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女性の『一人晩ご飯』 [リタイア生活]



元の会社の同僚でもあった親しい知人男性が思いがけない病に倒れて入院しました。
私より一回り以上若くまだ40代なのに、「高血圧性脳内出血」で開頭手術を受けた結果、ろれつが回らないと言う症状はなくなり片半身の麻痺はあるものの生命の危機は脱出。これからリハビリ専門病院での治療ということで、長期入院を余儀なくされそうです。
私は昔からコレステロール値が非常に高く、血圧も若い頃は低血圧気味だったのが改善されたと思ったら、理想の数値より上昇気味なので脳血管系の病気は他人事ではありません。

さて、少し落ち着いた状態の彼が今心配しているのは、子供のいない奥さんのひとりぼっちの晩ご飯のこと。いつも頼りにしていた夫が急に倒れこの先の見通しがつかない心労もあり、仕事を終えてからの病院見舞いから帰宅後はただでさえ食欲がないでしょう。自分で晩ご飯の支度をするには疲れているし、かといって一人で外食する習慣がないので外で食べて帰るのも気が進まないということでありあわせのもので簡単にすませてしまいがち。
一人暮らしの経験がなく、結婚後は、夫の帰宅が遅くなっても晩ご飯は一緒に食べ、外食する時もいつも夫と一緒という女性の場合、『一人晩ご飯』が毎日続くことに慣れていないのです。
今回、予期せぬ“一人暮らし状態”になった知人の奥さんの『一人晩ご飯』のことで、今更ではありますが、『女性が一人で暮らす老後の食事』について考えさせられました。今は同居の家族がいても、最後に女性が一人暮らしになる確率は高いのです。
普段家族と同居していれば、たまに一人の晩ご飯になることがあってもあまり気になりませんが、長期ともなると毎日一人分の食事の支度をするのが苦痛になる日もあります。私もこれまで一人暮らしの経験がなく、一人分の料理作りは苦手です。デパ地下やスーパーなどのお総菜売り場には、単身者を意識したものが増えてきましたが、たまに食べればおいしいものも毎日続くとなると飽きてしまいます。
妻に先立たれた男性は、料理ができないと寿命を縮めることがあると言いますが、女性だってバランスの悪い食事になりがちです。
冬場は特に暖かい汁物や鍋料理が恋しくなりますが、酒飲みであれば、居酒屋で手軽に食べられるメニューでも、ふだんひとりで居酒屋に立ち寄る習慣がないのでちょっと抵抗があります。
ファミレス以外にも、女性が気兼ねなく一人の晩ご飯を楽しめるお店が住宅街にあるとよいのですが。
“一人暮らしとは孤独と向き合って暮らすこと”とはよく言いますが、まずは家族連れの多いファミレスであっても『一人晩ご飯』を悠々と楽しめるような精神的な強さを日頃から鍛えておかないといけないと思ったのでした。
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コメント 2

元気☆姉さん

こんばんは~
お初でコメントさせていただきます。
単身の私は(息子は同居ですが殆ど食べません)その気持ちがわかります。
でもね?長く「一人ご飯」していると、きちんと作ります。
たまには手抜きになりますけど、基本は作りますよ~

生活が人を変えてくれます。
自身の努力も必要ですけどね。
いつまでも悲劇のヒロインでは、生活が成り立ちませんもの。
「明るく・元気で・前向きに~♪」
by 元気☆姉さん (2008-03-01 19:30) 

ジョージ

幸い、知人のリハビリも順調にすすみ、奥さんもご飯を作る元気が出てきたそうです。
私も、健康であるためにも、「食べること」に手を抜きすぎないようがんばります。

「明るく・元気で・前向きに~♪」
この言葉はいいですね。

by ジョージ (2008-03-02 19:06) 

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