ステージも客席もアラカン世代が主役 ”Never give up・・・” [生き方]
加藤登紀子さんをメインアーティストに迎えて9月13日に開催した「八ヶ岳農場音楽祭」から早2ヶ月以上、信州・原村はもうすっかり冬支度でしょうか。
(最後はステージの登紀子さんとお客様が一緒になって
”Never give up・・・“の大合唱)
あの日夏の終わりの高原に長野県や首都圏などから集まってくださった約1800人のお客様には、ふだんライブに行く機会が少ないと思われるアラカン世代の方もたくさんいらっしゃいました。生で聴く加藤登紀子さんの歌の素晴らしさ、アーティストと会場のお客様が交流しながら時間や空間を共有する楽しさに感動し、皆さんとても満足した表情でお帰りになりました。
日頃は、娘と一緒にJ-POP系などのライブに行くことが多い私ですが、登紀子さんの新曲「1968」の歌詞を聴き、同じ時代に青春していた世代ならではの共通体験が思い出されて懐かしくなりました。
(バンドのキャリアが長く歌唱力抜群のシェーン・O氏、
本職は広告クリエイター)
さて、先週末銀座のライブハウスで開かれた、ステージも客席もアラカン世代が主役という『CLUB21』恒例のパーティに1年半ぶりに参加してきました。
『CLUB21』は、昭和21年生まれの某大学OB/OGたちを中心にカントリー&ウエスタンなどアメリカ音楽愛好者が21世紀を迎える頃から集まるようになったオトナのクラブ活動。
日頃、ダンス、歌、フィドル部会に分かれてのレッスンや、アメリカ音楽への造詣を深める勉強会などで交流を楽しみながら約10年続いています。この間メンバーの入れ替わりはありますが、私にとっては友人・知人の輪が広がる楽しい仲間たちです。
(会長のH氏は、60+になってからギターの弾き語りに転向?)
(”CLUB21の歌姫”K子さん:
讃美歌をアレンジしたりレパートリーも豊富。
ケアホームのお年寄り訪問ライブ活動も)
(ステージの場数を踏み、皆、堂々としたステージ。
お孫さんの居る方も)
今年も”ケン川越&ウエスタン・クルナーズ“をゲストバンドに迎えたライブでは、仲間たちが次々とステージにあがり、カントリー&ウエスタンをはじめアメリカ音楽のスタンダードナンバーなどを生バンドをバックに堂々の歌いぶりで楽しませてくれました。
(フィドル部会の演奏:
50+になってヴァイオリンを始めたM子さんは、仕事も介護も・・・)
(フィドル部会、新メンバーのチェリスト:
60+でチェロを習い始めた元銀行マン)
(“Happy Times”のお二人は街のイベント会場でもステージ活動)
メンバーの中には、学生時代からバンドをやっていた人や、ライブハウスなどのステージ経験者もいますが、このクラブが縁となって50の手習いどころか60の手習いの方も・・・
(ライバル校OB“Hot Stompers”:
”セントルイス・ブルース”などお馴染みのナンバーを熱演)
(クラリネット担当の方は、お嬢さんの結婚式にも演奏した“Memories of you”を)
(元会長K氏とイチロー・マニアのN氏もジャズに挑戦)
今回は母校のライバル大学出身者で、平均年齢65+のメンバーが本格的なディキシーランドジャズを演奏するバンドを特別ゲストにお迎えしたので、さながら大学対抗バンド合戦のような雰囲気でした。
(カントリーダンスのM先生はいつも素敵な衣装で華麗なステップを披露)
(客席はダンスタイムで大盛り上がり)
ライブパーティの最後、客席は生バンドのダンスタイムで大盛り上がり、名残を惜しみながらの閉会となりました。
リタイア世代になったら悠々自適の生活ができると思っていたのに、団塊の世代は、まだ生活や親の介護の担い手として期待され、低金利と未曽有の大不況で年金問題など老後の不安。
女性も家事や介護・孫の育児の手助けなどを求められてため息がでることも・・・
でも、60+になってからだって自分のやりたいことに挑戦している『CLUB21』の仲間たちを見ていると勇気づけられる思いです。
そういえば「八ヶ岳農場音楽祭」で登紀子さんと一緒に皆で大合唱した”Never give up tomorrow“には、こんな歌詞があります。(歌手生活40周年記念アルバム「今があしたと出逢うとき」に収録されています)
♪♪♪ 明日はきっともっとずっといい ♪♪♪
♪♪♪ Never give up tomorrow ♪♪♪
♪♪♪ 今日よりきっともっとずっとましさ ♪♪♪
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