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”眠れない6月”、最後はドリーム・チーム、スペイン優勝でハッピー・エンド [サッカー]

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(「EURO2008」、優勝はF.トーレスを擁するスペイン)

6月7日から始まった「EURO2008」のテレビ観戦で、3週間以上続いた “眠れない夜”は、本日未明(日本時間)の決勝戦で幕を閉じました。
しかも、私のお気に入り選手のひとり、フェルナンド・トーレスがいるスペインチームが44年ぶりに優勝するハッピー・エンドになりました。

途中、色々波乱が多いと思われた大会ですが、決勝戦はドイツ対スペインというほぼ順当な組み合わせ。前回、2002年の大会で優勝したギリシャのサッカーはいわゆる堅守&カウンターサッカーで、手堅いけれど面白くないので私は観ていてちっともわくわくしませんでした。2006年W杯の優勝国イタリアも伝統の堅守に定評があります。果たして、今年のヨーロッパを制するチームはどんなタイプなのか注目されていました。

優勝を争った両チームは、国内リーグでプレーする選手が多いという共通点はありますが、一時期はヨーロッパ最強といわれたリーガ・エスパニョーラと比べると、ドイツ・ブンデスリーガは地味な印象。

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(”ゲルマン魂”の象徴、バラックはまたしても、準優勝に泣いた)

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の優勝3回を誇るドイツは、ビッグトーナメントで必ず発揮される“ゲルマン魂”という不屈の精神で1996年以来の優勝を狙っていましたが、平均身長が185センチを越え、パワープレーが得意な大柄な選手が多いので フィジカルサッカー”ともいえるチームです。

これに対して今回優勝したスペインは、最近の主要大会では、優れたタレントを擁しながらもチームとしてのまとまりに欠け、期待に応えられない成績が続いていました。予選では「無敵艦隊」なのに、ここぞという大勝負に弱いというのが定評。今回も優勝候補の一角にあげられていましたが、半信半疑の人が多かったかもしれません。

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(小柄な中盤のシャヴィ、セスクからのパスを受ける長身のF.トーレス)

主力に小柄な選手も多く、中盤のゲームメーカーが繰り出す華麗なパスサッカーで魅了するスペインは、日本人のお手本になるチームとも言えるでしょう。ただし彼らのサッカーと日本のサッカーの大きな違いは、確かな技術と豊かなイマジネーションに呼応してスペースへ走り出すスピード。

夢のあるサッカーをするスペインが、“フィジカルサッカー”のドイツにねじ伏せられてしまうのではないかという心配は、今年のスペインチームには無用でした。従来の、とかくあっけなく負けてしまうもろさのイメージが“あきらめない粘り強さ”と組織力が感じられるチームになっていたのです
バルセロナとマドリード、バスクなど地域対抗意識の故か国歌に歌詞がないスペインのチームが、初めて一丸となったと言われる今回のチーム。6月22日にPK戦で敗退するというジンクスも、不吉なカラー、黄色のセカンドユニホームでは勝てないジンクス、首相が観戦すると負けるという“疫病神”ジンクスもすべて、国王(皇太子)夫妻臨席の試合を勝利で飾ることで吹き飛ばしてくれました。

20代前半の選手も多い若いチームの中で“若手をまとめる中盤の核”シャヴィは、来日したバルセロナのプレシーズンマッチを生で観たことがあります。170センチという小柄な体ですが、バランサーとして攻守のつなぎ役だけでなく、危険な場所にいつの間にか顔を出しているプレーが印象に残っています。

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(見事な采配、69歳のアラゴネス監督)

それにしても、シャヴィやF.トーレスのようなキープレーヤでも試合の展開如何で迷うことなく交代させ、その交代選手が活躍してしまうアラゴネス監督の見事な采配ぶりには何度も驚かされました。
ドイツW杯後は成績不振により解任論が起こる逆風の中、長年不動の代表FWだった“至宝ラウル”を招集しないことを貫き通し、44年ぶりの優勝を母国にもたらした69歳の監督の『老人力』に乾杯です。


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この夏、上野で「フェルメール」の名画に会える・・・私的美術紀行 [私的美術紀行]

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(「フェルメール展」の新聞記事)

本日付けの朝日新聞・別刷りでも告知されていますが、「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」が、8月2日(土)~12月24日(日)まで、上野の東京都美術館で開催されます。

西洋美術史上、最も才能あふれる画家と賞されながらわずか30数点の絵画しか現存しない17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメール
寡作なのに作品数があいまいで、贋作騒動、盗難劇、ナチスによる略奪の過去などミステリアスなエピソードが多く、謎のベールに包まれた画家でもあります。彼の代表作「真珠の耳飾りの少女」をモチーフにした映画に描かれた画家と、実際のフェルメールの素顔は果たして一致しているのでしょうか。

日本でもゴッホに並ぶ人気があるそうですが、その作品数の少なさ故に、全ての作品を見ようと欧米の美術館を訪ね歩く『至福の旅』が成立すると言われています。
私も実現できるか自信はありませんが、できることなら全点踏破を夢見ている一人です。

