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いつまでももっと輝くために!・・・アンチエイジングの近道は? [生き方]

(絵はがき:ルノワール「授乳する母親」)
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リタイア世代になると、同窓会やクラス会が賑わうようになるといいますが、女性の場合、案内状が届いた時、頭にまず浮かぶことは「何を着ていけばいいかな?」という服装の悩みでしょうか。

久しぶりに会うクラスメートや同世代の友人たちよりも若く見えるには?などとあれこれ思いをめぐらせる内に、鏡を覗いて新たなシミを発見したり、自分が理想のファッションでお出かけするには、現在の体型との間にギャップがあることに気づき、愕然とするなどということも・・・
女性なら “今よりももっときれいになりたい”とか“今よりもスリムになりたい”という願望は年齢に関係なく持っている人は多いでしょう。
花嫁エステではないけれど、同窓会(対策)エステコースがあったら利用したいところですが、短期集中トリートメントとなると費用が高くて手が出ないかもしれませんね。(涙)

日本でも人気のある印象派の画家ルノワールには身近な女性をモデルにした肖像画が多いのですが、彼は妻のアリーヌのように豊満な体型で素朴な女性が好みだったようです。現代日本女性の『理想の美人像』とはかなり隔たりがあるように感じますが、インドでは、大理石のようになめらかで色白な肌でふくよかな女性が理想の美人像とか。

美人の評価基準はお国柄や時代と共に変化するとはいえ、最近は、メタボ対策の意味からもふくよか過ぎることは良くないとされるので、歳を重ねてもスリムなカラダでいたいと願う女性は多いでしょう。私自身も年齢と共にいつの間にかついてしまったお腹のまわりや二の腕の脂肪は悩みのタネ。テレビで見たバナナダイエットにも興味はありますが、就寝前4時間は何も食べてはいけないときくと、簡単に実行できそうもありません。

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(永遠の美:グレースケリー)

『永遠の美』という視点から私が理想とする女性は、今は亡きモナコ公妃のグレース・ケリー。

ハリウッド女優時代の出演作品を見るたびに、まばゆいばかりの気品ある美しさにため息がでますが、強い目的意識をもって人生を選択し、『ノブレス・オブリージュ』を体現した生き方もとても魅力的です。昨年春東京で開催された「グレース・ケリー展」では、『大人のエレガンス』を見事にアピールした素晴らしいファッションセンスにも魅了されました。

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(1981年の来日時、歌舞伎座で)
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(絵はがき:モナコ王家と公妃の肖像画)

ハリウッド女優からモナコ王室に嫁ぐという現代のシンデレラストーリーが話題になった公妃でしたが、思いがけない交通事故のために53歳の若さで亡くなってしまいました。美人薄命』といいますが、公妃は、美しいイメージのまま私たちの前から姿を消してしまったので、その美しさは永遠です。

さて、残念ながら『憎まれっ子世にはばかる』系になってしまった凡人が美しく歳を重ねるためにはどうしたらよいのでしょうか。

カラダ年齢20代!1分アンチエイジングダイエット (だいわ文庫 A 95-3)

カラダ年齢20代!1分アンチエイジングダイエット (だいわ文庫 A 95-3)

  • 作者: 渡辺 佳子
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2008/11/10
  • メディア: 文庫

経絡リンパマッサージの第一人者である渡辺佳子先生の最新著書は、「カラダ年齢20代!1分間アンチエイジングダイエット」というタイトル。

銀座ナチュラルタイムの総院長である佳子先生は、経絡リンパマッサージを自分自身で行うための本をたくさん出していますが、20代のカラダこそ「理想のカラダ」であり、“エイジングは「この年齢ならこんなもの」とか「もう年だからしかたない」と思った瞬間から急速に進行します。”と言っています。

そして、“これまでエイジングに対して気を配ってこなかったために実年齢より高いカラダ年齢になっている人も、今すぐ適切なケアをはじめれば、10年後には実年齢より若いカラダになっています
いきなり20代のカラダをめざす必要はありません。焦って極端な目標をもっても着実な成果は望めません。まずは現在の状態を確実に維持することを考えてください。”とも言っています。
20代女性の倍以上の人生を生きてしまった私たちにとって、さすがに20代は無理としても実年齢よりも若々しいカラダ作りは夢ではないことをこの本は教えてくれます。

永遠に美しく…  (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】

永遠に美しく… (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】

  • 出版社/メーカー: Universal Pictures Japan =dvd=
  • メディア: DVD

アンチエイジングといえば思い出すのは、ずいぶん前に観た「永遠に美しく・・・」という映画。メリル・ストリープとゴールディ・ホーンの二大女優なりふりかまわず追求する『永遠の若さと美しさ』の哀しすぎる結末は、数年後に50代を迎えようとしていた私にとって強烈なアンチテーゼとなりました。

グレース・ケリーをめざすなどという無謀な目標ではなく、「カラダ年齢20代!1分間アンチエイジングダイエット」の指導を実践し、“自然できれいなカラダ”になれるよう、地道な努力をした方がよさそうですね。

“私たちの心とカラダは密接な関係があり、心がストレスや不安、不平不満を抱えていると必ずカラダの具合も悪くなる”とか。でもそれが簡単にできないならカラダの方から改善するという考え方もあります。まず、カラダを元気に、健康に、若々しく作り変えてみませんか?


