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ドイツ代表GK・ノイアー”さん”、W杯優勝&ゴールデングローブ受賞おめでとう! [サッカー]

サッカーW杯ブラジル大会はドイツが1990年のイタリア大会以来24年ぶりに優勝して一カ月以上に及んだ大会が幕を閉じました。

戦後東西に分離されていたドイツが統一ドイツなって初めての優勝をもぎ取る決勝ゴールを決めたのが、ドイツ統一後に生まれた22歳のゲッツェだったというのも印象的です。
現在バイエルン・ミュンヘン所属のゲッツェは、ドルトムントに所属時は日本代表の香川真司とともにドルトムントの優勝に貢献した選手として日本人にもお馴染み?



W杯2014_ノイアー(フランス戦).jpg
(ドイツのGK・ノイアーは、準々決勝対フランス戦でも安定したセービングで、1-0の勝利に貢献)
Photo by 「Number」

今大会はグループリーグからGKの活躍が際立つ大会といわれていたのですが、決勝トーナメントではPK戦までもつれる試合が例年より増加。大活躍した守護神たちの頂点にたちゴールデングローブ賞(最優秀GK)を受賞したのはドイツ代表のノイアー

長身のノイアーは、DFの背後にもう一人DFがいるように感じるほど守備範囲が広、く早い反応で攻撃の起点にもなるなど守り神としてドイツ代表を優勝に導きました。
ブラジル大会の日本代表GKに選出されながら本大会では出場機会に恵まれなかった浦和レッズの西川周作も攻撃的GKとしてノイアーを目標にしたいと絶賛しています。

ノイアー.jpg
(2011.3.12
シャルケvsニュルンベルク戦、試合後のノイアーと内田)

Photo by 内田篤人「僕は自分が見たことしか信じない」


私がノイアーを特別な存在のドイツ選手として意識するようになったきっかけは、この1枚の写真にあらわされた出来事です。

日本代表の内田篤人は2010年南アフリカ大会後、当時ノイアーが所属していたドイツのシャルケ04に移籍しました。ノイアーはシャルケの地元であるゲルゼンキルヘン出身でシャルケ04一筋だったのでチーム内でも兄貴分的存在として、ミーティングでドイツ語が十分でない内田をかばってくれたり、ノイアーがいたからチームになじめたと言っても過言ではないでしょう。

内田はドイツ移籍1年目の2011年3月11日日本を襲った東日本大震災の翌日、ニュルンベルクとの試合に勝ったら、被災者に向けたメッセージを日本語とドイツ語で書いたTシャツを着て試合後のスタジアムを回ることにしていました。

試合に向かうバスの中でシャツを目にしたノイアーが声をかけてきたので、事情を話し、もしチームが負けたら見せられないとも言った内田に、「問題ない。今日も勝つ」と伝えたノイアーは長いキックで決勝点をアシストし、シャルケは2-1で勝利。

しかし、内田が勝って喜んでいるチームメイトの雰囲気を壊さないように隅の方に立っていると、察してくれたノイアーが内田の背中を押してエスコート。おかげで、カメラに近寄ることができ、スタジアムにいるサポーターだけでなく、メディアを通じて「共に生きよう」というメッセージを世界に発信することができたのです。
(このメッセージTシャツの映像は、後日ACのCMとして使われ大量に露出された)


内田の2歳年長(二人とも3月27日生まれで誕生日が同じ)のノイアーに、日本人は、目上の人、尊敬する人に対しては敬意を表して「さん」づけで呼ぶと教えたら、ノイアーはすぐに「ウシさん」と呼んでくれたとか。(ドイツ人は「ウッチー」ではなく「ウシ」と呼ぶ人が多い)

内田にとって大事な存在だったノイアーは、次のシーズンからバイエルンに移籍するのですが、その前に自分が小さい頃から通い詰めた地元のアイスクリーム屋さんに連れて行ってくれたそうで、内田はノイアーにとっても“仲の良い友達”という存在のようです。
今は、ライバルチームの選手になってしまったふたりですが、内田とノイアーの親しい友としての交流は続いているようで、ノイアーに「ノイアーさん!」と声をかけると振り向く可能性が高いとか。

ノイアーさん、W杯優勝&ゴールデングローブ賞受賞おめでとう!



 


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