今回は、日本初公開4点を含む7点が出展されるので、大変楽しみですが、よほどの幸運に恵まれなければ鑑賞できないプライベート・レクション(個人蔵)の絵も1点含まれています。
フェルメールの作品を36点とすると、そのうち、オランダ・ドイツなどヨーロッパ諸国に22点、アメリカに12点、その他(個人像、盗難で所在不明)2点という分布になっています。フェルメールの母国オランダの7点を上回る12点をアメリカが保持しているのは、さすが経済大国の証しですね。

さて、『私のフェルメールの旅』は、20009月、ニューヨークのメトロポリタン美術館から始まりました。ここには、今回出展される「リュートを調弦する女」など5点が所蔵されています。
翌年(2001年)9月は、ロンドンとパリに行ったのですが、ロンドンのナショナル・ギャラリーで思わぬ事態発生。2点あるはずの作品の場所には小さな写真と別の場所で展示中のお知らせカードが貼ってあったのです。別の場所とは、別館で開催中の「フェルメール展」。他の作品もまとめて鑑賞できる好機と思ったのもつかの間、本日入場できるチケットは完売と判明しました。英国は他の美術館にも作品があるので、次の機会に再チャレンジです。
次の目的地、パリのルーブル美術館では、無事に2点を鑑賞することができました。

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(ニューヨーク「フリック・コレクション」)

3年目(2002年)7月、再びのニューヨークですが、今回はこじんまりしているけれど珠玉の名画コレクションで知られている「フリック・コレクション」という美術館が目的地。マンハッタンのセントラル・パークにほど近い閑静な高級住宅街にある大富豪の邸宅美術館はニューヨークの穴場ともいえるオススメのスポットです。
しかし、ここでもまた予想外のできごと。フェルメールの展示室に2点あったのですが、そのうち1点がガイドブックとして持参していた「世界の美術館」という週刊分冊に出ている作品と違うのです。
このコレクションは、3点のフェルメールを所持しているので、展示場所を変更したのか修復中だったのでしょうか。
美術館によっては、常設作品でも展示場所がしばしば変更されますし、修復作業中はバックヤードに移動してしまうので、お目当ての作品に会えないことはたびたびあるのです。

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(「絵画芸術」)

私のフェルメールの旅』は旅行の方面の関係で、しばらくは日本の企画展にフェルメールの作品が貸し出される機会に鑑賞するのみでしたが、昨年秋の中欧旅行で、ウイーン美術史美術館に行きました。
この美術館にフェルメールの作品は1点のみですが、その「絵画芸術」という有名な作品は、一時期ヒトラーの美術コレクションにもなっていたそうです。
今回上野の「フェルメール展」で再会出来ることになりましたが、この夏以降、ウイーン美術史美術館の展示場所には長期間不在となるわけです。

先の「フリック・コレクション」は、作品を貸し出さない美術館なので、其処に行きさえすれば会える確率は高いのですが、海外に長期貸し出しされることもあるので、名画の追っかけはなかなか一筋縄ではいきません。
フェルメールの著名な作品が揃っている、オランダとドイツは、どうせならゴッホの作品鑑賞もあわせて企画したいので、すぐに実現しそうもありません。

私は、自分なりのテーマをパッケージツアー利用の海外旅行に盛り込むことが多いので、実現まで時間はかかりますが、まだやり残しているコトがあると思えば単調になりがちなリタイア生活に楽しい目標が出来るのではないでしょうか。
フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (集英社新書ヴィジュアル版)

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版) (集英社新書ヴィジュアル版)

  • 作者: 朽木 ゆり子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: 新書


フェルメール展を鑑賞する前に、朽木ゆり子さんの「フェルメール全点踏破の旅」読んでおくと、作品の見所だけでなく、来歴や所蔵美術館についての情報もわかるので興味が倍増すると思います。


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ヨーロッパ旅行に出かけると、再び歴史を学びたい気分になる [海外旅行]

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(フランス・ヴェルサイユ宮殿とパリ)

高校時代、私は世界史の授業が楽しみでした。

それは、教えて下さった先生が時には教科書に載っていないようなエピソードを交えて楽しい授業をして下さったおかげだと思います。先生は特に中国の歴史など東洋史に詳しかったようです。
世界史が好きだからといって、私は優等生ではなかったので、試験で良い点数を取っていたというわけでもありません。ただ、まだ見ぬ国の古今東西の話をきくのが楽しかっただけでしょう。

子供時代、テレビで見た「兼高かおる世界の旅に憧れた私たちが高校生の頃は、1$360円の時代、クラスメートがアメリカに留学することはあっても、高校生が家族で海外旅行、特にヨーロッパに行くことなど庶民にはとても考えられませんでした。
そんな私ですが、大学受験では世界史よりも取り組みやすそうに思えた日本史を選択しました。日本史なら2次元の世界ですみますが、世界史では3次元どころか無限(に思える)マルチな次元。暗記するとき、国と時代を取り違えたり、頭の引き出しにちゃんと整理できるか心配だったからです。

