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上野動物園のパンダ「リンリン」、大往生 [パンダ]

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(上野動物園のパンダは、いつも子供の人気者だった)

先ほど日本のパンダ愛好家にとって悲しいニュースが伝えられました。
日本国内で飼育されている最高齢パンダ、上野動物園の「リンリン」(オス、22歳7ヶ月)が、30日の朝、死んでいるのが発見されたので、ビデオの記録で確認したら午前1時56分に死亡していたそうです

「リンリン」は、つい先日、最近食欲が落ち、動きも鈍くなるなど高齢による体調悪化のため、展示をとりやめて治療に専念すると発表されたばかりでした。
22歳のパンダは、人間でいえば70歳以上という記事もあれば、80-90歳という記事もありました。記事によって、年齢にかなりぶれがあります。
どうやら、パンダの年齢の人間への換算は、あまり正確でないようです。
パンダの平均寿命は、19歳くらい。これまで観察された野生パンダの最高齢は26歳。人工飼育環境下では20-30歳で、最高齢は37歳3ヶ月。(「パンダの里から」による)

これにより、35年前の「日中国交正常化」を記念して中国から二頭のパンダが来日し、日本で最初にパンダが飼育された上野動物園からパンダがいなくなってしまいました。
日本で生まれたパンダの「ユウユウ」との交換で1992年に来日した「リンリン」は、はるばるメキシコなどに繁殖目的で出張するなど他の動物園のパンダとの繁殖を試みるも成功しなかったのです。

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(南紀白浜のパンダ)
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(ウイーンのパンダ)

中国は、絶滅が危惧される希少動物であるパンダを外交の切り札にしていると言われたりしていますが、子供連れの来園者がもっとも多くなるゴールデンウイーク中にパンダが死んでしまったというのはとても残念です。
“近く来日予定の 錦濤(こきんとう)総主席と福田首相の外交記念に、中国から新しいパンダ二頭を貸してもらえるように水面下で交渉中”などという話題がテレビの情報番組で語られたりもしていますが、どうなることでしょう。
今後のなりゆきが気になる話題です。


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パンダ博士・黒柳徹子さんと「日本パンダ保護協会」 [パンダ]

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私はパンダが大好きでパンダに会いたくて中国四川省・成都や、南紀白浜のアドベンチャーワールドまででかけたり、昨秋の中欧旅行では、ウイーンの宮殿に住むパンダに会うためシェーンブルン動物園に行きました。
(このブログのカテゴリー:「パンダ」から関連記事が検索できます)

そんな私は、パンダの保護活動に少しでも参加したいと思って「日本パンダ保護協会」の会員になっています。この団体はパンダ博士として有名な黒柳徹子さんが名誉会長です。

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(徹子さんの左は、田中会長)

先日、協会主催の懇親会があり、テレビ朝日の長寿番組「徹子の部屋」のファンでもある私は、徹子さんに会えるかもと思い、懇親会に出席しました。
60人くらいの参加者が着席する会食スタイルで、名誉会長である徹子さんはじめ関係者の方からパンダにまつわる興味深いお話を色々伺いました。

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(パンダ博士・黒柳徹子さん)        

実物の徹子さんはスリムでお肌がきれい、とても70歳過ぎにはみえません。いつものタマネギヘアではないけれど、ヘアスタイルも、ファッションもだれも真似できない個性的なもの。

パンダ博士・徹子さんは、会長である写真家・田中光常氏や、上野動物園の飼育課長だった中川さん、保護協会評議員の湯川れい子さんたちと一緒のテーブルで楽しそうにお話しされていました。
徹子さんは、35年前日本にパンダが初めて上野動物園に来たとき、パンダの雰囲気だけでも感じたくて、お仕事のリハーサルを抜け出して上野動物園の裏口に駆けつけたそうです。近所の子供たちに混じって長時間待っていたのに、結局肝心のパンダはコンテナの中で外からは全然見えなかったそうです。

このエピソードは、昨秋出版された「パンダ通」という本にも書かれています。
パンダ通 (朝日新書 73) (朝日新書 73)

パンダ通 (朝日新書 73) (朝日新書 73)

  • 作者: 黒柳 徹子; 岩合 光昭
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2007/10/12
  • メディア: 新書
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(中川さんのスピーチ)

