ボヘミアの小さな古都、中世から時が止まった『世界遺産の街・チェスキー・クルムロフ』 [海外旅行]
先日、知人の紹介でペン画淡彩画家の方の「旅のスケッチ展」を見てきましたが、ヨーロッパ旅行に行くと、“今、自分が見ているこの風景をスケッチして絵はがきにできたら良いのに・・・・”と思うことがしばしばあります。
★高台にあるチェスキー・クルムロフ城★
★城から見たチェスキー・クルムロフの旧市街★
街は、緑豊かなボヘミアの大地にS字を描いて蛇行するヴルタヴァ川に沿って発展した。
自作のスケッチを絵はがきにしたいと思った風景のひとつが2007年の中欧旅行で、ウイーンからプラハに向かう途中立ち寄った『世界遺産の街・チェスキー・クルムロフ』です。
13世紀にヴルタヴァ川河岸の丘の上に領主の城として築かれたチェスキー・クルムロフ城を中心に発展した街は14~16世紀にかけてのロジュンベルク家の統治時代大いに繁栄しました。
★チェスキー・クルムロフ城の塔★
最初ゴシック様式で建設され、後に一部がルネッサンス様式に改修された。
★聖ヴィート教会の尖塔★
★聖ヴィート教会の聖堂内部★
城の対岸にある旧市街は、後期ゴシック様式で創建された聖ヴィート教会とルネサンス様式の建造物が整然と並ぶ町並みが見事に調和しています。
★ボヘミア風の壁の装飾★
★旧市街の中心・スヴォルノスティ広場★
左右対称の建物が多く、正面や壁の装飾には、ルネッサンス後期から初期バロック様式の特徴が見られる。
★広場にある市庁舎の壁には紋章★
★城へ向かう石畳の道には世界各地からの観光客★
★マリオネットの土産物屋の店頭に座るカッパ★
この街にもカッパ伝説があるでしょうか?
★高台に立つチェスキー・クルムロフ城★
橋をわたって城内見学へ。
★橋のたもとのキリスト像★
★城の対岸の河岸には、眺めの良いレストランが並ぶ★
★チェスキー・クルムロフ城の中庭★
城はたびたび増改築され、5つの中庭と40の建造物がある。
★昔の大砲などの展示★
★チェスキー・クルムロフ城の美しい装飾壁★
この城の壁の装飾は彫刻ではなくだまし絵。
プラハ城に次いでチェコ第二の規模を誇った城は、後にルネッサンス様式に改築され、庭園にはバロック様式の「夏の離宮」が建てられ、貴族たちが舞踏会や野外の円形劇場で演劇を楽しんだそうです。
しかし20世紀になるとドイツによる占領や共産党独裁政権下で城は大きな被害を受け、近代化の波から取り残されていました。
1989年の自由化によって修復が進み1992年にはユネスコの世界文化遺産に指定され、現在は中世の美しい町並みが蘇っています。
城内は一部のみガイドツアーで見学できますが、室内の撮影は禁止。
北国らしく各部屋には大きなストーブがありましたが、馬車の展示や劇場として使われていた部屋もあり往時の栄華がしのばれる古城でした。
私たちが訪ねた10月中旬は、晩秋の気配で風も冷たい日でしたが、中世にタイムスリップしたような街を散策し、ヴルタヴァ川(モルダウ川)の紅葉風景を楽しむこともできました。
★高さを調整した渡り廊下★
チェスキー・クルムロフ城は何度も増改築されているため、建物同士を結ぶ渡り廊下も傾斜している。
《オマケの情報》
◆このチェスキー・クルムロフは、世界文化遺産に指定されていることもあり、日本人に人気の高い観光スポットですが、訪問時この街で日本語を話せるガイドはたった二人だけでした。
ツアーで行った私たちは日本語ガイドで城内を見学しましたが、個人旅行の場合は英語のツアーガイドに参加しないと城内の見学はできません。
◆11月から冬の間は修復作業のため、城内の公開は休止されるそうです。
オーストリア国境に近くプラハからも3時間くらいはかかる遠い場所にあるので、城内が公開されている春から秋の期間の訪問がおすすめです。
世紀末のウイーンの画家エゴン・シーレは母の生まれ故郷でもあったこの街を愛し、多くの風景画を残しているそうですが、シーレの風景画はまだ見ていません。
絵画の鑑賞が大好きな私ですが、画才は持ち合わせていないので、残念ながらこの夢はいつまでも夢のままで終わってしまいそうです。
★高台にあるチェスキー・クルムロフ城★
★城から見たチェスキー・クルムロフの旧市街★
街は、緑豊かなボヘミアの大地にS字を描いて蛇行するヴルタヴァ川に沿って発展した。
自作のスケッチを絵はがきにしたいと思った風景のひとつが2007年の中欧旅行で、ウイーンからプラハに向かう途中立ち寄った『世界遺産の街・チェスキー・クルムロフ』です。
13世紀にヴルタヴァ川河岸の丘の上に領主の城として築かれたチェスキー・クルムロフ城を中心に発展した街は14~16世紀にかけてのロジュンベルク家の統治時代大いに繁栄しました。
★チェスキー・クルムロフ城の塔★
最初ゴシック様式で建設され、後に一部がルネッサンス様式に改修された。
★聖ヴィート教会の尖塔★
★聖ヴィート教会の聖堂内部★
城の対岸にある旧市街は、後期ゴシック様式で創建された聖ヴィート教会とルネサンス様式の建造物が整然と並ぶ町並みが見事に調和しています。
★ボヘミア風の壁の装飾★
★旧市街の中心・スヴォルノスティ広場★
左右対称の建物が多く、正面や壁の装飾には、ルネッサンス後期から初期バロック様式の特徴が見られる。
★広場にある市庁舎の壁には紋章★
★城へ向かう石畳の道には世界各地からの観光客★
★マリオネットの土産物屋の店頭に座るカッパ★
この街にもカッパ伝説があるでしょうか?
