SSブログ

欧州CL、プレミア赤青対決は元祖「赤い悪魔」に栄冠 [サッカー]

1675863Congratulation!

21日深夜、モスクワで開催されたサッカーの欧州CL決勝戦は、雨中の大激戦となり、PK戦を粘り抜いたマンUが9季ぶり3回目の優勝を達成し、12月のクラブW杯で日本に来ることになりました。

サッカーフリークの私と娘は、日本時間では未明に行われた熱戦をテレビの生中継で観戦しましたが、“寝不足でふらふらになっても、ライブで見ていて良かった”と思う試合でした。
初のイングランド勢同士の対決となりましたが、プレミアリーグを制覇したマンUが2冠を達成、チェルシーはリーグを逃した雪辱にあと一歩まで迫りながら栄光を手にすることは出来ませんでした

開催地モスクワがチェルシーのオーナーの故郷であり、現地での人気はチェルシーの圧勝。また、会場となったルジュニキ競技場は、普段人工芝ですが、この試合のため特別に天然芝が敷かれたものの激しい雨にはがれる部分も目立つ悪コンディションでした。スポーツ紙では、スピード豊かなロナウドらマンU自慢の攻撃陣よりも、フィジカル勝負のドログバら肉体派チェルシーに有利?の予想。

試合は、前半26分にマンUのロナウドが先制ゴールを決めたものの、前半終了間際にチェルシーのランパードが同点ゴール。雨が激しくなった後半、マンUは、チェルシーの猛攻に耐える時間が長くなりましたが、互いに好機に得点できず延長戦に突入。チェルシーは足が攣る選手が続出し、DFのテリーが苦痛に顔をゆがめるシーンもテレビ画面に映し出されました。

肉体がぶつかる激しいせめぎ合いで8枚のイエローカードが出され、延長戦終了間際には、チェルシーのドログバが小競り合いで一発退場する波乱の展開。結局PKになってしまいました。
両チームには、長身で経験豊富なファンデルサール頭蓋骨骨折の大怪我を乗り越えたツェフという素晴らしいGKがいます。
PK
戦では、誰が止められてしまうのか、それともプレッシャーから自ら外してしまうのか?
誰かが失敗しなければ終わらないという苛酷な勝負です。

息詰まるような緊張感漂うPK戦、先攻のマンUはロナウドが、フェイントをかましそこねたのか枠を外してしまったのに対し、チェルシーは4人目までノーミス
5人目のテリーが決めればチェルシーの優勝という場面で、なんと主将のテリーが蹴った瞬間に足が滑る痛恨のミス雨に濡れた急造天然芝のピッチでは、攣ってしまうほど疲労した足をコントロールできなかったのでしょうか。勝負の女神はきまぐれ?

チェルシーには、最早キッカーとして頼りにしたかったドログバはいないのに、サドンデスのけり合いに突入しました。そして、チェルシー7人目のキッカー、アネルカGKファンデルサールに止められて勝負が決しました。ファンデルサールはアヤックス時代にもCLを制した名手です。

歓喜の輪ができるマンUと対照的に、悲嘆の涙にくれるテリー
直後の表彰式では、悔しさいっぱいのチェルシー選手と、誇らしげに何度もカップを頭上に差し上げるマンUの選手たち。ロナウドは、CLでも得点王となりましたが、リーグを変わりたがっているという噂があり、12月の来日メンバーに入っているのか今から気になるところです。
一方悲劇の主人公になってしまったテリーは、モウリーニョ前監督の突然の解任騒動でがたがたになるのではと心配されたチームを、主将としてここまで支えてきたのに気の毒でした。テリーには「お疲れ様」とねぎらいのコトバをかけてあげたい気持ちです。

チェルシーを応援していた人たちの多くは、表彰式を待たずに帰ってしまったようで、6万人以上が埋め尽くしていたスタンドには空席が目立ちました。モスクワ時間の深夜に始まった試合が終わったのは、午前1時半過ぎ。時差5時間の日本では、6時半になっていました。
それにしても、小さい子供連れもいた観客たちはこんな遅い時間にどうやって帰ったのでしょう?



 


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。