当時上野動物園にいらした中川さんが、懇親会のスピーチで“その時、黒柳さんは、「パンダを見せろ!」と叫んでいらっしゃいました”とおっしゃったとたんに、徹子さんは、“えっ、私そんなこと言ってない”と即座に否定されましたが、真実は?
などなど日本におけるパンダの歴史の生き証人ともいうべき方々からの昔話も色々ありました。

徹子さんは、中国・臥龍の保護センターにいる2頭のパンダ、豆豆(トット)、小豆豆(シャオトット)の里親です。里親継続ということで保護協会事務局から里子パンダの最近の写真を贈られてとても幸せそうでした。

本日会場に集まったパンダを心から愛する方々は、徹子さんをはじめ実年齢より若く見える方ばかり。

私の隣の席は、自分の里子パンダに会うため、四川省・臥龍まで出かけられたという関西在住の女性お二人でした。実の子供は男の子なので、里子パンダは女の子をお願いし「奈奈ちゃん」と名付けたとか。
これからのシニア女性は、孫自慢よりも、里子パンダ自慢が新しい?
私は、「パンダ幼稚園」: http://www.panda-youchien.jp/
のプロジェクト「里親サポーター」として、臥龍で昨年生まれたこぱんだ「苺ちゃん」のお母さんの一人ですが、反対側のお隣さんも「里親サポーター」のお仲間でした)

さて、保護協会会長である写真家・田中光常氏は、日本の動物写真の先駆者として、WWFの日本委員会評議員も勤められ、2000年には勳四等旭日小綬章を受けられた方ですが、背筋が伸びたとても素敵なシニア。
世界各地でパンダの写真を撮り続けて30年以上という田中氏は、なんと1924年生まれの83歳。
ペア・パンダ

ペア・パンダ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/01/22
  • メディア: 単行本
パンダの愛らしい素顔を伝える写真集「ペアパンダ」では、田中氏のパンダに対する愛情が伝わってくるようなペアパンダたち(母子、きょうだい、友達、カップル?)に会うことができます。


日本パンダ保護協会」は、パンダを絶滅の危機から救い、野生動物と地球環境の保護に役立つことを目指して2002年に発足しています。
ホームページ http://www.pandachina.jp/ では、パンダに関する様々な情報提供などを行っています。
あなたも「日本パンダ保護協会」の会員になってパンダの保護活動に参加しませんか?

協会を通じて中国のパンダの里親の申し込みなどもできます。


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「ルノワール+ルノワール展」でフランスを代表する美の巨匠父子の世界を体感 [私的美術紀行]

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印象派の巨匠ピエール・オーギュスト・ルノワールは、日本人にとってもっともポピュラーな画家の一人でしょう。私もパリのオルセー美術館など欧米各国の美術館や展覧会でたくさんの作品をみています。
ルノワールは家族の肖像を好んで描いた画家ですが、偉大な画家の息子がフランスを代表する映画監督であったことはつい最近まで知りませんでした。

渋谷の文化村ザ・ミュージアムで5月6日まで開催中の「ルノワール+ルノワール展」は、画家の父と映画監督の息子 2人の巨匠を競演させたユニークな展覧会。

「家族の肖像」「モデル」「自然」「娯楽と社会生活」の4つのパートに分けて、二人の作品を展示しています。同じテーマで絵画と映画の抜粋を対比させることで、親子間の確かな関係に光を当て、2人の巨匠の根底に流れる共通性を明らかにしようという試みとのこと。

今回出品された絵画は私にとって既に鑑賞したことのある作品も多かったのですが、“の絵”のすぐ近くで、そのテーマに関連した“息子の映画”の抜粋が流されているのが新鮮でした。

しかし、テレビでこの展覧会のテーマに関する特番を見て予習をしてきたつもりの私も、会場の薄暗い照明の中で解説の文字をすべて読むのは、『ど近眼+老眼』という視力の問題もあり、ちょっと辛いモノがありました。
とりあえず、会場をひと通り見た後で、もう一度戻って絵画と映画を対比しながら鑑賞することにしました。会場内にはソファもあるので、座って鑑賞することも出来ます。

