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神戸市・王子動物園でパンダの赤ちゃん誕生! [パンダ]

現在日本国内でパンダが飼育されているのは、南紀・白浜のアドベンチャーワールドと神戸市・王子動物園の2箇所です。8月26日午後、神戸市・王子動物のカップル「興興(コウコウ)」と「旦旦(タンタン)」の間に待望の赤ちゃんが誕生しました。赤ちゃんパンダの性別はまだわかりませんが、母子とも元気に生活しているとのこと。本当にうれしいニュースです。パンダは大変デリケートな動物なので、当分の間、パンダ館は閉鎖し、赤ちゃんパンダは3ヶ月後くらいに一般公開になる予定。
(王子動物園のHPには赤ちゃん誕生時の様子がわかります。→http://ojizoo.jp/


<赤ちゃんパンダの一般公開の方法は、飼育施設によって対応が異なる>

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四川省・成都パンダ繁殖基地:保育器内の生後数週間の赤ちゃんパンダ。地肌はまだピンク色)
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ウイーン・シェーンブルン動物園:産室の母子のモニターカメラ映像。屋外展示場デビューは生後6ヶ月頃)
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南紀白浜・アドベンチャーワールド:屋内産室で公開中の生後55日目のパンダ母子)


王子動物園には、2000年7月に初代「興興」と「旦旦」が来日し、一日も早い赤ちゃんパンダの誕生が望まれていましたが、オスだと思われていた初代「興興」は、生殖機能に問題があるということで帰国。かわりに来日した2代目「興興」と「旦旦」のカップルは、2003年以降何度か自然交配や人工授精を試みるも赤ちゃん誕生には至っていませんでした。特に昨年は死産という残念な結果だっただけに関係者の喜びもひとしおでしょう。

さらに、王子動物園のパンダたちは、5月の四川大地震で甚大な被害があった臥龍のパンダ保護センターの出身。王子動物園のパンダ出産に備えて指導に来てくれるはずだった臥龍のスタッフが来日できなくなり、日本人スタッフだけで出産を見守ることになったとか。地震の影響はこんなところにも及んでいました。

私は、王子動物園にはまだ行ったことがないので、赤ちゃんだが一般公開されるようになったらぜひ駆けつけたいと楽しみにしています。

ところで、オスということで来日した初代「興興」ですが、帰国して精密検査を受けた結果、実はメスであったことが判明。機能的に不都合があった部位を治療し、昨年立派な赤ちゃんパンダを出産しています。
生まれたばかりのパンダの性別というのは非常に見分けにくく、雌雄の取り違えはよくあることとききますが、大人になってから判明したのは珍しいとか。

明日から、映画「パンダフルライフ」が全国公開されます。成都と南紀白浜のパンダたちが沢山登場するドキュメンタリー。きっとかわいい赤ちゃんパンダにも会えるはず・・・
パンダ好きも、まだパンダを好きになっていない人も映画館へGO!


《追記:悲しいお知らせ》

王子動物園に赤ちゃんパンダが生まれましたといううれしいニュースをアップしたばかりなのに、先ほど、その赤ちゃんパンダが生後4日目で死亡してしまったという悲しいお知らせをがありました。
誕生時の様子では元気そうに見えた赤ちゃんですが、母乳を飲んでいるかどうか確認できていないという報道もあり、心配していました。
パンダの赤ちゃんは乳児死亡率が高く、6ヶ月以降にならないと安心できないときいたことがありますが本当に残念です。たしか、臥龍の網網くん誕生の時も、初産だった毛毛母さんが、授乳せずに赤ちゃんをひたすら抱きしめていたので心配したスタッフが赤ちゃんを取り上げて、人口ほ乳に切り替えて事なきを得たとかきいた記憶があります。
死亡原因は現在調査中とのことですが、もし臥龍からベテランスタッフが応援に来てくれていたら・・・との思いがあります。
天国に行ってしまったパンダの赤ちゃん、どうぞ安らかに。




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