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カニ好きDNAが、北国の海の恵み・蟹味噌に引き寄せされる [食べること]

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三国温泉自慢の逸品★(2013年)

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札幌名物・スープカレー★(2010年)

毎年、私は新宿のデパートで1月下旬に開催される二つの物産展を楽しみにしています。

ひとつは、デパート物産展のキラーコンテンツ「北海道展」ですが、私にとっては
福井県(越前・わかさ)の物産展も同じくらい魅力的です。

冬の味覚の王者といえばズワイガニ

北陸方面の日本海の蟹漁が解禁されるのは短期間、福井直送の新鮮なカニを東京にいながらにして食べられると同時に自分でも普段忘れがちな
DNAが刺激されるイベントなのです。我が家では正月のおせち料理は質素にし、1月下旬の蟹三昧に備えます。

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★勢子がにをみるとDNAが刺激される!★

私は東京で生まれ育ちましたが、祖父母の出身地である福井には親戚も多く、子どもの頃は福井から届く名産品を口にする機会がたくさんありました。

中でも、クール宅急便がなかった時代、「越前がに」が鉄道小荷物で届いたらその日の内に食べなければいけないというので毎年大騒ぎでした。
芦原温泉に嫁いだ伯母から送られて来るのは当地で「勢子がに」と呼ばれるメスのズワイガニ。近所に住む従兄弟たちも含めて親族一人一杯ずつ支給される「勢子がに」は小ぶりで脚が細く、固い殻から身を取り出すのは根気のいる作業でした。

勢子がに」は、タラバガニと違い甲羅の内側の蟹味噌や内子、外子とよばれる部分が美味しい のですが、テストの前日や宿題がたくさんある時など、食べ盛りの子供たちにとっては晩ご飯のおかずには物足りず、うれしさも半分くらいといったところでした。

そんな思い出がある「勢子がに」ですが、大人になってから、実は東京では入手しにくい貴重な食材であることがわかりました。毎年新宿の物産展で購入できることを知って喜んだのですが、細い足の身をほぐす作業はちょっぴり面倒でした。

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★勢子がにめし★

数年前、「勢子がに」をまるごと使ったお弁当が登場したことで面倒な作業から解放され食べる楽しみだけを追求できるようになりました。


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★せいこ わっぱ寿司★

そして今年、満足度がさらにパワーアップしたお弁当が登場。

「勢子がに」
2杯分くらいがギッシリ詰まっているのでお値段は少し高いのですが、子どもの頃から私のカニ行脚につきあっている辛口評論家の娘も大満足。


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蟹味噌の甲羅焼き★(2012年札幌)★

娘は、私よりもさらに通好みで蟹味噌が大好物。昨年
3月の北海道旅行では、ひときわ濃厚な蟹味噌の甲羅焼きに舌鼓を打ちました。


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★北のうにめし★(八戸の駅弁)

さて、もうひとつの海の恵みであるウニですが、私たちが子どもの頃は、瓶詰めの珍味としてしか見かけることがなく一般的な食材ではなかったと思います。
スシネタとしてウニの軍艦巻きが食べれるようになったのはいつ頃からかわからないのですが、北海道や三陸地方の駅弁でもお馴染みのウニも大好物です。

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★利尻の磯めし★

複数のデパートの「北海道展」に登場するほど人気がある「利尻の磯めし」も素通りできません。


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★かにみそデラックス★

かにみそデラックス」は、ウニの炊き込みご飯の上に、蒸しウニといくらも乗った豪華版。いかにも日本酒が進みそうなお弁当ですが、お酒が強くない私はワインを少々。真冬の荒海の中で身体を張って蟹漁をしてくださる漁師さんに感謝しながら冬の味覚を堪能したのでした。

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