帰り際、絵はがきでも買うつもりで立ち寄った会場内売店で公式ガイドブックを発見して購入しました。

ルノワール+ルノワール展のすべてを楽しむ公式ガイドブック (ぴあMOOK) 












写真や資料が満載のガイドブックを読んで、息子であるジャンの作品で、伝説のキャバレー「ムーラン・ルージュ」の誕生秘話を描いた「フレンチカンカンは、彼が生まれた頃のモンマルトルが舞台であること、ジャンは、ルノワールの名作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットが窓から見える建物で生まれたこともわかりました

(下の写真はモンマルトルとサクレクール寺院

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ぴあMOOKという“このガイドブックを事前に見ていたら、もっと色々楽しめたのに”とちょっと悔しかったのですが、自宅でガイドブックを読みながらゆっくり余韻を楽しみました。
このガイドブックでも紹介されていますが、彼の最晩年のアトリエがあり、終焉の地となった南仏・カーニュ・シュル・メールを2005年の夏に訪ねました。

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(”鷲の巣村”オ・ド・カーニュからの眺め)

カーニュで一家が住んでいた「レ・コレット」は現在美術館になっていますが、私が訪問したときはあいにく臨時の改修工事中とかで見学できませんでした。かわりにルノワールが愛した南仏の風景をみるために、そこからほど近い「オ・ド・カーニュ」という小さな村に行くことにしました。
モナコのグリマルディ家が所有していたお城にある美術館で、ふだんは「レ・コレット」にあるルノワールの作品と対面できました。

丘の上から地中海を見下ろす“鷲の巣村”には、多くの芸術家に愛された中世の村がそのまま残っていました
ルノワールのアトリエを見学できなかったことは残念でしたが、かすかに潮の香りのするそよ風が心地よく、いつまでもカフェのテラスに座っていたいような至福のひとときでした。



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『黄金の監獄』ヴェルサイユ宮殿と『悲劇の王妃』マリー・アントワネット [海外旅行]

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世界各地の「世界遺産」をテレビで紹介する番組が最近目につきますが、元祖ともいうべきTBSの「世界遺産」が、リニューアルして放送時間帯も変更されました。
以前は、日曜日の23:30からという深い時間帯で、淡々としたナレーションも格調高く、落ち着いた大人向けの番組に感じられましたが、18:00からという家族向けの時間帯になったThe世界遺産」は以前にくらべてかなり親しみやすさを意識しているように見えます。

そのリニューアル2回目は、フランスのヴェルサイユ宮殿。17世紀後半、太陽王ルイ14世が建てたヨーロッパ最大級の宮殿と庭園です。
自らの権力を全ヨーロッパに誇示したいというルイ14世の思い入れで莫大な資金がつぎ込まれた宮殿本館にある鏡の間の豪華さが有名ですが、私はフランス革命によって断頭台に送られ、“悲劇の王妃”と呼ばれたマリー・アントワネットの豪奢な暮らしの本拠として興味がありました

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ヴェルサイユ宮殿には、2003年7月、パリからのガイドツアーで見学に行ったのですが、とにかくスケールの大きさと内部の装飾などの豪華さは想像以上。広大なフランス式庭園に作られた噴水の彫刻なども素晴らしい芸術作品でフランスの栄光に圧倒されてしまいました。

しかし、どんなに豪華な宮殿であっても、王妃という役割を演じながら日常生活のすべてを儀式として公開する生活はたしかにマリー・アントワネットにとって『黄金の監獄』だったのかもしれません。
何せ、公私の区別という概念はなく、出産までも公開するなどという常識では考えられない生活だったといいます。

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マリー・アントワネットファンでなくてもちょっと覗いてみたくなるヴェルサイユ宮殿時代の豪奢な調度品を、日本に居ながらにして見る機会が先日ありました。
東京での展示は4月6日で終了してしまった「フランス宮廷の美・ルーブル美術館展」ですが、神戸ではこれから開催されます。

ルーブル美術館の所蔵品である高価な芸術的調度品の数々が来場者のため息を誘っていましたが、私が一番見たかったのは、マリー・アントワネットの旅行用携行品入れです。革命によってヴェルサイユからパリに連れてこられた国王一家が幽閉生活を送った、チュイルリー宮に所有していた物と聞くと、マリー・アントワネットが本当に生きていた証のように感じられました。