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近頃気になる人物?「大天使ガブリエル」 [お気に入り]

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大天使ガブリエルの像:ブダペスト)

俳優・緒形拳さんの遺作となったこの秋話題のテレビドラマ、「風のガーデンで、緒形拳演ずる主人公が口にするオリジナル花言葉にたびたび登場する『大天使ガブリエルの○○』という言葉。特に『大天使ガブリエルの哀しいあやまち』の意味が最近とても気になっています

神の使者である天使は、神の意志を人間に伝えるメッセンジャーの役目を担っていますが、聖書にもしばしば登場し宗教画にもよく描かれるのは、大天使ミカエル、大天使ガブリエル、大天使ラファエルでしょう。

それぞれに特別で重要な役目がありますが、大天使ガブリエルは、聖母マリアに「受胎告知」をした天使として、レオナルド・ダ・ヴィンチやフラ・アンジェリコ、ボッティチェリ、エル・グレコなど数多くの画家たちが描く名画にも登場しています。本来男性でも女性でもない中性と考えられている天使ですが、同じ「受胎告知」をテーマにした絵画でも描かれる天使の姿は様々。

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(フラ・アンジェリコ「受胎告知」)
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(レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」)
(小学館「イタリア美術の旅マップ」より)

私が好きなフラ・アンジェリコの「受胎告知」(サン・マルコ美術館:フィレンツェ)では、大天使ガブリエルは女性的に表現されていますが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」(ウフィツィ美術館)では、中性的に表現されているようにみえます。

名画の言い分―数百年の時を超えて、今、解き明かされる「秘められたメッセージ」

名画の言い分―数百年の時を超えて、今、解き明かされる「秘められたメッセージ」

  • 作者: 木村 泰司
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
西洋美術史的にみると、ルネサンス期以降、大天使ガブリエルは、「受胎告知」というテーマにふさわしく女性として表現されることが多くなり天使の中で謀反を企てたルシフェルを追放するため、神が遣わされた大天使ミカエルは、戦うイメージが強く美青年に表現されることが多くなるとのこと。(「名画の言い分」木村泰司より)

大天使の中でもリーダー格のガブリエルは、「受胎告知」以外にも、非常に重要な神の言葉を伝えるシーンに登場しているようです。
ドラマ「風のガーデン」では、どうやら中井喜一が『大天使ガブリエル』と関係がありそうなのですが、まだ『哀しいあやまち』の秘密は解き明かされていません。

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(世界遺産の街、ブダペストの「英雄広場」、アンドラーシ大通りの下にはヨーロッパ大陸初の地下鉄がある

ところで、大天使ミカエルの像は、フランスにあるモン・サン・ミッシェル修道院の天を突くように高い塔屋上に建っていますが、昨年訪れたブダペスト(ハンガリー)の英雄広場で大天使ガブリエルの像に会いました。

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(漁夫の砦に建つ騎馬像のイシュトヴァーンが手にした二重の十字架は、宗教と政治の二つを象徴している)

なぜ、ハンガリーの歴史に残る国王たち、ハンガリー独立や自由のために戦った指導者たちの像と一緒にガブリエルの像が?

そのわけは、ある日ローマ法王の夢に大天使ガブリエルが現れて“ハンガリーをキリスト教国に改宗したイシュトヴァーンに王位を授けるように”というお告げがあったとか。ハンガリー国王でありながら熱心に布教も行ったイシュトヴァーンは、死後、キリスト教の聖人に列せられています。

大天使ガブリエルの像は、英雄広場の一角に建つ36メートルのポールに立っていたので、果たして男性的か女性的かは確認できませんでした。

私の好きな画家の一人であるエル・グレコには、「受胎告知」をテーマにした複数の作品があり、そのうちの1枚が日本の大原美術館に所蔵されていることが知られていますが、この英雄広場に面した「ブダペスト国立美術館」にももうひとつの「受胎告知」があるようです。
さて、ドラマ「風のガーデン」の『大天使ガブリエルの哀しいあやまち』の謎はいつ解き明かされるのでしょうか・・・


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ドーハ(カタール)でのサッカーW杯最終予選、深夜のTV中継に釘付け [サッカー]

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(先制ゴールを喜ぶ田中達也と長谷部)

サッカー日本代表が2010年サッカーW杯南アフリカ大会に向けての最終予選・カタール戦にFW田中達也の先制ゴールなどで3-0の快勝。私と娘は、日本時間深夜1時半、中東カタールのドーハでキックオフの試合を応援するためテレビの前に座りました。

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(前半19分、田中達也の鮮やかな先制ゴール!)
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(後半開始早々の47分、玉田のミドルシュートが決まり2-0)
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(68分、この日はDFラインを死守した闘莉王がセットプレーからだめ押しの3点目)

カタールのドーハといえば、1993年のアメリカ大会最終予選での悲劇的結末が思い出されますが、この試合を前に主力選手が相次いで怪我による離脱、これまで日本はカタールに勝てなかったなど不安要素が一杯だった日本代表が久しぶりに良い試合をしたので、真夜中のテレビ中継に釘付けになってしまいました。深夜の放送にも拘わらず、テレビ朝日の番組平均世帯視聴率は10.0%でした。(関東地区、このほかに同時間帯に放送されたNHK衛星放送を視聴した世帯もあります)

最終予選全8試合中の3試合目ですが、1015日のホームウズベキスタン戦ではまさかの引き分けで、“この試合に負けたら岡田監督は更迭?”などとマスコミに書かれるほど“絶対に負けられない戦い”に勝利したのでサポーターとしてもやれやれです。

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(10月のウズベキスタン戦、場内が一番沸いたのは和田アキ子の君が代?)