★高台に立つチェスキー・クルムロフ城★
橋をわたって城内見学へ。
★橋のたもとのキリスト像★
★城の対岸の河岸には、眺めの良いレストランが並ぶ★
★チェスキー・クルムロフ城の中庭★
城はたびたび増改築され、5つの中庭と40の建造物がある。
★昔の大砲などの展示★
★チェスキー・クルムロフ城の美しい装飾壁★
この城の壁の装飾は彫刻ではなくだまし絵。
プラハ城に次いでチェコ第二の規模を誇った城は、後にルネッサンス様式に改築され、庭園にはバロック様式の「夏の離宮」が建てられ、貴族たちが舞踏会や野外の円形劇場で演劇を楽しんだそうです。
しかし20世紀になるとドイツによる占領や共産党独裁政権下で城は大きな被害を受け、近代化の波から取り残されていました。
1989年の自由化によって修復が進み1992年にはユネスコの世界文化遺産に指定され、現在は中世の美しい町並みが蘇っています。
城内は一部のみガイドツアーで見学できますが、室内の撮影は禁止。
北国らしく各部屋には大きなストーブがありましたが、馬車の展示や劇場として使われていた部屋もあり往時の栄華がしのばれる古城でした。
私たちが訪ねた10月中旬は、晩秋の気配で風も冷たい日でしたが、中世にタイムスリップしたような街を散策し、ヴルタヴァ川(モルダウ川)の紅葉風景を楽しむこともできました。
★高さを調整した渡り廊下★
チェスキー・クルムロフ城は何度も増改築されているため、建物同士を結ぶ渡り廊下も傾斜している。
《オマケの情報》
◆このチェスキー・クルムロフは、世界文化遺産に指定されていることもあり、日本人に人気の高い観光スポットですが、訪問時この街で日本語を話せるガイドはたった二人だけでした。
ツアーで行った私たちは日本語ガイドで城内を見学しましたが、個人旅行の場合は英語のツアーガイドに参加しないと城内の見学はできません。
◆11月から冬の間は修復作業のため、城内の公開は休止されるそうです。
オーストリア国境に近くプラハからも3時間くらいはかかる遠い場所にあるので、城内が公開されている春から秋の期間の訪問がおすすめです。
世紀末のウイーンの画家エゴン・シーレは母の生まれ故郷でもあったこの街を愛し、多くの風景画を残しているそうですが、シーレの風景画はまだ見ていません。
絵画の鑑賞が大好きな私ですが、画才は持ち合わせていないので、残念ながらこの夢はいつまでも夢のままで終わってしまいそうです。
綺麗な景色ですね~~
ましてや、お天気も良かったようで・・・
うぅ~ん、ヨーロッパの景色は、
どれもこれもお伽の国のようです~(#^.^#)
ところで、ボヘミアは壁の装飾に独特な模様があるようですね。
何だかモダンアートの雰囲気もあり、面白いですね!
それにしても、サスガに河童もブロンドで!
「ナルホドね~」と、納得しちゃいましたよ~(~o~)
by collet (2012-03-05 13:26)
チェコはこの町に限らず、プラハなどにもユニークな建築物が色々あるみたいですね。
ここでみた壁は、古いのにモダンアートみたいな不思議なデザインですね。
チェスキーはお城の室内の装飾も面白かったのですが、撮影禁止だったのであきらめました。
金髪のカッパ(?)もですが、東ヨーロッパの国々を旅すると、目当たらしい物を見つける楽しみがありますね。
by ジョージ (2012-03-05 17:20)