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彼女はこのお気に入りのセットを複数作らせて、フランス革命で国外逃亡を企てたときにベルギーに送ったと言われています。

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さて、ヴェルサイユ宮殿ですが、大変広大な敷地なので短い時間では全部をみてまわることは出来ません
午後半日コースだった私も、そんな息苦しい宮殿生活から逃げ出したマリー・アントワネットが好んだ「離宮・トリアノン」や田舎風の「小集落・アモー」の見学は次回に持ち越してしまいました

いつか再びこの地を訪れることがあれば、庭園の散策もですが、1万5千人規模の宮廷関係者によって発展したヴェルサイユという町全体を歩いてみたいのです
でも、その散策をより楽しい物にするためには予習が必要。まずは、池田理代子さんの名作、“ヴェルサイユのばら”を読破するのが先決ですかね。


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「ミスターレッズ」の誇りを受け継ぐ永井の2発で宿敵鹿島を沈めた! [サッカー]

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開幕ダッシュに躓き、2試合でオジェック監督の電撃解任というショック療法が施された浦和レッズが、4月13日のホーム鹿島戦で2-0と勝利をおさめ、宿敵鹿島の連勝を14でストップさせました。
これでJリーグ4連勝となったレッズは、順位も3位まで浮上。

この試合は、浦和レッズにとって“忘れられない悪夢に繋がる2007.11.24日鹿島戦敗戦のショック”から立ち直って、新たな歴史に向かって歩き出す一歩になる試合と位置づける人もいました。
シュート数やコーナーキックなど攻撃のデータでも明らかなように、試合内容は鹿島の方が勝っていたことは認めざるを得ません。それでも勝ちたい気持ちを全面に出してゴールをもぎ取り、鹿島の猛攻を全員でしのいで無失点に押さえた選手たちをほめてあげたい思います。

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しかも、うれしいことに昨日の2ゴールは、私が、4月6日のブログで予言(?)していた通りレッズ生え抜きのFW永井の渾身のゴールでした。

鹿島戦の試合開始前、レッズのゴール裏のサポーターは、この試合にかける意気込みを美しいコレオグラフィ(URAWAというビジュアル)で示し、ピッチに入場する選手たちを鼓舞しました。
先発のFWは高原とエジミウソンの2トップ。このところ好調だった永井は、持病の腰痛が悪化し90分のプレーは無理ということで、ベンチスタートです。

試合は、事前の予想通り序盤から厳しい戦いとなりました。レッズは、ボールを奪取してもなかなかシュートまで持っていけず、苦しい展開。なんとか前半を0-0で折り返しましたが、試合の流れは鹿島優勢でした。
しかし、鳴り物入りで移籍した「日本代表」高原に替わって永井が後半から出場すると、4分後にはオフサイドぎりぎりで裏へ飛び出した闘莉王のパスを受けた永井がDFを振り切って左足で先制のゴール!
真っ赤に染まったスタンドは、鹿島サポの一角を除き、歓喜の雄叫びで揺れました。鹿島もチームカラーがレッズと紛らわしい「赤」なので余計、対抗意識に火が付けられるのかもしれません。

その後も相変わらず、試合の主導権を握る鹿島の猛攻にさらされる苦しい試合展開が続きます。
はらはらどきどきの90分が過ぎ、虎の子の1点をなんとか守りきれそうと確信しはじめた後半ロスタイムに、相手DFの不用意なバックパスを予感して走り出した永井がボールをかっさらい、あわてて飛び出したGKをかわして無人のゴールに落ち着いて蹴りこみ2点目のゴール!