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(ホームでまさかの引き分け。大観衆からブーイング)

ウズベキスタン戦は、最近不人気といわれる代表戦のチケットが久々に前売りで完売し、55,142人が平日夜の埼玉スタジアムで応援したのですが、“この日一番沸いたのは、和田アキコの君が代斉唱?”などと揶揄されるほど不甲斐ない試合に、試合終了時は場内から大ブーイング。スタジアムで参戦した私と娘は、あまりの混雑で場内外のお弁当が品切れとなりひもじい思いをしながら応援したのにガッカリでした。

最近の日本代表には我らが浦和レッズからも常に数人の選手が招集されますが、9月のバーレン戦は、3-2で勝利したものの、試合中にFW田中達也が足を痛めてしまいその後のリーグ戦を欠場。DF闘莉王や阿部勇樹もハードスケジュールで怪我がなおりきらない状態で試合に強行出場する影響もありリーグ戦で勝ちきれない試合が続きました。浦和レッズとしても多大な犠牲を強いられる代表戦なので、昨夜のように、レッズの選手たちが大活躍しての勝利はことのほかうれしく感じました

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(ピッチ内の監督?中村俊輔も足の状態をケアするために、来季は日本でプレー?)
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(試合後の岡田監督、インタビューにも厳しい表情を崩さないまま)


とはいえ、最終予選はまだ残り5試合もあり、グループ2位以内をキープしないと南アフリカ行きに赤信号、気を引き締めて行かねばならない状況は変わりません。W杯最終予選、次の試合は来年211日のホーム・オーストラリア戦。617日のアウエイオーストラリア戦までタフな戦いの日々が続きます。

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リーグは、残り3試合になった時点でも上位チームが勝ち点僅差の中にひしめく団子状態の混戦が続いています。既にACLに引き続き天皇杯にも敗退してしまった浦和レッズに残された優勝の可能性はJリーグ優勝のみ。今週末の清水エスパルス戦にはカタール戦で活躍した田中達也と闘莉王も合流出来る予定ですが、是非とも勝利し、昨年最終戦で掌からこぼれ落ちてしまったリーグ優勝という栄冠を今年こそ手にしたいものです。


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ドレスデンとベルリンで、フェルメールの珠玉の名画と対面・・・私的美術紀行 [私的美術紀行]

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(ドレスデン:エルベ川からの眺望)
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(フラウエン教会復興の物語は日本でも話題になった)
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(ドレスデン城「君主の行列」)

9月のドイツ旅行で、私は、旧東ドイツに属し、“エルベのフィレンツェ”と呼ばれるドレスデンとベルリンでフェルメールの絵画をそれぞれ2点ずつ所蔵する美術館を見学しました。
これまで海外旅行時に訪れた有名美術館でお目当ての作品が貸し出し中だったり展示替えで鑑賞できなかったりする不運が何回かありましたが、今回は無事に4点を鑑賞することができました。

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(ツヴィンガー宮殿)
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(アルテマイスターとアウグスト強王)

フェルメールの作品は、ドレスデンではザクセンの栄華を象徴するツヴィンガー宮殿の絵画館・アルテマイスターに展示されています。

絵画館の所蔵品は、1690年代から1760年代にかけて、ザクセン公国選定候アウグスト強王とその息子のフリードリッヒ・アウグスト2世が蒐集した16世紀から17世紀の作品が中心のコレクションですが、戦利品などではなく、殆ど市場で買い集めたと言われています。
絵画館は、戦争が本格化した
1938年に閉館し、その作品は国内各所に分散保管されましたが、戦後ソ連軍によってモスクワに持ち出されてしまいました。その中には、フェルメールの2作品「取り持ち女」と「窓辺で手紙を読む女」や、ラファエロの「システィーナのマドンナ」、レンブラントの「ガニュメデスの誘拐」なども含まれていました。絵の一部は10年後に東ドイツに返還されましたが、いまだに失われたままの作品も多いそうです。戦後60年が経過しても戦争の傷跡がいまだ解決していないことがここにもありました。

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(フェルメール「取り持ち女」)

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年に再オープンしたアルテマイスターですが、現在の建物は19世紀半ばにゴットフリート・ゼンパーによって設計されたものです。
写真撮影が特に禁止されていなかったのでフェルメールの絵画を自分のカメラに納めることが出来ましたが、「取り持ち女」は、今まで私が見たフェルメール作品とはずいぶん趣が異なります。フェルメール作品の多くは一般的に「風俗画」として分類されますが、それにしてもこのようなテーマの絵画を購入した所有者はこの絵を自宅に飾ったのでしょうか。

