”カタロニア人の誇りを胸に”・・・近頃気になる人物『ホセ・カレーラス』 [私的音楽紀行]
(世界三大テノールのひとり『ホセ・カレーラス』
Photo by CDジャケット)
先日、三大テノールのひとりであるホセ・カレーラスのインタビュー番組をみました。
インタビュアーは歌手の谷村新司だったのですが、二人がほぼ同世代の同業者であるということもあってホセもリラックスしたのか、彼の飾らない人柄や生き方・人生観などがよくわかり、若い頃の秘蔵映像も満載で見応えのある音楽番組でした。
テノール歌手として全盛時の40歳のときに急性白血病を患いながら奇跡の復活を遂げたホセ・カレーラスは、自分と同世代ということもあり以前から気になるアーチストだったのでCDも持っています。
番組中にも映像が出てきた『三大テノール世紀の競演』のCDを改めて聴き直すと、三者三様の持ち味がよくわかるように思います。
三大テノールのひとりルチアーノ・パパヴァロッティは既に亡くなり、3人の中では最年少のホセもオペラの舞台からは退いたようですが、年間10ヶ月は各地で演奏活動を行っているとか。
(バルセロナのシンボル『新大陸を指さす・コロンブスの塔』)
(バルセロナ出身ガウディの代表作:サグラダ・ファミリア)
(サグラダ・ファミリアのイメージに繋がった?
カタロニアの聖地モンセラット)
スペイン・バルセロナで生まれ育ったホセ・カレーラスは世界的テノール歌手として成功した今も故郷バルセロナに住み続けて居ます。
今回のインタビューでは、バルセロナという街をこよなく愛し、街だけでなくカタロニアにも愛着があるというホセの『カタロニア人というアイデンティティ』に対する熱い思いが率直に語られました。
(ガウディの「カサ・ミラ」)
(バルセロナ・ピカソ美術館の「ラスメニーナス)
(地中海のシーフード)
(Photo by NHKテレビ)
(FCバルセロナはカタロニア人の誇り)
“スペイン人であることを誇りに思うけれども自分のルーツはカタロニアであり、母国語はカタロニア語”とホセは言い、小さい頃母がよく唄ってくれたというカタロニアの子守歌を懐かしそうに唄ってくれました。
★ガウディのライバルだったドメネクが建築したカタロニア音楽堂★
ホセもこの音楽堂で素晴らしい歌声を響かせたのでしょうか。
ドメネクもカタロニア出身で、バルセロナ市内にたくさんのモデルニスモ建築物を遺しています。
(Photo by NHKテレビ)
バルセロナを中心とするカタロニア地方の人々は、スペインの他の地域の人々とは違う文化、伝統、意識を持っており、カタロニア人の気質は勤勉・質素であるといわれ一般的なスペイン人のイメージとかけ離れているといいます。サッカーを通しても感じていたことですが、昨年出かけた2度目のスペイン旅行でも実感しました。
スペインのサッカーは国内リーグもクラブチームも世界一なのに、代表となると予選は無敵艦隊でも本大会は万年優勝候補に甘んじていました。ようやく欧州王者(2008年EURO優勝)についで、世界王者(2010年W杯優勝)になれたのは、バルセロナを中心とする勢力と他の地域がバラバラでなくなったからといわれています。昨年のスペイン代表のメンバー構成やサッカースタイルを見ると、FCバルセロナが主力選手を多数輩出しているだけでなく戦術的にも代表チームの柱になりっていることがよく分かります。黄金期のFCバルセロナがスペイン代表を支配しているというわけです。
バルセロナのガイドさんによると、カタロニア人のアイデンティティを強める政策のひとつとしてカタロニア語による義務教育を行う学校が最近増えているそうですが、行き過ぎたことによる弊害もあるようです。バルセロナに住む在留邦人など外国人の家庭で子どもはカタロニア語による教育を受けても、親はスペイン語しか話せないため困っているという話もあるとか。
ところで今回のテレビ番組で、ホセ・カレーラスは英語によるインタビューでしたが、あえてスペイン語を避けたのでしょうか?
美空ひばりの歌ですが、作詞は秋元康。
- アーティスト: ワシリー=セデオイ,パイ,マイネ,リ・ジョウホ,サルハコス,バーギー,コロノヴィツ(クリスチャン),ベイトマン(ポール),キャメロン(ジョン),ウィーン交響楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: CD
★★信州・原村のリングリンク・ホールでお馴染みのチェリスト・藤村俊介さんは、スペインにちなんだアルバムを出しています。
スペイン各地をモチーフにした曲をギターと共演したこのアルバムを聴いていると、またいつかスペインに旅したい気持ちが強くなります。
このアルバムには、カタロニア出身のガスパル・カサドの曲や同じくカタロニア出身の巨匠・パブロ・カザルスが、生前アンコールで演奏していた故郷カタロニアの民謡「鳥の歌」などが収録されています。
わたしは海外サッカーを見るようになり、
初めて、同じスペイン人の中でも、
カタロニア人は特別だということを知りました。
そして昔から、ある種の確執があり、
スペイン代表の弱さもそこにあるということも・・・
今のスペインサッカーは、
バルサ中心で上手くいってるようですが、
さて、このまま上手くいくのかどうか?(-"-)
by collet (2011-01-28 17:12)
スペインサッカーは代表も国内リーグも最強ですが、スペインは経済危機問題もありこの先もうまくいくのか?となると心配要素もありますね。
国内リーグはバルサとレアルの2強が飛び抜けて強く、他のチームは優勝争いにからむことすらできません。
上位チームとしてUEFA・CL出場権を狙うことだけが実際の目標という状況に不満を持つクラブも多いとか。
カタロニア人は特別な存在ですが、北スペインのバスク地方も独立心が強いと聞きます。
いずれにしてもスペイン情勢から目が離せません。
by ジョージ (2011-02-05 15:20)
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