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宝塚花組・蘭寿とむ主演の「ファントム」を観て元気をもらいました [お気に入り]

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残暑の厳しい午後、日比谷の東京宝塚劇場で宝塚花組公演「ファントム」を観てきました

蘭寿とむの花組トップお披露目公演というので、平日にもかかわらず劇場内は様々な年齢層の女性たちで大賑わいでした。

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2009年9月宙組特別公演「逆転裁判2」:
ゲームのミュージカル化に挑戦した公演では、
時にはコミカルな熱血弁護士役がゲームファンにも好評。

1996
年の初舞台から15年でトップスターとなった蘭寿とむは、花組で10年間、宙組で5年間の研鑽を積んで花組に戻ってきたわけですが、普段宝塚とは縁遠い私なのに彼女の舞台だけはこれまでに2回観ています。
DSの人気ゲームの「逆転裁判」をミュージカル化するというので2009年のバウホール公演に出かけたのですが、私のお気に入りのキャラクターをかっこよく演じてとても素敵でした。宝塚通の知人の贔屓ということもあり早くトップスターになれるといいなと思っていました。

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「ファントム」舞台写真より

さて、今回の演目「ファントム」は、フランスの作家ガストン・ルルーの怪奇小説が原作にしたミュージカル。
パリ・オペラ座の地下には「ファントム」と呼ばれる人物が潜んでおり、彼に近づいた者は不慮の死を遂げる。ある日、天使のような美しい歌声をもつクリスティーヌと出会ったファントムは、・・・・”というストーリーですが、私がニューヨークで観たのはアンドリュー・ロイド・ウエバー版の「オペラ座の怪人」でした。宝塚のミュージカルは、私的にはなじみのない
アーサー・コピット&モーリー・イェストンによる舞台版。昨年秋、俳優の大澤たかおがミュージカルに初挑戦したのもこちらですが、ストーリー展開も楽曲も両者は異なるようです。

蘭寿とむが演じるのは、顔の半分近くをマスクで覆い悲しみをにじませたミステリアスな佇まいの「ファントム」。衣装係の娘としてオペラ座にきた天性の美声の持ち主クリスティーヌとのロマンチックで切ないラブストーリーが中心になってはいますが、怪人の心の葛藤や前支配人との深い絆が描かれており、なかなか見応えのある舞台はフィナーレも感動ものでした。

宝塚音楽学校入学から卒業するまで一度も首席を譲らなかったという蘭寿とむの堂々とした演技と素晴らしい歌唱力を十分堪能できましたが、美しい顔がマスクで隠されていたのはちょっぴり残念でしたが、その分というわけではないでしょうが、ゴージャスな衣装早替わりではダンスもたっぷり披露。

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2008年、宙組時代のポストカード

大きな羽根飾りを背負って舞台の大階段を単独で降りてくる蘭寿とむの晴れ姿に満場の客席から温かい拍手がわき起こり、何度も深々とお辞儀をする蘭寿とむの姿が印象的でした。
長年贔屓にしてきた男役スターの退団で、“もう宝塚は卒業”と思っていた知人も、“蘭寿とむの舞台を観ることが私の元気の素”と言っていました。
映画を観るのも楽しいですが、たまには生の舞台を奮発するのもいいなと思ったひとときでした。
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