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「窓辺で手紙を読む女」は、憂いをおびた女性の表情から推し量るに手紙の内容が余りよい知らせにはみえません。女性の内面が伝わるような絵画なので私にはいかにもフェルメールらしい作品と見えましたが、購入された1742年の時点ではレンブラントの作品と思われていたとか。

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(陶磁器コレクションは圧倒的スケール)

アルテマイスターでラファエロなどイタリア絵画やレンブラントの名画を鑑賞したあと、これもザクセンの至宝のひとつ、2万点という膨大な陶磁器コレクションを堪能してすっかり疲れた私と娘は、戦争で爆撃され瓦礫の山となった教会建物の感動的な再建ストーリーが、日本でも話題になったフラウエン教会隣のカフェレストランでランチタイム。

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(フラウエン教会は、瓦礫の山から拾い集めた資材を使って再建)

宮殿にも近いコーゼルパレイという店は、アウグスト強王が愛人コーゼル伯爵夫人の息子のために建てた貴族の館を利用したものです。

ひと休みしたのち、ドレスデン城の「緑の丸天井」と呼ばれる宝飾館で、豪華で精密な金細工などを見学した私たちは、翌日、統一ドイツの首都、美術都市として再生したベルリンに移動しました。

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(旧西ベルリンの中心地区:1943年の爆撃の姿が保存されているカイザー・ヴィルヘルム記念教会

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(ベルリンの文化フォーラムにある「国立美術館」)

ベルリンの壁により、長年東西に分かれていたヨーロッパ絵画コレクションはドイツの再統一後大々的な統合・整理・改修が行われましたが、18世紀までの絵画は新築された国立美術館で展示されるようになりました。フェルメールの「真珠の首飾り」と「紳士とワインを飲む女」は、この美術館で鑑賞したのですが、ドレスデンよりも警備が厳しく写真は撮影できませんでした。

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(絵はがき:「真珠の首飾り」)

真珠の首飾り」の若い女性は、他の作品にも何度か登場する白い毛皮がついた黄色いガウンのようなジャケットを着ています。これはフェルメールの時代に流行したファッションなのでしょうか。
また、フェルメールの絵は謎が多いと言われる様に、若い女性が首飾りをつけた自分の姿を鏡で見ているという構図にしては、鏡が小さくてよく見えないのではないか?という意見もあります。

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (集英社新書ヴィジュアル版)

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)
作者: 朽木 ゆり子

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: 新書


朽木ゆり子さんの著書「フェルメール全点踏破の旅」は、これら作品にまつわるエピソードなどの他に、作品を所蔵している美術館の歴史にも言及しているので私はとても興味深く読みました。

さて、現在上野の東京都美術館では「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」が開催中ですが、7点出展されているフェルメールの作品のうち6点は私が初めてお目にかかる作品といううれしい企画。なかなかスケジュールが合わなかった私と娘も近日中に上野まで出かける予定です。


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ベルリン歴史散歩、『ベルリンの壁跡ツアー』 [海外旅行]

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(絵はがき:ベルリンの壁マップ)

2008年9月に訪れたドイツ、私的旅のテーマのひとつに “東西ドイツ分断の象徴”である「ベルリンの壁」を体感することがありました。

第二次世界大戦でドイツと共に敗戦国となった日本ですが、極東の島国という立地に助けられたのか、本土が東西に分断されることは免れました。それに対し、ドイツは、
1990年に再統一されるまで、資本主義体制の西ドイツと共産主義体制の東ドイツに分断されていました。その中でも、全域が東ドイツに囲まれたベルリンは、都市自体が東西に分断され、東ドイツの首都ベルリンと連合軍管理区域となった西ベルリンに分けられました

飛び地のような西ベルリンと東ベルリンを隔てるのが「ベルリンの壁」という認識は持っていたのですが、この壁が構築されたのは敗戦後15年以上経過した19618という認識はありませんでした。198911月の『ベルリンの壁崩壊』のニュースはテレビや新聞で見た記憶がありますが、1961年(昭和36年)当時中学生で、自宅にテレビがなかった私は世界情勢のニュースに敏感でなかったのです。

そんな私と娘の『ベルリンの壁跡ツアー』は、再開発がすすめられ新生ベルリンの中心になっているポツダム広場から始まりました。

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(ポツダム広場駅前)
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文化フォーラムエリアにある国立絵画館で「真珠の首飾り」など2点のフェルメールやクラナハの名画を鑑賞したあと、ガラス張りテントみたいな巨大な屋根に覆われたソニーセンターなど高層ビルが建ち並ぶ駅前に戻ると、目の前に崩壊した壁跡がまるでディスプレイのように出現しました。戦前はベルリンで一番賑わう場所だったというポツダム広場も壁でふたつに分断されていたのです。壁跡ラインには記念プレートが埋め込まれていました。

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(この大通り沿いも構築された壁がベルリンを東西に分断していた)

資料によると、東西分割統治後も自由に往来できたベルリンでしたが、東ドイツ国民が西側に流出しないようにするため、19618月、東ドイツは一夜にして東西ベルリン間の道路を封鎖し、有刺鉄線による最初の「壁」を構築したといいます。その後石造りの壁の建設が開始され、何度か作り替えられて1975年に完成したコンクリート製の壁は全長155㎞にも及んだそうです。

