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情熱の国スペインの熱い魂・・・”足音を自由に操りリズムを刻むフラメンコ”鑑賞ツアー [海外旅行]

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9月のスペイン旅行、グラナダで 哀愁のアルハンブラ宮殿”を見学してイスラム建築最高峰の美を堪能した夜は、スペインを語るのに欠かせない芸術、「フラメンコショー」鑑賞ツアーです。

フラメンコは、イスラム勢力に占領されていた15世紀、遠くインド北部からアンダルシア地方に移住したヒターノ(ジプシー)たちの伝統的な踊りと土地の民謡、ユダヤ人の歌が融合して生まれたのが始まりとされています。

ヒターノ(ジプシー)たちの長く迫害された歴史と熱い魂の叫びが込められたフラメンコも、洗練された舞台芸術に進化した現在は国立の芸術大学などでフラメンコを中心に様々なダンスを勉強した踊り手も多くなっているそうです。
ショーやナイトライフが充実したマドリードの方がダンサーのレベルは高いのかもしれませんが、私は、いわゆるジプシーのファミリーが伝承芸能として演じるステージを彼らが生活拠点としてきたアルバイシン地区にある洞窟タブラオで鑑賞したいと思っていました。

タブラオのフラメンコショーは1回目はたいてい観光客向けのわかりやすい構成で、夜が深まるほどうまい踊り手が登場するといいますが、ツアー旅行者でフラメンコ通でもないのでほどほどの踊りをみることができればよしとしましょう。


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★午後9時前、ようやく空が暗くなる9月のグラナダ★

ホテルでの夕食後、タブラオの送迎バスで
アルバイシン地区にあるタブラオ「ロス・タラントス」へ。

このタブラオは日本人観光客も多い名物タブラオとかで、送迎バスを利用したら
23時過ぎからのフラメンコショーの前に夜のアルバイシン地区お散歩ツアーに連れて行かれたというネット情報も。

アルバイシン地区の路は狭くて入り組んでいるのでグラナダでは路線バスも写真左下の送迎バスのようなミニバス。

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★アルハンブラ宮殿と向かい合うアルバイシン地区

最も危険な世界遺産として知られていたが、現在は観光客も多く訪れる。
(前回のグラナダ訪問時は、ホテルからタクシー利用で写真中央の
サン・ニコラス教会の展望台まで行き、アルハンブラの夜景を鑑賞)

右手に見えるサクロモンテの丘はロマ(ジプシー)が暮らす地区で、洞窟タブラオが集まり夜は観光客で賑わう。


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★洞窟を利用したタブラオ「ロス・タラントス」店内★

左右に椅子が並ぶ細長い部屋が二つあり、私たちは奥の部屋へ。

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★突き当たりの壇上にある客席★

全体の動きが良く見渡せる特等席とか。
9時半過ぎから客が集まりだし、スタッフがドリンクの注文をとりに来たのでフルーティなサングリアを注文。
(テーブル席は食事もできる)

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★ギター演奏が始まりようやくショーがスタート★
21:40) 

一番手ソロの女性バイラオーラはまだ修行中か。
師匠(?)がフラメンコステージの大事な構成要素である手拍子を
しながら鋭い視線で見守る中で若干緊張しながら踊る。

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★二番手ソロバイラオーラはゴッドマザー(?)が登場★
(21:55)

ベテランの円熟した模範演技を披露。
彼女は、観光客をタブラオまで案内する役目も担っているらしい

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★三番手ソロは綾小路きみまろ風の赤い衣装のバイラオール
22:02)

登場したときは一瞬芸人さんかと思ったが、上半身の胴体は微動だにせず、細かなステップを普通に踊っていた。

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★男女ペアで踊る“パレハ”
22:17)

テーマは男性から女性への愛のメッセージ?

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★謎の芸風のグラマラス美女。
マツコ・デラックス?それともミッツ・マングローブ
22:25)

艶やかな真っ赤なドレスで登場。中高年日本人には懐かしい「ベサメ・ムーチョ」を情緒たっぷりに歌い上げたあと、貫禄十分にゆったりとしたステップを披露。

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★ペアで踊ったバイラオーラがソロで登場★
22:30)

切なげに苦しそうな表情で踊る。フラメンコの靴は踏みならす部分で音が微妙に異なる。小さなタブラオは、ステージが近いので足技のウォッチがしやすい。
靴のつま先とかかとには釘が何本も打ち込まれているので、踏みならす足音はよく響く。

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★最後は、ペアのバイラオールがソロで登場★
22:45)

背が高く“どや顔”の彼は、観客に視線を投げたり
余裕のステージ。

クライマックスの激しく足を打ち鳴らす“エスコビージャ”
なかなかの迫力。

(※フラッシュ撮影禁止の店も多いが、今回は他の客が使用していたので途中からフラッシュ使用)



フラメンコは踊りが主役と思いがちですが、フラメンコの醍醐味は、カンテ(歌)やギターが奏でる音と踊り手が発するサパテアード(ステップ)の音の融合だといいます。
そして、手拍子とともに打ち鳴らされるカスタネットも私たちが子どもの頃お遊戯などで使ったカスタネットとは全く別モノ。12年前にセビーリャのお店でみたカスタネットは安くても1万円以上でした。

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★「ロス・タラントス」の入口★

23
時前にショーが終了。店の前は次回入場待ちのお客さん。


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ライトアップされた“アルハンブラ宮殿”

タブラオから徒歩で“アルハンブラ宮殿の夜景”鑑賞スポットまで移動。
デジカメの夜景モードで撮影)

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★“アルバイシン地区夜のお散歩”ツアー★


束の間の夜の散歩を楽しんでから再び送迎バスでホテルに戻りました。
今回のタブラオでは観客の手が届きそうな距離で踊るので、踊り手の細かな動きもしっかりみることができました。
特にサパテアード(ステップ)のテクニック、足音と音楽・手拍子の音の融合を間近で感じることができたことがよかったです。


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★群舞はどこか盆踊りに似ている?★

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★セビーリャの劇場のクアドロ(額縁)
19989月撮影)


◆前回のスペイン旅行では、セビーリャの大きな劇場でフラメンコを鑑賞。
カンテから始まる伝統的なステージ構成で出演者も多人数。若手は群舞で早い時間に登場し、真打ちは、男女ともかなり貫禄体型のバイラオール(ラ)。


日本ではとかく若さが評価の基準になりがちですが、喜怒哀楽の表現やステップに音の融合が求められるフラメンコでは若い美女だけでなくベテランの円熟した踊りも評価されます。

膝に問題がある私には到底無理ですが、最近フラメンコを習い始めるシニア女性も多いと聞きました。


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