50代になって大好きなヨーロッパへ行けるようになり、古い教会や美術館などを見学していると、世界史の知識がもっとあればよかったなと思うようなことがたびたびありました。
また、私の大好きな欧州サッカーを見る時やW杯や五輪大会も、ヨーロッパの国々の歴史的背景が頭に入っているとより面白く観戦できます。

法律の解釈も同じかと思いますが、人生経験が豊かになった今だからこそおもしろみが分かることもあります。誰からも強制されず、自分の興味の赴くままに好きなコトだけ勉強すればよいのは、大人の学びの特権かもしれません。最近特に自信のない記憶力を試されるテストもないし気楽なものです。
勉強といっても、テレビ番組を見ているだけでも結構面白い発見があったりします。私がよく見るのは、「The世界遺産」、「世界ふしぎ発見」、「世界の車窓から」などです。

反対に歴史上の人物などの面白いエピソードを知ったことから、そのゆかりの国や土地に旅したくなることもあります。
年を取っても、好奇心さえ失わなければ、退屈することもないし、気持ちだけは若々しくいられるのではないでしょうか。

<たとえば、自分的にまだ疑問が解決していないのは・・・>

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(モンセラートの修道院)

◆スペイン旅行で訪ねたバルセロナ近郊のモンセラート修道院
カタルーニャの聖地ですが、険しい岩山の中腹を巻くように大聖堂などが建っています。
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大型重機のない中世の時代に、どうやってこんな険しい山の上まで建築資材を運んだのか??
??
エジプトのピラミッド建設には、身分の低い労働者が大量動員されたのでしょうが、スペインの場合、植民地からの労働力調達もあったのでしょうか??

◆スペイン王朝は、ハプスブルク家が断絶した後、フランスのブルボン家から国王を迎えています。
??
日本人の感覚に置き換えると、アジアのどこかの国の王家から天皇を迎えるなど考えられませんが、他国王家との婚姻と同じ程度の意識??

<たとえば、旅行に行くことで、初めて知ったのは・・・>

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(コルドバのメスキータ:これがキリスト教の教会?!)

スペイン・コルドバのメスキータ。レコンキスタによって奪回されるまでイスラム寺院だった教会は、イスラム様式とキリスト教が混在。

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ブダペストのマーチャーシュ教会:二重帝国の王冠レプリカ

◆コルドバのメスキータと同様、ハンガリーにもイスラム教からキリスト教に改宗した教会がありました。トルコ軍の襲来がこの地まで及んでいたとは!
ハンガリーを建国したマジャル人がアジア系の遊牧民というのでまたびっくり。
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(ウイーン王宮で自由に育ったマリーアントワネットにとってヴェルサイユ宮殿は黄金の監獄?)
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(ウイーン王宮が窮屈で、ブダペストを好んだシシィ行きつけのカフェ)


◆ウイーンの王宮で自由に育ったマリー・アントワネットはフランス王室の窮屈さに耐えかねていましたが、オーストリア=ハンガリー二重帝国の時代、皇妃エリザベート(愛称シシィ)は、ウイーンの王宮の窮屈な生活よりもブダペスト滞在が好きで、彼女の行きつけだったというカフェは今も営業。

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(おみやげ屋にもマリオネット)

チェコのマリオネットが、大人の鑑賞に堪える芸術になった背景:
オーストリアのハプスブルク家の支配下時代母国語を使用することが禁じられた民衆のガス抜きとして、マリオネットではチェコの言葉が許されていたという悲しい歴史が背景にありました。
(先日みた「世界遺産」で知りましたが、シチリア島でも同じように民衆の叫びをマリオネットで代弁させていた時代があるようです)


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6月は連日”未明の興奮”が続く、「EURO2008」 [サッカー]

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(EURO2008」のポスター:開催国スイスは予選で敗退)

サッカー&ヨーロッパ大好きの私は、EURO2008が始まった6月7日以降、毎日眠れない夜が続いています。ヨーロッパ時間との時差の関係で、好カードの生中継を見ようとすると真夜中に起きださないといけないのです。海外旅行に行かなくても時差ぼけが体験できる?

今回は各国代表チームや選手に対する私の予習レベルが向上した成果でしょうか、ライブと録画放送の臨場感の違いが私を駆り立て、寝不足が苦にならず“未明の興奮”を楽しんでいます。

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(共催国のオーストリアも、予選で敗退。
29日の決勝戦はウイーンで開催)

予選リーグの途中までは、現地時間18:00キックオフという試合もありましたが、予選リーグの最終戦以降は全ての試合が20:45(日本時間3:45)キックオフ。さすがに連夜ともなると、テレビ観戦の途中睡魔に負けてしまいゴールシーンを見逃し、翌日のビデオで見直すこともありますが。

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(フランス、とチェコは共に無念の敗退)

さて、決勝トーナメントの準々決勝2試合が終了した時点で、優勝候補の一角にいたフランス、ポルトガルが相次いで姿を消してしまいました。フランスに至っては、予選リーグで1勝もできない思いがけない結果。ジダンの引退が大きいという人もいますが、ヴィエラの怪我とバルサ移籍後のアンリの元気のなさなども敗退の大きな要因でしょう。ポルトガルのC.ロナウドも前回のリベンジを果たせず、個人的にも不本意な出来だったことが惜しまれます。

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(”ゲルマン魂”の象徴、バラック)

苦しみながらもベスト4に勝ち進んだ『ゲルマン魂』ドイツと“ロスタイムに驚異の粘り”を見せたトルコの対戦(25日)で笑うのは?
こういう状況のドイツは優勝に近いという説もありますが果たして?