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(「シュテーレンフェルト」(ホロコースト記念碑))

現在、「ベルリンの壁」は大部分が撤去されて殆ど目にすることができないのですが、壁のある生活とはどんなものであったのか少しは想像出来るかと思いながらブランデンブルク門まで歩いて行きました。

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(旧西ベルリン側からみたブランデンブルク門。「6月17日通り」は、門の手前に構築された壁に遮られてブランデンブルク門をくぐり抜けることはできなかった)

ブランデンブルク門の前の「6月18日広場」には、ブランデンブルク門と広場の歴史を解説したボードがあり、大勢の観光客が屋台のソーセージなどを食べていました。

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ブランデンブルク門をくぐり抜けて、旧東ベルリンだったパリザー広場に出た)

壁崩壊時にはこの広場でベルリン市民が喜びを分かち合ったという場所ですが、あの日から19年の歳月が流れています。

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(「犠牲者追悼メモリアル」)

旧西ベルリン側の大通りに面してひっそりと佇む無言の十字架の列は、東西に分断されていた28年間に自由を求めて壁を越えようとして犠牲になった人たちのメモリアル。今でも献花が絶えないのですが、犠牲者の写真には若い世代とおぼしき姿が目につきました。その中にはあと数日待てば自由に壁を越えることができただろう人もいるはずです。


東ドイツは逃亡者をなるべく殺害せずに逮捕するようにしていたため、3000人を超える逮捕者数に対して犠牲者の数は合計192名といわれています。(脱出成功者は5000人以上)

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(ブランデンブルク門が見える広場で昼食)

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次に私たちが向かったのは、今も1キロ以上にわたって壁跡が保存されているという「イーストサイド・ギャラリー。その名も「オスト(東)駅」にほど近いシュプレー川沿いに1.3㎞続く壁には世界各国のアーティストが平和や自由を願う絵を描いたことで知られていますが、現在、壁アートの劣化と落書きという問題があるそうです。
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私たちが歩いたのは、旧東ベルリン側。しかし、実際に壁が構築されていた当時、西側からは壁ぎりぎりまで近づけたのに対して、東側は逃亡を防ぐために柵や有刺鉄線など幾重にも緩衝地帯が設けられ、監視塔などもあったためこんなに近い存在ではなかったようです。

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私たちは時間がなかったので途中で引き返しましたが、壁跡伝いにウォーキングしたり、かつてはドイツ人以外しか通行できなかった国境の検問所、「チェックポイント・チャーリー」まで歩いていく人もいます。

過去の記憶が薄れていく中で、”『壁』とは一体何だったのか?”、”壁のある生活とはどのようなものであったのか?”
日本からの旅人には難しい問題ですが、壁崩壊時まだ小学生で、中学受験に向けて勉強中だった私の娘が、この『ベルリンの壁跡ツアー』を提案してきたことは私にとっては、私にとってうれしいことでした。




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『パンダ保護センター』に、日本からの義捐金・寄付金が無事届けられました [パンダ]

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(臥龍の平和な光景は戻ってこない・・・)

本年5月におきた中国・四川省大地震で甚大な被害を受けた臥龍の『パンダ保護センター』は、現在「中国パンダ保護研究センター雅安碧峰峻基地」を実質的な本拠として運営。地震前、臥龍で飼育されていたパンダたちは、この碧峰峻基地をはじめ中国各地で分散飼育されています。

このブログでも、「日本パンダ保護協会」宛に義捐金を、「パンダ幼稚園」の運営会社(株)インフォクエスト宛に寄付金のお願いをしましたが、『パンダ保護センター』のために寄せられました義捐金・寄付金が先日無事に届けられましたことをご報告させて頂きます。

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10月24日に、「中国パンダ保護研究センター雅安碧峰峻基地」で、2008年に世界で初めて生まれた双子パンダの100日祝賀会が華々しく開催されました。
この式典において「日本パンダ保護協会」の田中光常会長から、『パンダ保護センター』のために、日本の皆様から寄せられたお金を寄付したことが、「日本パンダ保護協会」の祝賀会記事
で報告されています。
寄付金として『パンダ保護センター』に贈られた金額は合計¥4,737,041です。


5月12日に四川大地震が発生するまでは、「パンダ幼稚園」のブログをチェックするのが楽しみだったのですが、大地震でWEBカメラの回線が切断され、「パンダ幼稚園」のブログも9月末で更新されなくなってしまいました。

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(「パンダ幼稚園」ブログのアイドルだった苺ちゃん)

私も里親サポーターの一人になっていたこぱんだ苺ちゃんが成長していく様子をみることができなくなりとても残念ですが、9月に体重28㎏に成長した苺ちゃんは、碧峰峻基地で元気に暮らしているようです。


こぱんだ日より―苺ちゃんのソボクなひとこと

こぱんだ日より―苺ちゃんのソボクなひとこと

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本

先日、苺ちゃんの「パンダフルライフ的メッセージ」をまとめた書籍、「こぱんだ日より」が発売されました。苺ちゃんの可愛い写真と、OLのつぶやきにも聞こえる“そぼくな独り言”を読めば、寒くても元気になりそうな気がします。


