千鳥ヶ淵(皇居)の桜と目黒川の桜 [街あるき]
先週、見事に週末にあわせるかのように、首都圏の桜は満開になり、桜の名所はどこもお花見客で大変な混雑だったようです。上野公園は通勤時のターミナル駅のような混雑だったとか。
私はいつの頃からか桜の開花時期が近づくと落ち着かなくなる日々を過ごすようになりました。
リタイア生活で夜桜見物の宴会には縁がなく、純粋に桜の花を見て楽しむだけなのですが、お濠端など水辺にせりだした桜を見るのが特に楽しみです。
皇居のお濠の桜を、高貴な桜とするならば、庶民の桜の代表のひとつに目黒川の桜があります。以前はどぶ川の様になっていた目黒川が改修工事のおかげで周辺も整備され、散策コースになっています。
満開の時期を逃すまいと、今年は連日のようにお花見にでかけました。
混雑を避けて中途半端な時間に行ったにもかかわらず、「九段下」で地下鉄をおりると、武道館前の「田安門」の桜からずっと黒山の様な人だかりで、緑道に入るには、大行列しなければなりませんでした。
お濠に面した「緑道」は、一番端を歩けば、人が入らない写真が撮れるので入場制限をしていたのです。あちこちに撮影ポイントがあり、その都度皆の足が止まりがちですが、長時間並んだ甲斐があり、都心のど真ん中に咲き誇るきれいな桜を堪能できました。
ボート乗り場も夕方だというのに行列ができていました。当日は千代田区の「さくらまつり」ということで、緑道のライトアップもやっていましたが、夜桜見物には少し寒い天候でした。ボートからは違うアングルの桜が楽しめるでしょうが、ボートこぎには自信がありません。
さて、庶民のお花見スポット目黒川沿いコース、こちらは各商店街の会員の名前などが書かれた赤いぼんぼりで、夜はライトアップされデートコース向きとか。
平日でもあり、「池尻大橋」から歩き始めたころは周囲の人もまばらでしたが、山手通りをこえ、「中目黒」駅に近づく頃はかなり沢山の人がお花見をしていました。
川沿いにところどころあるベンチに腰掛けることも出来ますが、土手のような広い場所はないので歩きながらのお花見です。この日はかなり風が強く体感温度は低かったので、焼き芋の移動屋台は結構繁盛していました。
狭い川にいくつも架かっている小さな橋の上から写真撮影をする人が多いのですが、携帯のカメラで写真を撮る人シニア女性の姿も目立ちました。風や雨に花が散らされることなく今度の週末に予定されている「さくらまつり」まで桜がもつと良いのですが・・・
お花見コースは駒沢通りをこえて目黒駅の方までまだまだ続きますが、夕方近くなり冷え込んできたこともあり、私は中目黒で電車に乗ってしまいました。
でもなんとなくお花見気分が続いて、渋谷のデパートで「焼き鳥」と「卵焼き」を買って帰り、ささやかにビールで乾杯しました。
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