『ドーハの歓喜』・・・ザックJAPAN、アジア制覇で結果オーライ? [サッカー]
★アジア杯を掲げる、日本代表キャプテン・長谷部誠★
(Photo by サッカーマガジン)
”持っている”男は斎藤佑樹だけじゃない。
”長谷部のいくところに優勝カップあり”
<浦和レッズ時代(2002ー2007)>
2003年:ナビスコ杯(初)優勝
2004年:Jリーグセカンドステージ(初)優勝
2006年:(1月)天皇杯優勝
(12月)Jリーグ(初)優勝
2007年:(1月)天皇杯連覇
(11月)ACL(初)優勝
<ヴォルフスブルク(2008~)>
2009年:(08-09季)ブンデスリーグ優勝
<日本代表>
2011年:アジア杯優勝
(Photo by サッカーダイジェスト)
日本のサッカーファンにとってこの18年間、カタール・ドーハといえば“悲劇”という言葉が連想される土地でした。某テレビ局はこの状態を“魚の骨が長年のどにひっかかったような”と表現。
しかし、今回のアジア杯で日本代表が、2大会ぶり4回目の優勝を成し遂げたことでこのイヤな連想を断ち切り、『ドーハの歓喜』という言葉に書き換えることができました。
(Photo by サッカーマガジン)
★Zacは本田圭佑のハートもわしづかみ?★
(Photo by サッカーマガジン)
(上)
★ブルドーザーのように泥臭くゴールに迫る岡崎慎司★
アジア大会後、独・シュトゥットガルトに移籍
(下)
★キーマンとして好機の起点となる遠藤保仁★
31歳・遠藤の代役となる存在はいつ出現するのか?
(Photo by サッカーダイジェスト)
(Photo by テレビ朝日)
★日本代表のベンチ★
途中離脱した選手たちもユニホームに魂を。
”悩めるエース”香川真司の復活と思った矢先の骨折は残念・・・
(Photo by テレビ朝日)
★途中出場でヒーローになった李忠成(左)★
西川周作(右)もGK川島退場の急場を冷静に対応。
”ヒーローになれたけれど、サッカーがうまくなったわけじゃない”李は、3日間のオフ後、FWの先発争いが待っている広島の合宿に合流。
(Photo by サッカーマガジン)
★フェイントでオーストラリアDFを欺いた、李忠成★
あまりにも美しすぎるボレーシュートは、今大会のベストゴール?
オーストラリア代表は、W杯メンバー中心に堅固な守備を誇っており、「たった一つのミス」とオーストラリア代表オジェック監督は唇を噛んだ。
(Photo by テレビ朝日)
日本代表にとって中東で開催されることだけでも完全アウエイ状態だが、Jリーグや天皇杯の日程とのかねあいで選手のコンディション調整が非常に厳しい状況で臨んだアジア杯。大会中も次々と襲ってくる幾多の試練を乗り越えて獲得したアジアチャンピオンは、次の大会のシード権獲得(予選免除)だけでなく、2014年W杯ブラジル大会の前年に開催されるコンフェデ杯出場が約束される価値あるものでした。
★元浦和の後輩・細貝(左)に指示を出す長谷部(右)★
★脅威の走力でサイドを切り裂く長友祐都★
ワールドクラスのSBという評価を得た長友は、大会終了後、セリエAの強豪・インテルに電撃移籍。
東福岡高校時代は無名の選手で、明大サッカー部でも下積みが長かった。
明大監督から”同じ過ちを2度しない知性”を買われてSBに転向後、五輪代表→FC東京→セリエAと出世街道まっしぐら・・・
(Photo by テレビ朝日)
短い準備期間で結果を出したザッケローニ監督と選手、チーム関係者には心からのお祝いと感謝です。
★アジア杯優勝をザッケローニの母国・イタリアの新聞も大きく取り上げた★
日本代表監督として当面の契約期間は2年。ブラジルW杯予選突破を目標に掲げる監督の好成績は、監督自身の引き抜きにも繋がる
★良くも悪くも目立った吉田麻也★
闘莉王の良いところだけをマネして成長して欲しい・・・
★アジア対策は”レフェリング対策”につきる?★
不用意なファウルはまさかの一発退場に・・・
PKをとられたら、後でPKをもらえるのがお約束?
(Photo by テレビ朝日)
波瀾万丈の大会を幸運にも助けられて勝ち抜き、アジア杯王者となったザックJAPANはFIFAランキングが17位に急上昇。
結果オーライのアジア杯でしたが、韓国やオーストラリアより日本が強いとはいいきれないし、アジアは以前よりもレベルが高くなっています。ザッケローニの采配についても、若手の登用や、守備面、特にカウンター対策の強化が課題でしょう。今回はレフェリングの問題があるにせよ、11人で90分間で勝ちきる試合が少なすぎました。
”攻撃サッカー”を標榜しながら、韓国戦の終盤に5バックにしても守りきれず失点したことで非難されていますが、イタリア人と日本人では守備意識のレベルが異なることは監督も身をもって理解したはず。
今年も日本から海外移籍する選手が増え、代表選手を招集しての合宿・強化試合を日本でなく欧州でということも今後はありそうです。FIFA理事がいなくなる日本サッカー協会ですが、強豪国とのマッチメイクに頑張ってもらうしかありません。
今年も浦和の細貝萌や清水の岡崎慎司が独に移籍しましたが、”移籍金ゼロ”で若手選手を獲得しやすいJリーグが独リーグの”草刈り場”化している現状は、チームの収益低下につながる問題でもあります。
まもなく開幕するJリーグですが、代表選手の活躍をリーグ戦の活況につなげて欲しいもの。
”世間の注目を集めるのは日本代表だけ”などと揶揄されないように、Jリーグ各チームには一層の努力をお願いします。
★本田から指示される細貝★
萌ちゃん、新天地での活躍を祈っていますよ!
昨夜もアジア杯の特集番組を見ましたが、
アジアのレベルは以前に比べウンと高くなりましたよね。
ですから決して、日本が突出して強いのではなく、
今回の優勝は運もあったように思います。
それと昨夜も思いましたがDFの育成は急務ですね!
優勝したんだから安心して観てればいいのに、
何とも不安で~~(>_<)
by collet (2011-02-06 15:46)
NHKのアジア杯総集編、他国の試合とか、初めて見る映像も多くて楽しめました。
生中継のときは、超ポジティブ解説(?)のテレビ朝日を見ていたのですが、NHKの実況も結構ハイテンションでしたね。
今野のようにいくら頑張っても最大の弱点は上背が足りないことというDFは限界がありますし、吉田麻也は背の高さは十分ですが、危機察知能力に不安が・・・
日本代表ですがJリーグではウイークポイントを外人で補強するため、MFの人材は豊富なのに、DFやFWはなかなかワールドクラスの人材が育たないのでしょうね。
by ジョージ (2011-02-06 16:13)