阿蘇山への旅 その2・・・・・・・雄大な阿蘇の山々からの恵みの水 [街あるき]
(「白川水源」:
湧水池の各所から水が湧きあがっているのが見えました)
(白川水源は、南阿蘇村にあります)
雄大な阿蘇の山々に降った雪や雨が長い歳月をかけて清らかな水になる・・・・・・
おいしい水に恵まれた熊本の中でも、一級河川「白川」の源である「白川水源」の湧水量は毎分60トン。
(”神の水”は、浜の真砂のように尽きることがない?)
入場時に環境保全のための協力金100円が必要ですが、ペットボトルやポリタンクに“神の水”を持ち帰ることができます。「日本の名水百選」に選ばれた湧水池の水を私もひしゃくで汲んで味見しましたが、くせがなく口当たりのよい程よく冷たい水でした。
(白川エリアの水源巡りウォーキングは2時間コース)
(田園地帯に出現する観光名所「通潤橋」:
右手の森の手前に見える水道橋)
(五老ケ滝川に架かる「通潤橋」:
長さ75.6メートル、高さは20.2メートル、
アーチの半径は27.2メートル)
九州の真ん中、熊本県山都町にある「通潤橋」は、江戸時代、水の便が悪く水不足に苦しんでいた白糸台地の農民を救うために建設された水道橋。
嘉永7年に時の惣庄屋、布田保之助が“肥後の石工”たちの持つ技術を用いて建設した日本最大級の石造りアーチ水道橋は今でも周辺の田畑を潤しています。
(「通潤橋」の上部からの眺望:棚田がみえます)
通水管に詰まった堆積物を取り除くために行われていた放水が今では観光放水として人気があり、私たちも正午の放水時間に合わせて見学に行きました。
「通潤橋」は、逆サイフォンの原理で橋まで落とした水を水圧で押し上げるから、栓を抜けば水が噴き出し、その先の高台(白糸台地)にも水を送ることができるのです。
(木製の太い栓を外すと水が勢いよく放水される)
観光放水は、土・日・祝日の正午から行われますが、間近でみた放水の瞬間は大迫力でした。灌漑用の橋であるため田植期には放水は実施されませんが、予約制の有料放水もあるようです。
(橋へ上がる通路から見た放水)
(左右の栓が外される観光放水は15分間)
橋の上から放水が始まる瞬間を見た後、下まで降りて見学しましたが、同行者が一人、田圃のぬかるみにはまって足首まで泥だらけになってしまいました。
見学場所の周辺には棚田もあるので足下には十分な注意が必要です。
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