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4月の冷たい雨模様の日曜日、埼玉スタジアムに駆けつけた54,450人の観客の大半はレッズの素晴らしい勝利に酔いしれたのでした。

内容で負けていた試合を勝ちとる時の主役といえば最近はこの永井。いつもながら永井の持つ『大一番の強さ』には驚かされます。
「ミスターレッズ」と言われた福田(現コーチ)が引退するまでつけていた背番号9を永井がつけることになった時、福田ファンだった人たちにはなんとなく納得できない気持ちがありました。
でも、永井の『ここぞの一撃』に助けられることが多くなった今、永井が9番をつけることへの違和感を感じなくなりました。レッズ生え抜きのFWでありながら、毎年のように大物FWが補強され、途中出場も多い環境の中で結果を出し続ける存在になった永井

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「ミスターレッズ」の誇りを受け継ぐ永井の“素敵すぎるゴール”に大きな拍手です。



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リタイア世代こそ足元のおしゃれに気をつかいたい [ファッション]

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満開の桜を堪能したり、春風に誘われての街歩きが楽しい季節になりました。

今年は思いの外寒い冬で、かなりお出かけ好きの私も殆ど自宅に引きこもり状態でした。
その反動でしょうか、暖かくなって桜の開花日が話題になる頃から連日のように、あちこち出歩くようになりました。

私は、車の免許を持っていないので、どこへ行くにも電車やバスに乗って出かけます。
往復の電車の中で座っている時や、駅の階段やエスカレーターを登っている時など、ついつい他人の足元に目がいってしまいます。
足元というのは、自分が思っている以上に他人の目にさらされるのに、出がけは気がせいているため何かと見落としがちな箇所ではないでしょうか。

若い世代の女性で気になるのは、指が窮屈そうな細身の靴やミュールを履いている人、どう見ても靴の中心から曲がっているとしか思えないヒールの靴を平気で履いている人。などなど・・・
靴が合っていないせいでしょうか、せっかくほっそりとしてスタイルが良いはずなのに、足元が不安なのか階段の手すりにつかまったり、お尻を突き出すような変な歩き方の人もいます。
自分の足に合わない靴をはき続けることによって、腰痛になったりO脚がひどくなったりしないのか他人事ながら気になってしまいます。

私は、若い頃から膝が痛くなったり、腰痛持ちでもあるのに、美術館巡りや買い物などで長時間街を歩き回るのが好き。途中で足が痛くなって動けなくなるといけないので、外出するときの靴選びにはかなり気を遣います。最近は、なるべく体の負担が軽くなるように、高いヒールの靴は履きません。
だからといって、楽ちんだからと言う理由で何処に行くにもスニーカーばかりでは、娘から「女を捨てている」などと言われても返す言葉がありません。

イラストレーターでエッセイストの西村玲子さんは、著書の中で「香り高い高級ワインのような女性、私たちはヴィンテージ世代」と宣言しています。そして『年月を経た輝き、ただ、年月を経ただけでなく、魅力を増していく、そういう人だけがヴィンテージ世代と呼ばれる』と書いています。
さて、そんなヴィンテージ世代にふさわしい靴とは?

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TPOによってデザインは色々でしょうが、足元に充分馴染んだ、よく手入れされた、良い靴といったところでしょうか。(『馴染んでいても手入を怠ると、ただの汚い靴』とも書いてありました)
写真のグレーの靴は、ずいぶん昔、フェラガモのバーゲンで購入。ずっと長いこと履いていなかったものを思い出して今年の冬履いてみたら、少し細身ですが足に馴染んでとても良い具合でした。

明るい茶色の靴の方は、ドイツの靴の思想を取り入れたもので中敷きで足に合わせてフィッティングしてくれます。幅が広めなので、ソックスを履いてもきつくありません。

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デザインや機能重視のスニーカーは履きつぶしても、それなりの値段で買ったこういう靴はなるべく大事に長く履き続けたいと思います。

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浦和レッズも開花宣言?次は、リベンジの鹿島戦 [サッカー]

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(2008.3.30 浦和レッズ3-0新潟アルビレックス)

浦和レッズサポにとって、今年の3月は、気分の重い毎日でした。

3月8日のJリーグ開幕から“昨年のアジアチャンピオンらしからぬ”不甲斐ない戦いぶりで2連敗し、オジェック監督の電撃解任というショック療法。さらに、日本代表にもレッズのよくない症状が感染したのか、W杯予選のバーレン戦もまさかの敗戦。

選手から戦う気持ちが感じられず、心もばらばらにみえたチームがゲルト・エンゲルスコーチの監督昇格3試合目、3月30日のホーム新潟戦で3ゴールが決まってようやく今季初勝利