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(予選で「無敵艦隊」のスペイン、優勝できるか?)
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(炎のオレンジ軍団、オランダの快進撃はいつまで?)
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(腐ってもイタリア?)


また、予選で抜群の攻撃力を発揮したオランダの勢いがどこまで持続するのか、「無敵艦隊」スペインが決勝トーナメントでも勝ち残れるのか、29日ウイーンの決勝戦まで未明のWOWOWライブ中継から目が離せません。

《08.06.23追記》

結局ベスト4に勝ち残ったのは、トルコ、ドイツ、ロシア、スペインの4カ国。
私的に期待のチームのひとつだったオランダは、予選リーグでピークコンディションが来てしまったのか、ヒディンク監督(オランダ人の知将)の率いる若いロシアの前に屈してしまいました。
イタリアと対決したスペインは、F・トーレスやビジャが攻め込みながらも、イタリアのカテナチオに手こずり、PK戦までもつれこんだもののなんとか勝ち残りました。
準決勝は、「トルコ対ドイツ」(25日)と、「ロシア対スペイン」(26日)の組み合わせです




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新緑の古都鎌倉、「天園ハイキングコース」は侮れない [街あるき]

好天に恵まれた5月の日曜日、学生時代のクラブのOB仲間と新緑の古都鎌倉のハイキングを楽しみました。
『鎌倉の名所旧跡を訪ねながら手軽なハイキングを楽しむ』という欲張りツアーのガイドは、「鎌倉の徒歩愛好家」。我が家の庭のように勝手知った半日コースを案内してくれました。

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本日のコースは、鎌倉駅→若宮大路→鶴岡八幡宮→白旗神社→源頼朝墓→荏柄天神社→鎌倉宮→瑞泉寺(天園ハイキングコース入り口)→大平山→半僧坊(天園ハイキングコース出口)→建長寺。

10時半過ぎに鎌倉駅を出発した参加者は約20名、先輩・後輩が学年を超えておしゃべりしながらの“歩き”を楽しみに集まる60+の男女です。今回は久しぶりにアップダウンの予想されるコースなので敬遠したメンバーがいるのかもしれません。
鎌倉観光のメインストリートである若宮大路は土産物屋や飲食店などがたくさんあるので、買い物の誘惑に負けて迷子(?)がでないようにという幹事の計らいで私たち一行は車道の真ん中にある遊歩道を歩きました。(以前参加者1名が行方不明になったことがあるのです)
鎌倉の伝統工芸といえば、真っ先に思いつくのは『鎌倉彫』。若宮大路にも『鎌倉彫』の専門店が何軒かありましたが、このご時世、伝統工芸品の良い物は手軽な値段ではとても買えないそうです。子供の頃実家の母が使っていた鏡台は鎌倉彫でしたが、今も作られているのでしょうか。

通りの突き当たりの鶴岡八幡宮の赤い鳥居をくぐると、新緑がきれいな境内には大勢の観光客がありました。池のまわりなどをゆっくり散策したい気分になりますが、私たちは足早に境内を抜けてハイキングコースをめざして先を急ぎます。

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(流鏑馬のコースは、全長120間)

毎年春秋に流鏑馬が行われる場所を教えてもらいましたが、思ったより狭い空間なので、大勢の見物客が見守る中で疾走する馬の上から、鏑矢で的を射ることを想像するとなかなかスリリングな行事かもしれません。

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静かな住宅街を通って、源頼朝のお墓に行きましたが、征夷大将軍の墓というのに思ったよりこじんまりしていましたが、駅の反対側にある北条政子(頼朝の妻)のお墓の方が大きくて立派だとか。

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次に立ち寄ったのは、討幕に奔走した護良親王を祀る鎌倉宮。「厄割り石」というのがあったので、初穂料100円也で求めた素焼きの盃を思いっきり石に投げつけてちょっと厄払いしてみました。

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江ノ島方面の眺望

さて、「花の寺」として有名な瑞泉寺の手前に本日の主目的「天園ハイキングコース」の入り口があります。ハイキングコースに入るといきなり思ったより急な坂道で、足元に注意して歩かないと、湿った落ち葉に足を滑らせたり、木の根に躓いて足首を捻りそうな山道になっています。歩いている途中で写真を写す余裕があったのは途中にいくつかある展望台などだけ。滑りにくい靴底のスニーカーを履いてきた私はなんとか転ばずに済みましたが、足が滑ってお尻を着いてしまった方もちらほら。