パンダのようちえん2009カレンダー C-212-PA

パンダのようちえん2009カレンダー C-212-PA

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: グリーティングライフ
  • 発売日: 2008/08/25
  • メディア: カレンダー


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ハンガリー料理の定番、”具だくさん”のあったかスープ「グヤーシュ」が美味しい季節 [食べること]

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(「グヤーシュ」)
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(ハンガリーは、パプリカの生産量、世界一)

暖かい秋と思っていた東京にも木枯らし1号が吹き、これからは寒さも本格化してきます。

秋から冬の我が家の定番メニューといえば、お決まりの鍋が多いのですが、野菜たっぷりの“洋風おでん”ポトフは、一度にたくさん作っておき、最初はコンソメスープ味で、翌日はカレーやトマトソース味にリフレッシュできるので、調理の手間が省けて便利です。

旅先で食べたメニューを自宅で再現してみるのがマイブームですが、最近は、昨年旅したハンガリーなど中欧で食べたグヤーシュ」に興味があります。

グヤーシュ」は、ハンガリーの特産品であるパプリカ(赤唐辛子)を使ったハンガリーの代表料理で、ホームパーティの定番料理となっているとか。
この料理は、スープとして飲むときは汁を多めに、シチューとして食べるときは具を多めに作りますが、「グラーシュ」と呼ばれるドイツやオーストリアでは、ビーフシチューに近く、メインディッシュとして食されます。

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(プラハで食べた「グラーシュ」のクネドリーキ添え)

私がハンガリー・ブダペストのレストランで食べたのは、コンソメとパプリカパウダーが主体で牛肉と野菜がたっぷり入ったスープ風でしたが、チェコのプラハではビーフシチュー風でした。

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(ハンガリー製クノールとマギーの「グヤーシュ」:パッケージの表と裏)
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(ドイツ製のクノール「グラーシュ」(左))


私は、スープ風もシチュー風もこの手の料理は結構好みなので自宅でも作ってみることにしました。
ブダペストの中央市場やスーパーで購入したスープの素を使って「グヤーシュ」作りに挑戦です。
「クノール」も「マギー」もインターナショナル・ブランドですが、両者ともハンガリーの現地法人の商品で、すべてハンガリーの公用語であるマジャール語表示でした。

スープのパッケージに書いてある作り方では、水と合わせて煮込むだけとなっていますが、自分流に牛肉や野菜を適当に入れて煮込みました。
できあがった「グヤーシュ」を食べてみた感想は、“寒い国の料理に共通する塩加減が濃すぎるのはともかく、イマイチ?”というのが私と娘の評価でした。
何しろそれまで本格的「グヤーシュ」を食べたことがなく、『味覚のデータベース』がないので、 “美味しいグヤーシュとは?”というのが、昨シーズンからの私的課題になりました。

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(ハンガリーの名産品にも出会える「トカイ」:ハンガリーの貴腐ワインとホロハーザのカップ)

そこで、東京のハンガリー料理店を検索したところ、私のお気に入りの街・銀座に良さげなお店を発見しました。銀座通りに面したビルの上階にあり、2007年10月に開店したという「トカイ」は、現役時代からの銀座通(?)のはずだった私も初耳でした。そもそもハンガリー料理店は、大変珍しく、都内にも数少ないそうですから無理もないのですが。

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(「グヤーシュ」&「ランゴシュ」)

5月の終わり、友人との昼食に初めて利用した時は、「グヤーシュ」と「ランゴシュ」という揚げパンのセットを注文しました。
「ランゴシュ」はガイドブックにも載っていなかったので、お店の方に訪ねたところ、ハンガリーでは屋台料理のようなもので、レストランのメニューにはないとのこと。

運ばれてきた「グヤーシュ」は、ハンガリーで食べたスープほどさらっとしていませんが、日本人の口に合う“具だくさんのスープ”でした。牛肉もジャガイモも同じくらいの大きさのサイコロ状にカットすると食感がよくなることが分かりました。もちろん、「グヤーシュ」に欠かせない、米粒ほどの小さいパスタ「チペトケ」入りでした。この「チペトケ」が入るか否かで味が違うそうですが、日本では乾燥した「チペトケ」が入手できないのが難点。

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(ランチのフォアグラ丼」)

さて、秋になり、スープの素を利用して「グヤーシュ」を作る前に、先日別の友人を誘って「トカイ」を再訪しました。
前回、友人と一日限定10食という「フォアグラ丼」をシェアしてとても美味しかったので、今回も「グヤーシュ」と両方食べたいと思ったのですが、12時入店にもかかわらず完売でした。

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(ランチの「フォアグラのハンバーガー」)

なので、今回は、「フォアグラのハンバーガー」と「グヤーシュ」をオトナ買い(?)しました。

フォアグラもハンガリーの特産品なので、私も缶詰を買い込みましたが、まだ戸棚に眠ったままです。
「トカイ」で食べた「フォアグラ」は、焼き加減もほどよく大変美味でした。コレステロールが少しぐらい増えたってこのフォアグラが食べられるなら気にしてなんかいられません。


「グヤーシュ」の味もなんとか私の『味覚データベース』に取り込めたので、記憶が薄れない内にチャレンジしなくてはと思いましたが、本格的な美味しさを追求するならスープの素に頼らない方がよさそう。
まずは、「チペトケ」の作り方などレシピの検索からスタートしなければ・・・