開幕2試合にして監督の『電撃解任』というので話題になりましたが、Jリーグでは、昨年10月20日の千葉戦以来勝てず、ゴールも11月11日の川崎戦でのPK以来なかったのですから、2試合のできが悪かったから解任されたわけではないでしょう。サポーターの不満もですが、選手の気持ちが監督から離れてしまったからというのがフロントの説明。
“リーグ優勝は落としても、ACLで優勝した功績”を理由にオジェック監督を続投させながら、シーズン序盤の監督交代を決断せざるを得なかったフロントのマネジメント責任にもサポーターは言及。
浦和レッズの選手とサポーターが一体となって戦うことの象徴であるWe are REDS”というコールも現在は封印されています。

3月30日の試合をスタジアムで応援していた私は、「この試合でだめだったら、次は、応援なしの試合になるかもしれないから、今日はみんな必死にやっていますね」などと知人と話していました。
この日は、選手たちのファイトする気持ち、ゴールへ向かう姿勢の必死さがこちらにも伝わってきました。開幕の2試合は、”やる気があるのかないのか疑う“ようなプレーも見受けられました。

過去にも、浦和レッズのサポーターは、”スタジアムの弾幕・フラッグの掲出なし、コールの声援もなく静かに見守るだけの応援“という抗議行動をしたことがあります。
7日間に3試合というハードスケジュールの中、鬼門の東海アウエイ2連戦を、逆転勝利で乗り切った浦和レッズの選手たち。相変わらず、試合の入り方が悪いため序盤に失点し、苦しい試合にしてしまう悪癖が抜けませんが、試合中に悪い流れを切り替えることが出来るようになったようです。
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さて、次の13日(日)は、宿敵鹿島をホームに迎えての大事な試合
昨年のリーグ優勝をかっさらわれてしまった屈辱をはらすためにも”絶対に負けられない戦い“です。
ドイツから移籍した高原が依然としてチームにフィットしない状況ですが、私は、静岡戦での同点ゴールを決め(公式記録はオウン・ゴール)、磐田戦でも、同点ゴールの起点になったレッズ生え抜きのFW永井選手の渾身のゴールを期待しています。
昨年も元日の天皇杯決勝で、どうみても負け試合だったゲームをモノにする決勝点など、ここぞという試合での勝負強さを発揮する永井選手は『持っている選手』。
そろそろ鹿島の独走をを止めなきゃ・・・ね。
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(2007.11.24浦和レッズ0-1鹿島アントラーズ)


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『私的世界の車窓からの旅』番外編:江戸城外濠ルート桜紀行(中央線・飯田橋ー四谷) [街あるき]

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桜の季節、通勤・通学途中の電車の窓から見える満開の桜は満員電車の苦痛を和らげる一服の清涼剤のように感じました。

車窓から見える桜で、私の一番のお気に入りは、中央線・飯田橋―四谷間の外濠の桜です。
電車の中からのお花見は一瞬で終わってしまうことが多いのですが、ここは二駅分たっぷりお花見ができるオススメポイント。都心なのに、お濠にはボートが浮かび、釣り堀もあるのんびりした雰囲気も好きです。

東京育ちの私には昔から馴染みのあるルートですが、今回はじめて「飯田橋」から「四谷」まで、線路に沿って続く「外濠公園」を通しで歩いてみました。

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電車の中から見慣れた景色も、いつもと角度が違うので新鮮でした。「飯田橋」駅に一番近い「牛込濠」は、ボートハウスや水上にはりだしたデッキのあるレストランもありデート・スポットになっています。
「外濠公園」は遊歩道が整備され、ベンチもたくさんあるので、シニア同士の花見客が目につきました。

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散策の人に混じって昼間からシートに座って宴会の人もちらほら。法政大学付近は、入学式の新入生勧誘から「新歓コンパ」なのでしょうか、学生さんがたくさんいました。
写真には写っていませんが「新見附濠」の端、市ヶ谷駅ホームの前には昔からの小さな釣り堀がまだ営業中。

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「市ヶ谷濠」はだんだん細くなり、四谷駅のところでは、グラウンドになっています。
柵の中は「四谷見附跡」だったと思うのですが、中に入れず確認できませんでした。

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子供の頃から見慣れていた四谷駅前の「聖イグナチオ教会」は数年前に建て替えられ、モダンなフォルムに生まれ変わってしまいちょっと残念です。
桜並木は上智大学から、ホテルニューオータニ方面まで続いていますが、本日の桜紀行は四谷で終了