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海抜159.2メートルの大平山から、横浜方面の眺望

登りと下りが行き交う時は道を譲らなければならない箇所も多い古道のかなりきついアップダウンを歩いて、ようやく「天園峠」に到着。このあたりに何軒かある茶屋でも飲食出来ますが、弁当持参の私たちはその先の「大平山」の頂上下の広場で昼食休憩です。男性群にはビールを飲む人もいましたが、この先も油断できないコースなので、私はもちろんペットボトルのお茶です。このハイキングコースにはゴミ箱はありません。自分の作ったゴミは全て持ち帰ります。

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鎌倉の閑静な住宅街の裏山にある標準行程で所要時間100分というこのコースで、久しぶりに本格的なハイキング気分を堪能できました。寺社巡りの延長気分で歩き始めると途中でギブアップしたくなるかもしれません。

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ようやく、ハイキングコースの出口となる建長寺が下の方に見えて来ました。

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(斜面のカラス天狗たち)

下り道や階段では足腰だけでなく膝に負担がかかりますが、今回はなんとか最後まで膝の痛みが出ずに歩けそうです。半僧坊から建長寺に向かう長い石段の横の斜面に、たくさんのふしぎな彫刻が・・・
これは「カラス天狗だと、本日のガイドである「鎌倉の徒歩愛好家」に教えてもらいました。天使の日本版みたいな風貌ですが、どういう伝説の持ち主なのでしょう?

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境内の大樹は、ビャクシン?)

建長寺の境内を抜けて、本日のハイキングは、ひとりのけが人・脱落者もなく無事終了。コースの下見をしてくれたガイドに感謝です。本当は鎌倉の街をもう少し散策したかったけれど、十分歩いたのでまたの機会にしましょう。午後3時過ぎに北鎌倉駅から電車に乗りました。

ガイド役の友人たちからのビールの誘いを断って、女性群は大船で途中下車して冷たいソフトドリンクで少しだけおしゃべり。なんせ、今夜はどんなに疲れて眠くても、風呂上がりにきちんと体のケアをしてから寝ないと、明日の朝、体が痛くて起きあがれないなんてことにもなりかねませんから。
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サッカー日本代表、W杯アジア地区最終予選へ [サッカー]

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(鈴木啓太の気合いの入ったプレーが見たい)

連日真夜中~明け方のテレビ観戦まっただ中の「EURO2008」は、どちらが勝ってもそれなりに試合を楽しむことができますが、日本代表戦には『絶対に負けられない戦いがある』ので、そうはいきません。

2010年のW杯南アフリカ大会に向けてのアジア3次予選も、万が一敗退したらしゃれにならないと心配していたのですが、6月14日に日本が3-0でタイに勝利し、オマーンがバーレーンと引き分けたことでそれは杞憂に終わりました。最終のホーム、バーレーン戦を待たずに日本の3次予選突破が決まったのです。これで、6月22日(日)の夜は、試合会場の埼玉スタジアムに行く前にゆっくり腹ごしらえが出来そうです。

レッズサポの私がよく利用する埼玉スタジアム周辺はアジアンフードの屋台が充実していることが代表サポにも知られています。ふだんは、浦和美園駅からのシャトルバスでスタジアムに直行してしまうことが多い私ですが、先日のキリンカップパラグアイ戦では、久しぶりに屋台を目当てに駅から歩きました。

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(スパイシーなタンドリーチキン丼)

今回のミニ屋台村、出店数は少ないものの内容は充実。端から端までチェックした結果、一番最初にタンドリーチキンの香りにやられたインド料理の屋台で「タンドリーチキン丼」と、アジアご飯の屋台で「ベトナム風ひき肉と野菜のご飯」を購入。できたてをその場で食べると方が良いのですが、娘は仕事帰りに駆けつけるのでスタジアムまでお預けです。

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(アジアご飯の定番、ナンプラー風味のベトナム風ひき肉と野菜のご飯)

さて、キリンカップですが、豊田スタジアムで行われ日本が1-0でコートジボワールに勝った試合はドログバが来日しなかったのにチケット完売と聞きましたが、このパラグアイ戦の観客数は、27,998という寂しいスタンドでした。結果は0-0ながら、日本の優勝ということで、相変わらずの決定力不足を再確認してしまいました。パラグアイは、主力選手が殆どいなくてもさすが南米の実力国です
(6月14日のW杯南米予選でパラグアイにブラジルが0-2で敗戦、ブラジルは4位に後退)

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個人的には、レッズからドイツのヴォルフスブルクに移籍した長谷部を久しぶりに見られたことが収穫でしたが、日本代表でも得点源となっている闘莉王のミッドフィルダー起用が真剣に検討されるかもしれません

心配なのは、昨年は鉄人の様に見えた鈴木啓太がまだ本調子でないことと、タレントぞろいの中盤選手の起用法。岡田監督の胸の内は?

