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北京五輪にちなんだ、パンダ風鈴をみつけました [パンダ]

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(パンダさんのお顔は皆少しずつ違う)
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(パンダ風鈴臥龍の苺ちゃんに似ている?)

今年8月に北京で開催されるオリンピックに向けて、臥龍のパンダが8頭「五輪パンダ」として北京動物園に出張中です。
四川の大地震で、しばらくは臥龍に行けなくなってしまったし、北京五輪もちょっと無理と思っていたら、この季節にぴったりの江戸風鈴のパンダをみつけました

昔は、夏になるとどこからか聞こえてきた涼しげな風鈴の音も、マンション暮らしが多くなった今では軒先に風鈴を吊しているのもあまりみかけません。懐かしい風物詩になってしまいそうですね。
私も30年以上前、初めてほおずき市に行ったとき、かごに風鈴を一緒に付けてもらったこともありますが、最近は風鈴を買ったことがありませんでした。
江戸時代の末期は、天秤にたくさんの風鈴をぶら下げた風鈴売りが街々を売り歩いたそうですが、そよ風を受けた風鈴の音を聞きつけて買い手が寄ってきたとか。

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(篠原儀治さんは、世界各国とも交流)
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(江戸風鈴の作品と一緒に有名人の色紙も)

この江戸風鈴は、江戸川区南篠崎の篠原風鈴本舗で求めたのですが、作者篠原儀治さん(83歳)をのぞいて、その正統な技術を伝承する職人も殆どなくなってしまったそうです。
篠原風鈴は儀治さんの息子さんが後継者となり、るつぼの灯を守っていますが、風鈴の仕上げの絵付け作業にはお孫さんも加わる家族総出の手作り作品です。

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(風鈴の絵付けはお孫さんも。パンダの風鈴はこの後、全体を白く塗ります

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(伝統柄だけでなく、黄色い金運招き猫風鈴なども)

定番の伝統柄だけでなく、個性的な作品を多数製造していますが、今年は北京五輪にちなんだパンダ風鈴が大人気。ひとつひとつパンダの表情が違うだけでなく、風鈴の音も微妙に違います。風鈴の下の口の部分がギザギザに作られているので、ふり管がふれるだけで音が出るようになっており、これが涼やかな音を作り出しています。
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パンダ幼稚園みたい・・・)

風鈴のパンダはどの子を家に連れて行くかかなり悩みましたが、作り手の方も、作品を売るときは“嫁に出すような気分”になるそうです。そんな風に心を込めて手作りされた江戸風鈴ですが、最近は中国製の大量生産の安価な風鈴に押されがちだとか。大量生産品と見かけは似ていても、手に取れば、音色を聴けば伝統のガラス工芸の良さはわかるはず、と私は思うのですが・・・



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