桜吹雪がきれいでした、頭上の桜の木を見上げてみれば既に葉桜になりつつある様子。見頃は今日・明日が限界でしょうか。


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千鳥ヶ淵(皇居)の桜と目黒川の桜 [街あるき]

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先週、見事に週末にあわせるかのように、首都圏の桜は満開になり、桜の名所はどこもお花見客で大変な混雑だったようです。上野公園は通勤時のターミナル駅のような混雑だったとか。

私はいつの頃からか桜の開花時期が近づくと落ち着かなくなる日々を過ごすようになりました。
リタイア生活で夜桜見物の宴会には縁がなく、純粋に桜の花を見て楽しむだけなのですが、お濠端など水辺にせりだした桜を見るのが特に楽しみです。

皇居のお濠の桜を、高貴な桜とするならば、庶民の桜の代表のひとつに目黒川の桜があります。以前はどぶ川の様になっていた目黒川が改修工事のおかげで周辺も整備され、散策コースになっています。
満開の時期を逃すまいと、今年は連日のようにお花見にでかけました。

先週末、皇居周辺のお花見スポットの中でもお濠にせり出す桜が素晴らしく、私的には東京の桜の名所の中で一番かなと思われる「千鳥ヶ淵緑道」に行ってきました。
混雑を避けて中途半端な時間に行ったにもかかわらず、「九段下」で地下鉄をおりると、武道館前の「田安門」の桜からずっと黒山の様な人だかりで、緑道に入るには、大行列しなければなりませんでした。
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お濠に面した「緑道」は、一番端を歩けば、人が入らない写真が撮れるので入場制限をしていたのです。あちこちに撮影ポイントがあり、その都度皆の足が止まりがちですが、長時間並んだ甲斐があり、都心のど真ん中に咲き誇るきれいな桜を堪能できました。

ボート乗り場も夕方だというのに行列ができていました。当日は千代田区の「さくらまつり」ということで、緑道のライトアップもやっていましたが、夜桜見物には少し寒い天候でした。ボートからは違うアングルの桜が楽しめるでしょうが、ボートこぎには自信がありません。

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さて、庶民のお花見スポット目黒川沿いコース、こちらは各商店街の会員の名前などが書かれた赤いぼんぼりで、夜はライトアップされデートコース向きとか。
平日でもあり、「池尻大橋」から歩き始めたころは周囲の人もまばらでしたが、山手通りをこえ、「中目黒」駅に近づく頃はかなり沢山の人がお花見をしていました。
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川沿いにところどころあるベンチに腰掛けることも出来ますが、土手のような広い場所はないので歩きながらのお花見です。この日はかなり風が強く体感温度は低かったので、焼き芋の移動屋台は結構繁盛していました。
狭い川にいくつも架かっている小さな橋の上から写真撮影をする人が多いのですが、携帯のカメラで写真を撮る人シニア女性の姿も目立ちました。風や雨に花が散らされることなく今度の週末に予定されている「さくらまつり」まで桜がもつと良いのですが・・・

お花見コースは駒沢通りをこえて目黒駅の方までまだまだ続きますが、夕方近くなり冷え込んできたこともあり、私は中目黒で電車に乗ってしまいました。
でもなんとなくお花見気分が続いて、渋谷のデパートで「焼き鳥」と「卵焼き」を買って帰り、ささやかにビールで乾杯しました。
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実践海外旅行講座『リタイア世代的欧州パック旅行の活用術』 [海外旅行]

②ムダを省いて自分流の贅沢を楽に楽しむには?(その2)

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添乗員が同行し、盛りだくさんの有名観光地を周遊し、ツアー中の全食事つきのヨーロッパ旅行は相変わらずシニア層に人気が高いようです。しかも出発時期によっては格安になるパッケージツアーは、いつでも自由に旅行にいけるリタイア世代には特に魅力と感じるかもしれません。

ふたつの「中欧8日間旅行」の価格について調べてみました。

知人が選んだAツアー「美しき中欧4カ国世界遺産周遊モニターツアー8日間」ツアー料金を2008.4~
9で調べると¥199,8004月出発分)~¥459,8008/108/11出発分)となります。(GWの企画はなし)