雪が降りしきる厳寒の埼玉スタジアムで行われたホーム・タイ戦から始まった3次予選での日本代表の戦いぶりのままでは、最終予選突破はまたしても茨の道。

オシム監督から急遽引き継いだ岡田監督が自分の色を出しつつあると言われていますが、6月27日に組み合わせ抽選がある9月からの最終予選の出場国は、一筋縄ではいかない相手ばかり。
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のアジア枠を巡る戦いはもう始まっています。

岡田監督は、今度のバーレーン戦を消化試合として戦うつもりはないと明言していますが、やっぱり流れの中でFWが点を取って勝たなければ強いチームにはなれないことは、「EURO2008」を見ても明らかです。
前回W杯の優勝国イタリアと準優勝国のフランスと同組となったオランダは、FWの攻撃力で予選リーグを突破。
これに対して、共にオランダに負け、2試合で勝ち点1同士のイタリアとフランスのいずれかは予選敗退となるのです。
前回のEUROを渋い試合運びで優勝したギリシャも早々予選敗退が決定。

果たして日本代表の救世主は現れるのでしょうか?



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こぱんだQQちゃんのお母さんパンダが、四川大地震の犠牲になっていた [パンダ]

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(「パンダ幼稚園QQちゃん・ブログの書籍化「パンダづけ」)
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パンダづけ

パンダづけ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: シーコースト・パブリッシング
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

    臥龍パンダ保護センターの人気パンダ、QQちゃんの成長ブログの書籍化、「パンダづけ」が発売されました。

    パンダ大好きの私は、WEBサイト「パンダ幼稚園」のブログで、可愛いこぱんだたちの映像をチェックするのがとても楽しみです。臥龍のセンターに設置されたWEBカメラを通じて送られてくる映像を元に、一人称で語られるブログは、初代の網網くんの時から数えて3代目の苺ちゃんが現在の主人公。先日の四川大地震で、WEB回線が切断されてしまったため、新しい映像はしばらくお預けですが、網網くん、QQちゃん、苺ちゃんは私にとって我が家のペットのような存在なのです。WEBカメラの設置場所の関係で、1年交替で新しいこぱんだに引き継がれた後はその姿になかなか会えなくなってしまうのがちょっと残念です。

    2006年9月23日生まれのQQちゃんが、兄パン網網くんの跡を継いで、「パンダ幼稚園」の2代目親善大使として、ブログに初登場したのは2006年11月22日。

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    (かあちゃんの顔、でかすぎ?QQちゃんがちび?)
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    (寒い日は、かあちゃんの胸の中でぬっくぬく)
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    (かあちゃん、衝撃の告白!「QQ、ほんとは女の子だったらしいの」)

    生まれたとき、身長14センチ、体重134グラムだったQQちゃんは、生後2ヶ月経ってもまだまだちびっこ。パンダのお母さんは赤ちゃんの体温が下がらないように一日中抱きしめて子育てをするのですが、QQちゃんのお母さんパンダの毛毛さんはとりわけ愛情深い子育てをしていたようです。
    となりのこぱんだ となりのこぱんだ 生きざま編





    (QQちゃんの兄パン網網くんのブログ「となりのこぱんだ」)

    第一子の網網くんが生まれた時、毛毛さんは寝食を忘れて赤ちゃんパンダを片時も離さず抱っこしていたため自分も衰弱しそうになったというエピソードがあったように記憶しています。

    そんな毛毛さんの深い愛情に包まれて、QQちゃんが大切に育てられていく様子をブログで見ていた私にとって、QQちゃんブログの書籍化はとても楽しみで、懐かしのアルバムが見られるのを心待ちにしていました。
    しかし、なんと言うことでしょう、「パンダづけ」の書籍が手元に届いた日、QQちゃんのお母さんパンダ毛毛さんの悲報が伝えられたのです。

    大地震の時、臥龍のセンターで飼育されていたパンダの中で1頭、最後まで行方がわからなかったパンダが毛毛さんだったのです。地震に驚いて山の中に逃げ込んだものとみて、飼育員さんたちスタッフが名前を呼びながら捜索し続けていました。野生の環境に馴染んでどこかで元気に暮らしていて欲しいという皆の願いもむなしく、色白美人の毛毛さんは変わり果てた姿で発見されました。享年9歳でした。
    倒壊したパンダ舎のがれきの下に埋まっていた毛毛さんを別の場所に作ったお墓に手厚く葬ったセンターの職員たちは、毛毛さんが残した3頭の子供たちを大切に育てることを誓ったそうです

    それにしてもQQちゃんたちのお母さんが地震の犠牲になってしまうなんて・・・
    悲報を知った日に手元に届いたばかりの「パンダづけ」の本には、美人の誉れ高かった毛毛さんと赤ちゃんだった頃のQQちゃんの幸せそうな母子の写真がたくさんありました。
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    (毛毛かあちゃん、天国で安らかにお眠り下さい。)

    QQちゃんの最近の映像が見られないのが残念ですが、きっとお母さんに似た美人のお姉パンに成長していることでしょう。私が臥龍へ遊びに行く日まで元気で待ってて下さいね。

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”旅人”中田英寿からのメッセージ、『なにかできること、ひとつ』 [サッカー]

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梅雨の晴れ間の好天に恵まれた6月7日(土)、横浜・日産スタジアムで行われたサッカーイベント
+1 FOOTBALL  MATCHに出かけました。

2年前のドイツW杯を最後にサッカー選手を引退、“旅人”になって世界中を旅してきた中田英寿氏のよびかけ世界中から集まった名選手たちが WORLD STARS”と”JAPAN STARS”として対戦するエキシビション・マッチです。

