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フランス流紅茶芸術、『香り』がやみつきになるロシア風紅茶「KUSUMI TEA」 [お気に入り]

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(カラフルなラベル・デザイン)
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(「KUSUMI TEA」ティールーム)

お茶、特に紅茶や中国茶に花や果実などがミックスされた「フレーバーティー」や「ブレンドティー」を色々取り揃えておき、気分に合わせた『香り』を楽しむのがマイ・ブームです。

紅茶というと「イングリッシュ・ティー」のイメージがありますが、「ティー・タイム」に飲むならどちらかというとフランス流が最近の私好みです。フランスでは砂糖やミルクを加えずに「香り」を楽しむ「フレーバー・ティー」がよく飲まれますが、「フォション」のアップルティは昔からおなじみですね。

フランスで最初に紅茶を輸入した「マリアージュ・フレール」の「マルコポーロ」や、マカロンでおなじみの「ラデュレ」の「マリー・アントワネット」などは比較的万人向きだと思いますが、私は香りがきつい故に敬遠されがちなお茶も好んで飲む方です。

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(5種のミニ缶セットはおみやげにもぴったり)

パリのロシア風紅茶「KUSUMI TEAは、私のお気に入りブランドですが、最初にみつけたのは2003年夏、パリの老舗デパートボン・マルシェでした。5種フレーバーのミニ缶セットのカラフルなパッケージがかわいらしく、おみやげにもぴったりと思い、1缶ずつ友人たちにもおすそ分けしました。

「KUSUMI TEA」には結構くせの強いフレーバーもありますが、もし好みの味がみつかったら、日本でもニューヨーク発のセレクト食品ショップ「DEAN & DELUCA」などでレギュラーサイズの缶入りが入手できます。

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「KUSUMI TEA」の中で「花束」と名づけられたお茶は飲みやすいフレーバーで、ティー・バッグもありますが、ブレンドした茶葉にレモン、ベルガモット、オレンジ、ライム、マンダリンオレンジの香りが調合された華やかな香りの紅茶は、さすが『香り』の文化の国の商品と思わせる優雅なティー・タイムを演出してくれます。

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今回のパリ旅行では、サン・ジェルマン・デ・プレ界隈にある「KUSUMI TEA」店舗の二階に最近オープンしたティールームに行ってきました

帝政ロシア時代の1867年、サンクト・ペテルブルクでクスミチョフが創業した頃は、皇帝御用達の茶商だったそうですが、1917年のロシア革命によりフランスに亡命。ロシアでのお茶のノウハウを生かしつつ、『香り』を楽しむロシア風のお茶の販売をはじめ、今ではフランス国内では知名度の高いブランドになっていますが、最近はデトックス茶なども販売しています。

ベージュと赤を基調にしたインテリアのティールームは、朝からみぞれ混じりの雨が降るという悪天候のせいか私たちのほかには日本人カップル1組のみでとても静かでした。

英語のメニューを渡されましたが、茶葉の種類があまりにも多く、説明を読みながら考え込むことしばし・・・(店舗には70種類以上あるようです)
娘は、初めて見た名前のお茶にチャレンジしましたが、私はあれこれ悩んだ末に結局、帝政ロシア時代の古都の名前がついたロマンチックな甘いお茶「サンクト・ペテルブルク」に決めました。「ズブロッカ」という名前のお茶にも惹かれたのですが、バッファローグラスの香りだけならまだしも、もしウォッ入りだったら酔っ払ってしまいそうです。

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(クレーム・ブリュレはかなり甘い)

ところが、もうひとつのお目当て、ガイドブックに写真が載っていたクレーム・ブリュレがメニューには見当たりません。
日本の鉄瓶にいれてサービスされたお茶を飲み始めたら、他の日本人客の席にはお茶と一緒にデザートの皿が運ばれてきたので、私たちも勇気を出して(?)スタッフのお兄さんに手元のガイドブックの写真を見せてクレーム・ブリュレを無事注文できました。
海外旅行では、写真が豊富な最新のガイドブックを持ち歩くことにしていますが、今回も役立ちました。

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(エキゾチックなKUSUMI TEA、ロシアでは富裕層向け?)

「KUSUMI TEA」は、アメリカだけでなく、ロンドンやベルリンにも進出しているようですが、近年、ロシアにも里帰りを果たしたそうです。

さて、今回自宅用に購入したミニ缶セットは、2種類。
定番のロシアン・フレーバーの詰め合わせともうひとつ、クリスマスティやチョコレート・スパイスが入っているセットは季節限定でしょうか。
娘は、友人のお土産用にと、中国の緑茶シリーズのセットを購入したようです。
一時期、キャラメルフレーバーの紅茶にはまったことがありますが、チョコレート・スパイスのお茶は初めてです。お茶の甘い香りでチョコを食べた気分になれたら少しはダイエットになるでしょうか?
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THE N

ロシアンteaは大好きなジミーペイジの愛飲だと…紅茶にママレードじゃなかったんですかぁ.ズブロッカは同じバントのボンゾが大量に飲んで亡くなりました.二つの関連が有るなんて…不思議に思いました.ざん=私もズブロッカは飲みましたが気絶して路上で寝てました…雨で起きました.25年前です.止めた方がいいと思いますョ.
by THE N (2009-12-11 23:16) 

ジョージ

ご訪問ありがとうございます。

「KUSUMI TEA」は、創業者がロシア出身のロシア風紅茶ですが、パリに本拠があるので、ジャムなどを入れて飲むよりもフレーバーの香りを楽しむ紅茶だと思います。
そういう意味で、いわゆるロシアンティとはちょっと違うように思いますが、私はロシアンティには詳しくないのでよくわかりません。

ズブロッカは、私も20年以上前に友人宅で飲んだことがありますが、お酒が弱いのでなめる程度にとどめておきました。でも、あのバッファローグラスのにおいは個性的だったので、紅茶のフレーバーにしたらどんな風になるのかはちょっと興味があります。(味見ができたらそれで十分です)
by ジョージ (2009-12-12 17:21) 

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