私が選んだBツアー「プラハ・ウイーン・ブダペスト8日間」ツアー料金を同じく2008.4~
9で調べると、¥289,0004月上旬出発)~¥469,0004/29出発)となっています。(夏休みピークの8/10出発は¥448,000

4月出発分ではA
ツアーの方が約9万円安いのですが、夏休みのピークである8月10日出発分では逆にBツアーの方が1万円以上安くなっています
つまり、
催行時期によってこの二つのツアーの価格差は逆転することになり、
Aツアーの方が必ず安いというわけではないのです。ツアーを選ぶときには、一番安い時期の価格だけで判断せず、パンフレットやインターネットで十分情報収集することをおすすめします。

ただし、
Aツアーは、全行程食事付きで自由行動は半日のみであるのに対して、Bツアーは、自由行動が終日1回・半日2回ありその時の食事代は個人負担になりますから、本体価格の他にかかる費用はBツアーの方が多くなると思います。
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全行程食事付きで自由行動が殆どないツアーは、「英語がしゃべれないから個人行動は不安」という方や、「何も考えないでついて行けばいいので楽」という方に人気のようですが、慣れない食事や時差・ハードスケジュールの疲れで体調を崩した場合は自由がきかないので困るかもしれません。

私は、そういう『護送船団方式』のツアーよりも、時には自分の知恵と勇気が試されることもある自由行動がたっぷりあるパックツアーが好きですが、英語が堪能というわけではありません。

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今回は、ブダペストでハンガリー式温泉、ウイーンで美術館と動物園のパンダ、プラハでかわいい雑貨などのショッピングを楽しみたいと初めから考えていたので自由行動の時間が特に楽しみでした。また、このエリアはヨーロッパのカフェ文化の伝統があるので、優雅なカフェタイムを満喫したいとも思っていました。
また、宿泊するホテルについてですが、A
ツアーが利用するホテルはいわゆるスタンダードクラスです。
場合によっては近郊都市になったり、中心部から遠くなることもありますが、夕食後のチェックインやホテルで夕食、朝の出発も早ければ、特に気にならないかもしれません。
一方、B
ツアーは原則として、スタンダードよりワンランク上のホテルで、自由行動に便利な街の中心部にあるホテル。部屋にいてもゆったりくつろげる設備などが充実しているホテルが多いようです。
今回もブダペストのホテルにはジャグジーつきのスパがあったので、温泉のハシゴができました。

Aツアーのタイプがよいか、B
ツアーのタイプがよいかは個人の好みですが、同じ旅行日数で沢山の国や観光地を巡るということは、移動の時間が非常に多いということになります。
朝早くから夜まで慌ただしく駆けめぐり、移動のバスの中で睡眠不足を補う日々が続くと体調を崩すことにもなりかねませんし、どこで撮った写真なのか思い出せなくなるかもしれません。
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私が選んだツアーも、バスでウイーンを朝出発し、途中『中世の佇まいをそのままに残す世界遺産の町チェスキー・クルムロフ観光』、夜6時過ぎにプラハに到着、ビアホールで夕食後ホテルにチェックイン」という日は本当に長い1日でした。でも紅葉が始まった10月の「チェスキー・クルムロフ」はとてもきれいでしたし、日本語ガイドつきの城内観光は個人旅行ではまず無理です。

総合的に、私の「プラハ・ウイーン・ブダペスト8日間」ツアーは、とても充実した楽しい旅行で満足度が高かったので、旅行費用も自分にとってリーズナブルであったと思います。

さて、これから旅行に行く知人が選んだ
Aツアー「美しき中欧4カ国世界遺産周遊モニターツアー8日間」が、彼女にとって楽しい思い出になる満足度の高い旅になることを願うばかりです。

<ツアーのポイント>

★憧れのザルツブルクに2連泊
★過ごしやすいこの季節見所たっぷりのハルシュタットとザルツブルク2つの世界遺産観光
★ザルツカンマーグートでの昼食はオペレッタ「白馬亭にて」のモデルとなった湖畔の老舗ホテルにて
★ホーエンザルツブルク城ではクラシックコンサート鑑賞と城内レストランディナー付き



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