プレミア2強の「赤と青」が、欧州CL決勝の地モスクワ行きのキップを手にした [サッカー]
(昨年のFCWC優勝表彰式)
ヨーロッパのクラブチームNo.1を決める大会「欧州チャンピオンズ・リーグ(CL)」。
我らが浦和レッズが昨年12月、FIFA クラブ・ワールドカップにアジアチャンピオンとして出場したことにより、自分的に急に身近に感じられるようになったヨーロッパチャンピオンの座。
5月21日モスクワで行われる決勝戦は、史上初のプレミア2強対決になりました。
ベスト4に3チームが残り、イングランドのプレミアリーグが、現時点のヨーロッパ最強リーグであることを証明する形になりましたが、リーグ優勝との2冠をマンチェスター・ユナイテッド(マン-U)とチェルシーが争うのはプレミア好きのサッカーファンにとって大変楽しみです。
ビッグネームや各国代表のスター選手は、一昔前のセリエAからリーガエスパニューラ(スペイン)、そして今はプレミアリーグへ。少し残念なのはそこで活躍する日本人選手がいないこと。
(クリスチアーノ・ロナウド)
今やマン-Uの至宝である若く才能あふれるクリスチアーノ・ロナウドは、2季連続でイングランド選手協会のMVPを獲得した、まさに旬の選手。
2006年、ポルトガル代表として出場したドイツWCの対イングランド戦では、マン-Uのチームメイトであるルーニーを退場させ、イングランドを敗退に追い込んだ張本人としてイングランド国内で物議を醸したようですが、ファーガスン監督の好采配か、その後はルーニーともうまくやっているようです。
(07さいたまシティカップ)
私は、昨年7月の「さいたまシティカップ」で浦和レッズと対戦したマン-Uの試合をスタジアムで見ていましたが、コンディション不良でもロナウドを始めマン-Uの選手たちの真摯なプレーは素晴らしいもので、クラブの資金稼ぎの日本ツアーではないことを納得させてくれました。
今回の準決勝では、赤のマン-Uが、トータルスコア1-0でバルセロナに守り勝ったのに対して、青のチェルシーは1stレグでは、敗戦寸前を相手のオウンゴールに救われ、2ndレグでは延長戦でリヴァプールに打ち勝つなど両者の戦いぶりは対照的でした。
以前の私は、チェルシーについてはロシアの富豪がオーナーの金満チームとしか思っていなかったのですが、プレミアリーグの試合中継をテレビで見る機会が多くなると、コートジボワール代表のFWドログバ、イングランド代表のDFテリーやMFランパードのプレーが楽しみになりました。
得失点差に勝るマン-Uが依然有利な状況とはいえ、リーグ優勝の行方は最後までわかりません。
2強対決によって2冠を手にするのは赤か青か、それとも両者で分け合うのか?
サッカーの母国イングランドから当分目が離せないので、寝不足の日々が続きそうです。