自宅でラベンダー栽培に挑戦したけれど・・・ [お気に入り]
(南仏プロヴァンス:セナンク修道院へのアプローチはスリリングな崖沿いの道路)
(セナンク修道院の庭に広がるラベンダー畑:
中に入れずフェンス越しに・・・)
毎年、ラべンダーの開花時期になると、ラべンダーの香りが大好きな私は紫色のラべンダー畑に立っている自分を夢見ます。
数年前には、南仏プロバンスの「セナンク修道院」 まで出かけて、ラべンダー畑の素晴らしい景観を堪能しましたが、遠くから眺めるだけで畑の中に立ち入ることはかないませんでした。
(中央高速双葉SAのハーブガーデン)
最近は、関東近県でもハーブガーデンでラべンダーを栽培しているところが結構あるようなのですが、開花時期が梅雨時と重なるためなかなかお出かけのチャンスがありません。以前、たまたま通りかかった中央高速「双葉SA」のハーブガーデンで満開のラベンダー畑を見つけたときはとても感激したのですが、先を急がなければ行けない事情があり、ゆっくり鑑賞することができませんでした。
ラべンダーは、古来より香料の原料に使われていますが、生花としては殆ど流通していないようです。湿度に弱く2-3日で落花してしまうデリケートなラベンダーですが、生協の共同購入で切り花を入手したことがあり、ドライフラワーにして、ポプリを作って芳香剤代わりに廊下に吊しておきました。
(6月13日:ラベンダーが開花)
(ほのかに香るラベンダー)
さて、今年は少し欲が出て、ラベンダーの苗木を買って栽培にチャレンジしてみました。
生協から届いた小さなポットに植えられた苗木2本を説明書通りに大きめの鉢に植え替えました。イングリッシュ系のラベンダーは高温多湿を嫌うというので、バルコニーのよく日の当たる風通しの良い場所に鉢をおき、水をやりすぎないように注意しました。
6月中旬、紫色の小さなつぼみが膨らみ、顔を近づけるとほんのりとラベンダーの香りがするようになりました。少しずつ花が開きました。
(6月16日:今年のラベンダーはこれが満開?)
鉢一杯に紫色の花が広がるイメージだったのですが、つぼみの数が増えない内に、花が枯れ始めるという予想外の展開に・・・
切り花を買っても、すぐに散ってしまうので花の命が短いことは知っていましたが、それにしても、つぼみの数があまりにも少な過ぎました。
むせかえるようなラベンダーの香りに包まれたかったのに・・・残念!
(ラベンダーの切り花:届いた日にこんなに落花)
(ラベンダーはドライフラワーにしてポプリに)
せめてポプリくらいは作りたいと思って、全部枯れてしまう前に花の枝を切ることにしました。収穫できたラベンダーは少しだけだったので、今年も生協で切り花を購入しました。こちらはたくさん花が咲いており、部屋の中にラベンダーの香りが漂っています。落花のスピードが速いので落ちた花はすぐに乾燥するように紙の上に広げてあります。
鉢植えで来年たくさんの花を咲かせるためには、夏の高温多湿に注意して、9月には伸びすぎた枝や混み合っている部分の枝を切り取ってやらないといけないようです。冬は、0度以下にならなければ戸外でも大丈夫といいますが、東京は微妙な温度帯です。マンション暮らしなので鉢の置き場所に悩みます。
そういえば、苗木を買ってから一度も肥料をやらなかったことを思い出しました。肥料の与えすぎは良くないそうですが、全く何もやらなかったのも敗因でしょうか。
コメント 0