきた中田英寿氏のよびかけ世界中から集まった名選手たちが WORLD STARS”と”JAPAN STARS”として対戦するエキシビション・マッチです。

1820538(出場全選手が整列。観客席は配布された緑のシートを掲げた)

世界各国の元代表クラス選手のなかには、ACミランのセードルフ(オランダ)ら現役選手にまじって、スキラッチ(イタリア、元ジュビロ磐田)、浪速の黒彪・エムボマ(カメルーン、元G大阪など)、2002年日韓W杯で3ゴールし、女性誌でアイドル的な人気があったイルハン(トルコ)、柏レイソルで主将を務めたホン・ミョンボ(韓国)などの懐かしい顔もみられました。私と娘は、緑内障のためゴーグルのような眼鏡をしてロン毛をたなびかせて走る姿がトレードマークのダーヴィッツ(オランダ、ACミラン、ユヴェントスなどでプレー)がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみにしていました。
監督は、来季インテルの監督に就任する名将・ジョゼ・モウリーニョですが、彼はチェルシー監督等を歴任し優勝請負人と言われる年俸15億円の超大物。

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(主将は、HIDEとセードルフ)

多くの選手は、現役時代の中田と同じチームあるいは対戦相手としてプレーするなどの交流があったようですが、中田のよびかけひとつでこれだけの人たちがバカンス・シーズンに遠いアジアの日本に駆けつけてくれることに感動。
日本選抜も、日本史上最高のストライカー・釜本邦茂氏を監督に、中田と一緒に日の丸を背負って戦った選手を中心とする元日本代表クラスが勢揃いする豪華なメンバーです。

先日、日本テレビの特番でも紹介されていましたが、中田は世界を旅する内に、“今、地球上には、環境や貧困、保健・教育など、様々な問題があふれ、私たちひとりひとりが地球の未来について、真剣に考えるべき時期が訪れている”こと、サッカーは「世界共通語」であることを実感。

そんな今、みんなが地球のことを考えるためのきっかけ作りのために起こしたアクションとして『なにかできることを、ひとつ』をテーマに活動するキャンペーンをはじめたとのこと。大げさに考えると、どこから手を付ければいいのか、何を始めればいいのか、分からなくなってしまうので、まずは、自分と自分のまわりの人のために「なにかひとつ」。どんなに小さくても、その一歩を踏み出すことが重要だと中田は言います。
「みんなが喜ぶなにかを見つけたい」としてサッカー選手に呼びかけて実現したのがこの試合なのです。

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(中田の現役最後の試合、W杯ブラジル戦)

日本人としてはじめて世界基準のプロサッカー選手として成功したにも拘わらず、現役最後の日本代表では、チームメイトの中で孤立していたと言われた中田。ブラジル戦終了後、ピッチに倒れ込んでいつまでも起きあがらない中田の姿が今でも目に浮かびます。そんな中田のところに誰一人様子を見に行く選手がいなかったことが現地のスタジアムで見ていた私には大変ショックでした。

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しかし、この日の中田は、HIDEというユニホーム姿で真剣にプレーしながらもで別人のようににこやかでサッカーをする喜びにあふれた笑顔が印象的でした。

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懐かしのイルハン選手
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試合は、日本選抜が前半2-0とリードしたものの、後半、世界選抜が元トルコ代表のイルハンの2ゴールで追いつき、2-2のドローとなりました。

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(MVPはダーヴィッツ選手

観客のモバイル投票によるMVPは、PKを外してまじに悔しがり、後半再び出場を志願したダーヴィッツが選ばれて、商品のAUDIを獲得しました。アヤックスを退団した彼には多数のオファーがあると聞きますが、素顔のダーヴィッツはお茶目な印象でした。

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HIDEは、試合後のインタビューもにこやかな笑顔

往年の名選手たちは、肩で息をしながらのプレーでも随所にきらりと光るプレーをみせて、この日集まった観客、63,143を楽しませてくれました。小さい子供など家族連れの姿も多かったスタンドには、各年代の日本代表、中田をはじめ両チームの選手たちが過去に所属していたチーム、モウリーニョ監督ゆかりのチームなどのレプリカユニホーム姿のサッカーファンもたくさん駆けつけました。

同じ日産スタジアムで6月2日に行われた日本代表のW杯予選オマーン戦の観客数が46,700など、代表戦でスタジアムが満員にならず日本代表の人気が低下していると懸念されていますが、チケットがリーズナブルな価格であればスタジアムで観戦したいと思う人が増えるのでは?と思ったりしました。

また、ミヤンマー・サイクロン食糧支援と中国・西部大地震復興支援のために会場で販売された一口500円のチャリティ・ラッフル約893万円の売り上げとなり全額寄付されることが報告されました。抽選で出場各選手の直筆サイン入りユニホームがあたるというので、私と娘も一口ずつ参加しましたが、こういうチャリティならオークションよりも気軽に参加できます。

この試合を見に行ったことをきっかけに私も、『何かできること、ひとつ』をと思い、ミネラルウォーターを買う時は、期間限定で、「1リットル→10リットル」キャンペーンをやっている「ボルヴィック」をなるべく買いたいと思います。自分がボルヴィックの水を買うだけで、アフリカの子供たちにきれいな井戸水を飲ませてあげることが出来るのです。

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ヨン様が突然、現れた

そういえばこの日、韓流スターのペ・ヨンジュンさんも試合前のスタジアムに顔を見せ、スタンドから黄色い声援がとびかうシーンもありました。中田とヨン様の関係はいまだに分かりませんが・・・


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