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藤村俊介さんの「ラフマニノフ・チェロソナタ」を聴いて、フラストレーションが吹っ飛びました! [ミュージック・ライフ]

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信州・原村リングリンク・ホールではお馴染みのチェロ奏者、藤村俊介さんの銀座・王子ホールでのリサイタルに行ってきました。

クラシック音楽の世界も、最近は技量だけでなく容姿端麗でないと人気演奏家になれない時代といいますが、藤村さんのことを“チェロ界のヨン様”という人もいるとか。

今回は、5月に原村で演奏された「ラフマニノフ・チェロソナタを、ウイーン在住のピアニスト、アヴォ・クユムジャンさんとの共演で、もう一度聴けるというのがとても楽しみでした。

企業のメセナ活動の一環として本社ビルに併設されたこのホールでの演奏会は初体験でしたが、銀座のど真ん中にあるアクセスの良い場所で一流演奏家のコンサートを聴くことのできる贅沢な空間は、シニア層の人気も高いようです。この夜も、前売り券は完売、藤村さんのファン層は幅広いのか若い女性客もかなり目立っていました。

全席自由席というので、開場前から長蛇の列ができていましたが、わずか315席しかない室内楽を中心とするクラシック専門のホールはどこからでもステージがよく見える設計です。
演奏プログラムは、ベートーヴェンの「チェロソナタ第二番」から始まり、ドビュッシーの「チェロソナタ」と続きました

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(08.05原村リングリンク・ホールでの演奏会)
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(リハーサル風景)


サロンコンサート形式の原村リングリンク・ホールでは、毎回、藤村さん自身による曲目の解説などのMCが楽しいのですが、会場入り口で配布されたプログラムにも藤村さんらしい文章が並んでしました。

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冒頭に、“今日の最大の見所、聴き所は何かと、この原稿を書いている1ヶ月前の過去から推察するに「猛者アヴォ・クユムジャンに藤村俊介、最後まで振り落とされずにしがみつき通せるか?」でしょう。”とありました。

どうやらアヴォさんは、リサイタルのチラシ写真にある風貌や経歴から私が想像していたイメージに近いピアニストのようです。

さらに“通常、リサイタルの演出というものには、僕が目立つように静かめのピアニストにお願いするか、普段から慣れ親しんだピアニストと息の合ったところをお聴きいただく等いろいろあると思うのですが、今日、僕の選んだ道は、自分を絶対絶命な立場において能力の限りを導き出すというものでした。”

チェロの定番の名曲として誰にでも知られている、サンサーンスの「白鳥」や、バッハの「G線上のアリア」などが穏やかな曲調なので、藤村さんのこの言葉は意外に思われるかもしれません。
昨年までチェロのソロ・リサイタル経験が殆どなかったけれど、今年の5月に原村で「ラフマニノフ・チェロソナタ」を聴いた私には演奏前からわくわくするようなお言葉でした。

ベートーヴェンもドビュッシーも、エキサイトな躍動感あふれるアヴォさんのピアノとの共演が素晴らしかったのですが、やはり圧巻だったのは休憩後に演奏された「ラフマニノフ・チェロソナタ」でした。
大ピアニストにして大作曲家だったラフマニノフですから、チェロソナタといってもピアノパートは、脇役ではありません。時には華やかな主役に躍り出る場面が多く、技巧も要求され、演奏時間が40分にも及ぶ難曲。
”ロシアン・ロマンチックの極地“というチェロパートは、藤村さんがプログラムに書いた“まさに荒れ狂う裸馬にしがみつくがごとく必死にチェロを弾く”というイメージ通りに、途中で弓の糸が切れるほどアグレッシブな演奏でした。

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(素顔の藤村さん)

演奏後、鳴りやまない拍手に笑顔で応えた藤村さんは、ふだんの”癒し系“ともいえる表情に戻っていましたが、最後まで猛者アヴォさんに果敢に立ち向かった(?)藤村さんはとても素敵でした。

サッカー大好きで、浦和レッズのサポである私は、ここ数ヶ月、”チャレンジ精神やアグレッシブさが感じられない“、”持てる力を出し切ったように見えないプレー“を毎回のように見せつけられてストレスが相当たまっていたのですが、藤村さんの”全力を傾けた演奏“のおかげで久しぶりに気分の高揚を感じることができました。

藤村さんのチェロ演奏CDは、ソロで2枚、フォアシュピーラーを務めるN響のチェリスト4人で結成されたチェロ四重奏「ラ・クァルティーナ」としてこれまでに8枚リリースされています。

カサド:無伴奏チェロ組曲

カサド:無伴奏チェロ組曲

  • アーティスト: 藤村俊介,バッハ,カサド,カザルス
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2007/04/24
  • メディア: CD
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(「カサド:無伴奏チェロ組曲」CDには、スペインの巨匠・カザルスの故郷カタルーニャ民謡「鳥の歌」も収録されている)

バラ色の光り輝く雲が、ゆっくりと流れ

バラ色の光り輝く雲が、ゆっくりと流れ

  • アーティスト: 藤村俊介,ファリャ,クラフト,ニャタリ,ヴィラ=ロボス,バッハ,グノー,ストルムズ(イヴ)
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2006/04/24
  • メディア: CD

