祝!上野のパンダ、24年ぶりに赤ちゃん誕生 [パンダ]
赤ちゃん誕生が期待されていた上野動物園のパンダ・シンシンが、7月5日の昼過ぎ無事出産。
赤ちゃんの性別はまだわかりませんが、母子共に順調な経過とのこと。
シンシンが赤ちゃんを抱き上げて授乳する様子も確認でき、初産ながら母親としてのスイッチが入っているという発表がありました。
★★シンシンが妊娠?発表翌日の上野パンダ舎★★
(2012.6.27撮影)
シンシン 13:10
お気に入りの木組みの台の上でゴロゴロ・・・・
普段からこんな格好でくつろぐのが好きなようですが、
でもやっぱりいつものシンシンとなんか違う!
シンシン 12:00
シンシンは、室内の奥の方でひっそりと食事中。
いつもなら観覧者通路の前で堂々と食べているのに・・・・
シンシン 12:15
もう一度様子を見に来たら、背中を向けて横になっています。
身体がだるいのでしょうか?
一方、その日のリーリーは?
リーリー 12:00
梅雨の晴れ間の屋外でゆったりとお食事中
リーリー 12:00
「アサカラTVカメラガタクサンキテマスガ、
ナニゴトデスカ?」
リーリー 13:10
ボクハオヨビジャナイ?
果報は寝て待て?
リーリーは屋外放飼場の片隅で寝転がるのが大好き。
この日、シンシンは早めに収納され、午後3時過ぎにはリーリーだけの展示でした。
6月30日から早めの産休にはいっていたシンシンは、出産直前まで食事をしていたそうで、上野動物園の土居園長も「えっ、もう産まれたの?」というほどの安産とか。
まだ手のひらに載るくらいに小さな赤ちゃんが無事に大きくなってその可愛い姿が一般公開される日が楽しみです。
(2011.12.21のシンシン)
(2011.12.21のシンシン)
昨年2月、幼なじみのリーリーと共に来日した色白美人の食いしん坊パンダお嬢さんは、東日本大震災を乗り越えて上野の環境になじみ、“グルメが過ぎてダイエットが必要?”などとメディアで話題になったこともありました。
“色気より食い気?”と親を心配させていた娘が電光石火のはやわざ出産して周囲をびっくりさせたような感じでしょうか。
引き出しの奥から、上野動物園で産まれたパンダのトントンのテレカを見つけました。
生後半年ぐらいでしょうか?
赤ちゃんがどんなパンダに育つか楽しみですね。
友パンの上に乗ってご機嫌のシンシンと、左下にいるリーリー
生後4ヶ月頃のお転婆娘・シンシン
おとなしかったリーリーが活動的になり、竹のフェンスによじ登る遊びに熱中
《おまけの写真:パンダの赤ちゃん》
★生後3週間くらい?★
(2006.9成都パンダ繁育基地で撮影)
★生後2ヶ月の双子の赤ちゃんパンダと母・梅梅★
(2007.2白浜アドベンチャーワールドで撮影)
★生後6ヶ月の赤ちゃんパンダと母・良浜★
(2011.2白浜アドベンチャーワールドで撮影)
シンシン、お疲れ様、ありがとう赤ちゃん
パンダの来日2年目にして赤ちゃんパンダが誕生ということで、上野動物園の地元である上野周辺はまるでお祭り騒ぎのようになっていました。
メディアでも連日取り上げられ、気の早い向きは赤ちゃんパンダ人気による経済効果などについても言及するような風潮に何か居心地の悪さを感じてしまうほどでした。
出産当初からかいがいしく自力で赤ちゃんの世話していたシンシンが、連日の育児疲れのため動物園スタッフが手を貸すなどの状況から、再び母親に育児が委ねられる状況に回復したというので一安心し、赤ちゃんに会える日を楽しみにしていたのですが、母パンダの胸で授乳中に誤嚥による肺炎で死亡という悲しい結果になってしまいました。
出産後7日目で初めての我が子を突然失ったシンシンも可哀相ですが、動物園関係者の方々の長年のご苦労が報われない結果になってしまったことが残念でした。
私自身でさえも喪失感が大きく、飼育関係者の方々の無念さを思うとこのブログでご報告することもできませんでした。
そんな中、上野動物園初代のパンダプロジェクトリーダーで、『パンダ課長』として親しまれていた中川志郎さんの訃報に接し言葉がありませんでした。
中川志郎さんの逝去は、生後まもない我が子をひとりぼっちで旅立たせてしまったシンシンがあまりにも不憫で、天国で赤ちゃんパンダの世話をするためだったのではないかと思えるようなタイミングでした。
シンシンは産後の回復が順調で、先週から一般公開も再開されました。
今年の辛い経験を乗り越えて次回は良い結果になりますようにと願っています。
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