1820538(出場全選手が整列。観客席は配布された緑のシートを掲げた)

世界各国の元代表クラス選手のなかには、ACミランのセードルフ(オランダ)ら現役選手にまじって、スキラッチ(イタリア、元ジュビロ磐田)、浪速の黒彪・エムボマ(カメルーン、元G大阪など)、2002年日韓W杯で3ゴールし、女性誌でアイドル的な人気があったイルハン(トルコ)、柏レイソルで主将を務めたホン・ミョンボ(韓国)などの懐かしい顔もみられました。私と娘は、緑内障のためゴーグルのような眼鏡をしてロン毛をたなびかせて走る姿がトレードマークのダーヴィッツ(オランダ、ACミラン、ユヴェントスなどでプレー)がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみにしていました。
監督は、来季インテルの監督に就任する名将・ジョゼ・モウリーニョですが、彼はチェルシー監督等を歴任し優勝請負人と言われる年俸15億円の超大物。

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(主将は、HIDEとセードルフ)

多くの選手は、現役時代の中田と同じチームあるいは対戦相手としてプレーするなどの交流があったようですが、中田のよびかけひとつでこれだけの人たちがバカンス・シーズンに遠いアジアの日本に駆けつけてくれることに感動。
日本選抜も、日本史上最高のストライカー・釜本邦茂氏を監督に、中田と一緒に日の丸を背負って戦った選手を中心とする元日本代表クラスが勢揃いする豪華なメンバーです。

先日、日本テレビの特番でも紹介されていましたが、中田は世界を旅する内に、“今、地球上には、環境や貧困、保健・教育など、様々な問題があふれ、私たちひとりひとりが地球の未来について、真剣に考えるべき時期が訪れている”こと、サッカーは「世界共通語」であることを実感。

そんな今、みんなが地球のことを考えるためのきっかけ作りのために起こしたアクションとして『なにかできることを、ひとつ』をテーマに活動するキャンペーンをはじめたとのこと。大げさに考えると、どこから手を付ければいいのか、何を始めればいいのか、分からなくなってしまうので、まずは、自分と自分のまわりの人のために「なにかひとつ」。どんなに小さくても、その一歩を踏み出すことが重要だと中田は言います。
「みんなが喜ぶなにかを見つけたい」としてサッカー選手に呼びかけて実現したのがこの試合なのです。

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(中田の現役最後の試合、W杯ブラジル戦)

日本人としてはじめて世界基準のプロサッカー選手として成功したにも拘わらず、現役最後の日本代表では、チームメイトの中で孤立していたと言われた中田。ブラジル戦終了後、ピッチに倒れ込んでいつまでも起きあがらない中田の姿が今でも目に浮かびます。そんな中田のところに誰一人様子を見に行く選手がいなかったことが現地のスタジアムで見ていた私には大変ショックでした。

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しかし、この日の中田は、HIDEというユニホーム姿で真剣にプレーしながらもで別人のようににこやかでサッカーをする喜びにあふれた笑顔が印象的でした。

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懐かしのイルハン選手
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試合は、日本選抜が前半2-0とリードしたものの、後半、世界選抜が元トルコ代表のイルハンの2ゴールで追いつき、2-2のドローとなりました。

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(MVPはダーヴィッツ選手

観客のモバイル投票によるMVPは、PKを外してまじに悔しがり、後半再び出場を志願したダーヴィッツが選ばれて、商品のAUDIを獲得しました。アヤックスを退団した彼には多数のオファーがあると聞きますが、素顔のダーヴィッツはお茶目な印象でした。

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HIDEは、試合後のインタビューもにこやかな笑顔

往年の名選手たちは、肩で息をしながらのプレーでも随所にきらりと光るプレーをみせて、この日集まった観客、63,143を楽しませてくれました。小さい子供など家族連れの姿も多かったスタンドには、各年代の日本代表、中田をはじめ両チームの選手たちが過去に所属していたチーム、モウリーニョ監督ゆかりのチームなどのレプリカユニホーム姿のサッカーファンもたくさん駆けつけました。

同じ日産スタジアムで6月2日に行われた日本代表のW杯予選オマーン戦の観客数が46,700など、代表戦でスタジアムが満員にならず日本代表の人気が低下していると懸念されていますが、チケットがリーズナブルな価格であればスタジアムで観戦したいと思う人が増えるのでは?と思ったりしました。

また、ミヤンマー・サイクロン食糧支援と中国・西部大地震復興支援のために会場で販売された一口500円のチャリティ・ラッフル約893万円の売り上げとなり全額寄付されることが報告されました。抽選で出場各選手の直筆サイン入りユニホームがあたるというので、私と娘も一口ずつ参加しましたが、こういうチャリティならオークションよりも気軽に参加できます。

この試合を見に行ったことをきっかけに私も、『何かできること、ひとつ』をと思い、ミネラルウォーターを買う時は、期間限定で、「1リットル→10リットル」キャンペーンをやっている「ボルヴィック」をなるべく買いたいと思います。自分がボルヴィックの水を買うだけで、アフリカの子供たちにきれいな井戸水を飲ませてあげることが出来るのです。