15シーンズ 〜4本のチェロのための作品集8〜

15シーンズ 〜4本のチェロのための作品集8〜

  • アーティスト: 坂本龍一,メイヤー,ロータ,ウィリアムズ,ロジャース,カラス,藤森亮一,藤村俊介,銅銀久弥,桑田歩
  • 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
  • 発売日: 2008/10/24
  • メディア: CD
(「ラ・クァルティーナ」の最新CDは、「第三の男」など巨匠たちの映画音楽集)


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銀座松屋で、『北海道”旬の”ご当地グルメの旅へ』 [食べること]

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(利尻島「食堂 丸善」のお弁当に感激!)
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(酪農製品にも新登場のスイーツ多し)

北海道は、学生時代を含めて何度も行っているのですが、ヨーロッパ旅行に出かけるようになってからは、北海道方面はすっかりご無沙汰になっています。

北海道旅行というと、観光した場所よりも食べ物の記憶の方が強く残っているほど、毎回美味しい物に出会う旅でしたが、最近は、現地に行かずとも東京に居ながらにして、ご当地グルメを味わえるうれしい企画が色々あります。
食いしん坊の私が、毎年楽しみにしているのは銀座・松屋の「GINZAの北海道展」。
某老舗デパートの北海道物産展と比較すると、歴史は浅いし規模も小さいのですが、リタイア世代の私にはちょうど良い企画。(11月4日(火)まで開催中)
もちろん、会場に行く前にチラシを見て、およその目星をつけてから出かけました。

今回の『北海道、“旬の”ご当地グルメの旅』は、日本最北の海に咲く島、利尻島から始まりました。

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食堂丸善」の「磯めし蟹味噌デラックス」は、ウニの炊き込みご飯の上に、ウニ、いくら、蟹味噌がたっぷり詰まった甲羅がまるごとのっています。とにかくウニの炊き込みご飯は、これまで食べたウニご飯とは別物のように感じる絶品の味でした。
会場では、ウニご飯だけのお弁当や、おにぎりも販売していましたが、今回初登場の「食堂丸善」、利尻島のフェリー乗り場にあるお店では、北海道ならではの具がはいったラーメンなどが人気メニューとか。

高山植物の宝庫という、日本最北の島は、いつかは行ってみたい場所。おいしい生ウニ丼を食べるには、夏に行かなくては・・・

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(赤肉メロンは、夏とは別の品種)

食後のデザートは、北海道の中央部に位置する夕張郡栗山町にある日原農園のジューシーな赤肉メロン
食べ頃のメロンをその場でカットしたものを買いましたが、果肉はしっかりしているのにとても甘く美味しかったです。チラシ情報によると、このメロンは、「GINZAの北海道展」の開催時期に合わせて栽培されたものとか。市場を経由していないので本当の完熟メロンのおいしさが味わえました。

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(レトロなガラス瓶入りのヨーグルトレアチーズケーキ)

『北海道、“旬の”ご当地グルメの旅』、翌日のお楽しみスイーツを求めて、「ムツゴローの動物王国」でおなじみの厚岸郡浜中町にある「ファームデザインズへ。
さっぱり系のスイーツが食べたかったので、パッションマンゴーソースの「ヨーグルトレアチーズケーキ」を選びました。いかにも牧場らしい雰囲気のヨーグルト瓶に入っていますが、チーズケーキというより酸っぱくないヨーグルトプリンという食感でした。レストランは、浜中町の本店の他に釧路に支店があるようですが、「うしサブレ」というかわいいお菓子もありました。

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(富良野はラベンダーだけじゃない)

北海道といえば、ソーセージも忘れてはいけません。ソーセージなどの試食を勧めてくれた富良野牧場で、ポトフ用に、粗挽きソーセージと、ベーコンも買い込みました。生でも食べられるというブロックのベーコンは、冷凍して少しずつ使うことができます。

寒くなるこれからの季節、ポトフがマイブームですが、調理が簡単で、薄味&野菜たっぷりのヘルシーメニューに、薄塩の商品は最適。早速、ソーセージと一緒にベーコンの端の部分を入れてポトフを作りましたが、いつもより香り高いスープに仕上がりました。

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(手作りの生キャラメルはやさしい口どけ)

『北海道、“旬の”ご当地グルメの旅』、最後に向かったのは、紋別郡興部(おこっぺ)町の「ノースプレインファーム。オホーツク海の海藻と発酵バターのマリアージュという商品が色々並べられていましたが、私が購入したのは、プレーンな生キャラメル。

100年間の酪農の歴史が生み出したミルクと、牧草であるクローバーからとった蜜で手作りした生キャラメルは、やさしい口どけですが、「花畑牧場」のものより口の中で味わう時間が長め。北海道の自然のめぐみが伝わるおいしさを少しずつ楽しみたいと思います。
こちらの生キャラメルも北海道土産として大人気のようで、新千歳空港でも販売されているそうです。

『北海道、“旬の”ご当地グルメの旅』、今回は、味わう楽しみが長く続くような買い物ができたので大満足ですが、最後に北海道に出かけたのは一体何年前?

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