伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」、今年はさらにパワーアップ? [食べること]
(伊勢丹のチラシより)
今年もバレンタインデーを前に、新宿・伊勢丹で開催されている~パリ発、チョコレートの祭典~『サロン・デュ・ショコラ』の会場に行って来ました。
今年のテーマは、「オペラ」:
すべてチョコレートで作られた”食べられるアート”に魅了されます。
(ダロワイヨは、オーケストラの舞台をイメージした大作)
(ダロワイヨ)
昨年初体験した“食べられるアート”に感動した私は、今回は販売商品が豊富な初日の昼下がりに行ったのですが、女性たちの熱いまなざしでチョコレートが今にも溶け出しそうに感じたほどの熱気があふれる会場でした。有楽町西武が今年末に閉店するというニュースにも驚かないほど未曽有の『百貨店不況』さなかの平日とは思えない人出です。
日本では8回目となる今回は、“M.O.F(フランス国家最高職人)ショコラティエ&パティシエ、日本初登場のラグジュアリーなメゾン、門外不出の老舗、注目の新進ショコラティエなど過去最高の70ブランドが集結”というふれこみ。
さらに、ショコラティエ、パティシエ約40名が来場ということで、イケメンのショコラティエに群がる女性たち(?)を取材しようとテレビクルーも来ていて大変な賑わいぶりでした。
(「セレクション・スペシャル」)
会場についてすぐ、娘からリクエストされた、“フランス・ショコラ界の重鎮たちの味わい”をひと箱に凝縮した「セレクション・スペシャル」を購入しました。
今最も注目されているファブリス・ジロット氏をはじめ厳選した10ブランドから1個ずつ詰め合わせているのではずれがなく毎年人気の商品です。
(マルク・ドゥバイヨルは、バロック風の美しいパッケージ)
(日本にお店があるル・ポミエ
「ラネ・デュ・ティーグレ」:
トラの中にはペアのハートチョコ入り)
実際に商品として売られているショコラはかなりお値段がはるし、食べてみたい誘惑に克てなくなってしまうので、会場に展示されているショコラのオブジェを色々見て回ることにしました。
(クリスチャン・カンプリニ氏:
店舗を持たずニース近郊の小さな村のアトリエで製作するM.O.F)
(ピエール・エルメ氏:
マカロンが有名ですが「スイーツ界のピカソ」と言われるとか)
(フィリップ・ベル氏「能・オペラ」)
(ジェフ・オーバーバイス氏:
ルクセンブルク大公御用達ブランド)
(ステファン・トレアン氏:
日米で仕事をするフランスのM.O.Fパティシエ)
(ナオミ・ミズノ氏:
京都のショコラティエ)
伊勢丹にも出店している『カリスマ』たちは独自のテーマで展示
「ハート」
(ジャン=ポール・エヴァン氏)
(2009.1撮影したエヴァン氏)
会場内にもカフェが設けられた、パリの巨匠ジャンポール・エヴァン氏はハート、コンフィチュールの妖精、アルザスのクリスティーヌ・フェルベール氏(メゾン・フェルベール)は昨年同様、ビジュー(宝石)がテーマのようでした。
「ビジュー」
(クリスティーヌ・フェルベール氏)
(会場でのクリスティーヌ・フェルベールさん:
昨年は私もツーショット写真をお願いしてしまいました)
(ファブリス・ジロット氏:
プロたちから「次にどんな作品をだすのか?」最も注目されているM.O.F)
私がいた時、一番人気だったのは、“今最も注目されているM.O.F”ファブリス・ジロット氏のブースでした。女性たちがサインや写真撮影を求めて並んでいただけでなく、商品購入にも長蛇の列ができていました。
本当は、日本限定の華麗なセレクション「オペラ」というDVD付きのショコラボックスにとても惹かれたのですが、5000円超という値段で断念。昨年“食べるのがもったいないほど可愛らしい”メゾン・フェルベールの砂糖細工のスミレを購入した私ですが、結局口にすることがないまま・・・
(ル・ポミエ「バーガー・ラブ」:
マカロンにラズベリーとチョコレートクリームが挟んであります)
(ル・ポミエ「エクレール・ティーゲル」)
ショコラだから、味わってこそ・・・ということで、ハンバーガーのように仕上げた可愛いマカロンと、干支のトラをモチーフにしたエクレアを買って帰ることにしました。
夕食後、娘と一緒に至福のデザートタイムを過ごしましたが、映画「ショコラ」にも描かれているように、やっぱりチョコレートは幸せな気分になれる食べ物です。
パリから始まったチョコレートの祭典は、ニューヨーク、東京についで、北京、モスクワ、上海と開催都市を増やしています。今年も日本では、東京のあと、京都、名古屋、福岡、札幌、仙台の各都市で開催予定。ショコラへの熱い情熱で“百貨店不況の風”も吹っ飛んでしまうとよいのですが。
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