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ヨン様が突然、現れた

そういえばこの日、韓流スターのペ・ヨンジュンさんも試合前のスタジアムに顔を見せ、スタンドから黄色い声援がとびかうシーンもありました。中田とヨン様の関係はいまだに分かりませんが・・・


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6月、『サッカー漬け』の、”眠れない夜”が続く [サッカー]

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6月7日からオーストリア・スイス共催の「EURO2008」が始まります。

ヨーロッパの16ヶ国だけが参加できるこの大会は、欧州最高峰レベルの国と国との戦いということで、W杯よりも楽しみだという人もいるくらいです。
日本とヨーロッパでは7時間の時差があるので、現地時間の18:00または20:45に開始される試合は日本時間では真夜中。遠い日本に居ながらにしてテレビの生中継が見られるのはうれしい反面、好カードが続くと“眠れない夜”が続くことになってしまいがち。どの試合を生で見るのかよく考えないと日常生活に支障がでてしまいます。

前回、開催国として惜しくも決勝でギリシャに敗れたポルトガルには、欧州CLで優勝したマンUのクリスチアーノ・ロナウドがいます。彼以外にもスペインのフェルナンド・トーレスフランスのフランク・リベリーら若く才能あふれる選手たちのプレーを1試合でも多く見ることが私の願いです。また、先発フル出場の機会が減っても、今季セリエAの得点王となったデル・ピエロがイタリアチームのシステムの中でどのように使われるのかにも注目しています。
大会のガイドブックも購入し、明日の深夜からWOWOWに釘付けとなる日々が始まります。

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そしてサッカーを愛する日本人として「EURO2008」よりもっと大事なのは、日本代表のW杯アジア3次予選
6月2日、ホームで日本が快勝したオマーン戦はテレビ観戦でしたが、6月22日のバーレン戦は、埼玉スタジアムまで応援に駆けつける予定です。オシム前監督の病気交代以降、けが人や体調不良の選手が続出の日本代表、アジア3次予選を突破するのは容易なことではありません。日本代表のキーマン・闘莉王が試合に出場できるコンディションなのか、灼熱のオマーンとタイのアウエイ2連戦が予選突破のカギとなります。8月の北京五輪に向けてのU-23チームの調整やOA枠も気になるところですが、優先順位はW杯予選。

今週末の7日、昼間は元サッカープレーヤーで今は“旅人”となった中田英寿氏がコーディネイトするゲームを日産スタジアムで観戦し、夜はアウエイの日本代表対オマーン戦をテレビの前で応援。引き続き深夜は「EURO2008」をテレビ観戦の予定ですが、開幕戦のスイス対チェコと次のポルトガル対トルコの2試合をどう観戦するか・・・

まさにサッカー漬けの6月です。


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初夏の信州・八ヶ岳高原の別荘地で新緑を満喫 [リタイア生活]

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(ジュウニヒトエなどの咲く庭)

昨年から、小さなホールのイベントを手伝うため信州・原村まで出かける機会が多くなりました。
都会暮らしが大好きな私ですが、初夏の八ヶ岳高原は、天気でも雨が降っても新緑の緑が本当にきれい、心が洗われるような気分になります。
日本有数のペンション村も、最近は宿泊客の減少などで、売りに出ているペンションも多いと聞きますが、この自然環境を気に入って、別荘を購入したり、別荘に定住するシニア層も多いそうです

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(カンパヌラ・アルペンブルーの吊されたテラス)

きれいに手入れされたペンションや別荘の、庭やテラスに咲いている花々を見ると、“都会と田舎のデュアル・ライフ”が団塊の世代の夢というのも納得できます。こういう環境なら、“健康のためにもっと歩かなければ”などと、歩くことを修行のように考えなくても、毎日お散歩に行くのが楽しみになるでしょう。

実際、寒い冬の間は東京に住み、春から秋は『山の住人』として『散歩の達人生活』の先輩もいます。
私は短い滞在で帰京してしまうことが多いので、ゆっくり散策することはなかなか出来ないのですが、先日は、原村近くの別荘地に住む旧友のお宅を訪問することができました。

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ズミ(小梨)の花が満開だったこの日は、あいにくの雨模様。道路を横切る鹿がしばしば出没するエリアにある別荘の広いお庭は人の気配が感じられず、幻想的なまでの静けさでした。
手作りの治水工事で小川に作り替えられた庭の湧き水を利用してわさびが植えてありました
わさびは信州の隠れた特産品ですが、「わさびの花のおひたし」は、つんとした新鮮な春の香りがします。(昨年、「小林節子の原村生活」のブログ『原村より愛をこめて』の記事を読んではじめて知りました。春先には東京の八百屋さんでも見かけることがあります)

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友人宅のテラスにもきれいなお花の鉢がたくさんありました。もう少し暖かくなったら、テラスでブランチというのも素敵ですね。
友人は最近、野菜作りを本格的にはじめたようです。次に訪ねる時は、一反歩という広さの畑に案内してもらうのが楽しみです。


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