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7月のプロヴァンスで、ラヴェンダー色に染まりたかった・・・ [海外旅行]

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(プロヴァンスで買ったラヴェンダーのポプリ)

私は、ポプリやエッセンシャル・オイルなど、ラヴェンダーの心安らぐ香りが好きです

夜、枕元においたポプリの、ラヴェンダーの香りがほのかに感じられると安眠できるような気がします。
ラヴェンダーといえば日本では北海道・富良野が有名ですが、やはり南仏のプロヴァンスが本場だと思い、2005年の7月、南仏を巡るパッケージツアーに参加しました

ツアーのパンフレットには、イメージ写真と“6月下旬から7月中旬頃、プロヴァンス地方の村々は、紫のラヴェンダーの花が咲き、その香りに包まれます。(年により開花時期が異なります)”とあり、ラヴェンダーの想定開花時期に合わせてツアーが設定されていました。

ガイドブックには、“この時期にプロヴァンスを訪れたなら、青紫の絨毯を敷き詰めたようなラヴェンダー畑がどこまでも続く風景を見ることが出来るだろう”という記述とラヴェンダー畑の写真。

ラヴェンダーには高級な香水の原料になるものと、安価な石けんなど生活雑貨に使われるものと2種類あることもガイドブックから知りました。

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(雑誌のグラビアが、”芳醇な香りの楽園”に誘う)

さらに、出発の前に雑誌でみたプロヴァンス地方への旅の特集記事には、“ただ呼吸するだけで心が満ち足りる楽園”とまで書いてありました。ラヴェンダー色に染まる自分をイメージして、いやが上にも期待が高まります。
花の見頃は、自然相手なので天候次第と心配していましたが、どうやら私たちのグループは、ラヴェンダーの開花にうまくヒットしたようです。

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(「セナンク修道院」への”危険な”道路。
左手の下の方に修道院の建物が見える)

ツアーの4日目、私たちのバスは、アヴィニョンの観光後、ラヴェンダーの名所という「セナンク修道院」に向かいました。

絶景ポイントと呼ばれる観光地は、往々にして、急峻な崖地にあったりしますが、目的地、「セナンク修道院」に向かう道は想像を超えた厳しさでした。狭い道路なのに一方通行ではなく、対向車との行き交いは本当にミリ単位?大型の観光バス同士が重なったときは、目をつぶってしまいそうなほど路肩ギリギリを通ります。左側の深い谷の下の方に、目的地が見えてきましたが、上からのラヴェンダー畑の眺めを楽しもうと路上駐車しているクルマまでいました。修道院に行くはずが、天国への思わぬショートカットになりそうではらはらしました。

幸い、バスのドライバーさんが冷静沈着で運転テクニックも素晴らしかったので、無事修道院の駐車場に到着。

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(「セナンク修道院」のラヴェンダー畑)

たしかに見渡す限りラヴェンダー畑が広がっており、まったく人の姿が見えない美しい光景でした。
「富良野あたりでは、人出が多すぎてこんな風景にはなりません」とはガイドさんの説明。
でも、夕方で修道院の門は堅く閉じており、青紫の絨毯を敷き詰めたようなラヴェンダー畑に近づくことはできませんでした。自分がラヴェンダー色に染まって、むせかえるような香りに包まれる夢は、夢のままに終わりました。

「セナンク修道院」から近くのゴルドという古いお城のある町へ出る帰り道は、殆ど危険を感じないルートでした。
そんなことなら多少遠回りになっていいから安全なルートを通れば良いのにと思いましたが、どうやらこのラヴェンダー観光コースは、同じ会社で現在販売しているツアーからは外されたようです。

海外で、ツアー客を乗せたバスの転落事故で死傷者が出たというニュースをきくと、この2度と通りたくない『天国への近道』のことを思い出します。
関東地方にも、菖蒲町などラヴェンダーが沢山見られる場所があることが最近わかりましたが、もしも、プロヴァンスに行く機会がもう一度できたなら、今度こそ雑誌に出ていたラヴェンダー街道に行く夢はまだあきらめていない私です。

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★昨年6月末、原村からの帰途、トイレ休憩で立ち寄った中央高速「双葉SA」のハーブガーデンにラヴェンダーが咲き乱れているのを発見。これは、香水ではなく、石けんなどの原料になる方のラヴェンダー?


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