古都ドレスデンから新生ドイツの首都ベルリンをめざす・・・・『ミュンヘン発ドイツ周遊鉄道の旅』備忘録その5 [海外旅行]
★ドレスデン城の夜景★
★中央奧は再建されたフラウエン教会の塔★
2008年ドイツの旅で訪れた、ザクセンの古都ドレスデンはエルベ川を中心に広がる美しい街です。
往年の芸術家たちを虜にしてきた「エルベのフィレンツェ」の美術館巡りについては、少し前のブログでもご紹介していますが、ライトアップされた夜景も見逃せません。
★アウグスト強王の像★
ドレスデンを見事な都に築き上げ、美術品コレクションに情熱を傾けた偉大なる君主は、「君主の行列」でもオーラをはなっていますが、エルベ川を挟んだ新市街側には金ぴかの像が立っています。
水上から美しい街並みを堪能できるエルベ川クルーズは、今でも世界最古で最大の遊覧蒸気船が就航しており、船内のガイドはドイツ語のみですが、のんびり観光できるので90分という短いコースでも体験してみる価値があります。
《エルベ川クルーズ》
★11:00:遊覧船上で、ビールをのみながら観光★
★エルベ川沿いには古城やホテル、別荘が建ち並ぶ★
沿岸には葡萄畑も多く、上流には大きな観光ワイナリーもあるそうです。
90分のプチ船旅のあとは、エルベ川を一望できるテラスのレストランで昼食をとり、この旅の最終目的地であるベルリン行きの列車に乗りました。
《ドレスデン中央駅》
旧東ドイツに属していた駅舎は次々に改装されているようで、大きな駅は似たような造りになっている。
駅構内にショッピングセンター、スーパーやフードコートなどがある駅も多く、街の店舗が休業する日曜日も営業しているので旅行者だけでなく街の人の利便性も高い。
★天井の高い大きな屋根★
★駅コンコースのファストフード店★
★理髪店★
★0.5ユーロ投入で鉄道模型で遊べる★
★重厚な古い建物と新しい屋根が複合した駅舎★
★新型車輌のSバーン★
★定刻15:03発、旧型車輌のECの車内★
PC作業中の男性客
★車窓からドレスデンの街並みに別れを告げる★
列車は、車窓からの写真が撮りやすいようにゆっくり走る
★エルベ川を遡るとプラハ市内を流れるブルタヴァ川となる★
特急列車で30分くらい走ると東欧チェコの”百塔の街プラハ”に着く。
★ドレスデンノイシュタット(北)駅★
新市街の近くにある北駅周辺の雰囲気は東欧を感じさせる。
定刻から10分遅れの表示よりもさらに遅れて到着したECは古い機関車タイプの列車だった。
★17:30過ぎベルリン中央駅到着★
車内で配布されたリーフレットによると、朝、ハンガリーのブダペストを出発し、夜遅くハンブルグに到着する国際列車だったらしい。
さて、定刻より約20分遅れで、列車はベルリン中央駅に到着しました。久しぶりに見る大都会の駅という感じがします。ベルリンでは3泊の予定で盛りだくさんのスケジュールを計画しているので、どこへ行くにも交通便利な立地のテルを選びました。
《ベルリン中央駅》
統一ドイツの首都ベルリンの顔として、2006年5月、サッカーのワールド・カップドイツ大会にあわせる形で巨大な新駅が開業。
ベルリンが東西に分割されていた時代に長距離列車発着駅として使われていた二つの駅が、1990年10月の東西ドイツ統一後もそのまま使われていたため、乗り継ぎに不便だったのを解消すべく2006年5月に新駅が開業したものです。
地上3階・地下2階を使って、東西方向と南北方向の路線が交差する巨大駅には、地下鉄も乗り入れています。当初2003年の開業予定が大幅に遅れて、サッカーW杯ドイツ大会にようやく間に合ったそうですが、それまで、ベルリン観光の拠点は西側の繁華街だったクーダム近くのベルリン・ツォー(動物園)駅でした。
ベルリン滞在中には、美術館・博物館めぐりやサッカーブンデスリーガ観戦の他に、東西分断の歴史を肌で感じる体験も色々しました。(ベルリンの壁跡ツアーについては、こちらをご覧下さい。)
足かけ10日間という駆け足旅行でしたが、大人の修学旅行としてドイツを巡る旅は非常に意義のある旅だと思います。この旅を通して、黒パンなどドイツパンのおいしさにめざめた私は、東京でおいしいドイツパンを探すのも楽しみになりました。(ドイツグルメ紀行は、こちらをご覧下さい)
コメント 0